ブルーブラッドヴァンパイア

blue blood vampire

ブルーブラッドヴァンパイア
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神9
  • 萌×28
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
8
得点
103
評価数
31
平均
3.5 / 5
神率
29%
著者
冥花すゐ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
茜新社
レーベル
EDGE COMIX
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784863498983

あらすじ

最強の吸血鬼の婚約者(フィアンセ)は、 吸血鬼を最も憎むヴァンパイアハンター


■あらすじ■
永遠の時を生きる始祖吸血鬼のアジュールは、敵意をむきだしに戦いを挑んできた
ヴァンパイアハンターの秋夜(しゅうや)に興味を抱き、ゲームを提案する。
この彼岸花(リコリス)が枯れるまで、秋夜がアジュールを愛するようになれば
花嫁に。そうでなければ、なんでも望みをかなえよう…と。
そして、最強の吸血鬼の婚約者となった秋夜の運命は…!?


■収録作品■
1話 宿敵
2話 誘惑
3話 命
4話 死
5話 受命
6話 月光
番外 共喰

表題作ブルーブラッドヴァンパイア

始祖吸血鬼,1000歳
ヴァンパイアハンター,18歳

その他の収録作品

  • 番外 共喰
  • キャラクターデザイン設定画

レビュー投稿数8

絵と雰囲気は好きです

表紙買いしましたが絵と雰囲気は大変好みで楽しめました。

ですが、いかんせん展開が速すぎて不完全燃焼です。
前情報なしの初見で総集編三部作映画の二部から観たような気分です。

数巻かけて読みたい作品でした

0

終わり方で全て吹っ飛んだ

なかなか残酷なお話でしたが、それはそれで楽しむことができました。

個人的な感じ方かもしれませんが、1つ1つの要素がどこかブツ切れのように感じてしまいまして...
雰囲気は好きだけれど、想像していたよりはあっさりとしていた過程だと思いながらたどり着いた最後。

終わり方にぞくぞくと来ました。
始祖吸血鬼を滅ぼすということは、アジュールも消してしまうということ?
自分自身を滅ぼしてしまうのでしょうか。

アジュールが一族を滅ぼして、彼自身もいなくなれば秋夜の願いは叶えられる。
吸血鬼に完全に取り込まれてしまったように見えて、秋夜の方が上手だったように感じました。

冥花すゐ先生は初めて読みましたが、唯一無二の雰囲気にぞくぞくとさせられました。読んでいて楽しかったです。

0

夏といえばヴァンパイア

いや、この作品、お話の設定としては、季節は秋で、彼岸花がメインモチーフなんですけどね、読んでいる今現在が、気温34度の真夏日なので、こう、ヴァンパイならではのひんやり感が気持ちいい。
そして、どんな季節でも、基本的にヴァンパイアは、もう、ヴァンパイアってだけで、自動的に神認定しちゃうほど性癖なんです。
オマケに茜新社のEDGEコミックも、個人的にハズレのないレーベルだし。
なので、まあ、神以外の評価はあり得ないって事で。

1

愛と狂気

この世界観、ホント好きです。
もうそれだけ。
じっくりと読み直したいと思います。

4

狂気の沙汰も愛次第。

 狂気と殺戮。美しいエロス。
 ヴァンパイアの始祖である青い血を保つ者アンジュール。絶対的強さを持ち1000年の時を生きる。
 若きヴァンパイアハンター四方堂秋夜。

 青い目をした始祖吸血鬼には逆らうな。
 育ての父の遺言のような言葉。

 読む人を選ぶ作品ではあるが、
私は狂気の中でも平常に見えるアンジュールと常識から狂気へ変わりアンジュールを虜にする秋夜がいつの間にか逆転して、
狂気に潤んだ瞳に変わるアンジュールと
目が死んだ様になる秋夜の変わり様に
背中がゾクゾクしてたまらない。


 ディープで濃く濃密な時間に酔い狂う作品。
 

3

少年漫画のラスボス×正義系主人公のようなCP

ハッキリ言って、万人受けはしません。
初っ端からバンバン人が死ぬし、何なら小さな子供も犠牲になっています(小動物が死ぬ描写は無いので、動物好きさんはご安心を…)

かなり血みどろな内容で痛々しい描写が多く、スプラッター物が苦手な方はご注意を…。
BLと言うより、少年(青年)漫画のような世界観でした(でもガッツリエロがあります!)

【ラスボス×正義系主人公】のようなCPが好きなら性癖に刺さるかと!復讐心と正義感溢れる受が倒錯的な攻に翻弄されて、堕ちていく姿に萌えました……!!
しかし、主人公も単純に堕ちると言うよりは…?な印象で、丁寧に練られた展開に夢中になって読了しました。

最終的に二人の関係はBL的なラブと言うより、互いにクソデカ感情を向けるバディ(相棒では無く、利害の一致で共に生きていくような関係性)のように感じます。

この作品が少年漫画なら「エピソード0」の様な印象で、この先、アジュールと秋夜のコンビが『始祖吸血鬼退治』の旅に出かけても不思議じゃない…⁉︎
そんなダークファンタジー物の少年(青年)漫画のような続きを妄想してしまいました。

▶︎紙購入/枠なしトーン修正+刻み海苔(筋描き込み有)

7

ゲームに勝ったのは?

冥花すゐ先生の吸血鬼のお話でした。それだけでワクワクします。
面白かったです。
だだ、甘さとかわかりやすいラブはなくて、何といいますか、戦って抗っていました。


ヴァンパイアハンターの秋夜は、ブルーブラッドヴァンパイア(始祖吸血鬼の一族)のアジュールに見初められ(執着?)、彼岸花が枯れるまで恋人に。それまでにアジュールを愛せば花嫁に、そうでなければ望みを叶えると一方的にゲームを持ちかけてきます。



※※ここからは自分なりの考えと感想を書いています。
ネタバレも含む内容になるかもしれないのでお気をつけ下さい※※













アジュールは1000年も生きている吸血鬼なので、浮世離れをしているし、あまりにも人間の感覚と違いすぎて
なんで恋人にそんなことしたり見せたりするの?
となりました。
でも多分、アジュールはアジュールなりに愛しているつもりなのだろうな。
わかりやすい愛の形ではなかったので、やや難解ではありました。
アジュールにとって渇きを満たす相手となった秋夜。 アジュールにとって愛は痛みを伴うもの。秋夜は痛みや苦しみを与えてくれる存在。
喰っているようで喰われてる。いや、お互い様だから共喰いなのかな?
読み返すとまた新たな気付きがあって、スルメ感のあるお話でした。

このお話から萌えや浄化やハッピーは摂取できないと思います。どちらかといえば、聡美で甘美でかなりダークな雰囲気。
でも面白かったですし、とても好きなお話です。

10

好みが分かれそうな作品ではあるが。

作家買い。

冥花さんはもともとダークな世界観のお話を描かれることが多い作家さまですが、今作品はその中でもちょっと突き抜けた感のあるダークさを孕む作品だったように思います。タイトルからもわかるようにヴァンパイアものですが、BLに多く見られる作品のようにダークながらも甘い、といった体を成した作品ではありません。流血描写も死の描写もかなりありますし、甘々な作品を好まれる方には若干ハードルが高い作品かと思われます。

ネタバレ含んでいます。ご注意ください。





秋夜はヴァンパイアハンター。
ヴァンパイアに血を吸われてしまうと、その吸われた人もヴァンパイアになってしまう。ヴァンパイアの被害に遭う人をなくすため、彼は日々奮闘している。

そんな彼は、ある日一人のヴァンパイアに会う。そのヴァンパイアは、「ブルーブラッドヴァンパイア」と呼ばれる、ヴァンパイアの始祖・アジュールで―。

秋夜はヴァンパイアハンターとして闘っていますが、彼がなぜハンターになったのか、なぜハンターになることができたのか、という部分が少しずつ見えてきます。ブルーブラッドヴァンパイアに会ったら、倒そうとせずに逃げろと口酸っぱくして言われていた秋夜。が、その教えに反しアジュールを倒そうとする理由が、秋夜にはあってー。

秋夜に執着するアジュールと、アジュールを滅そうとする秋夜。
そんな構図を思い描きながら読み進めましたが。

んー。
アジュールは秋夜に固執し、抱きつぶしますが、そこにいわゆる恋愛感情があるわけではない。アジュールは彼なりの想いがあるのですが、BL的な、というんでしょうかね。愛情があって固執しているわけではないので甘さは皆無です。

そして秋夜の方も。
アジュールを滅そうとして失敗して、そしてアジュールの「花嫁」となってしまうわけですが、彼の方にもアジュールに対する恋心があるわけではない。アジュールに、まるでおもちゃのように、壊れるまで抱きつぶされる秋夜ではありますが、そこから彼が這い上がってくる部分がおそらく今作品のキモだと思われます。そうまでして彼を突き動かすものとは一体。カッコいいのですが、彼が愛しているのは、アジュールではなくって「あの人」なんじゃないかなあ、と思いました(「あの人」に関してはぜひとも手に取って確認していただきたいです)。

秋夜は、自分の目的のためにアジュールにあることをさせますが、その目的の果てに何があるのか。アジュールは最後、一体どうするのか。ハピエン、なのかな。メリバなのだと私は感じましたが、この結末の感想は人それぞれなのかもしれません。

評価が凄くい難しくって、この作品の持つ世界観は冥花さんにしか描けないと思う。そういった意味で、唯一無二の作品なのだと思います。ストーリーも予想を裏切る展開で面白いんですよ、とっても。ただ、BL的な萌えがあるかと問われると、うーん。といった感じ。愛、というよりは執着、あるいは共依存、そんな感じなのかも。彼らは彼らでしか、ハマるピースがない。唯一無二の存在ではあるのです。

BL的な萌え、という部分ではなく、面白さという部分に焦点を当てて、評価は萌え×2で。

6

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