パパ×パパ ~αとΩで夫夫やってます~

papa×papa alpha to omega de fuufu yattemasu

パパ×パパ ~αとΩで夫夫やってます~
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神38
  • 萌×223
  • 萌11
  • 中立0
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
315
評価数
73
平均
4.3 / 5
神率
52.1%
著者
近藤旭 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
シリーズ
パパ×パパ ~αとΩで夫夫やってます~
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784041124055

あらすじ

主夫小説家のα×ガテン系のΩ、家族4人のオメガバース・ファミリーBL

Ωだけどガテン系のこーすけは、作家で主夫αの遥と二人の子供・まりんと陽介の四人家族。
Ωであること、家事育児と仕事…。
大変なことも理不尽なこともあるけれど、日々の暮らしは楽しさに満ちている。
それはただ一人の番・遥が溢れるほどの愛情をそそいでくれるから――…。

夫夫の暮らしを丁寧に描くオメガバース・ファミリーBL!

表題作パパ×パパ ~αとΩで夫夫やってます~

遥,小説家,α,27歳
こーすけ,設備会社経営者,Ω,29歳

その他の収録作品

  • αとΩの夫夫の日常(描き下ろし)

レビュー投稿数7

日常が最高

 オメガバースの夫夫の子育てBLで、ジェンダーについて考えてしまいました。
 ジェンダーというと大袈裟だけど、男は男らしくという役割期待のようなもの。
 Ωのこーすけは短髪やんちゃな感じのガテン系、αの遙はふんわりとした雰囲気の児童文学作家と一見逆のイメージのある二人。
 でも、こーすけは実は可愛いもの好き、ピンク色好きだし、子供の頃の夢は素敵な王子様に見初められる可愛いお嫁さんだし、女児用食玩を買ってもらえなかった過去を持つ。
 家業である設備屋の仕事を継ぐため、Ωだとなめられないように、乙女な自分を全て封印して体を鍛え、ガテンな見た目を作り上げてきた。
 おかげで職人としても経営者としても有能、Ωを差別する同業者に言い返してくれるような社員にも恵まれている。
 二人の子供の姉弟である、ストーリート系ファッションを好み鳶職を夢見るαっぽいまりんと、乙女系の陽太は性別に囚われない自由さを感じる。  
 だからこそ、こーすけが捨てなければならなかった過去の自分が切ない。

 ただ、遥だけはこーすけの苦悩を察してさりげなくフォローしてくれる。
 こーすけが自分には似合わないと照れて遠慮するピンク色のシャツをプレゼントしたり、仕事中ヒートの余韻がぶり返し、Ωの本能を嫌悪するこーすけを綺麗だと激しく抱いたり。
 二人が似合いのカップルだということが、日常の描写のみで伝わってくる。
 
 この話が斬新だと思うのは、皆が一番知りたいであろう二人の出会いについては、現時点では触れられていないこと。(これから出てくるのかも知れないけど)
 セリフやモノローグなどで少し語られるけど、過去は読者の想像に任されている。結婚が遥の親に認められていないこと、昔はスーツ姿で笑わなかった遥。遥が育ちの良い坊ちゃんだということ。こーすけが兄さん女房だということ。
 回想シーンは物語が停滞するので、これはこれでアリだと思います。
 是非、二人の馴れ初めも含めて続編を希望します。

5

幸せの形が見えました

とても可愛らしい、幸せが詰まった表紙に惹かれて購入。
こちらの作品はいい意味で思ってたのと違ってました。
主人公の二人の現在から回想編に突入、起承転結がしっかりある物語かと思えば、そうではなかったです。
タイトルや帯通り、子育てしながらお仕事も頑張っている、世間一般的に持っているαとΩのイメージと少し違う遥(α)とこーすけ(Ω)の話。
現在生きている彼らの話で、ちょっとした会話や思い出で過去のことが一瞬出てくるが、深掘りすることもなく、あくまで「現在」を中心に進んでいく物語。
日本のどこかでこの四人家族が生きているように感じてしまうほど、ありふれた日常が中に描かれています。(オメガバ設定を除いて)

ほのぼのだが深く考えさせられる場面もあり、ふんわりえっちではなく情事シーンも結構しっかり描写されてます。
読み終わって第一声が「これが幸せの形だ」と。心が満たされていて、しばらく余韻に浸り、この作品に出会えてよかったとすごく思いました。
αやΩだけでなく、男性や女性のイメージや趣味など、一般的なイメージに囚われて素直に好きなものを好きだと言えなかったふたりは、子どもに好きなように自由に生きてほしいと願い、そしてかわいいものが好きなら何歳だって胸を張って言って良いのだーーここ、結構胸に響いてきました。
そして子どもたちが本当にかわいいです。すごく癒されました。もっと彼らを読みたいと思いました

2

最高でした

最高でした。
Ωだから、αだからという固定概念に囚われることなくというのが良かった!



0

最高な家族愛

読み返す度家族っていいなって思えるとても素敵なほっこりする作品です。愛に溢れていて、読んでいるだけで心が浄化され、明日からも頑張ろうと思えます!

0

家族のかたち

Ωだから、αだから、とそれぞれの性にとらわれず、
お互いに支え合っている本当に愛しい家族の物語。

子供たちもかわいいし、こーすけとはるかも本当に可愛いくて、癒されました。

まさに理想の家族!

0

かわいい家族のオメガバ

オメガバース特有の激しいエロシーンはないです。
それでもαとΩならではの愛情と物語がありました。

近藤旭先生は家族や子どもの絵を描くのが上手だなぁと思います。
表情豊かな子どもへの絵は、とても優しく愛に溢れています。今までの作品よりもこの作品のようなBLが合っているかもしれません。

オメガバの世界でも生きづらいふたり。エリートサラリーマンを辞めて主夫として家庭を優しく守るαの遥と、男らしい見た目と仕事だけど女性らしく繊細なΩのこーすけ。
周りから逆じゃないかと思われたりプレッシャーや葛藤なんかもあったりしても、やっぱり遥はαらしいし、こーすけはΩらしいなぁとかわいいふたりのラブラブぶりを楽しく読めました。

きっと子どもも女の子のまりんはαで男の子の陽介はΩだろうし、大きくなったら辛い思いもするかもしれない。でも、遥とこーすけのパパパパがどちらも逞しく優しく成長をするんだろうなと
ふたりの子どもが大きくなった様子をまた読みたいと思います。

2

新刊が発売されたので

初読み作家さまでした。オメガバの夫夫もので子育てのお話が大好きなのと、続巻が出るということで電子で購入してみました。

とても画力があって誰にも好感が持てる絵だと思いました。オメガのこーすけは小さな設備会社を経営してて、見た目は男らしいガテン系のオメガなんです。彼のビジュアルがオメガとして新鮮で素敵でした。

そんなこーすけの長年の葛藤が今の時代にとてもフィットしてました。〇〇らしさという事に囚われている姿を悲しげに見つめる遥と、彼のこーすけを思う気持ちが深いのです。

家族の日常が子ども達の成長と共に淡々と描かれていてほのぼのとしてるんです。そこに仄暗い影を落とすのが遙の家族問題なんです。こーすけとの結婚を反対されたのを押し切ったとは描いてありましたが、作品には一切登場していませんでした。

アルファらしさとかオメガらしさと言ったことに苦しんで来たからこそ、子ども達にはありのままでいて欲しいと願う遥とこーすけの親としての考え方が素敵な作品でした。出会えて幸せだとお互いに伝え合う夫夫の姿が眩しかったです。

ただ他は淡々としてて盛り上がりに欠けたかなとは思いました。個人的にホッコリしたのは陽介の服はこーすけの手作りだという点です。

0

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