電子限定描き下ろし漫画付き
replicanat
冒頭、老人が幼い女の子に自分の昔話をするシーンから始まります。
回想シーンが本編です。
そして最後に現実に戻る…という、映画などでよく見かける構成でした。
一生を綴るお話をBLではあまり見かけないので新鮮でした。
舞台は近未来。
クローンの開発に勤しむ研究員の二人。
想いを寄せている攻めに見合い話が上がり、婚約そして結婚へ…。
せめてもの代わりでもいいからと、攻めのクローンを作り仕事を辞めて二人で見知らぬ地で暮らします。
ここまで書いておいてなんですが、そこから先はネタバレやレビューなしで読むことをオススメします。
電子なのでページ数は定かではありませんが、合冊版なのか気持ち少なめな感覚でした。
なので少し駆け足感。
読者としては、盛り上がる二人との温度差があり、最後には少し悔しくもありました。
もっとページ数が増えて丁寧に、たくさん二人のエピソードがあったら神評価でした。
初購入の作家さん。
サブタイからだいたい想像がついてしまう。
ドリーがわからない人はググる前にまず試し読みをおすすめします。
あ、獣人モノではないですよw
110ページくらいの作品なので細かい設定とか不明です。謎のトンデモ科学でも良いからもう少し長くしてエピソードを投入出来なかったのかな?もったいない気がします。
ネタバレ避けて感想を書くのが難しいのですが、どこかで見たような感じがします。
作者様オリジナルの切り口が見たかったので残念。
という訳で萌
『このお話は 狂気とエゴでできています』
そんな成分表示みたいな注意書きをつけたくなる
世界初の哺乳類の体細胞クローン それが羊のドリー
瞬間世界を賑わせ 羊年齢の6歳が人間に換算したら何歳になるのかわからないけど 短い生涯だったな ←またまた脱線中
お話は クローン技術を戦争で激減した人口回復のため利用する開発が盛んになった世界 唯一完璧なクローンを産み出すことができた国での
ある意味『光源氏計画』
Σうわッ! 盛大なネタバレじゃんww
会社の方針転換で 人口減の補助的な役割で開発したクローン人間を 人間を生かすための臓器提供者として販売することが決まり……ってそんな事態を クローンを自分の子どものように見ていた研究者が許せるはずもなく
研究者同士に交差する思いが見えた時点で想像はできるんですよ 想いを寄せる人のクローン創っちゃうんでしょ?と そんなところから結末は容易く読めるんですが そこの魅せ方ですよ
狂ってるのはいったいだれッ!
うううううううん 短い 短すぎる
恋い焦がれた結果がそこならと 諦めるしかない幸せな結末だけどまだ行けたはず
そう 狂気の連鎖を期待したくなるなるんですよ お話の魅せ方進ませ方がいいんでしょうけど 人間の欲深さと闇 タネあかしをされるまでの違和感を楽しませてくれる だからもっと深いものを求めたくなる
いやぁ うん ちょっと物足りなくはあるのだけれど
だかこそなのか? あたし この作家さまの病み クセになりそうだ