ワンコ系後輩刑事×美形先輩刑事(生霊)の、えっちな妄想と不可思議な現実が交錯するサイケデリックBL!

サイケデリア

psychedelia

サイケデリア
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神45
  • 萌×217
  • 萌10
  • 中立4
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
16
得点
327
評価数
77
平均
4.3 / 5
神率
58.4%
著者
高橋秀武 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
ホーム社
レーベル
アイズコミックス.Bloom
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784834265156

あらすじ

新米刑事の溝尻(みぞしり)は、物腰柔らかで見目麗しい先輩の日野(ひの)に、刑事としての憧れ以上の好意を寄せていた(性的な意味で)。

ある日、発砲事件の容疑者が逃走中との知らせを受け、溝尻と日野の二人は、張り込みを命じられる。その道中、一人コンビニに立ち寄った溝尻に聞こえてきたのは、銃声──。

それは逃走中の男が日野に向けて発砲した音だった。病院に搬送された日野は意識不明の重体に…。

上司から自宅謹慎を言いつけられた溝尻は、自責の念に苛まれながら自宅アパートに戻るが、そこで彼を迎えたのは、病院のベッドで意識を失っているはずの日野で──!!??



ワンコ系後輩刑事×美形先輩刑事(生霊)の、えっちな妄想と不可思議な現実が交錯するサイケデリックBL!

表題作サイケデリア

溝尻正平,新米刑事
日野虎之助,溝尻の先輩刑事

その他の収録作品

  • 番外編

レビュー投稿数16

男同士っぽさか良い

スティグマタが大好きなので、先生の新作が出たと知り速攻購入しました。独特のテンポやコマ割りが読んでいて楽しく、レトロな絵柄で設定は刑事だったり割と無骨なのにBLになっていく展開は、夢を見てるようです。
その人がいるから仕事を続けられる、小さい頃に影響を受けた人を大切にし続けられる、と言う人に出会えるって恋愛に限らず重要ですよね。
事後布団の中で抱き合っているの、二人が感じているように、両思いになれるって奇跡で幸せだなぁと思えました。

1

今の時期

刑事物だと意気込んで読んだら、ほぼ1日というか数時間のやり取りを1冊かけて見せるという特殊で強気なお話でした。その上ファンタジー。『スティグマタ』ともまた別物です。正直なところ人を選ぶ作品だと思う。まぁそもそも秀武先生の作品を手に取る方は好きな人か。
読むタイミングにも左右されそう。コロナ禍の最中に読むという要素もまた解像度を上げるのかなぁ。コロナとは書いてないけどね。生きてるって夢みたいだな。
秀武先生の絵柄の肉っぽい感じが好きでして、今作は裸も多く生感強めでした。

1

刑事の幽体離脱モノ

雪と松、スティグマタと読んできまして。
本作も刑事モノと知り購入。
そしてまた特殊設定。
おもしろかったです。

幽体離脱した日野からは溝尻に触れられるけど、逆はできない、という設定もよかった。
推測だけどその説明が理にかなっている気がして。これ重要ですよね。

溝尻が日野と対峙しながらも、妄想が挟まれて、ほわほわした雲のような中で行われているのもかわいかったです。
しかもそれが全て日野に伝わっていたというオチもいい。

日野のお顔が美しいですね。特に初期。
それに裸体、からみ絵もいい。前2作もそうでした。
擬音や声がなく、色っぽい。独特の味わいがあります。

刑事モノ、幽体離脱設定でしたが、ストーリーはシンプルでわかりやすかったです。

ただやっぱり気になってしまったのは、溝尻がほぼ目を見開いていたこと。
驚いたり、戸惑ったり、ビビったり。
そういう場面、キャラなのはわかるけど、ほぼほぼビックリした目だったのが苦手だし気になるし。
もっと普通の表情、伏し目がちなところが見たかった。少しそういう顔があって、とてもよかったですし。
雪と松の松庵、スティグマタの朝子も同じ表情が多かったので、作家さんはそういうのがお好きなんですかね。
冷静で美しいお顔×ほぼほぼビックリ顔のカップリングが。

1

二人芝居のような個性的なストーリー

「スティグマタ」「花と銀」既読。「花と銀」を調べてたら本作を見つけて、面白そうなので読んでみました。帯に吉本ばなな先生のコメントが!

タイトルの「サイケデリア」は「様々な幻覚、極彩色のグルグルと渦巻くイメージ」という意味なんですね。知らずに読了しましたが、作品全体を通してそのような視覚イメージの表現があり、独特だなぁと思ってました。

攻めは新米刑事の溝尻、年下ワンコで日野が好き。受けは先輩刑事の日野、男前美人。
一緒に張り込みをする直前に日野が撃たれて意識不明となる。そして謹慎となった溝尻の前に、日野の生霊が現れて…というストーリー。

前作と同じく刑事ものということで、二人で事件を追っていくのかな?と漠然と予想していたら、全く違う展開でした。
物語の大半は、溝尻と日野の生霊の対話で進んでいきます。それが二人芝居を観ているようで面白かったです。

またグネグネとした渦巻くようなイメージが所々現れることにより、日野の生霊は本物なのか、はたまた溝尻の作り出した幻覚なのか…。作品の幻惑的な雰囲気に、読み手も引き込まれていきます。

終盤はちょっとピンチがありつつも、奇をてらった展開ではなく、ほっとする終わり方でした。
ラストの番外編は幸せそうなベッドシーンで、ほっこりでした。

内容とは無関係ですが、人物がみんなマスクをしていて、コロナ禍を反映してるのかな、とちょっと珍しい感じがしました。

同じ刑事ものですが、「スティグマタ」とは全く違う、個性的な内容で面白かったです。

電子(ebookjapan)購入 うっすら枠ありライトセーバー(発光)修正

1

のっぽ穏やか長身年下攻め×頼れる美人受け先輩刑事

のっぽ穏やか長身年下攻め×頼れる美人受け先輩刑事が好きな人は絶対好き。
先輩が打たれてからのたった一晩を、こんなに丁寧にゆっくり描く手法があったのかと驚きが隠せない。キャラクターの目、まつげの美しさ、良き。高橋先生の線の美しさ、独特の味がありますよね…良き…骨太な画力はもちろんのこと2人のやりとり、表情、空気感などまるでそこにいるかのような気持ちになります。あーほんとかわいいわ。のっぽわんこ攻め。なんで先輩を好きになったのかが丁寧に描かれてるし、先輩もじつは‥というのもすごくいい!!!!!もっとこの2人読みたいです!

2

ライトなオカルトファンタジーBL

『スティグマタ』がすごく良かったので、新刊で同じく刑事物であるこちらも購入しました。

試し読みの範囲で、捜査中に負傷し入院している先輩刑事が、彼に恋する後輩刑事の元へ生霊として現れるというオカルト的なファンタジーBLであることは分かっていました。
ただ、前作の耽美な雰囲気が好きだった私としては、若干の物足りなさを感じてしまいました。

割りとライトなお話で、絵柄もかなりライトになっていると思います。今どきBLに近付いているというか。きれいなBLというか。これはこれで作者様の思うようになっているのだろうと思います。でももっと耽美なのが見たかったなぁ~。

さて、基本的に一晩の出来事で、いわゆるワンシチュエーションのストーリーがメインです。先輩と後輩の気持ちをお互い確認しあい、先輩生霊と結ばれる。その後復活した生身の先輩と…という形です。

登場人物がマスクをしているところとか、時勢を感じさせるの珍しいですよね。ライトだからこそ、二人の心情や表情がかわいく、楽しく読めました。

0

受の包容力に癒されます

初・高橋先生でした。表紙が可愛くてジャケ買い→大正解でした。表紙だけじゃなくて内容もめちゃくちゃ可愛いんです!!そして、とーても幸せな気分になるので、何度も読み返したいです。

ほぼすべての場面が、溝尻が住む古いアパートの一室です。その一室で登場人物は攻受だけ、しかも攻は実体のない生霊!素材がシンプルであればあるほど深く萌えるってこういうことなんでしょうか。読んでいる間中ずっと気分はアパートの壁でした。あと新鮮だな~と思ったのは、これまさに今、withコロナの時代背景っていうところ、見事に同期してましたね。(Happy Birthday歌いながら手洗いする溝尻がキュート…)

主人公・溝尻が性的な意味合いで大好きな先輩が、しみじみいい先輩なんですよ。しかもエロい…。それほど二人のエピソードが盛り込まれてるわけじゃないけど、気持ちが寄り添ってる感じがとてもよく伝わります。理想と現実のギャップに苦しんでいた溝尻が先輩と出会ったおかげで仕事を続けようと思った話や、先輩の性癖(と苦い過去)の話、アパートの狭い空間で徐々に共鳴していって…気持ちだけじゃなくて身体もつながるんですけど、先輩の微笑みと官能みが素晴らしかったな…。

自分が瀕死なのに後輩の気持ちを思いやって生霊になって慰めにきた先輩と、幻覚かもと疑いながら、自分の想いをすべて汲んでくれる生霊とえっちしたいと思う後輩、おかしなこと(とエロいこと)を大真面目にやってる大人の男二人(しかも刑事)って構図がシュールなんですけどね、愛おしさがあふれててじんわりと気持ちが温もりました。

2

イマジナリー先ぱぁい!

大好きな作家さんなので期待して拝読。
面白かったです!ミゾも日野先輩も可愛い!
独特の間と絵柄、四角いふきだしが好きです♥
先輩が好きすぎるミゾが可愛いし、日野先輩もミゾが気になりすぎて幽体離脱するほどで…
こんなのくっつくに決まってるじゃないか!と完全にニヤけながら読みました笑



二人で張り込み中、ミゾが1人コンビニに寄ってる間に撃たれてしまった日野先輩。
意識不明のはずの先輩がなぜかミゾの家に現れます。
日野先輩は幽体離脱中だと言うのですが…
先輩の事が大好きなミゾ。
先輩は親友の美音子さん以外には言ったことがないという、同性愛者だという告白をミゾにします。
なんでミゾに言ったんだと思う?と尋ねる日野先輩。
実は、ミゾが何を考えてるかは幽体離脱中の日野先輩にはダダ漏れでした。
両思いだと言うことがわかってえっちをすることに。
なぜなら、意識不明中の日野先輩、この後生きているかはわからないから最後の思い出に、と…
先輩とえっちな事したいと思いながらも、ミゾはどっちがいい?と聞かれて何の事かわかってないミゾが微笑ましかったです。
俺はどっちでもいけるけど?と言った日野先輩にドキドキしてしまいました。
幽体離脱中なのでミゾからは触れないけど、日野先輩からは触れるというのがなんか…エッチでした…

あまりに現実味がなくて、日野先輩の幽体離脱はミゾの都合のいい幻覚…だったかはどうかはぜひ読んで確かめていただきたいと思います。

番外編では生身のエッチが描かれていて、とっても幸せそうな二人が見れます♥

2

暖かく優しい気持ちになる

とても気になるのに少し絵柄にクセを感じ
手を出していいものか悩み
検索→しばし検討…を繰り返し、何故かスティグマタを購入。
評判通り面白かったので「サイケデリア」も購入。

先生らしさは健在なのに絵柄はマイルドになり読みやすく思った以上に好みの作品でした!

では少しネタバレを…。
日野先輩ったらとにかく優しく気が利く+かっこいい。
これは好きになるに決まってる!( ゚ー゚)( 。_。)ウン♪
そんな中で事件は起き、家に戻ると幽体離脱した先輩が部屋にいて…。

溝尻は自分が壊れた?と考えるが、先輩に幽体離脱してると説明を受ける。
え?え?えぇぇ??と困惑する溝尻。
先輩の魂が無事肉体に戻ってほしいと願いつつ
目の前の先輩は自身の作り出した妄想の世界だとしたら…えっちい事したい!と素直?な欲が顔を出す。

溝尻は根本的に良い奴だから、先輩が生死を彷徨う状況でこんなエロい発想をする自分を戒める訳ですよ。
がしかし、実はその考え全部先輩に伝わってますよ的な。笑笑


もうね、先輩が優しいの♡何からナニまで!
こりゃ幸せだわ!そして二人とも可愛いわ♡
幸せな気持ちを分けてもらえる作品。イイッ♡

2

夢?幻?現実?

仕事中に撃たれて意識不明になった日野先輩が、幽体離脱して突然ミゾの家に現れた。
しかも性的な意味で好きな先輩が!
そこから何か事件とかが巻き起こりそうな始まりなのですが
古いアパートの一室で過ごす、男二人のお話でした。

二人で話をしていき、心の内を話し、気持ちを伝えます。そして結ばれて、、、。
すごくシンプルなんですが、面白かったです。

回想シーンもあるけれど、ほとんど1日の出来事を描かれていました。
説明や台詞が多いわけではなく、表情や絵で心情が伝わってきて、ちょっと不思議だけどリアル感もある世界観に引き込まれました。
舞台装置がシンプルだけど、上手い役者さんの二人芝居をみているような感覚になりました。

お話も面白かったんですが、BLとしても好きでした。
ふんわり年下ワンコ系×余裕のある年上美人とのやりとりを見ているだけで
はぁ〜幸せ。と感じました。
ミゾ可愛いし、こんな時に自分の気持ちばかり、、、と葛藤してるのも人間味があって良かったし、
それを優しく受け入れてくれる日野先輩も最高でした。

不思議なんだけど人間味が感じられて、愛しくなるお話でした。

4

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