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まず、表紙から最高に美しくしすぎませんか!
わたしの中では「次のちるちるアワード表紙部門にノミネートされるに違いない」となっているほどです。
また、13話のカラー扉も素敵です。これは電子だけなのかどうかわからないのですが、雑誌掲載のカラーイラストだと思います。
BOBは一度読んだだけでは理解しにくい考えさせられる設定と訴えてくるテーマがあります。
同性かつ異種同士でヒエラルキーも違うふたりの愛は、現実でもある知らないふりをしている差別や迫害のことも頭に浮かんできます。
疲れている時だったり、ただエッチを楽しみたいという時だったりするのなら読む時ではないのかもしれません。少し思い見る余裕のある時にぜひ読んでください。
その分何度読んでも新しい発見があります。艶麗な絵柄に夢中になれるはずです。
ぜひ、難しそうとためらわずに読んでもらいたいです。
1巻では物語の導入としてBOBの世界観や家族・恋・カップルの説明が描かれていました。
2巻では1巻で結ばれた芙蓉と春雷がメインで、ただのハッピーエンドで終わりじゃない、その先の困難や危機が訪れます。
BOBの世界にある格差や差別に偏見に負けず、ふたりの愛し合う気持ちで幸せになってよかったです。
もちろん、家族愛もバッチリ。みんながそれぞれの愛を応援しています。新しく誕生した弟も可愛さ満点!
個人的にはネタバレはあまり詳しくせずに読んでもらいたいです。
ただ、受けの春雷の男気ある行動と強さが大好き!とだけ言わせてください。
あんじ先生の作品の中でBOBが一番好きです!!
恋人同士になって再婚した両親の間に椿ちゃんも産まれて、順風満帆な大学生活になるのかと思ってたんです。
そこへ別れた三兄弟の母親の瑪瑙が現れたことにより、彼が不穏な空気を運んで来るのです。
とは言っても春蕾の父親の縁さんが明るくて強い人なので、瑪瑙もタジタジになってたところが面白かったです。縁さんと春蕾と出会ったからこそ、後半の瑪瑙の変化があったのかもしれません。
そう思うとこの邂逅シーンには特別な思いがあります。
あと個人的に受けたのは芙蓉の従兄弟で先輩でもある鵜堂の存在でしょうか?すっかり春蕾の味方になってて面白かったです。
今回はヴァンプのスプリームのセアトが純血主義で排他主義のクソでした。だからこそ瑪瑙の反乱に拍手喝采を送りたくなりました。
早くヴァンプの世代交代が進んで、ライカンのようにならないかなと思いました。
芙蓉のトラウマからなるヘタレ具合にハラハラしましたが、流石は縁さんの息子である春蕾は強かったですね。芙蓉が惹かれるのも分かりました。
この作品これで終わるのが凄く勿体ないので、是非とも続編をお願いいたします。
セクピスのような世界観。だけど細かい設定もあって理解するには少し難しい。
難しいけど、大好きです。
今回は主に芙蓉カップルと錦カップルの話でしたね。
でも、鈴蘭カプもなんだか伏線みたいな発言あったので、次回は鈴蘭カプに動きあるのかなと思いました(期待)。
芙蓉が性別やBOBを超えて春蕾を愛しているのが凄く伝わってきて良かったです。愛しているから臆病になって。臆病で繊細な芙蓉には春蕾がピッタリなんでしょうね。
ヴァンプのトップの人、早く世代交代して欲しい(怒)次のトップは瑪瑙さんがいいな。種族を超えて子供を産んだっていうのは他のヴァンプに影響与えると思うけどな。
錦くんは美人なのにゆっくり恋愛が進んでいて可愛い。恋人だとお互い想いあっているだけでも十分です。きっと三葉なら一緒にゆっくり歩いてくれると思います。
まだまだ続きそうですね。
世界観もキャラクターもみんな好きです。
そして星名先生の美しい絵も大好き。
期待しています。
3兄弟バランスよく詰まっていた1巻と異なり、序盤こそ錦の三ツ葉宅訪問などのシーンはあるものの、ほぼ芙蓉と春雷カプがメインとなっていました。私は芙蓉がお気に入りなので嬉しかったですね。誰の意にも介さず奔放に生きてきたように見える芙蓉だけど、実際は繊細で好きな人を傷付けることを何よりも恐れている。2巻ではヴァンプのスプリームが登場し、芙蓉でさえもその強力なフェロモンには逆らえない事実を突きつけられます。
そういう時こそ春雷の出番ですね。普通の人間・ニーアでありながら、父譲りの明るさと強い意志を持った彼の存在は、芙蓉にとって今やなくてはならない光であり、希望や救いでもあり。芙蓉が全身全霊で春雷を慈しみ愛するからこそ、その尊い感情を受け取って春雷がますます強い人間になっていくのでしょう。お互いがお互いにとても良い影響を与え合っている、理想のカップルだなぁと思います。展開は非現実的だけど、根底に流れているものは温かい、そんな作品でした。できれば続いて欲しいです。
前作で三ツ葉×錦をもっと読みたいって思ってたけど、やっぱりメインカプ中心にお話が進むんだな。だって、表紙からして芙蓉×春雷だもんね。
三ツ葉と錦はあんまり進展がなかった。少しずつ、錦くんの情緒が育ってる感じはした。素直に春雷に懐いてる錦くんカワイイ。三ツ葉の家族に会うのにドキドキしてるのもカワイイ。錦くんの今後を見守り続けたい。
無事お互いの想いが伝わってカップルになった鈴蘭×紅に至っては、ほぼエピソード無し。脇役に徹していて残念。描き下ろしがこのカプのただただイチャイチャしてるだけでもよかったかも。
メインカプに関しては、話の展開が想像つくのでメインなんだけど私の中では面白味がイマイチ。
2巻で勃発した出来事は、ひとまず解決したので、3巻は三ツ葉×錦のお話でお願いしたいです。
今回、三兄弟の生みの親である瑪瑙さんと、もう1人インパクトつよつよの人物、ヴァンプ族の長、セアト大公が登場。2人共性別男性と思えないし年齢不詳の美魔女と美少女ルックス。見た目好きです。
家族、子どもに対して愛情が希薄と自分で負い目を感じていた瑪瑙。彼なりに子どもの幸せを願っていたと気付けたいいエピソードでした。子ども産んだら立派な親に自動的になる訳じゃないんだよね。親も迷いながら色々体験したりして成長していくんだよ。
愛情深い乾隆、縁と希薄な瑪瑙の対比が良かったです。
一巻の感想でも書きましたが、今回も赤ちゃんの絵に違和感ありました。今回お顔は可愛くなった?と思いましたが、サイズ感が小さすぎない???身体のバランスも???デフォルメ絵じゃないのに?ってなりました。
毎回気になってしまいチクチクとすみません。
でも、先生の描く絵が綺麗すぎるので落差が気になってしまうんです。
作者様いわく、オメガバース世界の前日譚的な物語世界であるBOB。その2巻目です。
BOB男性と父親が再婚することになり、BOBの生活に仲間入りすることになったニーア(人間)の春雷が基本主人公。
1巻目では、BOB父の連れ子である芙蓉・鈴蘭・錦がそれぞれ恋をして…というお話でした。
2巻では、春雷と家族内恋人になった義兄弟の芙蓉とのストーリーが中心となっています。
2人はラブラブなんだけど、種にまつわる恋の障害が立ちはだかる!
芙蓉の種はヴァンプ。
ヴァンプの現スプリームは特に厳格に保守的で、ヴァンプがニーアと番う事を許さない。
芙蓉はスプリームに逆らえない。でも春雷はニーアだからそんな掟はぶっ飛ばす!
今回は、BOB3兄弟の「母」が登場します。
この母・瑪瑙は私好みの長髪で中性的な美しいヴァンプ。性格もツーンとしててイイ。
明るくて素直な春雷は、そんな瑪瑙も味方にしちゃうんですね!
(1)では設定のカーストやらインナーセックス、コアセックスなどが非常にわかりづらく、また両親が同じ3兄弟でなんでみんな種が違うの?とか頭がこんがらがったけど、本作の芙蓉と春雷の恋物語はシンプルに力強くて一気に引き込まれました。
やっとBOBの世界観が理解できたところで、錦と三ツ葉のストーリーも読みたいぞ、という気分。