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孤高の王×美しき青年、艶麗なる中華風エロティックBL!
kokou no ou to yotogi no jouai
表紙のタイトルが達筆すぎて…思わず手に取りました。イケメン長髪なのに顔の痣がコンプレックスになってる皇帝と美しすぎる田舎の美青年の中華風?BLですね
それにしてもいきなり寝てるところかっさらわれて、宮廷連れていかれて性奴隷とか横暴過ぎませんか?
王宮とは?盗人集団?
紫月は女性より綺麗で色っぽくその美貌に村の男たちはメロメロです、でも以外と男らしいとことか、行動力あるとこは良いですね。
浩然のビジュアルは、結構タイプです。顔に痣があろうと好きになったら、その痣さえもいとおしくなることに気付いてと思いました。
2人は子供の頃にあってるのですが、その時に紫月は君の瞳の色も肌の色もキレイだと思ってて、浩然も紫月の美貌に釘付け!2人は子供の頃からひかれあってたのが分かります
宮廷のゴタゴタに巻き込まれて2人は離ればなれになるのですが、浩然は弟を思って世継ぎは作りたくないというのが本音で
最後は紫月を溺愛しまくるのが良かったです
高昌さんの新刊は中華風っていうのかな。高昌さんらしい綺麗な絵柄がそのバックボーンにぴったりでした。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
東の大国・陣。
その国の山間の農村に住む紫月という青年は近隣の男たちから貢ぎ物をもらうことも多い。それはひとえに紫月が美しいから。父と二人で暮らす彼はその貢ぎ物に閉口することもあるが、そんなある日、彼は攫われてしまう。攫われた彼は陣の王宮に連れていかれた。
それは、皇帝の相公になるために。
相公、それは性奴隷。お世継ぎをもうける気配のない皇帝が、その「機能」があるかどうかを調べるために、ということだった。無理やり連れてこられた紫月は反発するが、皇帝の顔に見覚えがあってー?
というお話。
皇帝である浩然はとある理由で素顔を人に見せることがない。
そして、お世継ぎを作ろうとしないのにも理由があって。
いきなり攫われ皇帝に抱かれるように、と言われた紫月の方が薄幸だと思うのですが、その雰囲気は皆無。彼はその麗しい美貌とは裏腹にかなり豪胆な性格の青年だからなのです。
一方の皇帝・浩然。
皇帝という高い身分でありながら彼の方がどんよりとシリアスな雰囲気が漂っています。それは彼の身体の秘密であったり出生の事情によったりするもので、孤独な王とガッツのある美しき青年の恋のお話、といった展開になっています。
設定としては非常に美味しくってですね、彼らの過去とか浩然の抱える孤独や葛藤に萌えることは萌えるんです。
が。
うーん。
なんて言うのかな、バックボーンがてんこ盛り過ぎてそれぞれが今一つ掘り下げられていないっていうのか…。
序盤、紫月にいろいろな男たちが貢ぎ物を持って来るシーンから始まりますが、それにも?マークが頭の中を飛び交いました。男でも男を娶るという文化があるんだろうか…。それだけ美しい青年、ということが描きたかったのだとしても今一つ納得できず。
さらに紫月が攫われたとき、「皇帝の命によって」ということでしたが、皇帝自身は彼を抱こうとすることはない。自分で命令して紫月を攫わせたのだとしたらなんだか意味が分からないし、ましてや皇帝の命令なら攫う必要があったのだろうか?とかね。
浩然は彼の顔にコンプレックスを抱いていますが、結局あの痣が生まれつきのものであったならそれはそれで仕方ないし、瞳が金色というのは「異国の血をひいている」から、なのか?それにしては黒髪だし、顔つきもアジア系のそれだし、んー、なんだかなあ、と。むしろ紫月の方が異国の人っぽい見た目だった気がしました。
バックボーンとかキャラ設定は非常に魅力的でしたが、引っ掛かりどころが多くて今一つ話に入り込めなかった、という感じ。萌えないわけでは決してないのですが、個人的にはもう少しバックボーンを絞って、踏み込んで描いてくれた方がより萌えた気がしました。
設定も気になったし、絵もキレイなので購入しましたが、なんだか話の流れに流されてしまって完璧に置いていれてしまった感がありました。
田舎からさらわれて皇帝の性的なものに問題がないかほうりこまれます。
いくら奴隷っていってもそんな身分が保証できもしない一般人を皇帝の寝所に入れるかなあ、とか。
宦官?のわりにちゃんとあるものあるなぁ、とか
後宮は機能してないのか?とか
あと、どうでもいいことなのかもしれませんが、目上の人への言葉に「はい」と返事するときにその言葉なのかなぁ、とか
設定の妙も気になったし、二人がどこでどのタイミングで相思相愛になってるんだか
置いていかれすぎましたが絵柄キレイだし、ハピエンだし、中華風、だと思えば雰囲気楽しめると思います。