そらの誓いは旦那さま

sora no chikai wa dannasama

そらの誓いは旦那さま
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神21
  • 萌×216
  • 萌7
  • 中立0
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
12
得点
190
評価数
47
平均
4.1 / 5
神率
44.7%
著者
野原滋 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
幻冬舎ルチル文庫
シリーズ
そらのだいじな旦那さま
発売日
電子発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784344849709

あらすじ

空良と高虎たちが日向崎に移住してから一年。生まれた時から何も持たず、親の愛も、名前すら与えられなかった空良が、高虎と出会い正式に祝言を挙げて今は唯一の伴侶として愛を注がれている。高虎も戦場では鬼神と恐れられる益荒男だが、空良の前では素直に己をさらけ出すほど心を許していた。領民にも慕われ穏やかな日々を過ごす二人の元に、他国から海賊団との調停をしてほしいと要請が舞い込む。危険を承知で海に乗り込んだ高虎たちだが……?

表題作そらの誓いは旦那さま

三雲高虎,日向崎領主
空良,高虎の妻

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数12

やっぱり大好き!

「そらだん」シリーズも4作目に突入!
新作が発売されると知ったときは嬉しさのあまり拳を突き上げながら叫んでしまいました。
続編を書き上げてくださった先生には本当に感謝の念が尽きません。空良と高虎の物語をまた読ませていただける幸せを深く噛み締めました。ありがとうございます!

空良と高虎の仲の良さは相変わらずで溺愛攻が大好物の私は高虎の空良バカっぷりに終始ニコニコもといニチャニチャしました。

誰もが畏怖する鬼神である高虎も空良が絡めばただの嫁様馬鹿になる姿がとても愛おしいです。

シリーズを通してお話は空良視点で紡がれているので、高虎が鬼神と称されるに至った勇姿は(高虎が大将として指揮をとるような戦に空良は同行していないので)直接描かれていないものの、高虎がどんな人物であり、武将であるのか、物語の端々から読み取ることができるので、そんな優れた傑物が脇目もふらずに空良を助け出そうとする姿は、情けなさよりも人間らしさが滲んでいて好感が持てました。

鬼神と呼ばれ、一目置かれているような男でも心を許した相手にはただの人になるんですよね…空良の存在が高虎にとってどれだけ大切か身に沁みるようでジンとしました。

どんな相手があらわれても愛がちっとも揺るがない空良と高虎が大好きです。

ふたりの仲を当て馬に引っ掻き回されるのが苦手な私には互いしか目に入っていない空良と高虎のラブラブっぷりは安心材料で、このふたりならどんな困難にぶちあたっても互いに手を取り合い乗り越えてくれるだろうと信じられるので、不安になったり、ストレスを感じたりする必要なく最後まで読み進めることができました。

これからも髪の毛一本すら間に入らないくらい相思相愛な空良と高虎の成長譚・冒険譚を読み続けていたいです!!

新しいキャラクターも登場しましたし、物語の幅は広がるばかり!まだまだ「そらだん」ワールドに浸っていたい私は次回作をおおいに待ち望みます!!

11

そらの人たらし こんどは海賊

渦が巻く海域で、伏見を憎む海賊が、通行を邪魔して困っている。

美貌の鬼神の男嫁を見てみたいと、海賊の首領が交渉相手にそらを指名してくる。
そらは、ご主人様のお役に立ちたいと、張り切っていつもしないことをする。
桂と共に海賊の本拠地である島に行き、難破した南蛮船が持ち込んだジャガイモなど珍しい作物を見せてもらって、喜ぶそら。

そらの挑発にまんまと乗った海賊の首領が交渉に応じて、またそらはご主人様が喜ぶお手柄を立ててしまう。

そらは、栄養状態が良くて、指二本せが伸びて、ちょっとりりしくなって美貌に磨きがかかっていると、周囲から称賛を受けている。
そらちゃん、賢くて可愛い。
今回は、無血交渉が出来ている、凄い。

また続編を出して欲しい。

9

溺愛なのに、甘々なのに

普通、溺愛ものっていったら双方野性味が出てやりまくり…なんてよくあるんですが、さすがこの2人。
めちゃくちゃエチが少ない!
少ないって感じるほど普段のイチャイチャがすごい。比例してないです。
4作目、設定どうするのかな~なんて思っていたら海賊問題と貿易問題でした。

ここまでくると、空良は活躍させまくるしかないし、高虎はイチャつかせまくるしかないってくらい安心して読める作品です。

お世継ぎ問題が気になりながらも、次郎丸の成長がみれて勝手に親心みたいな感じになりました。
大きくなったねぇ…

キャラデザが2人以外の人物も見れてよかったです。
伏見玄徳さんのお顔もみたかったな…。

メイン2人の盤石作品、大好きなので続いてほしいなぁ…盤石な2人が時代や周囲に翻弄されながらも助け合う、なんて好きすぎです。

8

空良がますます成長。旦那様よりカッコイイ。

空良がどんどん成長している。
今回改めてシリーズの最初から読み返したけど、最初は名もなく不幸を不幸とも知らずに生きてきた「捨て」(最初は捨てという呼び名でした)。オドオドしていて食事もあまり食べない人でした。家臣たちは「騙された」と空良を処刑しようとしてましたよね。
次郎丸を助けたり、軍師として活躍したり。ここで、ただフレンドリーだと旦那様の伴侶としては足りないと気付きます。ここからの成長が著しかったなと思います。誰に対しても怒ることのない空良が新しい土地の三人衆に腹を立てるのを見て、ただ優しいだけではなくなったんだなと思いました。

今回も強く出るところは相手が誰だろうがハッキリと言います。押すところと引くところをちゃんと理解していて、そういう所が魅力的なのかもしれません。
今回も菊七が出てきて大活躍でした。空良ともだいぶん仲良くなりましたね。毎回間者として出て欲しいくらいです。
それにしても旦那様は巻が進むほどに悋気が強くなったりエロおやじのようになったり。もっとカッコイイ場面を出して欲しい!
空良の旦那様のカッコイイ所を読みたいです。
不憫受けのはずが、だんだん不憫じゃなくなりましたが溺愛系というのは変わらずですね。旦那様のスパダリが最近危ういので、そこを何とかお願いしたいです。

2

シリーズ4作目

【そらのだいじな旦那さま】→【そらのいとしい旦那さま】→【そらの誉れは旦那さま】に続いて今作になります。
他の作品を読んでいない場合は最初から読んだほうが良いかと思います。

今回は他国や海賊団が絡むお話となります。
ややこしくなるのかなぁと読むのを少し懸念していたのですが
読んでみるとスーッとお話が入ってきてまた空良たちの虜になりました。

1作目から比べると空良がしっかりと自分の意思を持っていってるのがすごくわかって
なんかすごく目頭が熱くなりました。
高虎に出会ってこんなに人生が変わって
あぁほんとに良かったね。と思える作品でした。

すごく大好きな作品なのでこれからもずっと続いていって欲しいです。

0

上に立つ者の覚悟と矜持

本シリーズは三雲の鬼神とよばれる勇猛果敢な武将と
姉の身代わりで嫁いだ鬼神の鬼嫁のお話です。

岩浪から依頼された因縁の海賊との交渉の顛末と
日向埼を牽制する丹波の嫌がらせを跳ね返すまで。

双子だった受様は忌子として虐げられて育ち
男ながら姉の身代わりで攻様に嫁ぎます。
攻様は三雲の鬼神と恐れられる武将ですが、
隼瀬浦の領主の妾腹で受様を男嫁とします。

受様は隼瀬浦で初めて人間らしく生きられるようになり
天候を読む才や知識を活かして攻様を支え

攻様が日向埼の領主となった小向埼では
守られるだけはなく自ら行動を起こすほどに
成長していきます。

そんな日向埼は活気に溢れ
攻様と繋がりを持とうと様々な引合いが入り
攻様の母の生国である茂南沢からも
新たな縁を求めて与力が派遣されてきたり

昨年、攻様と共に戦った岩浪の領主からは
南西の海域を牛耳る海賊団との交渉するための
仲介役を依頼されます。

岩浪の領主・伏見の鬼瓦と
海賊団の首領には浅からぬ因縁があり、
岩浪との交渉に一切応じないでいたのです。

岩浪は海賊団を潰さず良好な関係に持ちたいと願い
水軍の育成を進めたい攻様に
造船技術や人材育成のための助力を提示します。

攻様は恩を売るためにもと交渉役となる事を決め、
受様を伴って岩浪へと向かうのですが・・・

「そらのだいじな旦那さま」から始まるシリーズは
躍進目覚ましい新興国の武将である攻様と
彼を妻として支える受様の戦国花嫁ものです♪

前巻にて攻様は日向埼の領主となり
受様は攻様とともに民を守るために奔走し
民と良き関係を築き上げていきます。

そして今回攻様は
共に戦った岩浪の領主の嘆願により
彼が関係改善を望む海賊たちの交渉役となりますが

相手の海賊が交渉役として指名してきたのは
鬼神の鬼嫁との二つ名をもつ受様であり
迎えにと送られてきたのは小舟だったのです!!

海賊たちの根城は潮の変わり目が激しく、
複雑な群島を避けてついていくのは難しく

しかも交渉役を迎えに来た船を操っていたのは
金髪の異国人で攻様側の話を理解していないのか、
聞く気がないのか、聞く耳を持ちません。

攻様は怒髪天を衝く勢いで交渉決裂を叫びますが
受様は攻様が試されているのだと
人実になる覚悟で彼らの元へと向かいます。

今までも難関を突破してきた受様ですが
今回は(供の与力はいますが)単身で交渉に望むという
波乱必須な展開にハラハラが止まりません。

とは言っても攻様が
受様を危険な状態のままにさせておくはずがなく
安心しての"ハラハラ"でしたが
受様が絡むと攻様のタガの外れか方が尋常ではなく
ワクワクも止まりません♪

受様が見事な手腕で事を治め
三雲の鬼神な攻様が受様を強奪するまで
たいへん楽しく読ませて頂きました。

後半は縁を結んだ海賊達との関り
攻様の弟の日向埼訪問と続き、
受様達は新たな問題に挑む事となります。

攻様と受様の夫婦仲は盤石なので
異国人船長の横やりも攻様の側近の心臓には悪くても
受様にとっては戯事でしかないのも愉快でした。

日向埼の発展はこれからなので
さらなるシリーズ続刊を期待しています。

5

シリーズ4作目!

野原先生の仰るように盤石の溺愛でした♡ 国が大きくなり責任も大きくなる中でも、力を合わせて頑張る姿が微笑ましい。どんな事が起こっても微塵も揺れないのも、この2人なら有り。空良はまた靭やかに強くなって頼もしい。
今作は静かな戦も面白かった。空良も勝負師になってきたね〜峨朗丸との駆引きは、終始押していてかっこよかった。高虎が益々惚れるのも解る。今回は高虎の嫉妬が可愛かった。
日向埼の雰囲気も良く、新たな仲間も増えて益々楽しみ。
サマミヤアカザ先生のイラストも美しい。この作品の雰囲気にぴったり。5作目も出たら嬉しいな。

4

まさにBL大河④ いよいよ本格的に歴史物っぽくなってきた

シリーズ4作目。
日向埼の城持ちとなった高虎と空良夫婦。3作目では領民の心を掴むことに苦戦していましたが、今巻ではすっかり土地にも馴染み領民たちにも慕われています。


4作目でも空良が大活躍。それでもって歴史物の色合いが濃くなってきました。海賊団との通行権の問題が上がって、その交渉に空良が指名されてってなるんですけど、BLをメインで楽しむには背景がちょいと小難しいかな。。。先生、ストーリーの構築が大変だったのではと思います。

空良のモテエピソードがありました。可愛らしい容貌と優しい性格ですからね、今まであまりその描写がなかったのが不思議なくらいでした。ヤキモチを焼く高虎が面白いです。空良に求婚する海賊団の仲間、異国人のザビさんなる人物も登場します。ソラサン、ケッコンシテ〜って陽気に求婚されまくります。当て馬度としての深刻度は低いので、物語のスパイス的に楽しんで読めますよ^ ^

通行権の問題が解決したら次は材木貿易問題。日向埼は忙しい。。。歴史ドラマのワンシーンを観てるようでBLを忘れてしまいます(笑)空良と高虎のイチャラブぶりをもっと見せて欲しいです!

空良のモテエピソードもチラッと見えて、空良が皆から好かれていることが分かって嬉しいです。空良はキレイ可愛いし、頭も良いし機転も効くし、高虎がベタ惚れなのも分かります。


今回のお話も面白かったです。でも私的には右肩上がりに上がってきてピークだった3作目を凌ぐ勢いまではなかったかな、という印象でした。
空良の想像の中で少し触れていたけど、今後次郎丸の子どもを養子に迎えることがあるのかな。そしたら空良シリーズはずっと続く可能性もありますね。楽しみです。
私は大河ドラマの「利家とまつ」が好きだったので、それに重ねてしまいます(笑)

次作はどんなお話になるのでしょうか。とても楽しみです!

1

もはや壮大な大河ドラマ

今作の一作目である「そらの大事な旦那さま」が面白すぎてシリーズ通して一気読みしてしまいました。
どの登場人物も魅力的で、BLとしても物語としても面白い!

シリーズ全体なら神評価なのですが、段々シリーズが進むにつれて、大河ドラマの方にシフトしていくので、BL小説として物足りなさを感じた本作は一個評価を下げました。
シリーズ序盤の、影で夫を支える健気なそらと、私情に流されすぎない武将の旦那さまが好きだったので、いくらなんでもそらが有能過ぎ、前に出過ぎ、モテ過ぎ、旦那さまのキャラが崩壊しすぎなのでは…と感じてしまう。総愛され展開苦手な私はちょっとキツかったです。
次回作はまた夫婦にフォーカスをあててくれたら嬉しいな。

次郎丸さまと魁傑の関係も気になります。主従貫いてくれても萌えるけどね。

***

同人誌まで読了。
やっぱり三冊目までの、そらの感情を先読みする懐の広い旦那さまと、穏やかな物腰ながら芯の強さが伝わってくるそらが好きだ〜
次回作でどうかよろしくお願いします…

0

高虎が退化してる。バカ殿みたいになってる。

以前、公共の場で、周囲にお構い無しでイチャつくバカップルを見て「周りの目とかどうでもいいんかなぁ」と連れに話したら、「どうでもいいんじゃなくて見えてないんだよ。二人の世界だから」と返されまして。いたく納得したんですけど。
今回、まさにそんな感じなんですよね。
高虎、こんな空気が読めない男だったかなぁ?
空良も、こんなマイペースな人物だったかなぁ?
なんかこう二人とも、良くない方向でのバカップル化が進んでる気がする。

お話としてはとても面白いし、仲の良い二人の姿が見れて嬉しくもある。
でも、二人の変化にガッカリする部分もあるし、これまで共に一喜一憂しながら見守って来た身からすると悲しくもある。
私はこのシリーズが大好きでして。
そのせいで期待値が高くなりすぎて、必要以上に評価が厳しくなってるのかもしれないですけど。

で、内容的には二人が日向崎の城に入ってから一年後。
領民にも慕われ穏やかな日々を過ごしますが、そんな中、他国から海賊団との調停役を頼まれてー・・・と言うものになります。

えーと、こちら、作者さんもあとがきでおっしゃられてますが、二人の仲は磐石です。
海賊が登場し、邪魔者が登場し、困難な出来事まで襲いますが、もう全く二人の絆は揺るがないです。
高虎は終始、砂を吐きそうな甘いセリフを言いまくり、言葉だけじゃなく行動で愛情を表す。
また空良は空良で、ひたすら真っ直ぐ高虎を信じて、傍らに寄り添う。
そう、今回の二人ですが、尋常じゃなく甘いんですよね。
読者は切ないスレ違いとか1ミリも警戒する事なく、終始この甘さに浸っていられる。
とにかく幸せな二人を見たいと言う方には、本当に最高だと思うんですけど。

あと、ストーリーとしても面白いです。
海賊との調停役しかり、他国との軋轢しかり。
この海賊との調停役ですが、なんと空良が交渉役を担う事になるんですよね。
そこでの空良がとても格好いい上に、意外な計算高さなんかも見せてくれてと、読んでてワクワクと胸を高鳴らせてくれるのです。
また、二人は日向崎に拠点を移したワケですが、故郷の面々も登場してと、すごくあたたかい雰囲気でもあるんですよね。
読み終えた後は、爽快感と幸福感を味わえると思うんですけど。

と、そんな感じでとても素敵なシリーズ続編なんですよね。
なんですけど、個人的に若干引っ掛かる部分もある。

えーと、繰り返しになるんですけど、二人の変化がなんか微妙ってんですかね。
や、高虎ですが、こんな空気の読めない感じだったっけ?みたいな。
何だろうな・・・。
調停役として岩浪を訪れる事になれば、他国の与力(武士)の前で「空良は温泉が好きだからな!楽しみだ!」みたいな。
ついでに(露天風呂では)あまりイチャつけないから残念!的な。
ストレートな愛情表現が高虎の魅力ですし、二人きりならいくらでもイチャつけばよろしい。
でもそれを、他国の与力の前でやるのはどうなんかなぁと。
そもそも、空良の言う通り遊びじゃなくて交渉役で行くんじゃん!と。
これじゃバカ殿じゃん!と。
これね、他にも空良が拘束された時にも、周囲が宥めるのも聞かず「今助ける!」「空良っ!空良ーー!」みたいな。
完全に一人で浮いていて、ちょっと落ち着けい!みたいな。

また空良もですね、なんか妙なマイペースぶりを発揮して、読んでて微妙な気持ちになると言うか。
や、交渉のリミットが一刻しか無いのに、熱心に畑を見学して時間をロスしたり。
すごく貴重な一刻じゃん。
リミットが過ぎたら交渉決裂、戦闘開始と大変な事態じゃん!と、読んでるこっちがヤキモキしちゃう。
え、なんでそんなにのんびりしてるの?みたいな。
結果的にいい方向に向かいはするワケですが、こう、大事な局面に置いて考え無しな行動してると、残念な気持ちになっちゃうんですよ。

あと、あれもこれもと申し訳ないんですけど、主人公モテモテが辛いです。
今回、空良ですが、海賊の頭領から異国人からと、皆から言い寄られるんですよね。
普通に考えて、周りの男みんなが受け(男)に惚れて求愛するって不自然だし違和感を覚えちゃう質なんですよ。
こう言うエピソードがあると一気に冷めてしまう。
完全に好みの問題なんですけど。

う~ん。
すごく好きなシリーズなんですけど、今回は何故かそこまで乗り切れない。
何でかなぁと考えてみたのですが、そもそもこのシリーズ。
毎回パターンが一緒なんですよね。1巻を除いて。
二人を何らかのトラブルだったりと試練が襲い、空良が立ち向かう。
高虎が助けに飛んでくる。
そして共に乗り越える。
そこで、より絆が深まる。

ここに毎回、主人公の成長だったりと感動的で心を揺さぶる要素が入る事で、読者を惹き付ける。
ただ今回、そこに主人公の成長とかそういう要素は感じられないんですよね。
むしろ、高虎に至っては退化してるし。
そのせいで、面白いのにそこまで心に響かないと言うか。

繰り返しになりますが、個人的に期待値が高すぎたせいで、必要以上に評価が厳しくなってるのかもしれないです。
一応、正直な感想ではあるんですけど。
私が面倒臭い読者なだけで、ちゃんと面白い作品だし感動的なんじゃないかとも思うんですけど。

20

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