そらのいとしい旦那さま コミコミ特典SS小冊子 剣豪と天女

sora no itoshii dannasama

そらのいとしい旦那さま コミコミ特典SS小冊子 剣豪と天女
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌0
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
2
得点
8
評価数
2
平均
4 / 5
神率
0%
著者
 
イラスト
 
媒体
特典
出版社
発売日
付いてきた作品(特典の場合)
そらのいとしい旦那さま(コミコミ購入時のみ)

商品説明

文庫発刊記念・コミコミスタジオ購入限定特典書き下ろし小冊子
A5サイズ全12頁(内小説7頁)
空良が魁傑から剣の稽古をつけてもらうお話です。

レビュー投稿数2

高虎様は心配性!?

本品は『そらのいとしい旦那さま』のコミコミ特典小冊子です。

本編幕間、空良が剣の稽古をするお話です。

冬晴れの昼下がり、離れの庭に空良の威勢の良い声が響きます。
高虎が見守る中、空良が袋竹刀を握って魁傑を相手に剣の稽古を
しているのです。一通りの攻防が終わると、予告なしで手合わせ
が始まりました。

相手の構えから振り、視線などの動きに即座に対応し、切っ先を
躱すと同時に打って出る空良の所作は無駄がなく、高虎から見て
も夫の欲目ではなく空は筋がいいと思われます。

弥一に拉致された空を助け出してからしばらくして、空良が剣の
稽古をしたいと申し出ました。高虎は心に期するものがある眼差
しに隼瀬浦の領主の子の嫁として、護られる立場から守る立場に
なるという空良の決意を感じます。

戦場に出れば鬼神と呼ばれる高虎の伴侶となる人は、これから
どんな異名をもらうことになるのか。見た目だけからいえば手弱
女とみまがうほどの麗しい姿ですが、内包する情熱は激しく、
時々は高虎をも屈服させる強さを持つています。

今もひたむきに稽古に勤しむ姿は優雅で凛々しく、さながら・・・

A5判カラー表紙(文庫カバー同イラスト)2段組12頁のボリューム
で、空良が無事に戻った後の冬の日の出来事になります♪

空良に相応しい二つ名は「天女」ではないでろうか。そんな事を
考えていた高虎の前で空良が魁傑のから小手を取ろうとしていま
した。

魁傑には寸前で回避され、逆に竹刀を落とされますが、魁傑が突
いて出ようとした瞬間を狙った見事な技で、高虎も魁傑も空良の
上達の速度には驚きを隠せません。

日が陰ってきたことをきっかけに稽古を終わらせ、空良が防具の
籠手を取ると腕にはうっすらと打撃の跡が残っていました。慌て
る魁傑に稽古なのだから痣や傷は当たり前と言う空良が逞しく
見えます。

風呂場で改めて腕の跡をみても赤くなっているだけで高虎は安心
しますが、空良は高虎がハラハラした顔で見守っているから魁傑
はいろいろと悩みながら相手をしてくれているのだと言います。

高虎としては稽古の邪魔をするつもりはないのですが、空良が
生死をさまよった日々の恐ろしさを忘れる事は出来ないのです。

だからこそ稽古をしているのだと空良は言い、大らかな心で見守
って欲しいと言う空良に高虎は自分も成長しなければと思います
が、魁傑との本気の稽古には頷けない

・・・という空良の稽古風景に高虎のヤキモキするお話でした♪高虎
視点のため、本編以上に空良愛が溢れていて微笑ましい (^-^)

護られる立場から護る立場へと変わろうとする空良の変化を喜び
ながらも、愛する空良には傷ひとつ付けたくないという夫目線が
加わって、空良との会話が好け愛漫才めいているのが面白かった
です。

3

変わりゆく二人

弥市に拉致されるということがあってから、魁傑に剣の稽古をつけてもらっている空良。
そんな二人の稽古の様子を腕組みをしてみている高虎。
肘や胴回りにけがをしないように、厳重な防具を着けさせているのですが
それでも心配で仕方のない高虎。
最初は魁傑の竹刀が空良の腕に当たると、稽古だと分かっていてもムッとなってしまうし、
自身(高虎)が手合わせをするとあからさまに手を緩めてしまうので
稽古にならないと空良に叱られ、ヤキモキしながら稽古風景を見守るようになった高虎。

すごく過保護なんですけど、空良の意見を尊重してここに落ち着いたんですね。
でも、痣を見ると怒っちゃうんですよね~。
ほんと愛以外のなにものでもないです~(*´▽`*)
そんな高虎の気持ちをわかりつつも咎める空良。
高虎の扱いがうまいです。

ただ守られるだけだった空良が、変わろうと思って頑張っている姿はとてもかっこよかったし、
高虎も頑張って成長を見守ろうとしてて、ほんとに良い関係だなぁと思いました。

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