条件付き送料無料あり!アニメイト特典付き商品も多数取扱中♪
yameru toki mo sukoyakanaru toki mo
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
タイトル通りのお話でしたが、リアリティと重みがありました。
同性カップルが共に生きるとはどういうことか。
いずれ訪れる別れは…どちらかが先に逝く時。
その時、他人のままでは…と考える場面など現実味があります。
長年付き合っているとは言え、愛情表現の仕方、仕事、生活リズムなどそれぞれ価値観は違うわけで。
お互い尊重し合っているからこそ、大事なことを話し合う機会がなく、すれ違い気味になる描写がいいなと思いました。
泰央の「お前が世界に何も残せなくたって俺はお前を愛してる」「昔からそうだ ずっとそうだ これからも」
のセリフがよかったです。
泰央は違いますが、例えば最初は容姿や職業や才能に惹かれたとしてもそれはその人の一面であってその人自身ではないですもんね。恋愛と愛情の違いでもあると思います。
泰央は言葉は荒っぽいけど世話焼きでよく泣くし愛情深い性格がよくわかる。
どこかドライな遼輔とは温度差がある。
遼輔も愛情はあるけど表現の仕方が泰央とは違うし、向き合うことから逃げがちな性格なのもよくわかる。
でも遼輔が死にかかって泰央と家族になりたいと話をする場面は感動的でした。
愛情表現や自覚や覚悟って人によって速度とか時期が違うので、その辺もうまく描かれているなと思いました。
泰央は早く、遼輔はゆっくりタイプ。
正直なところ絵が得意な方ではなく、時々2人の顔が怖かったんですがw 感情がよく伝わってきました。読んでよかったです。
読みながら涙が零れてしまい、霞んだ目で読み切りました。
怪我をした遼輔のために、ソファを動かして窓の近くに置き換えていたり、
バイクを売って軽自動車を購入していたり…決してそれらを言葉で伝えたりしない(できない)のだけれど、行動で示される泰央の愛。。
それに気付いてハッとする遼輔と同じ目線で、泰央のことが愛しくなりました。
「一生一緒にいる」、「共に生きる」という覚悟を決めること。
シンプルなようでいて、特に同性同士だと、壁がまだまだ高いのだ……と、主人公二人を通じて実感させられた気がしました。
家族へのカミングアウトをしようと決意して実家に行くけれど、玄関前で足がすくんで引き返してしまった遼輔。遼輔の恐れと葛藤が分かる、リアルなシーンだと思います。
単純なハッピーエンドとはいえない、二人の愛。
両想いになって終わり、ではなく、その先の二人の生活という”リアル”を、しっかり描いてくれている作品です。
この二人が一緒に歳を重ねて、おじいちゃんになったところが見たいな。
続編があったら、ぜひ読みたいです。
すごく感動しました。泣いてしまった。最終回を読んで何度も感動し、涙を流しました。
結婚の意味は?もともと結婚する理由がわからなかった。病めるを読んだ後、私はついに人生のパートナーとは何なのかを理解した。それは自分で選んだ家族です。お互いの経験を共有して一緒に成長し、愛の言葉を囁くこと、とても美しいです。
二人の愛が永遠に続きますように。
私には合わなかった。
2人どちらのキャラもあまり好みではなかった・・・絵の好みかなぁ?
お話し的には長く一緒にいる2人がこれからも一緒に居ることを決めるイイお話なんだけど・・・
高校生の頃か付き合っていて、現在は同棲中なカップル。
お互いにいい年の大人になって、どっちかに何かあった時とか将来の話とかちょっとした会話が現実味を帯びて重さを伴うようになってくる時期。こういう既に出来上がって長い付き合いのカップルの話が大好き。恋愛がもっと生活とか人生に密接してくる感じ。何となくこのままでいいのかな?と思っていたタイミングで受けが大怪我を負う。付き合い始めた頃からそのままの関係で続いてきたけれど、ライフステージに合わせて二人の関係性も進めなきゃいけないと実感していく過程が良かった。相手はいつまで一緒にいる気があるのかなと二人一緒の未来を想像できずにいた二人が、できるだけ長く一緒にいたいと腹を括ってそのためにできることを始めていくのが良い。
タイトル通りの作品でした。
購入するのは知ってる方が多いのかしら?pixivで更新されていた作品の商業化です。といっても内容は再録ではありません。これ、pixivの作品を読んでるか読んでないかで2人の解像度というか、2人への思い入れというか、かなり変わってきます。過去の2人に関しての情報が商業本だけでは少なすぎるんです。彼らがきちんとお付き合いを始める話なんか自分は大好きでして。遼輔が女性とも関係持ってたりするのが。あとがきでも「pixivで読めます」って書いてありますが、むしろ冒頭に持ってきて「先に読みましょう」ぐらい書いてくださっても良かったかも…と思ってしまう。
男性の身体の固そうで柔らかいところ。
関係性が乱雑そうでいて繊細で暖かいところ。
絵柄の少年漫画のようなぶっきらぼうさが
幸せになるためにもがくふたりに合っていて、とても魅力的です。
本当にこんなカップルがどこかにいそうな気がして、ひたすらふたりの幸せを願わずにはいられません。
pixivやWeb連載からずっと注目していた作品なので、単行本として実物を手元に置いておけるのが本当に嬉しいです。大事にしたい作品です。
読んでいると心にぐっと刺さるものがあり、涙ぐみながら読み終えました。
恋人として家族として、相手を想って生きている2人の生活がとてもリアルで刺さります。
このリアルというのは現実的という意味ではなく、2人が物語の中で生きていたという意味です。
恋愛について性別は関係なかったとしても、社会の中で生きていこうとすると途端に性別が問題になってくる。
制度として保証されていないし、それを理解できない人からの目だってある。
根本的に性質が違う2人が、とことんすれ違いながらも、2人でいることだけは諦めない。
終始これが主軸な物語だと思いました。
物語のモノローグのなかで、お気に入りの言葉ありまして。
”いつかくる別れのときまでできる限りゆっくりと時が進むように”という部分。
この別れにはいろんな意味があって、読み手によって受け取り方は変わると思いますが、心に沁みました。
物語のなかでも出来事が解決しても、また別なところで絶妙にすれ違っている2人。
仲が悪いわけではなくて、他人と生きていくってこういうことだよなとしみじみ思いました。
絵柄に特徴のある作品ですが、一度は読んでいただきたい作品だと思います。
ハッキリ言ってしまえば、野良先生の絵は私の中で苦手な部類に入ると思います。でも、なんて言うかたまにハッとするシーンがあったり、読み進めて行くと絵がお話に合っててそれが味に思えて来る不思議な魅力のある作家さまだと思いました。
お話の内容はと言えば付き合いも長いカップルが、その先を見据えた時にお互いの思いに微妙なズレを発見するんです。
この辺りがとてもリアルというか、真面目で男気溢れる泰央と面倒なことは取り敢えず後回しなちょっと狡い遼輔のカップルが、どこにでもいそうで思わずお話に引き込まれていました。
喫茶店のオーナーをしている泰央が、実に懐の広い男なんですよ。普段はあれこれと口うるさいけど、実は遼輔には自分らしく自由にあちこち飛び回って欲しいと思ってます。でも、帰るところは自分の所であって欲しい…。
なんて健気なんだと思いました。彼の母親との会話で良い親子関係を築けているし、あの母親だからこそ実直な息子に育ったんだと思いました。
一方の遼輔の家族は良い意味で無関心で、だから関係が希薄で肝心なことを向き合って話すのが遼輔は怖いんですよね。
ハッキリ言って遼輔は狡いんです。家族に二人の関係を話そうと思ったのも、泰央親子の会話を偶然聞いてしまったからだし主体性がないんです。しかも、直前になって怖くなって後回しにしてしまいます。
そんな時に遼輔の身に事件が起こって、家族に泰央の事を話していないことで、家族に混乱を与えてしまいます。
泰央の気持ちを考えるとグッとくるっていうか、退院時に迎えに来た姿とか、リハビリを続ける遼輔に掛ける言葉とか本当に良い男なんですよ。
お話に派手さは無いんですが、性格も違う別々の人間である二人が折り合いを付けて歩み寄って行く姿がリアルに描いてあると思いました。
最終話からの描き下ろしに胸が熱くなりました。
こういう人間ドラマ大好きです。