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tengoku no monban
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
すっごく楽しみにしていた2巻でした。
が、これで完結しててガックリです。まさかと思いました。泣
もっと色々な神様が癒される様子が読みたかったですね。それだけが残念です。
そして、前作のレビューに「夕凪がどうして天国島の番人になったのかは分かってません。」と書いてたのに、2巻のあらすじに書いてあって愕然としました…。
読み落としで無かったとしたら、凄い爆弾じゃないですか?
「ほんと野獣」も「明日はどっちだ!」も続いてるししょうがないと思いますが、ちょっと毛色の違ったこちらの作品楽しみにしてたんです。
完結編なので南と夕凪のラブはちゃんとあったし、前巻で不穏な動きをしていた尾名国観光開発のおっさんの件も綺麗に片付いていました。
恋人同士になった夕凪がとても可愛いのと、天国島の面々が楽しかったんですが、ちょっと駆け足すぎたので萌にさせて貰いました。
ああ〜、完結ですか(涙)
何巻、何十巻だろうと焦らされる覚悟でいたのに…。
お客様は神様です。を地でいく神様をお客様としてもてなす人外専門のリゾート地『天国島』。
その天国島に連れて来られた天涯孤独の青年・南は訳もわからぬまま働くことに…。
天国島のオーナーの夕凪の謎に満ちた過去もわかっていき、次第に惹かれあっていく南とオーナー。
そして南がオーナーと共に天国島に居続けるという決断をして、結ばれて…、となるのですが、2巻でぎゅっと結末までを駆け足でまとめ詰め込んだ印象で、いつもの小鉄子先生の焦らしプレイ(?)もなく結構すんなりとエッチしてしまうのでそのスピーディーさに若干肩透かしをくらった感じも…。
ファンタジーだけど外界との関係性だったりが妙に現実的なところもあったりして、不思議な感覚にもさせられました。
オーナーと関係を持った相手は…、のくだりから軽く2〜3巻はすれ違ってもだもだして焦らしてもらっても耐えられるくらいの心持ちだったので完結は残念でしたが、ラストはオーナーも南も島の住人のみんなも楽しそうだったのがなによりで、今まで寂しい思いをしてきたオーナーなので、これからは南とたくさんいちゃいちゃして幸せでラブラブな天国島ライフを満喫してほしいな、と思いました。
神様を癒す不思議な楽園での2人の物語、これにて完結です。まだ続くと思っていたので、もう終わり?とちょっと残念に思ったのが正直な気持ちです。
さてそんな2巻ですが、不老不死の身体で一人で島を守ってきた夕凪。南と触れ合うことで人の温かみを思い出し、寂しい思いや好きという気持ちを見せるようになりました。南はニブチンなので(?)なかなか気付かないのですが、周囲の獣人も自分も「早く気付いてあげて~」とハラハラして(苦笑)。
でも、案外早くくっ付いた印象で、ちょっと物足りなさを感じました。寿命問題もちゃんと幸せに解決していたのですが、もう少し南の葛藤とかあっても良かったかな…と。
そうは言っても大好きなハッピーエンドですし、獣人の優しさにホッコリして、爽快な気持ちで読み終わりました。