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番はいらない、でも求めてしまう――。本能に抗うオメガバース・ラブ!
idol alpha wa tsugawanai
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
・運命(お互いのフェロモンを強く感じる)
・アイドルとマネージャー(はじめは清掃スタッフ)
・黒髪攻め(スーパーアルファ)
・無理矢理はしない
・イケメンな当て馬(自分の気持ちもあったのかもしれないけど、最終的に2人が結ばれるように動いていたのだと思う)
上記でビビッときた方には是非お勧めしたいです!
オメガバース設定の作品ですが、あまり差別的な展開やレ○プ的な展開もなく、少女漫画展開なので初心者さんでも読みやすいのではないかと思います!
結ばれてからの独占欲がかわいい〜
オメガバースの王道を行く展開の中に
何やら聞き慣れぬ"スーパーα"という言葉。
能力が優れていると言われるαの中でも別格の存在で10万人に1人という確率らしい。
普通のαより理性が強い=Ωのフェロモンに左右されない?…とにかく簡単に言うと、めちゃくちゃすごいαということなんでしょう(笑)
そのスーパーαでアイドルの涼斗とΩの叶太のお話でした。
Ωへの風当たりは厳しくない世界観で、Ωだからといって差別されるようなことはないけれど
身体が弱かったりヒートがあるので色々と大変な思いをしながら
それにも負けず一生懸命働いている叶太。
その前向きな姿勢はすごく好感が持てました。
スーパーαの涼斗も恵まれた容姿と体躯、アイドルとしての才能やセンスを持ちながら
努力は怠らないストイックなところは素晴らしかった。
こんな素敵なふたりが出会うのに、その良さが活きない展開になったのがすごくもったいないなと思いました。
すごく普通というか中途半端というか…
何とも言えない気持ちでモヤモヤ。
涼斗のアイドルの相方さんの行動も意味不明だったし、家族の中でただひとりΩだった叶太が弟の学費を稼がなきゃいけない理由も不明。
仲が悪いわけじゃないなら一緒に暮らしながら働いても良かったのでは?と。
気になるところが次々出てきてしまって、萌えきれなかったのが残念だったなと思いました。
芸能設定が大好きで、しかもオメガバ!気になってはいたが、買う前に軽くレビューを確認しましたが微妙だったようで、悩みに悩んで買いました。
結論にいうと、可もなく不可もなく。
エロ少なめ
当て馬あり
物語自体は悪くないが設定が甘い、思いつきのまま描かれている印象
以下はネタバレあり感想(辛口)
αの中でも、ヒエラルキーの頂点に立つ「スーパーアルファ」と呼ばれる今作の攻め。
「スーパーアルファ」というワードに目を疑い、思わず吹いてしまいました。
さすがに、もう少し工夫するのはどうかな、と。
攻め受けが出会い頭、受けのフェロモンに当たってヤッてしまいます。
それから物語が進み、ほぼエンドの方でもう一度エッチがあるぐらいです。
表紙に描かれるはだけた攻めのナイスボディを見てエロ面を期待していたら、がっかりかもしれません。
(ちなみに私は、物語が多少説得力がなくてもエロ多かったらという気持ちで購入しました)
個人的にツッコみたくなる設定が多々あり、途中からあまり集中できないまま最後まで読み終わりました。
どうしても気になった点をまとめてみます
・当て馬は攻め所属アイドルユニットのもう片割れ、アルファなのに受けの匂いが全くわからない。攻め受けは運命の番設定なのか、もしくは受けが病弱で匂いがあまり出ないタイプなのか、当て馬この子が鼻炎なだけなのか……
・受けの病気、それを治療するため組んだローンのネーミング(一瞬受けが騙されて借金を作られた設定かと思いました)
・攻めを殺そうとする過激なファンがスタッフに扮装して収録現場に紛れ込んだが、手にした凶器があまりに目立ちすぎて「これずっとバレてなかった!?嘘だろ?」と思い、その凶器に刺されて軽症で済んだ受けの生命力の強さ(体が弱い設定じゃなかったっけ?)、そして受けが目覚めて多分一日も経たずに弟が受けを実家に連れ戻す(怪我人なのに?)
他にも色々ツッコミたくなるところもありました……
頭を完全に空にして読んだほうが、もしかしたら楽しめたかもしれません。
いつか振り返った時。今という時代はもしかしたらオメガバース混迷期、などと言われるかもしれません。「本能より愛」だとか。「運命は選び取るもの」だとかの、胸アツ王道設定の他。第四の性だとか。性不明だとか。不明だった筈が、「運命」と出逢う事で、性確定してしまうとか。
そして本作は、α の中でも α 。その名も「スーパー α 」の登場なのである。
いやもぅ、それギャグじゃん? と、吹き出したものの。本人達は至って真面目にお送りしているのである。しかし、スパダリ族多め、と思われる α の中でも、殊更スーパーダーリンというワケでは無い。ただ本能に打ち克つ理性がある、ちゃんとありますよ、理性。というだけなのである。ちょっと待って。そりゃ本能的に求め合うというよりも、本能剥き出しで はしたない輩が多いこの世界で。「理性あります。」は、ちと弱い。性不明のインパクトにはおよそ勝てないのだ。そして。スーパー α だと言い張る涼斗は、叶太の「いい匂い」にアッサリ陥落するのだ。どうした⁈ 理性⁈
そして対する叶太の方はというと、これはもう本能剥き出しで、はしたなく煽る。
ウブそうな顔して、もの凄く乱れるのだ。そしてコトが終わると、恥ずかしそうな割にはフツーにもしている。ちょっと正常とは思えない程の、涼斗への執着ぶりは、自身で恋だと認められない内からグダグダなのだ。
優しくしてくれれば、涼斗のアイドル仲間にだって煽る。あらヤダ、叶太、ちょっと嫌な子ね。しかし、涼斗の相方で、メンバーの雅輝には叶太の匂いが感じられないというのだ。
ダダ漏れの筈の Ω フェロモンの匂いは、涼斗にだけとてもいい匂いで、それは涼斗のクリエイティビティに影響するのだという。これは。スーパーな事では無くて。ただ「運命の番」とか「魂の番」とか言われているだけの、王道展開なだけ。
涼斗が頑なに「番を作らない」と言い切っていたのも。さぞ辛い精神的負債があるのかと思いきや、「アイドルだから」というだけの理由。そう、アイドル恋愛禁止、みたいな事である。涼斗はアイドルを存分にやり切り、卒業する。それからようやく番うのだ。
いや、バース性関係無いよね⁈ という様な結末である。
ヨルノラテ先生の、「秘書さんと箱入り息子」が好きで、何度も何度も読み返した程に好きだったので。新作をとても楽しみにしていたんです。なので、期待が大き過ぎたのだと思います。涼斗のゴリゴリの筋肉と、叶太の体格差にもそれ程萌えられなかったかなぁ。次回作に期待したいです。