幸福の値段

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幸福の値段
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神10
  • 萌×221
  • 萌10
  • 中立4
  • しゅみじゃない3

--

レビュー数
6
得点
168
評価数
48
平均
3.6 / 5
神率
20.8%
著者
小指 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
徳間書店
レーベル
Charaコミックス
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784199608803

あらすじ

祖母の望みで貯めた結婚資金も、ゲイの僕にはもう必要ない―― 祖母を亡くし、天涯孤独となった一崇(いちたか)。バーで偶然出会った青年・ハナに、つい弱音を吐露してしまう。これからは自分のためにそのお金を使うべきだと慰めてくれるハナに、酔った勢いで「僕のヒモになってください」と懇願し、一緒に暮らしてもらうことに。お金で繋ぎ止めているだけの関係だけど、このぬくもりを手放したくない―― 一日でも長く一緒いられるように、試行錯誤する日々で…!?

表題作幸福の値段

ヒモ
リーマン

その他の収録作品

  • 描き下ろし
  • おまけ(カバー下)

レビュー投稿数6

静かだなぁ…

年下ヒモ×リーマンの二人が恋人になるまでのお話です。

ある日バーで攻めを拾った受けは、寂しさを埋めるように彼にお金を渡して同棲してもうことにします。
こういう設定は少なくはないと思います。

その中でも、こちらの作品はとっても”静か”でした。

大人な二人なのか作風なのか…受けが怒ったりしないし、攻めとの関係をちゃんと理解し、出て行っても怒らない…。
唯一の祖母を失くしたのもあってか、常に諦めている感じ。
こういうのが逆に攻めに刺さったんだと思います。

元カレが登場したりもしますが、ケンカしたりトラブルなど激しいシーンすらも静かに感じます。
まさに、淡々と。

個人的には元カレと別れた原因が匂わせる程度だったので、ハッキリ何だったのか気になります。
表紙と中身の雰囲気も意外だったので、気になる方はまずはお試し読みをオススメします。

1

お金から始まる関係

真面目そうな社会人な受・一崇と、色んなところをヒモとして渡り歩いてきた攻・花ちゃんのお話。
酔っ払った一崇が、花ちゃんにヒモをしないか、と誘うところから始まります。

一緒に暮らしていくうちに、花ちゃんの柔らかい人当たりと、一崇のほわほわとしたどこか抜けている様な人柄おかげか、順調に距離を縮めながら生活を送っていく二人。
ただ、そこには金銭が絡んできます。
金銭の上の関係で割り切りきれずとも、なんとか割り切ろうとしている(諦めもはいってる?)一崇がいじらしいですね。

最終的に、花ちゃんは一崇を選ぶわけなんですが、過去の飼い主たちとの違いはなんだったんでしょう。
事件のタイミングがよかったのか、そろそろ落ち着こうと思ったのか。
一崇は、あまり器用な感じがしないので、このまま幸せでいて欲しいと思いつつ、どことなく先行きが不安なカップルでした。
幸せになってくれ!!!

1

切なくてキュンとしたい方は是非

攻めをお金で買うお話です
お金の関係って切ないですよね
だってどんなに優しくされても、甘い言葉を囁かれてもそれはお金で買ってるものですから...
勘違いしてはいけないって葛藤が読んでてきゅんとしました
お金の関係であっても勘違いしてしまう人って現実でも多いので、気持ちを押し付けずに尽くす受けに惹かれてしまうのは私は共感できました
全体的に暗い雰囲気なので読む人は選ぶかもしれませんが暗くて切ない系が好きな人にはハマると思います

1

重ために見えて…

ヒモの花と天涯孤独の一崇。お金で繋ぎ止めているだけの脆い関係から、やがて本当の恋になるまでが描かれている作品でした。

ふたりの絡みを挟みつつわりとシリアスめなトーンでお話は進んでいくのですが、その雰囲気に反して彼らの抱えるモノがそこまで重たくない。
どんなツラい展開になるのかと身構えていたぶん、力の抜きどころがわからず「あれっ?」という気持ちに。
織部さんもかなり激しめな登場だったのに意外にすんなり引いていくので、エピソード自体が霞んでしまった気がしました。

最後には無事にくっついて良かったのだけど、色々と残念なところが多かったです。

0

受けの髪型が気になりすぎた。。

テーマは良くて、どんな展開になるのかなーと思って読んでいましたが、物語に入り込む前に受けのビジュアルがどうにも引っかかってしまってどうもダメでした。。パケ買いだったのでハズレがあるのは仕方ないのですが。
物語は、攻めのキャラのブレが気になりました。口調もそうだし、受けへの好意の変化も色々中途半端。。
セッも全然描写少ないです。イチャラブもストーリー的に然り。
ヒモの生々しい現金のやりとりしか記憶に残りませんでした。
クズなヒモの理由もイマイチだし、札束で殴りかかる受けの理由も全然ピンとこないまま読了しました。
受けは天然なのか、一途なのか、卑屈なのか、コンプレックスがあるのかもなにもかもぼやっとしてて、自分には合いませんでした。

2

他の人と何が違ったんだろう…?

素朴な絵柄と薄暗い雰囲気で、独特の空気感を持つ作品でした。主人公の一崇の表情が終始冴えなくて、ずっと下を向いててとても暗い。そんな一崇とクズっぽいヒモ男の組み合わせなので、晴れやかな読後感ではないです。でも社会の隅っこで秘かに幸せになるこんなカップルの話も素敵だなあと思わされました。
天涯孤独になりヤケになった一崇は、出会ったばかりのハナをヒモにします。お金を渡しながらも、恋人同士のような触れ合いにときめいてしまう一崇。必死な様子は哀れで痛々しくて情けなくて、見ているのが苦しいです。
対するハナは相手が本気になったら去っていくタイプの男。そのせいで未練を残した前の男がトラブルを持ち込んできます。
で、結局ハナは一崇の元を去ってしまうんですが、一崇のために生き方を変えてるんですね。確かに一崇は健気で惚れるところがあったかもしれないけど、前の男とそこまで決定的な違いが何かあったのかな?と疑問です。
現実なら恋愛感情は理屈じゃないの一言で片付きますが、創作でこれは説得力がない…。あっさり捨てた前の男と一崇との明確な違いがどこにあったのか、ハナがそこまで好きになる繋がりを作れたのか、何か特別感を見いだせたらもっと良かったなあと思いました。
雰囲気はとても好きだったので萌え×2です。

6

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