夏のてっぺんに咲く

natsu no teppen ni saku

夏のてっぺんに咲く
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神38
  • 萌×234
  • 萌11
  • 中立3
  • しゅみじゃない4

--

レビュー数
18
得点
362
評価数
90
平均
4.1 / 5
神率
42.2%
著者
炬太郎 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
コスミック出版
レーベル
Spicy Whip Comics
発売日
電子発売日
価格
¥690(税抜)  
ISBN
9784774732268

あらすじ

「俺が陽介の恋人になれたらよかったのに」
幼なじみで親友でいつも一緒にいた陽介。
今年もいつもの夏のように陽介やいつもの連中と海に花火に祭りに…
そんな毎日を過ごすんだろうと思っていた。
あの日、陽介に彼女ができるまでは。
陽介の隣の彼女に胸がちくんと痛む。
彼女とのデートの為にバイトに励む陽介にモヤモヤした。
それが“嫉妬”だと気付いたのは少し経ってから。
陽介への想いは日に日に大きくなり、そしてある日想いが溢れてしまって━━?

幼なじみで親友で…それ以上…DKたちの真っ直ぐで不器用な青春グラフィティ

表題作夏のてっぺんに咲く

高校2年生→大学生
高校2年生で陽介の幼馴染→大学生

その他の収録作品

  • あとがき
  • カバー下イラスト

レビュー投稿数18

何度読んでも本当に大大大好きなお話

夏とDKと恋愛という眩しくて切ないキラキラの青春BLです!
幾度となく読んでいるのですが読む度にすごく好きだと惚れ直す1冊です。

まだ恋を自覚していない香一の元に無邪気に彼女ができた報告をしてきた陽介。そんな切ない待ったなしの始まり方をする物語ですが、陽介が早々に彼女にフラれてしまうため前半は本当に眩しいくらいに夏を楽しんでる2人を見ることができます。その分後半が辛いんだけど!!

この物語の特徴は間違いなく香一の気持ちの変化がものすごく丁寧に描かれているところだと思います。
陽介と彼女を見ていてどこか座りが悪い気持ちになり、彼女と別れた陽介と過ごす夏がとんでもなく楽しかったり、途方に暮れそうになった水族館で自分を見つけてくれたり、性欲を覚えたりと恋に落ちない理由を探す方が難しい夏を過ごして、その後急に現実を突きつけられ自分の気持ちが抑えられなくなったりともう香一の変化や葛藤が手に取るようにわかる描写があまりにもうますぎる。
そしてその後陽介の葛藤が描かれていて、陽介が答えを出す勢いがまた学生らしくていいなぁと思いつつ、でもこの始まり方でうまくいくのか…と不安になった気持ちを描き下ろし以降で幸せにしてくれるという構成まで大好きです。

ただの親友から始まって最後は気の置けない親友のような恋人として末永く仲良くしていくんだろうなぁという未来が見える終わり方で、本当に最初から最後まで大満足でした。

0

高校生たちの甘酸っぱい青春

※ネタバレ注意

 私はアオハルBLが大好物なんですが、この作品には私の好きがこれでもかというほど詰められている作品でした。特に好きだったポイントとしては
・二人の関係性→最高
・香一君が陽介君に思いを吐露するシーン→最高
・絵の綺麗さ→最高
 こんな感じですね。特に2つ目の思いを吐露するシーンはあらすじにも使用されている「俺が陽介の恋人になれたら良かったのに」というセリフが登場するシーンで、ここのコマ割りや画角だけでもこの漫画を買ってよかったと心から思えるほどです。
 詳しいことは読んで確かめてほしいのですが、最後に言える一言としてはこれを読んで後悔することはないということです。

1

最高!!!

表紙買いだったんですけど、絵柄も私好みで内容も最高でした。感謝

1

ある男子高校生のひと夏のはなし

今回珍しく片方の子が髪染めてます。だいたい地毛で派手髪な漫画多いけどこの漫画の子は染めてます。リアル感あって好きやで。プリンにならんのはよくわかってるじゃないか(誰)プリンになったら萎えちゃうからね(だから誰)
甘酸っぱい青春です。セックス?ナニソレオイシイノ状態です。まじで男子高校生。あー、尊い。
セックスセックスのヤリまくってる漫画ばっかり読んでると心が汚れちゃう(時すでに遅し)からたまにはピュアっピュアな漫画を読まなくちゃいけないの。心が汚れてるみんな読んでね((()

0

転機の夏

陽介に彼女が出来たことで初めて気付いた気持ちがあったことはきっと香一が一番驚いていたはずで。
はっきりと認めることも否定することもしない香一の曖昧さから気怠げな夏を感じて、なんとも言えず切ない気持ちになりました。

彼女から陽介を奪いたいとか好きで好きで仕方ないとか、そういう激情はないのだけど
これまでの陽介との思い出の欠片を集めていくと彼への気持ちが完成するような。
ゆっくりと香一自身も自覚していく様子が美しかったです。

気持ちを伝えられてちょっと流されるようなカタチだった陽介も
しっかりと香一とも自分自身とも向き合ったんだな、とわかるような2年後のお話が素敵でした。

転機になった高2の夏をこれからもきっとふたりは何度も思い出すんだろうな。
暑くて楽しいことがいっぱいで非日常があふれている感覚になる夏は存外にあっさりと過ぎてしまうもの。
ほんのり物悲しい気分も感じつつ、爽やかでキラキラしたふたりの夏の日々がとても眩しいお話でした。

0

王道青春系

炬太郎先生のファンで完全に作家買いだったんですが、内容も好みで面白かったです。
主人公たちの住む町の描写が多く、背景やストーリーに絡んでくる部分も含め、とても綺麗でした!
幼馴染という設定が王道展開なんだけど、キャラクターの感情表現が繊細でとても切なくてほっり出来ました。
幼馴染という壁を越えてしまう恐怖と、それども相手のことが好きな受けが後半は眩しかった笑顔もなんだか儚く切ない笑顔に変わり、読み返すと笑顔のたびに悲しみが増すようなそんな、切ないお話です。
でもラストはハピエンなのでハピエン、幼馴染が好きな方に特におすすめしたいです。

1

今年も夏がきた~~!

めちゃくちゃ男子高校生の夏!!が詰まっていて、夏を感じられる作品です。
しかし、爽やかさだけでなく、じわじわくる不穏な雰囲気もいいです。

大注目ポイント!1つめは、「親友から恋人への変化」です。
ずっと一緒にいた親友が、好きな人だと気付いた瞬間「嫉妬するなんて思わなかった」の言葉から空気がガラッと変わっていきます。いつも一緒に過ごしていた夏休みも、もしかしたら陽介が彼女と過ごす夏休みだったと考えると、いつもとは少し違った夏休みに見えて2人の過ごす夏休みにも温度差を感じます。陽介の遠慮のない一言にズキッときて、本当に爽やかだけど無神経な奴ですね。(そこが好き~!)

そして大注目ポイント!2つめは、水族館シーンです!
個人的に水族館が好きなので、大満足の再現度にテンションが上がりました。丁寧でキレイに描かれている水族館の雰囲気や生き物たちにドキドキ!わくわく!してください。聖地巡礼もできちゃうので、作品の世界観もより楽しめちゃいます。

真っ直ぐすぎる無神経さ涙して、アツい友情が良い!嫉妬も手繋ぎも可愛すぎる2人。親友から好きな人に変わったことでいつもの夏休みと違う、親友と過ごす温度差のある夏をぜひ読んでみてください!

0

一生こない今年の夏

キラキラと輝きいつも夏は隣にいる親友。けど日常が変わるのは一瞬で、今年の夏は君の隣にいれない、、?
隣にいるのが当たり前だからこそ、違う誰かに目線が向いていると気付いた時にこれは恋だと気づくんですよね。親友同士、幼馴染同士あるあるでしょうか。
とはいえこんな設定は何回、何百回見たってきゅんとします。
陽介の元カノがいい働きしてくれましたね!香一に告白されてモヤモヤして、けど

「いま会いたい?」

の問いに迷いなくめちゃくちゃ会いたいと答える。
あぁ、これが恋だ!!とうるっとしてしまいました。
こっからの流れはもうご褒美タイム。素敵な作品でした。

0

女の子がイケメン‥。

青春DK‥等身大の恋愛ストーリー

おばさんたまにキラっキラした可愛いDKもの読みたくなります。

表紙もタイトルも爽やかでいいですね!!
思わず惹かれてしまいました。

最近の現実はただ暑いだけで何処へも何も出来ない夏の日々‥。

でも自分の変わりにとってもアクティブに夏らしい夏を謳歌する子たちが本のなかにはおります。
ワクワク出来てとても良いと思います(^^)
ストーリーとしては幼馴染で仲良しの男の子が親友から恋人の関係になっていくさまを描いたお話ですね。

絵がお上手で若者らしくてとても良かったです。
でも‥まぁ、女の子が好きと思っていた自分が親友だと思っていた男の子にそれ以上の感情を自覚するわけだし混乱もするだろうし‥仕方ないっちゃー仕方ないんだけど‥もだもだっと元カノちゃんに胸のうちを告白するんですが‥
そのときの女の子の対応がすごいです!
よくよく考えてみるとBL視点だとキュンかもだけど‥女の子側からみたらこの攻めくんめっちゃ!くずっすよ!(´ω`٥)

えっと‥感想は結局のとここの元カノちゃんが1番いい仕事してる!

あ!でも初チュウシーンは、構図がとても上手いので胸キュンです!!


1

DKの夏

親友で幼馴染の陽介と香一。

夏休み前に髪を染めちゃったり、めまぐるしいくらいに詰め込まれたスケジュール…、DKの夏、好きな人と過ごす夏。
フレッシュさ、清涼感、キラキラした感じがすごく伝わってきて、この夏の終わりに読めてよかったなあ〜、と思いました。

香一の無自覚の嫉妬から陽介への恋心に気づき、無自覚ゼロ距離な陽介の行動にやきもきして思い悩むせつなさに胸がきゅうっとしました。
花火大会の夜、想いが通じても不安がよぎってしまう香一に「大丈夫」と何度も伝える陽介の真っ直ぐな若さがまぶしい。
ちょこちょこ出てくる方言もかわいいです。
デートの場所のチョイスとか元カノに恋愛相談しちゃう陽介…、うん、もう絶対香一じゃないとダメな気がする(笑)

両想いエンド♡、でもキスなし、正直残念…、いや、それでもいい。と強がっていたのですが、描き下ろしでキス、香一のおねだりにきゅんとさせられて、さらには2年後のふたりの恋人感溢れる営みが見られたので嬉しすぎました〜(満面の笑み)。
日常を過ごすふたりの自然な空気感がめちゃくちゃよかったです。

とても爽やかで夏の匂いを感じさせてもらえる素敵なお話しでした。

1

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