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NETFLIXにて実写化決定! 世界15カ国で翻訳 ギュン泣き必至! ! イギリス発 ベストセラー青春BLコミック
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
BL作品、というよりはどちらかというと性的マイノリティについて描かれた作品。
イギリス人の作家さまが描かれたということもあるんでしょうね、日本では若干なじみのない左開きの本で、最初手に取った時に「読みづらそうだな…」と思ったことは否めない。が、これが意外なほどしっくりくる。
絵柄がね、味があるって言うんですかね。
素朴な絵柄なんですね。絵本のような…、と言えばお分かりになるでしょうか。そしてその絵柄に合うように、文字数もさほど多くありません。なので左開きでも読みづらいということはない。
素朴な絵柄で訥々と綴られていくストーリーですが、実は結構シリアスなストーリーです。
主人公は男子校に通う14歳のチャーリー。
彼はゲイだとカミングアウトしているが、それを理由にいじめにあっていたことがある。今はベンという恋人もいるが、ベンは自分の都合でチャーリーを呼びつけることも多く不信感を感じていた。
そんな中、縦割り授業でニコラス(あだ名はニック)という一つ年上の青年と知り合う。はじめはニックに対して警戒心を抱いていたチャーリーではあったが、彼を知るごとに少しずつ惹かれていってー。
ゲイのチャーリーと、ノンケのニック。
二人の間に恋は成立するのか。というところを軸に進むストーリーです。
素朴な絵柄に、飄々と進むストーリーですが、チャーリーが抱えるものは多い。チャーリーはカムアウト済み、という設定ではあるのですが、カミングアウトしたというよりはアウティングされてしまった、という風にも読み取れる。
ゲイであることによる葛藤、孤立、いじめ。
チャーリーは、若干14歳の少年は、それを乗り越えていけるのか―。
こう書くとチャーリーがめちゃめちゃ薄幸さんに感じられるかもしれませんが、彼の周りには味方は沢山います。ニックとの友情とか信頼関係とかも順調に築いていっている。
BLという軸で読むと、ノンケさんであるニックはチャーリーと恋ができるのか、という部分と、ニックに惚れてしまったチャーリーの切ない想い、というのがメインになるのですが、このモダモダ感がまた良い。今作品はBL作品なので「ゲイ」という性癖が軸に据えられていますが、彼らの葛藤や苦しみを介して見えてくるのは「普通って何?」という壮大なテーマです。
男は女の子を好きになるのが当たり前。
自分と違うものは差別し除去しようとする。
それは果たして正しいことなのか?
自分と違うものを受け入れられない人。
嫌悪感を示す人。
多様性を認められない人。
それは、仕方がないことではある。けれど、まだ少年と言える年頃の彼らがたくさんの人と出会い、多様な意見を知り、自分を探していく、その展開が秀逸でした。
今作品は「イギリス発のベストセラー」ということで興味をそそられ手に取りましたが、ベストセラーになるのもうなづける。いわゆる「BL作品」を求めている方には正直不向きです。綺麗な、キラッキラな恋愛ものを描いた作品ではありません。
が、老若男女問わず多くの方に手に取っていただきたい。
明るく元気な恋愛ものではありません。
かといってシリアス過ぎるダークな内容、だけを描いた作品でもありません。
もっともっと壮大で、普遍的なテーマを描いた良作です。
イギリス発のコミックです。
BLというくくりではなく、LGBTQ+の物語です。
すごくドラマチックな何かがあるわけではないですが、若者の日常での心の動きがとても丁寧に爽やかに描かれています。きゅんきゅんむずむず。
正に青春!
普通にティーンエイジャーに読んで欲しい、そんな内容です。
まだまた二人の物語は始まったばかりで、続きが気になるところです。
10代の若者の繊細なのに強い心、がんばれ!と応援する気持ちで読んでいました。
かわいいよね。みんな。
1巻のみの感想です。
分厚いので読むのに時間がかかるかと思いましたが、大ゴマ、文字量少ないので割とサクサク読めました。
青春BLぽく、小物や部屋の内装などがファンシーです。
コマ外にお花や星が散りばめられているのもかわいらしくて、2人の心情の盛り上がりを演出していて微笑ましさが増します。
キスシーンではお花が豪華にあしらわれていて、すごい盛り上がりやなとちょっと笑ってしまいました。
ストーリーとしてはシンプルでわかりやすく。
説明が最小限で、セリフ少なめ、豊かな表情(で気持ちの揺れや高まりが伝わっておもしろいです。
表情が年相応のかわいらしさなんですよね。ピュアだったり繊細だったり。
私のような年寄りにはちょっと恥ずかしくなるような照れ顔もありながらw
全体的にそうなんですが、特に2人が心から楽しそうに過ごす日々が絵だけで語れられるシーンは青春ドラマや映画を観ているようでした。
ニックがハリーに「お前は最低な差別主義者だ」とはっきり言ったところはかっこよかったです。
これは惚れてまうやろ〜案件ですね。
ニックいい奴。
でもチャーリー姉がニックは「ストレートじゃないよ」と言ったのが気になります。
本人はまだ自覚なくゲイだということなんでしょうか。
両思いになりつつある2人の続きが楽しみに読みます。
恋のお話でした。
現実的で登場人物たちの葛藤があり、読み応えがあります。
かなり分厚いのですが、中身は余白が多くあり、読みにくさはありません。
ゲイであるチャーリーと、ノンケであったニックのそれぞれの視点から物語は展開されていきます。
良い雰囲気で幸せをかみしめることができた途端に、周りからの反応や自分自身の心が敵となる。
心情描写がとても丁寧で、じっくりと読ませてきます。
きっとハッピーエンドなんだろうとは思いますが、1巻を読むとこの2人の行く末を見届けなければという気持ちにさせられました。