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8つの異世界で8つの恋★オール新作!話題の「異世界転生」作品が満載!
isekai tensei BL anthology
異世界BLアンソロジーだ!2だ!と、しっかりとポチってしまったので、買ってから随分経ちましたが簡単に感想を書いていこうと思います。すみません、敬称略です!
◎あさみ青子「異世界逃亡の相棒は恋を知らない王子様 ~酒とレースともう一人の王子~」
魔法の存在する異世界。目が覚めたら異世界だった膨大な魔力持ちの美大生、天音(アマネ・受)と、命を狙われてるため逃亡生活をしている王子様ライル(攻)の、魔力目当てかと思いきや…?的ムズムズラブコメディでした。旅の途中からの描写でしたが、自然と説明があってすんなり設定が把握できました。ずっとアマネ視点で進んでたからこその面白さがありました。
◎ぺこひ永久「転生してハンターになったら吸血鬼を匿うことになりました」
吸血鬼が人を襲い、ハンターが吸血鬼を退治している世界。突然転移させられて生き延びるためにハンターの修行をしている元高校生イツキと倒れていた吸血鬼カイナの、俺たちのラブと冒険はこれからだ!的ボーイミーツボーイラブコメディ。これから二人がどう絆を深めていくのか続きが気になるお話でした!
◎MAM☆RU「生贄の仔羊に転生したけど最強悪魔には屈しません」
噴水におちたら突然生贄として召喚された見た目美少女の剛史(受)と、かつての力を取り戻したい悪魔ルシファー(攻)のナンダカンダで愛が世界を救ったのかもしれないラブコメディ。なかなかのチョロインさんとうっかりさんっぷりでした。
◎星た「ファッションデザイナーの俺が転生してダサ王子に『脱げ』と命令することに!?」
ダサい格好には口を慎めない転生前は日本人のやや肉食系ファッションデザイナーのコーキ(攻)と、かぼちゃパンツと白タイツで現れた天然系第3王子ルシエル(受)の、誤解からの結果オーライ!?ラブコメディでした。天然王子が何気にかわいい。そして、今まで色んなパンツのエロシーンを見てきましたが、かぼちゃパンツのエロは初めて読みましたね。貴重です!
◎再田ニカ「はぐれ仁義純情派 ~子連れ鬼との花の恋~」
ヤクザの抗争で撃たれて瀕死の状態で異世界に転生したユーゴ(攻)と、ユーゴを介抱した腕っぷしのいい子連れの鬼まだま(受)の愛と人情の純情ラブコメディでした。ユーゴのまだまや家族への気持ちがとても伝わってきたので、それを受けて今後まだまの気持ちにどんな変化が起こるのか、今後の生活はどうなるのかを見てみたいなと思いました。
◎夏尾「転生した俺が少女漫画の推しと恋なんて」
少女漫画「君♡ラブ」の世界。モブ・佐藤に転生した颯真推しの主人公(受)と「君♡ラブ」の正ヒーローのスパダリ颯真(攻)のヒーローとヒロインが愛を育む様子を見守るために二人をくっつけようとする佐藤だけれどなぜかうまく行かず…?的な目指せハッピーエンドラブコメディでした。佐藤と颯真の気持ちの変化がいい感じでムズムズしました。
◎椋「腐男子の俺が異世界転生した先は地雷カプが成立した世界だったのだが!?」
主人公が、推しカプとは逆のカプが成立しているルートのボブゲ「NIGHT & KNIGHTS(ナイナイ)」の世界で、しかも当事者の受けになってしまうラブコメディ。改めて書くと複雑な設定なんですが、マンガではすんなりと入ってきました。主人公の表情と内面のギャップが面白かったです。
◎北沢きょう 表紙/Special short
表紙の二人のお話。4ページの尺でまさかの起承転結が…!モノクル騎士団長のデレがいいですね。
去年から今年にかけ増加している異世界トリップモノ、
ファンタジーモノ好きの私は良い時代になったなぁと
歓喜している今日この頃です。
中にはガチムチ系や逆体格差、人外もありますが、
全体的にお話もエロもライトで
万人受けしそうなものが多く、気軽に読めそうな印象。
以下、いくつか気に入ったものの感想です。
「異世界逃亡の相棒は恋を知らない王子様
~酒とレースともう一人の王子~」
パッと見一昔前の王道カップルって感じ、
王子に「様」なんて付けるのが少女漫画ノリっぽくて、
苦手そうだし流し読みかなーって思ったのですが…
受けが予想外に可愛くて萌えました!
好きだとはっきり言わないんですけれど
言動や態度から好意がバレバレなんですよね。
受けの純粋な笑顔が好きな私は、
楽しそうに笑っているシーンが多くて癒されました。
魔力をあげる為に素直に抱かれる所も可愛い!
魔力のやり取りにキスやHが必要な設定、
ありがちでBLにする為のご都合主義とも思うんだ…
でもこの協力し合わないといけない状況が好きです。
お酒が影響するのもよくあるけれどこれも好き。
正直真新しさは感じず、テンプレ王道的なシチュを
詰め込んだように見えつつもやっぱり良いものは良い、
初心に帰った気分になれました。
「腐男子の俺が異世界転生した先は
地雷カプが成立した世界だったのだが!?」
腐男子の曜介は王と騎士のBLゲームのファン、
推しは黒騎士ラブラ×主人公ディア、
逆にディア×ラブラルートは地雷で未プレイ。
ラブラに転生した曜介はプレイヤー時代の知識を元に
ディアと親しくなるけれど…何かおかしいぞ…?
特にリバや逆体格差が好きなら、
ラブラの身体を通じて地雷だった逆カプを、
受け入れていく曜介にニヤリと嬉しくなるハズ。
どんな形でも推しの愛をに受け入れられる、
素晴らしい事です。
転生の仕方が少し異なるのが
「ファッションデザイナーの俺が転生して
ダサ王子に『脱げ』と命令することに!?」
異世界転生の大半はお亡くなりになった直後
そのままの姿や年齢で飛ばされるか、
元々その世界に居る誰かに成り代わりますが、
この作品は元の世界の記憶を残して、
異世界の父母の下に異世界の住人として、
新たな生を受けて生まれ育つパターン。
「転生」の意味を考えると
本当はコレが正解なんじゃないのかな?
これだと元の世界への影響を
気にせずに楽しむ事が出来ます。
ただ、いきなり違う世界に飛ばされアタフタしたり、
元の世界の知識や経験を活かすのも
異世界トリップモノのお楽しみの一つなので、
どちらもそれぞれ異なる良さがありますね。
表紙カップルのショート以外は分冊版もあるようです。
一口に異世界と言っても王道ファンタジーから和モノ、
少女漫画のような現代に近い世界まで様々。
もしかすると今の私達も
誰かの転生後の姿だったりして…?