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okaeri sankaku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
いや、さすが今回も切なくじんわり
素晴らしかったです。
早寝先生は大好きな作家買いの先生なので
本当に新刊楽しみにしていました。
先生の新刊が
三角関係ってことでどんなお話かと思っていましたが
やっぱりすごくすごく良かった。。
初めての元カレを忘れられないカフェ店主と元カレ+カフェの客リーマンの3人のお話で
ああ、ほんとうまいなあって、、
3話目でノンケだと思ってた客リーマンが
本当は、、って展開でぐんと話を動かすんだけど
こちらもそこで
えっ?とぐぐっと引き込まれました。
まあネタバレですが
客リーマンと受けのカフェ店主の紘記は関係するん
だけどそのシーンがねいいんですよ。
やっぱり第三の男が物語を動かすのね。
私はこの第三の男、客リーマン英征さんすごい好きで
読んでいてこっちの男がいいなって思ったり
してしまってました。
真面目な受けが
どちらともくっつかないもアリか?と
ちょっと思ったけどそこはちゃんと結果が出ます。
ちゃんと以前と違う踏み込んだ関係に進むエンド。
しかしこんな心に響く優しいお話で
三角関係ものって早寝先生すごいなあって
早寝先生の名作コミックスが
またここに爆誕してしまった、、なんて
3人がファミレスで会って
どっちを選ぶの?みたいになったとこで
いやいや気持ち悪って
そんな話じゃないでしょってとこ
全くだよって感じでツボでした。
単純に三角関係だとそんな風になりがちだけど
そんな簡単じゃないって話。
ありがちなようでありがちじゃない三角関係で
それぞれの背景が深くて
とっても読み応えありました。
エロは少な目だけど
この方のお話はエロなくたって
ストーリー重視の方にはすごく響くかと思います。
今月はもう一冊ホーム社の単行本が
でるのでそちらも楽しみです。
作家買いの早寝電灯先生
毎回テーマを先生独自の味付けで料理されますが
今回のテーマはタイトルからズバリの三角関係
今まで三角関係的なお話も書いていらっしゃったことがあるけれど今回はズバリと三角関係
早寝先生が描くとこうなるのですね
男3人の三角関係でもあるんだけど
このお話は気持ちと体感と体験のトライアングルでもあるなと読み終わって思った
自分の気持ちを正確に言い表す難しさはよく描かれるけど
今回はもう一つ自分の気持ちを感じ取る難しさもあるという事を描かれてる
なんだか自分の感情がわからなくて掴めなくて茫洋としているから
分からないから
嬉しいことなどわからない時は長く感じる
気持ちが体感できないでいるのを繋ぐのが体験として描かれているように思う
食べることセックスそして愛する人とのセックスの時の噛む事もしかして火傷もかな
ガジガジと真顔で肩を噛み続けるとこが胸をくすぐりました
自分の気持ちが分からないのに相手の気持ちがわかるはずもなく
でも自分がどうしたらいいのかわからないから立ちすくむ
分かるのは今彼がそばにいるか居ないかだけで
その距離を体感することで気持ちがついてくる
おかえりさんかく
と言うのは最終的に三つの感覚が一致した状態に戻った事をいうのではないかな
と深読みしすぎかな
感情と感覚と体感とあえて別々のものとして捉え
それを自然な流れで漫画で描こうとしたんだろうと思うし
それが漫画だから成功してると思う
前述したけど早寝先生の作品は同じテーマでも料理方法が違う
和食が出てくると思ったらエチオピア料理が出てくる感じです
一筋縄ではいかないです
でもだからこそ読みとく楽しさがあると思う
作家さん買い。
ゆらゆらした、不安定で定まらない感じ、
自分でも気持ちの整理がつかないモヤモヤとした葛藤、
そういったどうにもならない、厄介で、めんどうな心のひだひだが丁寧に描かれていました。
こんなひだひだなんか無い方がずっと楽なのに、
すっきりさっぱり無かったら、人生ってなんて味気ないんだろうって、読んでて思ってしまうというか。
園田が単なる当て馬枠ではなかったところが、この作品の一番いいところだと思う。
紘記と園田が「寝る」ことで、自分でも気づいていなかった本質や本心に気づく。
単なるエロシーンではないんです。
ちなみに園田は、紘記のことが気になるとか、男なのに何故か目が離せない……みたいな感じじゃ全然なかったんですよね。
ただの客でしかない自分に、同性愛者であることを隠さないとこにガツーンときたっていうのかしら。
ガツーンとさせられて目を開いたら紘記がいたみたいな、上手く言えないけど鳥のヒナの刷り込みみたいなものと恋が混じってしまったというのかな。
つまり園田は、ゲイを自覚したばかりのゲイとしてはヒヨッコ状態だと思うんですね。
だから「君らと会えて結構収穫だった(傷心だけど)」「俺は別にこの二人がうまくいっていることが嫌なわけではない(いや、すげー傷つく)」って、別に負け惜しみじゃないと思うんです。
紘記の側に自分じゃなくてアイツがいるのがくっそムカつく事実ではあるものの、一人ぼっちじゃないんだ、お仲間が他にもいるんだ(片割れがアイツなのはムカつくけど)と、ホッとするところでもあるんじゃないかな。
紘記も、そういうところをもしかしたら無意識に汲んで、「客として来たら普通に接したい」と言ったのかもしれないなと思います。
(絶対に、自分に気のある男は手元にキープしておきたい、みたいなやつではない。)
その園田が、元サヤに戻ったからお役御免で遠ざけてバイバイではなく、最後まで繋がってるところも好きだなぁ。
寝たことも含めて、無かったことにはできないし、したくない。
丈にとっては、園田の存在は不本意の極みでしかないんだろうけど、仕方ないよね。
「自分が戻るまで紘記は一人だと思ってた」という思い上がりが愚かなんだけど、なんかそういう愚かなところも含めて、憎めないアホたれって枠にとどまっていると思う。
人生に迷子状態の人たちが出会って、繋がって、動き始めて……これからも何らか繋がっていく……そういう揺らぎや曖昧さが好みでした。
ーーー
「俺がずっと一人ぼっちなのは 俺のせいかよ」と言って泣いてた園田だけど、多分、これからの園田にはいい事が待ってると思いたいなぁ。
とりあえず、再び紘記の店を訪問することしたっぽいけど、あくまでお客さんという一線を超えさせない紘記と、何かとガルガルしてくる丈の姿に、ちょっかい出すのもアホらしくなってきて……。
そんな園田に恋のチャンスが……!!
以前の園田だったら恋のチャンスがそこらじゅうに転がっていたとしても、けっして気づかないし見えなかったはずだけど、今の園田なら大丈夫だと思います!
大好きな早寝電灯先生の新刊
先生の作品では「化け猫〜」以来の、自分の生活とやや照らし合わせて読んだ本でした。勿論面白かった。
面白かった前提で思うところ、早寝電灯先生の作品の受け=主役って思考の傾向が似ているような気がする。それは先生から生み出される故仕方ないところだろうけれど。壁があった時に避けるタイプというか。
毎日に繰り返しを求めてる絋記が、園田と寝ることはかなり大きな意味があるので、そこはこの作品で外せないところだし私は好きです。大人になったら"別の日"はとても大事だ。園田と寝たことは道草かも知らないけれど、大事な寄り道よ。
先生の攻めが主役の作品が見たいなぁ…あ、園田さんが主役のスピンオフが出ればそうなるのか?ただ園田さんもやや壁があったら避けそうではあり、それでいて受けに回ることが出来そうなんだよね。今作の刺激がきっかけで壁に対して違うアプローチができる園田さんになったかもしれない。
園田さんがひとりで食事をするシーンが見たかった。丈の働くレストランで何を頼んだんだろう。欲を言えば夕飯がいいな。
丈の魅力が(少なくとも自分には)伝わりづらかったことが惜しい。ともすると絋記と話す丈より、園田と話す丈の方が魅力的に見えた。「俺の良い面を見て欲しいのに」と言っていたけど、絋記にももっと「みっともない」ところを出すんだろう。「前と同じだけの関係にする気がない」ならより一層。
早寝電灯先生の優しくて温かい世界が広がっていて、何回も読み返したくなります
主人公の『横断歩道の白線だけを歩く』こだわりや、丈くんの『好きな人の前ではカッコつけたい、大事な話の前ははぐらかしちゃう』癖や、園田さんの『安全にいるために笑って過ごす』姿は人間らしく、優しいんだけどそれだけじゃない3人の個性が現実的で実在するんじゃないかと思えるくらいです。
三角関係だからドロドロ系かと躊躇しながら読んでみたらなんと誤読感はスッキリ。
個人的な意見だけど、うまくいかないとき第三者のてこ入れが必要だったりするよな~と思えてしまう。
主人公の頑固さ、好きなのに踏み込まず手を離してしまう所にはモヤ~としてしまいますが初めて付き合うときってそんなもんかなと。
園田さんの申し出を受けてる主人公に対して『裏切り』とは思えなくて、ルーティンを崩してでも現実を受け入れようとする強さを感じました。
体感しないと信じられないってあるよなぁ。
早寝電灯先生独特の、時々台詞を反復するような、詩を朗読するような描き方も好き。
日常的な日々の中で、人間の心情の変化に重きを置いた話が好きな人にオススメです。
初読み作家さんです。とは言え、早寝電灯先生の作品はずっと気になっていて数冊所持していたのですが、ようやく読むことができました。
想像していたより、ずっとずっと丁寧に描かれた素敵な作品でした。
レビュー数が多いのでストーリーの詳細については省きますが、簡単に言うと三角関係の話。
なのに、なぜ「おかえり」なのだろうか?…気になっていたのですが、最後まで読んで、その深さに圧倒されました。ほんとに、凄いです。人の感情の変化をこんな風に描けるなんて、新しい発見でした。
実は読み終わってから数日経ってこのレビューを書いています。あまりの凄さに感想が纏められませんでした(笑)そして、凄いしか言葉が出てきません。伝えたいのに伝えられない、このもどかしさと語彙力の無さよ…。
どうぞ、この経験を。読んで体験してみて欲しいです。
早寝電灯先生の作品で好きなものが幾つかあり、作者買いをしてみました。
タイトルから何となく予想していましたが、三角関係の話でしたね。
三角関係があんまり得意ではないので、どうかなとは思っていたのですが、やっぱり苦手だったです。
でも切ないトーンで描かれるこの作品、引き込まれるんですね。
優しい、切ない気持ちになりました。
何となく結論は読めていると言うか、最初から絋記の気持ちはブレてなかったと言うか、そんなだったのですが、決定的な結論まで読み進めるのが嫌になって、暫く放置してしまいました。
この作品には、振られてしまう人が必要だと思うんですが、それを見るのがつらくてちょっと手が止まりました。
エッチなシーンは少なめなんですが、心穏やかに見ることが出来なくて、いっそなくてもいいのにとすら思いました。
受けの絋記は幸薄そうな、気が弱そうな、そんな性格かと思っていましたが、ブレない強い人です。
絋記が前の恋愛の失敗から成長し、選んだ道なので今度は大丈夫だと思います。
振られた側も幸せになってくれたらな、と思いました。
今回は喫茶店の新たな客と昔の常連客と店主のお話です。
受様が忘れられなかった恋に決着をつけるまでと
攻様2人の後日談を収録。
受様は学生時代にバイトをしていた喫茶店を
引き継いで店主となります。
独特のマイルールを秩序していている受様は
日々の変化を好みませんが
前オーナーから店を引き継ぐ際に
メニュー作りに力を貸してくれた常連客の料理人とは
波長が合い、ほどよい距離感が心地良く、
初めての恋人として付き合い始めます。
しかし付き合い始めると
彼をもっと知りたいと言う思いが募り
2人の間の距離感にこそ不安を抱くようになり
受様は彼に別れを切り出すのです。
それから1年半、
ランチの客が1人だけになった喫茶店に
受様の元カレがふらりと現れるのです。
受様はなんとか元彼の注文に対応しますが
あまりにも緊張しすぎて倒れた拍子に
ポットのお湯を浴びてしまうのです!!
そんな受様をみた男性客が慌てて
受様の手当てをすべく動いてくれますが
受様の笑顔にドン引きしてしまうのです。
その男性客は今日初めて受様の店を訪れたのですが
2人の醸していた妙な雰囲気が気になり
翌週、再び受様の喫茶店を訪れます。
受様と元カレ、
そんな2人に興味を惹かれた男性客が織りなす
三角関係の行き着く先とは!?
雑誌連載作をまとめての書籍化で
初カレを忘れられない受様を巡る
元彼と恋人候補の三角関係ラブになります♪
雑誌掲載時に2話目を読んだのがお初だったので
受様と元カレの関係が今ひとつわからず
いったいどういう関係!? ととても気になりまして
コミックスになるのを楽しみにしていました。
早寝先生の独特の感性で描かれる三角関係に
ハラハラ&ドキドキ、ワクワク!!
人はより人と関わる事で世界を広げます。
人との関りが変えていく世界、
人と関わる事で変わっていく未来は
必ずしも望んだモノにはなりません。
望まない未来へと進んでいく自分を
変えられなかった受様、
失った存在を再び取り戻す事で
前へ進もうとした元カレ、
未来を変えていく力を育てるのもまた
誰かとの関りなのでしないでしょうか。
個人的には主人公が当て馬さんと関係持つのは
あまり好みじゃないのですが
当て馬さんの事情もキチンと光が当てられていて
それぞれにとっての必要性が語られるので
それもまた受様の選択肢の一つと思えました。
カバー下にも描き下ろしがありますので
ビラッとしてみてくださいね。
早寝先生作品は4作目ですが、これまでとまた違う作風なのがすごいです。
一見よくあるような、当て馬を介してヨリを戻すお話かと思いきや、誰にでも当てはまるような、それでいて意外と気付いていない深いことがさりげなく(これ大事)描かれている。
不思議設定や謎解き(そのお話づくりもとてもお上手だったのに)ではない、日常を描きながら、退屈させず、ああ〜わかると共感できたり、そういうことか〜と目から鱗な気づきがあるお話をこんな切り口で描かれるなんて、どんだけ引き出しをお待ちなのか!?と驚愕してしまいます。
作家買いする漫画家さんがまた増えてうれしいです。
紘記は今まで人を好きになったことがない、なることもないと思っていた、自分だけのルールを作るのが好きとか、変な人かもしれないけど、いやいや、こういう人結構いると私は思いまして。
で、紘記も丈も自分が振られたと思っている。
これも意外とよくあるケースではないかと。
紘記は感情面でどんくさい、自分の気持ちがよくわからない。
丈は逆に先回りして考えてしまったり、紘記の気持ちを勝手につくって思い込んだり、
こういう考え方のパターンが違う2人が、言葉不足や思い込みでコミュニケーションがうまくいかないことって至ってよくあることだと思って。
それを、園田が関わることによって、2人が新たな視点を持てるようになる。
これもよくあるようで、でも意外とその重要性にあまり気づいていなくて、それを鮮やかにわかりやすく描かれているのがいい。
園田は園田で「俺が一人ぼっちなのは俺のせいかよ…」と泣いちゃうし。孤独やったんやね。
紘記の「あんたは何も悪くないよ いつも世界が悪いんだ」の言葉がこの上なくやさしい。
(ちょっと違いますが、芸人さん同士で愚痴を言っているとリットン調査団の2人は誰を責めるでもなく、時代が悪いんや、的なことを言って周りからやさしいと言われていたのを思い出しましたw)
3人それぞれの視点に立ったり、何度も読み返すとまた新たな味わいが深まりそうな作品。
時間をおいて、また読み返したいと思います。
ここでの最初のレビューは、大好きな早寝電灯先生の新作で、と決めていました。
先生の前作から期間が空いていて。我慢していたご褒美のように、今月なんと2作品発売なんですよ。
ファンとしては、嬉しい限り。期待モリモリでした。
こちらの新作、読後最初の感想としては、うーん‥
期待通りの部分と、多少もやっとしてる部分とが混在してて評価に迷うぅ~。
カフェ店長の絋記は恋人と別れてから、感情の薄い日々を過ごしていた。
そんな絋記の店に元カレの丈が現れるところから始まるストーリー。
丈のことが忘れられなくて、過去のことにできていない絋記。でも葛藤があって、簡単に元サヤというわけにはいかない。
そこに現れたもう一人の男、カフェの客園田
は、絋記と丈の間に流れる微妙な空気に気づく。最初は、ただの客でしかなかったのに、彼自身の抱えている戸惑いとも絡み合いながら、次第に絋記に寄り添っていくように。
恋人に戻りたい丈と戻りきれない絋記、絋記のことが気になる園田との、互いを想うがゆえのトライアングル‥という。
切ないんですよ。絋記のモノローグに時々胸がきゅっとなる。さすがの早寝先生です。先生の描く世界観が好きです。
でも。でもでも、ですよ、今作は。
やっぱり絋記には「一途」でいてほしかったな、と思うのです。
心が別の人にある状態で致しちゃうのは、私としてはスッキリしない。
個人的な好き嫌いで申し訳ないのですが、そこがどうしても引っかかってしまいました。
あと、これまた個人的に、ですが。
園田がイイ男なので、最終的にかわいそう‥となってしまったのが残念でした。
先生の作品に共通する、余韻のあるラストは健在です。
月末に出るもう1冊も楽しみです。