じじいの恋

jijii no koi

じじいの恋
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×212
  • 萌4
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
7
得点
115
評価数
27
平均
4.3 / 5
神率
40.7%
著者
黒江S介 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
クロフネCOMICS くろふねピクシブシリーズ
発売日
電子発売日
価格
ISBN
9784799752555

あらすじ

「俺、お前の事諦めへんから」
第二ボタンを渡した卒業式。
それから半世紀ーー良家の子息で家業を継いだ既婚者の拓朗は、
いまだ独り身の小説家・源太に求愛中。
75歳×75歳、チャーミングが溢れるラブリー高齢者コメディ
他、愛と笑いの個性豊かな男達3編収録。

表題作じじいの恋

(仮)宇治家 拓朗,75歳,良家の子息,既婚
(仮)浅霧源太,75歳,小説家,独身

同時収録作品おとんとてっちゃん

ゴウ,翔太の父親
てっぺい,ゴウの恋人

その他の収録作品

  • お兄ちゃんとメロリーナ
  • 斉藤くんはめんどくさい
  • あとがき

レビュー投稿数7

コメディです

収録5作で内2作表題作
10歳で出会い高校卒業時第二ボタンを渡し渡されそこで交流は途絶えそれぞれの人生を経て60年
ボタンを渡した拓郎は家の都合で結婚子供も孫もいて
ボタンを渡された源太は作家になって未婚
そんな75歳になった二人の恋の攻防戦
というかほぼほぼ漫才で噛み合わない会話が萌えます
今際の際まで死水取るその時まで戦って欲しい
そして青春編が最高です
拓郎の孫がイケメンすぎていっそ孫に奪われてくれ源ちゃん拓郎を嫉妬させて遊ぼうと思ってしまいます

収録作どれも良いです
「おとんとてっちゃん」が唯一いたしているカップル(を家族に持つ子供)のお話
通りすがりのイケメンとデート体験をする「お兄ちゃんとメロリーナ」
恋濃度が高めでギャグというよりニア恋の「斎藤くんはめんどくさい」
こんなきゅんも悪くないなと思う作品でした

無言のイケメンの迫力が半端ない
漫画読んでて
イケメンは正義と思うのは久しぶりです

おとんとてっちゃんを除いて
BLというよりブロマンスよりのコメディ人情劇です

4

ほっこり

ダンディな拓朗とマイペースな源太は小学生の頃からの幼馴染という半世紀以上の長い付き合いで、拓朗は源太へくそでか感情を抱いていて高校の時に告白をしていますが卒業後から再会するまでは空白の時間が。
その間に家庭の事情で拓朗は所帯を持ち、源太は独身のまま。
再会してからまた拓朗の熱烈アプローチが再開。
とはいえ、基本公園のベンチで並んで座る拓朗と源太のふたりのほのぼのと、時にクスッとさせられる軽快なお喋りでお話しが進みます。
高齢者あるあるなどが盛り込まれているコメディでじいさん同士の穏やかなBL?にほっこりさせられました。
拓朗と源太が今もイケおじいなんですけど、ふたりの若い頃や拓朗の孫の征士郎がめちゃくちゃイケメンでした。

他に同時収録が3作品。
「おとんとてっちゃん」1•2話。
ゴウとてっぺい、ゴウの息子の翔太のお話し。
てっぺいのオカンっぷりと「なにこれドッキリ?」が面白かった。
「お兄ちゃんとメロリーナ」短編
冴えない漫画家と通りすがりのリーマンが謎デート。その後が気になるふたりでした。
「斉藤くんはめんどくさい」
不器用でめんどくさい斉藤くんが飄々とした桐野に恋心を抱いていくお話し。
桐野は斉藤くんの扱いに慣れていっているようで良かったな、と思いました。
どの作品もキャラがしっかりしていて、会話のやりとりがテンポがよくて楽しく読めました。

2

面白さと萌えの塩梅が良い

イケオジが好みなのとじじい×じじいという珍しさにひかれて買ってみました。二人の掛け合いが見ていてとても面白く、BLのキュンが詰まった作品です。

小学校からの幼馴染みで、高校卒業と同時に離れてしまった二人。拓郎(攻め)は小学校の時にいじめられていた所を助けられてから源太(受け)にベタ惚れ!
半世紀たって再会し、未だに恋心は燃え続けていてラブコールしまくる拓郎に、源太は全力であしらっているところが漫才のようで最高です。
個人的には満更でもない様子がたまにチラつく源太が萌えでした。

また、昭和感溢れる青春時代のシーンもグッときます。BLが面白いって思った時、こういう感じだったわ…と初心に返りました。

他の方も書かれていますが、地雷になりそうなのは攻めの拓郎が既婚者ということなので、そこは気を付けたほうがいいかと思います。

他の短編についても、面白さと萌えがバランス良く入っていて、短くも満足できる内容で読み応えがある本だと思います。

2

おじいちゃんたちのBLベンチトーク物語第1弾。

短編集です。なお『じじいの恋 命短し恋せよ老人』は表題作の続編でまるっと一冊じじいBLです。ちなみに私はうっかり『命短し』の方から読んでしまいました。

お金持ちな方のおじいさん・拓朗は、65年前にいじめられていたところを助けてもらって以来、小説家で独身な方のおじいさん・源太のことが大好き。

長期の空白期間を経て最近再会した二人。ところが熱烈にアプローチをしかける拓朗に、源太はつれない態度を崩さないのでした。

大体二人がベンチで語り合っているだけの会話劇ですが、じわじわくる面白さです。『命短し』の方から読んでしまったので思うのですが、まだエンジン温め中くらいの感じ。フルスロットルで爆笑させにくるのが『命短し』って感じでした。

「青春編」があるので、若かりし頃の二人をとっくりと拝めてよかったです。

じじいの恋以外の短編が3作品収録されています。私は3作品のなかでは『おとんとてっちゃん』が一番好きです。これはいいガチムチ受けひゃほ~い! という個人的趣味に合ってるのもありますが、シンプルにハートウォーミングでいい話だからです。

0

BLを初めて読む人こそ!読んでみてほしいBL

タイトルにも長々と書いた通りで、BLを初めて読む人こそ読んで欲しい、エッチシーンのない、ライトな、スナック菓子みたいなBLだなぁと読み切って思いました。

話は帯の通り、「じじい×じじい」がメインです。
Twitterで先生のこちらのじじいBL(帯曰く、シニアラブ)をお見かけして、「絶対買う!」となった人間です。

BL読み慣れている人間からすると、「じじいかぁ…(BLってイケメン同士が絡むのが良いんじゃん)」ってなると思うんです。あと最近だと、割とエッチありきというか。

読んでみると、シニアならでは?な、ほのぼのかつじじいネタ満載なギャグBL。エッチはないですが、その分面白くて、「エッチはなくていい。むしろない状態で、ギャグで突き進んでくれ!」とギャグを楽しみにしている自分がいました。
とにかく攻め?の想いが強くて、受けのおじいちゃんタジタジ。

一点あげるとすれば、攻めの既婚者設定が地雷だわ…となる人は、いるかもしれません。ただ、その既婚者設定というかが、男色というか、そういう特質というかを感じて、興味深く拝見しました。ひょっとしたら、結婚したのには深い理由があるんだろうな~とか、いろいろ考えが膨らみます。

その他短編集は、ストーリー自体はあっさりなのですが、BLで使われがちな題材やキャラ設定、萌えシチュエーションを凝縮した短編集になっています。エッチ抜きでこのストーリーの広げ方、萌えやギャグ要素の入れ方…楽しかったです。

まさに、BLのエッチを抜いた版教科書だ!と感じるくらい、「萌え」をたっぷりと詰め込んだ先生のBLデビュー作になっていると思います。

4

BLよりギャグって感じ

可愛いおじいちゃんが好きなワタシはこの表紙に魅かれて購入しました。買わずにいられなかったのですね。

読むのを楽しみにしていたんですが、やはり予想と少し違う。片思い(?)とかには別に反感を持っていないのですが、BLを買ったらキスぐらいは見たいって気持ちはあります。まあ、おじいちゃんが話し合っていてだけでもワタシは萌えましたので、許します。

あと、本の半分ぐらいは他の短編なので最初は少しがっかりしましたが、「おとんとてっちゃん」も可愛かったです。リアルゲイ感(?)があって少しフレッシュかなと思いました。

1

恋、なのか!?

基本的にはギャグ。
最初の一話で、ほっこりと短く終わることもできたと思いますが(というか実際には読み切りだった)、その続編を収録した一冊という感じです。

若い頃から源さんのことを好きすぎる拓朗。じじいになってからも変態的好きぶりを発揮している、というお話。
1話ずつ完結しています。

まあ、源さんも受け入れるでもなく、でも毎日公園デートをする(甘い雰囲気はいっさいないですが)ので親友と思っては要るのかな。
拓朗の若い頃は超イケメンという設定で、超絶イケメン孫が出てきたり、絵に説得力があるので本当にイケメンに見えます。

最初はBL作家としてデビューされたようで、初期の短編が3つほど巻末に収録されていました。
これはこれで面白い。ベタなBLじゃないのがいいです。
やはりギャグに進まれてからもう一度BLに帰ってこられたのがこの単行本という感じなのかもしれません。

0

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