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こいつがすげえ可愛い事は分かってしまった
ookamikun no hazukashii
ヤクザの下っ端で組の解散と共に無職のアラサーになった廉太郎は心機一転どこまでいけるかな?!方式で何も知らない田舎に来てしまった。
幸か不幸か、村の神社で急に襲われたのを昔とった杵柄で返り討ちにして、本能で生きる野生児:銀に気に入られる。
雨風凌げる寝床は確保出来たが、いかんせん
田舎ゆえに仕事が見つからない。
そんな中、銀の産まれた家、この村の地主の家に向かい、廉太郎は銀の壮絶な過去を知ることになる。
本能で生きているからこそ、強さを求める銀。
廉太郎と一緒にいる為に
『廉太郎の雌になる!!』は、恥ずかしげもなく言えるのに、いざ、廉太郎が銀を可愛いと思いながらの『ディープキス』一つでキャパオーバーに恥ずかしくなる、チグハグな感じには生い立ちが関係している。
廉太郎に銀、どちらもどこか欠けた感情をお互いで補っているかのよう。
銀の保護者の秀二さんCPのお話も観たい!!
Cモアさん、修正、刻み海苔太め。
表紙に惹かれて試し読みした後、購読させてもらいました。
内海ロング先生の作品を買ったのは2冊目です。
元ヤクザの自分から変わりたい廉太郎と辛い生い立ちの過去がある銀。2人がお互いに絆され惹かれ合っていく。そんな素敵すぎるお話でした。
まず最初のどっからでもかかってこいっていって銀が素っ裸になってる場面ではめちゃめちゃ笑いました笑
野性的で本能的すぎる銀の行動と言動の数々。それには辛い生い立ちが影響しているのだと知った廉太郎が、銀の過去にビビりつつも受け止めると同時に自分を変えようとする場面は特に感動しました。
その後のボロボロになって帰ってきた廉太郎をいつものようにぶつかるように勢いのあるハグをするのではなく、いつもとは違う優しく引き寄せるような銀のハグの場面ですごくグッとくるものがありました。
後半の2人がついにしてる場面では、最初は素っ裸になった銀が恥ずかしがって服をすぐ脱がなかったのがめたんこに可愛くて、それに頭爆発しそうになってる廉太郎も可愛かったです。
そして終わりの方に出てくる銀の家族のような存在。銀の叔父さんの秀二さんとその彼氏のシゲさんが出てくる場面ではユーモアな感じの秀二さんが廉太郎に家族だと言われ嬉し泣きしてた場面ではすごくほっこりしました。
秀二さん×シゲさんカプのお話もあれば読んでみたいと思いました。
あとがきではタイトルの由来というか意味を知れた最後まで楽しい作品だと思いました。
読んでない方はぜひ読んでみてください。
元ヤクザの廉太郎に懐く、元気いっぱいで無邪気な銀。突然廉太郎に攻撃したかと思えば、その攻撃を交わした廉太郎を気に入って「おまえの雌になる!」という驚きの発言をしたり。
突拍子もない言動が多く、子供っぽいような謎な雰囲気もあって彼の人物像があまり見えてこないなと思っていたのですが…
想像以上に重たいその過去を知り、銀の行動がある意味本能的なものだったのだなと納得しました。
とても大変な体験をしたはずなのに、少しも後ろ向きにならず受け入れながら前に進んできた銀の強さには胸を打たれるものがあったし、それを包み込む廉太郎の優しさもすごく温かくて素敵でした。
クスっとしたりほのぼのしたりする場面が多かったけれど、その中にシリアスめなエピソードがあったりキュンとするやり取りがあったり。
すごくいろんな表情を楽しめる作品だったなと思いました。
可愛いくて、やんちゃな銀の瞳に吸い込まれ。
タイトルの、『オオカミくん「の」はずかしい』の、「の」に、非常に違和感を感じてましてですね、何故、「は」では無くて、「の」なのだろうかと。これは作者あとがきで明かされるので、楽しみにして頂くとして。読者はそれを紐解いて行く物語でもあります。
野育ち、といった方がいい、まんまオオカミ少年の様な銀は、初めて会ったその日から、廉太郎を気に入ってしまう。元チンピラの廉太郎の、その腕っぷしの強さに憧れ、惹かれ、魅せられてしまうのだ。
銀のキラキラとした瞳にたじろぎながらも、真剣に懐いて来る様子に絆されて。行きがかりで、廉太郎はその土地に住んでみる事になる。ヤクザ者だった廉太郎が、組織から足抜けして、流れた新天地。のどかな村で静かに暮らすのも良いのかと思った矢先。廉太郎は、銀の生い立ちを知り、自分もまた、一度ヤクザ者になってしまってからは、真っ当な仕事に就けないのかと悩んだりもする。
銀の生い立ちや、家族のこと。銀を救い、育てながらも、自身のセクシャリティから家を勘当された秀ニさん。意外と重たいテーマを孕んでもいるんだけど、ひたすらに無垢で素直な銀の可愛らしさに。その濁った重たさは吹っ飛んでしまう。自分の出自を憂う事なく、元気に明るく。真っ直ぐに生きること。大切なこと。
そうした中で。生きる事に迷っていた廉太郎の心も。銀を愛おしく想う気持ちで、救われたのだと思う。
「オオカミくんのはずかしい」は、初めての恋に恥ずかしがる可愛らしさはあるけれど。ちっとも恥じる事の無い、銀の生き様に惚れ惚れしちゃうのでした。
うーん。可愛い。
銀が野育ちっぷりを発揮するのは、恋と普段の様子だけ。実はめちゃくちゃ頭が良い大学生っていうのもギャップ萌え。
「あったかくて甘いと、悲しいのはちょっと減る。」と言いながら、大量のあんまんを食べている様子も可愛い。頭使うと糖分大量に要するんだと思うんだけど。
甘くて温かいそれは。確かに銀の一部となって、心を温めていたと思うから。
描き下ろしには、秀二さんのパートナー・シゲさんから、ねっチリと値踏みされる廉太郎。
秀二さんとシゲさんはもぅ我が子の様に銀を可愛いがってるから。お婿としては仕方ないよね。
表紙の、ピスタチオグリーンに映える、クリアパステル。その爽やかさにもキュン。
流され続けて生きてきた元ヤクザの廉太郎と純真無垢な野生児の銀。
廉太郎が強いから!とキラキラした瞳で屈託なく懐いてくる少年漫画の主人公のような銀に戸惑いながらも、そのまま流されて一緒に暮らすことになる廉太郎。
銀の「山犬さまの子」という呼び名がスピリチュアル的な何かではなく人間の黒い部分の暗さをはらんでいて、胸くそではあります。
銀のことを陽側で生きてきたのだろうと思っていた廉太郎はそれを知り重さに当惑してしまいますが、過去を乗り越えている銀の真っ直ぐな強さと笑顔を目の当たりにして銀のそばにいると心に決めて…。
叔父の秀二とパートナーのシゲさんと過ごす銀の姿は廉太郎が言うように家族そのもので、その中に廉太郎が加わっていくんだな、感じさせられました。
ただ、銀溺愛のシゲさんはだいぶと手強そうだから腕っぷし以外で頑張って…!としか言えない(笑)
銀がはじめは交尾だなんだと全裸で迫ってきていたのに、いざとなると恥じらい全開のむっく無垢な態度にしっかりとしたあっちの知識が備わっているのがかわいくて笑ってしまいました。
廉太郎にがっしりしがみつくのも、寒い時でも小学生男子のように半パンなのに獣医の卵というギャップもよき。
銀がはじめて知った恋というはずかしい気持ち。
これから廉太郎と一緒にいろんな感情をたくさん育てていってほしいです。
初買いの作者様です。
絵柄は好みは別れると思いますが個人的にはお上手だと思いました。
表情豊かな所が好きです。
無気力気味な人生流され元ヤクザ攻×過去にワケ有りな野生児受というカプです。
お話は元々高身長で喧嘩が強かった廉太郎(攻)は偶々殴り倒した相手がヤクザで流されるまま下っ端構成員になってしまうもそのまま流されるままアラサーまでヤクザを続け組が無くなったことで一転無職に。
心機一転するため適当に選んだ田舎へと訪れる。
そこで出逢った野生児の銀におまえの雌になる!と宣言され……というった展開です。
無気力攻と過去重な受。
王道なんですが銀が可愛い。
初めての感情に対して一生懸命自分で答えを見つけようとする姿もコロコロ変わる表情も本当に可愛い。
その反面、過去が激重ですが秀二さんの台詞での説明だけですがそれでも重いよ…。
そんな銀が今はこんなに可愛いなんてと廉太郎もそりゃ惚れちゃうよ。
銀は精神的に本当に男前ですが別にリバ的な雰囲気は一切ありません。
秀二さんとシゲさんが好きです。
この後の四人のお話が読みたいなぁと思いました。
恋人として認めて貰えるように頑張る廉太郎とか初恋で痴話喧嘩しちゃって仲直りを頑張ろうとする銀とか大事な大事な銀が泣かされて激ギレするシゲパパとかめちゃ読みたいです。
おバカ可愛いだけじゃない銀の魅力がたっぷり詰まった一冊だと思います。
ただヤクザやタイトルのオオカミ的なモノに期待されているのであればおすすめしません。
表紙の廉太郎はこうグイグイ男前系ですが内容は流され系の無表情気味な攻です。
爽やかな可愛いお話でした
体が大きいことから(?)いつの間にかヤクザの下っ端になっていたが時代の流れで組が解体し無職になった30代の男廉太郎と
田舎の村で犬伏様の子と呼ばれ遠巻きにされながらも元気玉のようなちょっと変わった18歳の銀
出会い頭いきなり飛び蹴りをしてきた銀を反射で殴り倒した廉太郎に銀は懐き「お前の雌になる」と言い出して…
とにかく廉太郎が流され体質
ヤクザになった経路もだが
銀に懐かれた末部屋がタダだからと
「お前の雌になる」
と言い切った銀と住み始めて…
自分の過去を眺めるのもどこか他人事で
これからどうしようかと思いつつ流され流され
体は大きく拳は強くても主体性がない廉太郎
そんな中育児放棄の末犬達に育てらたというかなり重い過去を持つ銀が真っ直ぐに自分を見つめる目を直視できなくなり逃げをうとうとする廉太郎
でも銀が自分の過去もきちんと受け止めた上にまっすぐ未来を見つめている姿に
自分の傲慢さや怠惰さを自覚し変わろうとする
と言う感じにまとめてはみたけど
重い部分を含めながらも全体的にサラッと描いているので読み易いとは思うし
この物語にはこの軽妙さがあっていると思うんだが
少し物足りなさを感じてしまった
廉太郎の流され体質を銀が引っ掛かりを作るんだが
銀もある意味軽やかな存在だから錨のように強固では無いので
キャラのコントラストが弱いからかもしれない
ただキャラの造形と表情がとてもよいです
銀の表情を追うだけでも可愛さに満たされます
初エチの時ぬいぐるみを廊下に出す場面とか
親代わりの犬に見られたくなかったんだろうな
と思うと激かわいいです
都会に戻って育ての親の銀強火担の社長さんがいい味を出してた
銀の里帰りに同行するのがこっちだったら、こんなにすんなり行かなかっただろうな