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nitenai bokura no mama de tsuzuku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
はじめてあまさわ蟹先生の作品を読みました。
mimosaレーベルらしい不器用な人たちの少し変わったラブやリブを描かれている日常的なBL作品になっています。
この作品はラブの溢れた萌えがたくさんある万人受けするような作品ではないかもしれませんが、人の想いや行動がゆっくりと丁寧に描かれているのが感じられて、何度も読みたいと思える作品だと思いました。
(仮)攻め吉村、(仮)安達となっていますが、ふたりは付き合うことにはなりません。軽い頬へのキスのみで、性的な表現はありません。この作品はキラキラしている「BL」でもなければ、カップルの話とも言えないかもしれません。でもふたりの男性が出会い、一緒に過ごしていきながら互いのことを知っていき、少しずつ影響されて変わっていくふたりとそれぞれの恋についての考えが描かれている作品になっています。
吉村はノンケとなっていますが、アセクシャルかもしれないです。ただまだ恋に落ちたことがないだけかもしれません。
安達がいろんな人と付き合ったりセフレがいたりするのは、ゲイだからかもしれないし、彼の性格かもしれません。それはただ彼が軽いというだけでなく、そうすることが楽しかったり楽な生き方だったりということなのか、そう生きていくしかなかったのかもわかりません。
この作品に限りませんが、読者は登場人物に対して「運命の恋に出会っていないだけ」と思い込むこともあるでしょう。この作品を読み終わった後に、その後に吉村が恋愛感情をわかって、ふたりは付き合うことになるかもと想像することもできます。でもわたしはふたりの関係がずっとこのままでいいかなと思いました。
続きを期待するような終わり方にはなっていますが、数年後、ふたりは同居を解消しているかもしれません。ふたりは付き合うようになるかもしれませんし、安達が別の人に恋をしているかもしれません。一時期、また疎遠になるかもしれません。ある意味、読者に委ねる終わり方になっています。
わたしはきっとふたりはこのままの距離で「似てない僕らのままで続く」んじゃないかなと感じました。無理なくその人らしいままで。それがふたりにとってのハッピーエンドなんだと感じました。
楽しくてキュンキュンする恋のときめきや萌えを望むなら、この物語は好みに合わないと思います。
でもいろんな恋や想い、そして生き方があるBLの世界を読んでみたい方にはおすすめします。
mimosaレーベルはもう単話のみの配信になってしまったので、これからこのような他とはちょっと違うテイストの作品が単行本化されないのは残念です。
この作品のようにいろいろ考えながら読み進めていける作品をあまさわ蟹先生にまた描いていただきたいなと思いました。
デザイナーである主人公が、中学の同級生と同居することになったお話。ルームメイトがゲイです。
絵柄もストーリーも、ふわっとしてほんわかした、暖かい作品でした。なかなか恋愛関係には発展しないので、『最終話』の文字をみたときには(えっ、もう?)とビックリしちゃいました。
最終的に付き合うところまでは行かず、一応は友人関係のまま終わります。どちらが受け攻めかははっきりしないし、恋心さえ微妙ですが、恋愛したことがない主人公だから、そこで終わるのがよかったのかな?
「友達以上恋人未満」。
…という事は勿論わかって読んだのだけど、思ってたよりもLが薄い!
ほのぼのしくて。
可愛くて。
ちょっと素朴とも言える。
とはいえ、やはりBLの芽はある。
というのも、登場人物の片方・美容師の湊がゲイなのだ。
だから、と言ってしまっては乱暴にすぎるんだけど、ルームシェア相手で元中学の同級生、大人しくていい奴の吉村の事を段々好きになっていく。
私なんかは逆にこれが残念なんだよね。
「似てない僕らのままで続く」というタイトルなのに、ちょっとだけ「恋」のニュアンスが入り込んじゃう。
はっきり描かれてないけど、吉村はアセクシャルの傾向がある。まあそこまで行かなくても「恋愛体質」ではないわけだ。
対して湊は良いところを見つけると結構すぐ好きになっちゃうようなタイプに見える。
そんな2人が同居して、心地いいけど完全ルームメイトの距離感だけ、っていう方がBLとして斬新だったように思う。決して恋にはならず「〜のままで」を貫く方が。
絵柄は内容によくあっている。ほのぼのした可愛い感じ、
私個人の趣味としては、吉村は元の髪型の方が好きでした。短く整えたらなんか幼くなっちゃったみたい。
偶然が重なり、同居することになった二人のお話。学生時代は別グループだったみたいで、タイプの異なる二人です。ほのぼの生活の中で思わぬ共通の趣味を見つけたり、安達がゲイだと知ったり、吉村が転職を決行したりします。
吉村は安達の影響で変わった自覚を持ってるんですが、恋からくる向上心というより家族愛の方で、帰る場所を得た安心感で心に余裕が出てる状態なんじゃないかと思いました。安達から吉村への気持ちも、元彼との詳細が描かれてないのでよく分かりません。もしかしたらお互い恋になるかも?っていう匂わせはありますが、これ一冊では微妙なところでした。
個人的な感想としては、唯一無二の親友であり続けてくれた方が萌えます。お互いに外で恋しつつ、家に帰って相談したり支え合ったりしながら生活していく日々なら想像しやすい二人です。なのでBLとして萌えるかってなると…。
この二人がくっつくなら、間に何人も何人も挟んで遠回りし続けてから、やっとお互いしかいない!ってなる展開がいいなあと思いました。
エロはもちろん大好きですが、エロは無くても登場人物の心情や触れ合いが丁寧に描かれていれば良作になり得るお手本のような作品だと思いました。
しかもこちらはデビュー作のようで、これからが楽しみな作家様だとも思います。
最初は相容れないキャラだと思っていた安達に、自分と共通な趣味があり親近感を覚えて行く吉村の気持ちの変化にワクワクするんです。
そしてそんな吉村を意識して行く安達がいじらしくなって来ます。
こちらの本では描き下ろしでも2人の仲は友人の枠を超えていません。それでもお互いに執着を持ってて、他より優先している所にとても萌えます。
ただ、これ以上進んだ関係を作者様が描き切れるのか未知数で、想像出来ないので萌2にしておきました。
中学時代はほとんど接点のなかった2人が、社会人になって再開後急接近する。
王道路線のBLだと思います。
接点のなかった2人が一緒に暮らすようになるなかで、お互いのことをよく知るようになり、すり合わせながら先へ進んでいく。
とてもゆっくりとしたペースなんですが、急な展開にならず丁寧に描かれているので、読みごたえがありました。
難点を上げるとすれば、恋に発展していないというところ。
言葉にしないけれどお互いに好き合っている、という話ではなく、実際に恋人未満。
お互いに特別な感情を持っているけれど、それを言葉に表せるまでには感情が成長していない。
そういう印象を受けたお話でした。
言葉にしない関係はすごく好きなんですが、登場人物たちの気持ちの盛り上がりがないなかでの展開だったので、萌えは少なかったです。
この2人はこの先どうなるのだろう。
実際に恋人になるかもしれないし、もしかしたらそうはならないかもしれない。
どこかで繰り広げられている恋愛の、一過程を覗いた気分になりました。
エロなし付き合うわけでもなしな陽キャと陰キャの物語で、正反対な2人がどう恋愛に発展するのかわくわくしながら読めました。
絵が素朴でシンプルな感じでストーリーともあっていて読みやすかったです。
2人は中学時代同級生で、当時は全く関わりがなかったのに同窓会をきっかけにルームシェアをすることに。性格が違うからこそみえる相手の良さに気づいたり、意外にも共通の趣味があったりそれを中学時代に知っていれば仲良くなってたかもみたいな、あ〜確かにって共感できる部分があってBL漫画を読んでいる感覚はあまりなかったです。でもキュンとする場面はありました!
陽キャの安達はゲイで、今は恋人はいないけどセフレや元彼も登場していたしなかなか遊んでいるのに対して、陰キャの吉村は24年間恋愛経験ゼロで恋愛なんてするもしないも自由という考えの人なのですが、人を褒めたり常に素直だし安達の元彼に嫉妬したのに無自覚だったり今まで気づいてないだけでモテてそうだなと思いました。
帯をみると恋人にならなそうだしこの雰囲気も好きですができれば恋人になった2人の様子もみたいので続編とかあったらいいなと思いました。