理想のハイスペ彼氏は、俺限定の変態でした。

ヘンタイだけど愛してる

hentai dakedo aishiteru

ヘンタイだけど愛してる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神24
  • 萌×225
  • 萌8
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
7
得点
246
評価数
61
平均
4.1 / 5
神率
39.3%
著者
加森キキ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
発売日
電子発売日
価格
¥670(税抜)  
ISBN
9784796414470

あらすじ

顔はいいが男ウケも男運も残念な真澄は、超絶好みの高塚に一目惚れされる。きっかけは忘年会でさせられた女装。
男だと打ち明けないといけないと思いながらも、高塚がタイプすぎて、真澄はその後もデートを重ねてしまう。
しかし、ついに高塚の自宅でそういう雰囲気になり、意を決して告白した真澄。
フラれる覚悟だったが、高塚のリアクションは思いもよらぬもので――!?

表題作ヘンタイだけど愛してる

高塚 仁,27歳,会社員
橘 真澄,24歳,会社員

その他の収録作品

  • バースデープレゼント(描き下ろし)
  • カバー下 メイク初心者がベースメイクするよ・顔に立体感を出していくよ

レビュー投稿数7

タイトル通りのヘンタイ具合

何作か購入したことがある作者様です。
絵柄は個人的には好きですが少々好みが分かれるタイプのように思います。

お話は
エリートスパダリイケメンゲイ×性格地味系な中性容姿の非モテゲイ
といった設定です。
偶々忘年会で女装をさせられていた真澄(受)に隣で飲み会をしていた仁(攻)が電話番号入りの名刺を渡しアタックしてきたところからお話が始まります。

このタイトルのヘンタイには2種類あるのかなと。
変態というそのままの意味と変体[姿や形を変えること]という意味。
真澄は中性的な顔立ちで女装をすればかなりクオリティーが高いと周囲から褒められますが本人は別に女装子ではありません。
その為、最初は仁がノンケではないのかと思い擦れ違いますが無事に解消してお付き合いを始めます。
その間にもすったもんだありますが最後はいちゃラブハッピーエンド確約です。
エリートな陽キャイケメンな仁くんですが結構な変態さんですし個人的にはワンコ系と見せ掛けた執着系かなと思いました。
真澄ちゃんは健気で可愛かったです。
ただ元カレがクズ過ぎで仁と出会えて本当に良かったね。と元カレバッティングエピでは染々思いました。

個人的にはケンちゃんが大好きです。
真澄を見守りつつ茶化しつつ背中を押しつつちょっぴりスパイスを加えてくれるケンちゃん。
本当に素敵でした。

女装受ではありますが最初から女装好きというわけではないので可愛いモノ大好きコスメ大好き女装子受を楽しみにされているのなら期待はずれになるかもしれません。

個人的には満足出来る作品でした。

7

女装子の話が大好き

女装子、大好きです。
今回の女装子さんも美人で嬉しい。

タイトルに反するかもしれないですけど、仁くんはヘンタイだとは思わないです。真澄の中身に惚れたので、別に女装が好きなわけじゃない!と思います。ちょっと不安。
綺麗で優しくて明るい子だと思って好きになったけど、実際は違うところもたくさん。そんな真澄の本質を好きな仁くん。
理想と違うところに気付くと益々好きになったんだろうな。
一方真澄は自分の中身は空っぽで綺麗に見える外側の女装した姿が愛されてると思い込んでいる。職場の先輩に襲われて自分の存在価値について悩む姿に胸が苦しくなりました。

仁くんもイケメンだけあって、自分の外側しか見られていない寂しさがあったように思います。

真澄が女装子にハマって美人になっていく様が好き。どんな女性より美人になって欲しいです。
自分磨きをしている人は素敵です。

0

癖にどハマり

会社の忘年会での余興で女装をした真澄と、真澄限定でヘンタイさんが発動する仁。

こちらの真澄の女装が…、もう、どタイプで。
似合わない女装もいいんですけど、美人な男子の似合う女装が大好物なので、攻めの仁の性癖と自分の癖とがどハマり過ぎて震えました(笑)
可愛いのについているのがたまらんのです…!
綺麗にしている姿を攻めの手でありのままの姿にされちゃうのがたまらんのです!!(興奮)

仁のヘンタイぶりが真澄を振り回すのですが、そのブレない言葉や態度で真澄の抱えていた悩みごと受け入れて不安を払拭していき、真澄も素のままでいられるようになって。
真澄のことを理想だったけど理想じゃない。ただ…、と話す仁の真剣な感じが伝わってきてかっこいいな、と思いました。
真澄を好きすぎるがゆえにたまに目がこわい仁の溺愛執着、ヘンタイとイイオトコとのバランス感が絶妙でした。

絵が丁寧でお綺麗で、エッチシーンはしっかりとエロいです。
電子(Renta)、白細短冊なので白抜きよりもしっかりとフォルムがわかって◎。
女装姿(下着、コスプレなど)と真澄のままでのエッチが半々くらいの割合でいろんな可愛い真澄が拝めて満足でした〜。

5

面白かったです。

本作が初読みの作家様でした。女装男子モノのコメディ寄りの作品だと思いますが、ストーリーの構成と展開がとても良いと思いました。ただのコメディで済ませず、ちゃんと登場人物の内面や背景なども描かれている所も本作を受け入れやすい点だったと思いますし、濡れ場も勢いがあって良かったです。本作を読んで作家様の実力を感じたので是非他の作品も拝読したいと思いました。

4

付き合ってる感じ!

おずおずデートにこぎつけて、徐々にタメ口になって、どんどん露骨にエロくなっていくのがリアルに付き合ってる感じでいい!ラブラブってこんな感じのこと言うと思う
初めは女装が趣味なわけじゃないこと言えなかったけれど、本気でやってみたらきれいな自分が好きになったんだろうな
自分の肌が調子いいのとか触ると気持ちいいもんね、解る
女装姿も話が進むときれいになっていってるし

連絡取らずに自分磨きしだす奴〜!てなるけど、男の人って毎日連絡とかしない人普通だから仕事に本気なときは2週間くらいはあるとは思うんだよね
それに好きだから見せたい自分以外は見られたくないのも解る
でも、もう付き合ってるならそれじゃダメだろ〜

仁にとって真澄が最高ってこと真澄がきちんと受け入れられて良かった
末永くお幸せに、だわ

1

ありのままを愛して

忘年会の余興で女装していた所にイケメンに声をかけられ…
…と始まります。
本当の女だと思ってる?だけど好みのタイプだから…とデートに応じる真澄(ゲイ)。
爽やかで素敵な高塚に惹かれる真澄だけど、自分が男だとは言い出せない。
ところが!

…という感じで、実は最初から高塚は真澄が男性だって知ってるんです。
ならオールOKじゃね‼︎
とはいかない。
お付き合いが始まる2人だけど、高塚の真意みたいなものがよくわからないんですよね。
高塚はやはりノンケ寄りなんじゃないのか?女装をしてないとダメなんじゃないか?普段のリーマン姿を見せたら離れていくんじゃないか?……

表面的なドタバタトラブルとか取ってつけた当て馬などの展開では無く、波立っていく心の奥を見つめ直す、という描き方での波乱の乗り越え方が良かった。

「綺麗だよ はじめから」

この高塚の言葉がいい。逆にはじめからそう言ってよ〜!

絵柄はすっきりしたきれい系で読みやすい。
エロシーンは意外と多いし、前半は下着含め女装してのHが主。しかし変態臭はせず真澄の清潔さが伝わってきます。
ハッピーエンドへの流れも良い。「萌x2」で。

0

タイトルの「ヘンタイ」とは。

初読みの作家さまですが、ちるちるさんでの作家インタビューを拝見して購入しました。




主人公はリーマンの真澄。
綺麗な顔をしていて優しい性格の彼は女性受けがいいが、実は彼はゲイ。ゲイの世界では真澄のようなビジュアルはあまりモテず、元カレもクズ男だったという恋愛運のない男性です。

そんな真澄は、お酒の席で一人の男性に声を掛けられる。
エリートリーマンで、イケメンで、そんな彼・高塚にナンパされたことを喜ぶ真澄だったが、その時真澄は余興で女装をしていた。真澄のことを女性だと勘違いして高塚は声をかけてきたのだろう。けれど、こんなイケメンとデートに行ける機会はそうそうない。そう判断した真澄は、女装をして、高塚との逢瀬を重ねていくが―。

というお話。

BLにおいて「女装」ってある意味王道っていうのかな。
ゲイである葛藤とか、綺麗な顔をしている受けさん、とか、そういうものを端的に表わすツールだと思っていますが、正直見た目は何とかなっても話してしまったら声で男ってバレちゃうと思うんですよね。

で、今作品は、その疑問を綺麗にクリアしています。ああ、なるほどそういう展開かー、みたいな感じ。

優しくって、でもちょっぴり運のない真澄が、スパダリ・高塚に愛され幸せを手に入れる。王道のストーリーで、痛い展開になることはほぼなく、終始ほのぼので優しいお話で、こういったストーリーがお好きな方はたくさんいらっしゃるだろうな、と。

が、うーん。
個人的にはもう一声ほしい感が半端なかった。

設定はすごく良いんですよ。

女性のふりをしていることに葛藤を抱く受けさん。
受けさんのゲスな元カレ。
攻めさんの友人たちとの絡み。

が、そのどれもが深く掘り下げられていないというか、あっさり話が終わってしまうんですね。風呂敷をあまり広げず、もう少しエピソードを絞って掘り下げて描いてくださっていたら、もう少し萌える作品になった気がしました。

タイトルとか、表紙とか、エロ度が高い作品かな?と思いつつ手に取りましたが、その予想を裏切らない濡れ場の多い作品でもあります。高塚がヘンタイさん、ということなのかな?と思いつつ読み進めましたが、「変態」というほどの性癖でもない。反対に言うとエロ度は高いですがハードなエロではないので安心して読める作品でした。

タイトルの「ヘンタイ」。
漢字ではなく、カタカナで書いていあるがゆえに、読者の受け取り方も様々になると思いました。

優しくて、温かくて、エロエロな1冊で、そういった作品を求めて手に取られる方には非常にお勧めな作品かと思われます。

4

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