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妻を守るのは夫の務めだ。君の身も心も、俺が守る! 獣人×政略結婚、溺愛保証付き
byakko to seiryaku kekkon
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家買い。
櫛野さんと言えばモフモフ。
今作品もモッフモフです。そしてモフモフ×スパダリという、櫛野さんらしい作品だったように思います。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
帝が国を治め、帝を守護する四神と呼ばれる一族がいる。
四神はそれぞれ聖獣の血を引くと言われているが、四神のうちの一つ・白秋家が今作品の舞台です。
主人公は琥珀。
父亡き後、母は再婚。そしてその母が亡くなり今は母の再婚相手、つまり養父にあたる六輔の家に暮らしている。
六輔が琥珀の母と結婚したのは母は予知能力を持っていたからだった。そして、琥珀も母の能力を受け継ぎ予知する能力を持つ。が、琥珀が5歳の時に母が病死。時同じくして琥珀は予知能力を失ってしまった。存在価値がなくなったと琥珀を冷遇する六輔だったが、そんな琥珀に優しくしてくれたのは六輔の息子の祐一郎と女中の菊だけだった。が、その祐一郎も海外に行かされてしまい、以来幽閉のような境遇で生活してきた。
が、琥珀が18歳になった時に六輔から告げられたのは、政略結婚で白秋家の当主である高彪のもとに嫁げというものだった。身分の違いを超えて高彪が琥珀を娶ろうとするのは、高彪も琥珀の予知能力を欲しいのだろう。けれど自分にはすでに予知能力はない。高彪をだますことに罪悪感を感じつつ嫁いでいくが、高彪は琥珀に優しくて―。
というお話。
もうね、今作品の萌えポイントはずばり高彪のスパダリ感でしょう。
あらすじにも書いてあるので書いてしまいますが、高彪は白虎の獣人なんですね。彼の家は代々その能力を持っていますが、高い能力によって帝からも重宝されているというまさにスパダリの鑑。そのスパダリ・高彪にメタメタに甘やかされる琥珀の可愛さと言ったら…!もう悶絶ものです。
琥珀という少年は健気で薄幸ではありますが、自分で踏ん張るガッツを持っている少年でもある。思わず応援したくなる、そんな受けちゃんでした。
琥珀の養父という人物は紛うことなきクソ男で、彼によって琥珀の人生はかなり狂わされてきました。が、そんな過酷な環境の中、琥珀という青年はまっすぐで、優しくて、健気な青年です。
うんうん、高彪くんよ、琥珀を愛でたいキミの気持ちはよくわかるよ。可愛いもんね、琥珀。
けれど、なぜそんなに高彪が琥珀を愛するのか。
琥珀自身も不思議に感じますが、読者も同じなんです。なぜ、高彪はそこまで琥珀を愛しているのか。
で、ここで伏線の回収ですよ。
ああ、なるほど!という感じ。
彼らの恋愛模様も良かったですが、単純にストーリーも面白かった。
六輔はクソでクソな男ですが(いや、失礼)、彼がクソだからこそ琥珀の健気さとか、周囲の人たちの優しさがくっきりと浮かび上がるっていうのかな。で、クソな人物は六輔だけ。琥珀を取り巻く周囲の人たちはめちゃめちゃいい人たちばかりなので、ほのぼの・甘々の中に六輔のクソさが良いスパイスになってる感じ。
高彪のモフモフも良いモフモフでしたが、今巻にはもう2匹のモフモフが登場します。表紙にも描かれている、あのかわいこちゃんたちです。この子たちもいい味出してる。モフモフと可愛さと、そしてカッコよさも兼ね備えた最高なモフモフくんたちなのです。
これねー、スピンオフ沢山出来るよね…、というナイスキャラの宝庫です。
アノ人も、この人も、何ならあの人も?という素敵男子がたくさん登場しています。
めちゃめちゃドツボに突き刺さる世界観のお話でしたので、ぜひともスピンオフを書いていただきたいと切望しておりますです、はい。
スパダリ×薄幸・健気受けがお好きな方にも、モフモフ大好きな方にもお勧め。
シリアスとほのぼののバランスが秀逸でめっちゃ萌えました。
「銀狼と許嫁」は狼。今作は白虎。
ひと捻り加えた獣人もの。癒しのハピエン。
フカフカの毛並みの描写が上手い。挿絵も可愛い。
藤堂六輔:強欲な貿易商。
予知能力を持つ真珠母子を、商材に使う。
藤堂祐一郎:
藤堂の息子。優しい義兄。父親により国外追放。
白秋高彪:祐一郎の友人。四神・神獣の末裔。
真珠:予知能力を持つ。琥珀の母。藤堂の後妻に入る。
琥珀について観た予知を告げ、高彪に5才の琥珀を託して死亡。
琥珀:真珠の息子。
母より強い予知能力を持つが、母の死後、予知能力を失い幽閉。
高彪と政略結婚後に能力復活。神獣に愛される。
初読み作家さんです。
ゆえにズレた感想でしたらすみません;
まず、表紙に一目惚れです…!+゚。*(*´∀`*)*。゚+
銀髪+褐色+白軍服攻めって盛り過ぎじゃないですか!?
(性癖きました!!!ありがとうございますッ(///Д///))
儚げ美人の書生服もいいですよねぇ~~~!(好き!!!)
2匹のモフモフも可愛い…!!
ちなみにこの本は上下2段組になっていました。
個人的にちょっと苦手意識があって一瞬怯んだんですが、
好みの属性のおかげか、文章が読みやすいのか、
スルスルと一気に楽しめました。その点も良かったです♪
さてさて。
帯に『溺愛保証』とハッキリ明記されるほどド甘々です(∩´///`∩)
個人的には溺愛保証+スパダリ保証もお付けしますよ~!
ほぉら、2つの保証で甘々スキーにはめっちゃお得♡
ヨシ!ついでにモフモフの癒やしまで保証しちゃう!
保証上乗せすると胡散臭い勧誘みたいになっちゃうけど
まぁそれは本当のことなので致し方ない。うん。
前置きが長くなりましたが、ストーリーをザックリと…。
受け:琥珀は予知能力を有していますが、現在その能力はありません。
強欲な義父は琥珀を屋敷内に幽閉し、13年間、1歩も外に出ることが出来ませんでした。
そんなある日、義父は琥珀を厄介払いをするように政略結婚の道具にします。
攻め:高彪は由緒ある家柄の軍人。
帝に仕える四神家のひとつで白虎の血を引いています。
いくら大店とはいえ、成り上がり商人の家柄とは釣り合わない政略結婚。ましてや男同士。
となると高彪のお目当ては予知能力…?ーーと展開します。
この本を読んでて一番感じたのは、
読んでいるときに「ん?」と引っかかる疑問点が湧いても、後々辻褄が合って気持ちいい!
例えばタイトルの「政略結婚」。
家同士の利害一致とはいえわざわざ男を嫁にするのがBLファンタジーだなぁ…と、
失礼ながら正直思ってしまったんですね;(失礼1)
他、攻めがどんなに善良な人間であっても、
出会ってすぐスパダリ化っていうのもBLファンタジーだなぁ…とか(失礼2)
甘々な話だと特に目に付いちゃうんですが、惹かれ合うベースがあやふやだけどBLファンタジーだよね☆萌えたからいっか!…で済ませちゃうような事もまぁまぁあるわけで;
けれど惰性で流しちゃいそうな部分をキッチリ回収してくれるところが良きです…!
なぜ高彪が琥珀を娶ったのか…などなど、グイグイ引き込まれました。
個人的に「そっち!?(´⊙ω⊙`)」となったのは高彪の姿。
獣人にも変身できる人間じゃなくて、
人間に姿形を変えられる獣人なんですね。
(白虎が素)
(見た目が獣ってだけで中身は人間なんですが)
表紙で悶え転がった褐色軍人は言わば外用スタイル。
登場シーンで言えば白虎状態のほうが多いです。
(表紙一目惚れの私としてはチト切ない…(;ω;))
でもですね。
一番本能が抑えにくい性欲は人間になるのは難しく、
ほぼほぼ獣姦状態になるんですが…ッ!!!
これですごーーーーーーく萌えたのは尻尾!!!
尻尾が第三の手になってるのが萌えた(///Д///)
(尻尾使ったエッチもっと見たかったぜ←)
あと琥珀の義兄の存在が最初にチラッと見えた時に
ついBLセオリーに当てはめてしまって反省した(ФωФ;)
(嫌味な敵側 or 弟に執着する当て馬か!?と深読みしちゃうのどうしてでしょうね…;)
(変な風に見ちゃって、ごめんよ兄ちゃん;)
義父はマジのマジでクソだったけど、
ヒール役が1人だけだったので悪目立ちした感も強いです。
(3次元でも権力者にいっぱいいそうなクソ親父タイプ)
義父以外は登場人物みんな気持ちが良い人ばかりで安心して楽しめました♪
また、13年もの間 辛い思いで過ごした琥珀。
長年染みついたトラウマが漏れ出るともらい泣きし、
トラウマを抑えて心を強くする描写でもらい泣きし。
(不憫受けが幸せになるお話はどうにも涙腺ガバガバで…)
甘々摂取できてとっても面白かったですヾ(*´∀`*)ノ
表紙にいる2匹の仔彪の正体も合わせて楽しめました♪
初読みの作家さんです。
評価だけを見て、エイッとポチりました。
帯にある「妻を守るのは夫の務めだ」
全世界の旦那さん!聞いてますか?爪の垢を煎じて飲んでほしいですよ。
お話は2段組ですが一気読みでした。
溺愛保証で安心して読めました。
んもうスパダリもふもふ溺愛で、なんじゃこりゃ!てんこ盛りだよっ。尻尾まで働いてるよ!
最初は13年も離れに軟禁され義父に虐待され主人公琥珀が可哀想なのですが…。
政略結婚だ、予知能力が無いと先方にバレたらと義妹を人質に取られ、ビクビクで結婚式に臨んだら新郎さんは良い人そうで。
式の後に嫁ぎ先のお屋敷に着くと使用人から大歓迎されて、賑やかであたたかく主人の人柄が察せられて。
幸せの予感しかしない!
そう、その後は甘々溺愛幸せでした。
高彪からとてもとても大切にされ、初めての郵便局、ラーメンなどなど街歩きを楽しんだり、初めての恋を知ったり。
なぜそんなに高彪は自分を大切にしてくれるのか?
実は高彪が一回り年下の琥珀に初恋して、その後足長おじさん?紫のバラの人?としてずっと見守って、13年後にやっと琥珀を娶るんですね。
あー、高彪の絹のような石鹸の匂いがするモフモフに毎晩顔をうずめて眠る琥珀。良かったねえ。
二人が愛し合い仲睦まじく、その後の展開も色々ありましたが無事に決着して、ライとフウも大活躍で。
琥珀は白秋家にとって選ばれた人なんですね。
高彪はほぼ人獣姿で私はいつもなら、やっぱりエッチのときは人間姿がいいな…と思ってたのですが、高彪の器用さに大満足です!
甘々溺愛は大好物ですがそれだけだとちょっと物足りない時もあるのですが、安心してください!
後からわかるあれやこれや。言えなかった事情などなど飽きさせません!
勇気を出して買って良かったです。
先に評価をしてくれた姐さま達ありがとう!
今回は四神家当主の白虎獣人と予知能力をもつ青年のお話です。
攻様と政略結婚した受様が溺愛されてと幸せになるまで。
受様は産まれてすぐに父が亡くなり
女手一つで洋食屋を切り盛りしていた母は
ある貿易商人に後添えにと望まれます。
貿易商は母の予知能力目当てでしたので
最初は拒んだ母も自分より強い予知能力を持つ
受様が2人の再婚を予知した事から覚悟を決めます。
しかしながら義父は成長した受様の能力が
母より強くなると受様に予知を迫るようになります。
義父の先妻の息子は母子に寄り添ってくれますが
そんな義兄なので義父との折り合いが悪く
留学名目で海外に出されてしまいます。
受様が5才の時に母が亡くなると
受様は全く予知ができなくなってしまいますが
義父は受様を穀潰しと詰って離れに隔離しつつも
その存在を匂わせる事で利用するようになるのです。
そして受様が結婚できる18才になった一月後には
帝を守護する四神の一角である白秋家当主に
嫁入りしろと政略結婚を言い渡します!!
受様の相手こそ今回の攻様になります♪
この国では同性結婚も禁じられていませんが
名家が商家との縁談を望むとしたら
予知能力目当てとしか思えません。
受様は必死に抵抗と義父は5才になる義妹を
代わりに嫁がせるとまで言い出し
受様には男嫁となるしか道は無くなります。
受様は暗い心のままに花嫁衣裳に身を包み
攻様との挙式に望む事となりますが
当日花婿として受様の隣に坐した
浅黒い肌に銀糸のような輝く髪を持つ攻様は
穏やかで優しそうな微笑みを浮かべていたのです。
果たしてこの政略結婚が受様にもたらす未来とは!?
帝を守護する四神の血を引く攻様と
義父によって攻様と政略結婚させられた受様の
もふもふファンタジーになります♪
四神家は神が遣わした聖獣の血を引き
獣と人が入り混じった姿をもつ獣人の家系で
白秋家の当主である攻様も白虎の獣人です。
家の外では人の姿ですが
自宅では白虎の獣人の姿が普通らしく
帰宅した獣人姿になった攻様は
受様を怖がらせまいと人姿を取ろうとしてくれる
優しい人なのですよ♪
そんな攻様と過ごす中で
受様は徐々に彼に惹かれていき
政略結婚の目的であろう予知能力がない事を
言えないままでいる事が苦しくなるのです。
でも読者から見たらどこをどう読んでも
攻様は受様に激惚れで溺愛しまくっている
ようにしか見えません♡
そんな2人に
普段は姿を見せないはずという白虎の聖獣や
商売がキリキリ舞いな受様の義父、
海外に追い出されていた受様の義兄が
絡んできてハラハラ&ドキドキ!!
受様が名実ともに
攻様の愛しい伴侶となって幸せになるまで
とても楽しく読ませて頂きました (^O^)/
櫛野先生は別リーズでも
獣人な攻様を沢山描かれていますが
私は彼らのモノ言う尻尾が大好きです♡
今回も攻様の気持ちを体現してユラユラしたり、
縁側をぺちぺち叩いたりする様に
たいへん萌えさせて頂きました。
他の四神家の当主様のお姿が気になりますので
ぜひシリーズ化して欲しいです。
溺愛攻めが好きな方には堪らない作品だと思いました。
かくいう私も大好きなので、とても堪能させていただきました。
攻めの高彪視点もありますので彼が何の思惑も無く、純粋に琥珀を幸せにしたいという誠意が早々に分かるので安心して読めます。
残すは琥珀の救いようがない悪人である義父が琥珀をそのまま手放しておくかだけでしたので、琥珀が予知能力を取り戻した途端に先が読めてしまったのだけが残念だったかもしれません。
それまでは高彪と結婚した琥珀が、コレでもかと高彪をはじめ屋敷の使用人達に大事にされるお話なのです。ちょっと使用人達のキャラが個性過ぎのような気もしましたが、神獣達を含め楽しく読ませていただきました。
琥珀の義兄の活躍をもっと読みたかったのと、あの義父がどんな裁きを受けたか確かめたかったのもあります。櫛野先生の他の獣人物よりは優しい世界観だと思いました。
高彪の白秋家の他に帝を守る四神は他に三家あるので、残りも是非お話にして欲しいと思いました。そして帝だけが登場していましたが、これから琥珀が国政に関わるらしいので続編で帝の為人をもっと知りたいと思いました。
過去の作品も数作品購入した事のある作者様で設定と表紙に即決。
相変わらずの溺愛攻めを書かれるとお上手な作者様ですね。
最初から最後まで安心して読み進めることが出来ます。
メインの高彪と琥珀も素晴らしく魅力に溢れたキャラクターですが義父以外の他のキャラクターも魅力的で子供が出来てからも読みたいなと思いました。
高彪側の視点も描かれているのでどれだけ高彪が琥珀を溺愛しているかが更に分かりにまにましてしまいます。
登場時は幸薄儚げ美人の琥珀も高彪に溺愛されまくり本来の明るさを取り戻し可愛さ倍増していく様子もキュンキュンします。
ただエロは獣人での行為があるので苦手な方は注意をした方が良いですね。
獣人
溺愛
甘々
上記の3つが大好きな方にはおすすめです。
母親の譲りの、そしてその母親よりも強い予知能力をもって産まれた琥珀(受け)は母親が亡くなってからはその能力を失っていまいます。
が、強欲な義父・六輔はその事を隠し自分の都合の良いように琥珀の予言を偽造し、事業の拡大に使っていました。
いよいよそれも危うくなり責任を琥珀になすりつけ厄介払いするため嫁に出すことにするのです。
相手は帝を守護する四神の血を引く白虎一族当主・白秋高彪(攻め)。
義父に義妹・菊子(琥珀とは血の繋がりはなく六輔の実子⁉︎)を人質に取られた琥珀は能力がなくなったことを隠して嫁入りします。
政略結婚とはいえ、初めて会った高彪はとても優しく大事にしてくれるのです。
なぜこんなによくしてくれるのか、琥珀の能力は戻るのか。
琥珀の境遇はとても気の毒なものですが、話は結婚から始まるので全体的には
甘々です。
なぜそんなによくしてくれるのかわからないので琥珀はドギマギしていますが、両視点で話が進むので、こちらには理由もわかっており、いつ種明かしをするのだろうかと思いながら読んでいました。
予知能力がなければなんの役にも立たないと言われ続け、軟禁されてきた琥珀は自己評価が低いです。
それを高彪が少しづつ解いていく過程がとても良いです。
そして、気の良い使用人達と2匹の神獣。
神獣は可愛いし、使用人達は良い人たちばかりだし、嫁入りしてきてからは幸せで一杯の琥珀に魔の手が…
琥珀がやったことになっている過去の予言について、どれくらい回っているのでしょうか。
初めに暴漢が現れたことで、憎しみの対象になっていましたがこのことに関してはそのあと全く触れていなかったので一部の人だけだったのでしょうか。
そして、義父がクズすぎてびっくりです。
養子の琥珀ならともかく実子である祐一郎や菊子までも使う非道さ。
琥珀が望んでなくてもかなり悪どいことをしていた人を人とも思わない義父には相応の罰が与えられると良いのですが。
そして、この政略結婚の一番の黒幕は祐一郎だったというのが一番の驚きでした。
ずっと初恋を拗らせていた高彪が色々手を回して嫁取りしたと見せかけて実は…というオチが面白かった。
父親に対抗するため、ずっと留学先で力を蓄えて戻ってきた祐一郎はとても頼りになる存在でこれからも琥珀達の力になってくれることでしょう。
他の四神とは付き合いないのでしょうか。登場してもおかしくなかったのに。
そこはちょっと残念でした。
琥珀(受け)と高彪(攻め)は政略結婚の相手として引き合わされます。
少なくとも琥珀は そう思ってる。なので、真心を込めた贈り物を たとえ毎日 琥珀に贈っても「自分が白秋家に娶られたのは予知能力があるからだ」と思い違いされている高彪が いささか不憫に思えてきます。
琥珀が自分のことを大切に思えなくなった元凶が、義父の六輔です。強欲で私利私欲でしか動かない キングオブクズ人間であります。(後に ざまぁ展開あり)
自己肯定感の低い相手との恋愛て、ここが厄介です。でも冷たく固くなった(自分なんて…)と卑下してしまう頑なな心を、あたためながら優しく解していくのが 包容力攻めの 技の見せ所。
二人が晴れて結ばれてからも(琥珀の全てを自分のものにしたくて たまらない)という強い独占欲と、(外の世界を知って 自分の意思で自由に生きてほしい)と願う 相反する感情に苦悩する高彪。永年の思いを拗らせている彼は、琥珀のこととなると余裕がなくなるんですね。
想いを分け合い、温もりを確かめるように唇を触れ合わせ
獣の本能を抑えながら、琥珀の敏感な場所を丁寧に暴き ひとつに融け合う気持ちよさを優しく教える高彪が素敵です。
琥珀の義理の兄・祐一郎が帰国してからの終盤の展開が私は大好きです。琥珀が疑問に感じていた事柄の謎解きみたく、話の種を蒔くだけ蒔いて颯爽と去っていく。
義父が絡んでくるシーンだけは 読んでいて しんどいですが、それも 気のいい使用人さん達や モフモフとの触れ合いで相殺されます。
一途な獣人攻め、ぜひご堪能ください。
宣伝文句に溺愛保証という文言を見つけてから読むのをとても楽しみにいました!
溺愛攻めのBLに登場する受けは基本的に不憫と相場が決まっていると思っていますが、こちらも例に漏れず実の親とは死別し、特別な能力を持っているがゆえに義理の父親から虐げられているという現状があり、利用価値がなくなったと判断され政略結婚のコマにされるという不憫な状況に立たされている受けとそんな受けの政略結婚相手である獣人の攻めのお話でした。
基本的に受けが何をしても全肯定、身体に負担がかかることに関しては過保護になり、圧倒的な強さを持つスパダリ攻めに愛される不憫な受けが、愛され自信を持つようになりどんどん可愛く強く綺麗になる描写が本当によかったです!これだから溺愛攻めが好きなんだ〜
要所に登場する仔虎もめちゃめちゃ可愛い…
どうして2巻が電子で読めないのか、、紙での購入を検討中です!