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shinzou machiyell
談話室の「もっと評価されても良いのに!と思う作品はありますか?」トピで見かけた時からずっと気になってた本作。
まるでフルカラー原稿を白黒コピーしたような画面に最初はかなり戸惑いました。
でも読み進めていくうちに、あぁこれはわざとなのかな?と思うように。
それだけ主人公たち(受けと攻め)の見えている世界が我々の見えているものとは全く違うんだ、という部分をこの手法で表現したかったのかな、と。
「色覚異常」「共感覚」でちるちるを検索したら、それぞれいくつか作品がヒットしましたが、それら両方を掛け合わせた作品は現時点では本作だけのようです。
非常に興味深く拝読いたしました。
トピ立てしてくださった方、薦めてくださった方両方に感謝いたします。
<不満点>
・同じ顔立ちのキャラが多いので見分けにくい
・「このセリフはどのキャラのもの?」となることが何度かあった
構成をもう少し工夫するだけでぐんと見やすくなるのにな…と思いました。惜しい!
・男性がすぐ泣く描写があまり好きではないのですが(現実ではほとんど見かけないため)、本作には多かったです。
<良かった点>
・繰り返しになりますが、唯一無二の設定であることと、その設定の生かし方
・お互いが距離を縮めていく過程が丁寧に描かれていたこと
(でも、もうちょっとお互い好きになる理由付けが "ガッツリ" 欲しかった)
・手紙との絡め方
<注意点>
終盤で、受けにグイグイ来る女子高生が出てきます。
女性が絡むBLが無理な方は回れ右です。
ちなみに「マチエール(matière)」とは「材料」や「物質」という意味のフランス語で、英語だと「マテリアル(material)」に該当するようです。