かいじゅう

kaijyu

かいじゅう
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×210
  • 萌11
  • 中立5
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
7
得点
178
評価数
47
平均
3.9 / 5
神率
42.6%
著者
時羽兼成 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
秒で分かるBL
発売日
電子発売日
価格
¥659(税抜)  
ISBN
9784799752081

あらすじ

組長を見舞った帰り道、曽母がゴミ捨て場で見つけたのは顔に火傷の痕がある不気味な男・城だった。
その面影から、曽母は過去を思い出し、贖罪のつもりで面倒を見ることにする。
暴れるわ噛み付くわ、獣のような城が次第に自分に慣れてくると、
曽母は嬉しいような、後ろめたいような複雑な感情を抱いていた…。
そんな時、曽母の兄弟分の南無が現れ――!?
「お前、本当に怪獣みたいだ。」
不器用ヤクザと一家心中の生き残り、情が混じり合う時羽兼成のビターラブ!!

表題作かいじゅう

城・曽母の用心棒
曽母・ヤクザ

その他の収録作品

  • 懐柔
  • あとがき

レビュー投稿数7

手名付け系

インパクトあるタイトルですが、バケモノという意味ではないです。
なかなか情緒教育を受けることが難しかった男を自分の懐にいれ、かみつかれても優しく抱擁することで新たな関係、人生を紡ぎ出していくというお話。
お互いがお互いを必要としてたのでしょうね。

かいじゅうくんの方は、初めて見たものを親と思う、という感じで、もうこの人がなくてはならぬと思うんだと思います。でも感情表現が下手で無骨。
一方、自分をどこまでも慕う、損得勘定抜きで家族と呼ぶことが出来る人間、そんな人間を受けヤクザさんは探していたのかもしれません。

受けヤクザがおいしい作品。

0

表紙買い

2人がくっつくまでの感情の揺れとか距離感をもっとゆっくり読みたかったなぁ.......1巻じゃ足りない感
冒頭の事件が重すぎて全部消化出来ずに終わってしまった感があるので補完のために続編出ないかなぁ。出たら読む。

せくす描写がなんかいやらしくないというかサラッと読めてしまうのはなんでなんだろうか……
あんあんしてる受けじゃないから……?

タイトルの通り表紙の口輪がついてる=噛みグセネタ!!!!と思い購入したのだけどあんまり堪能できなかったのがもにょポイント
しかし書き下ろしのエピソードはめっちゃ好きだった。

0

かいじゅう

ガツンガツンにエロ本期待して読んだら
ちょっと切ないいい話だった( ノД`)シクシク…
よこしまでごめんなさい。

取り立て屋の男(受)の過去の贖罪
取り立てに行った先で死んだ男の子供。
幼いあの頃の姿が心に残ったまま年月が経ち
目の前に現れるという展開。
やけどの傷と強面の顔。
贖罪の気持ちもあってそばに置くことにしたのだが~というところですね。
この人が育てるのかなとちょっと冒頭お持ってたgあ違いましたね。
それはそれでも面白かったんだとおもいますが
懐かない猫が懐くように少しずつ距離をつめていく
二人の関係が好きです。
というか、オッサン・・・経験者なん?
ガッツガツの若い野獣に喰われるハジメテのオッサンとかでもよかったな。
と、思うのはよこしま故です、すみません
「怪獣、おれは好きだぜ」 が好き

0

受けがママやん

タイトル馬鹿みたいだと思います?いえ、これはマジです.......ガチです...!!!!!!
曽母さん(受け)は母のような人です。攻めも懐柔されてました、ホントです!!!ママの力には抗えないんです。ヘヘ...................

表紙と試し読みの時点でどっちが受けか攻めか分からなくて、中間くらいまで読んでもまだどっちが受けか攻めか分からず...
「髭が受けがいいな〜」って思いました?
そうです。受けは髭の生えた方です。髭生えた方が受け。これは偉い人が決めたので、間違いないです。正直、曽母さんが受けじゃなかったら発狂してました。

登場人物はヤのつく人達。
簡単にストーリーの大筋を言うと、訳ありで誰にでも威嚇する怪獣みたいな攻めを拾った受けが、攻めを懐柔する話です。(タイトルのかいじゅうは、怪獣と懐柔をかけているんですね〜!?IQ3の私でも分かった!)
受けと攻めはちょっとした因縁がありますが、まあ〜〜〜〜〜曽母さんの母の力の前では誰もが無力なので...........
893の人達の話と言っても、そういった要素もあんまり無いんじゃないでしょうか?龍〇如〇を1ミリも知らない私でも入り込みやすい内容です。
893系のBLってずっと暗い雰囲気で難しい話が続くイメージありませんか?
「かいじゅう」では曽母さんの母パワーで気分が沈むことなく、最後までニコニコしながら読めました。(私だけかもしれない)

ほんの少し気になったのが、受けと攻めの関係で、どっちかと言うと、受け→攻めの感情が親の愛情みたいなものに近く感じてしまい...
でも、くっついた時に違和感はどこかへ消え去ったので万事オッケーです!
城(攻め)の真正面からぶつけた気持ちを受け入れる曽母さんのシーンが特に良かったですね。城はきっと曽母さんの右腕として、これから2人でしっぽりとやっていくことでしょう...

セッ...シーンは2回。絵が上手ですし、登場人物のガタイがよく、等身高めの絵柄も好みストライクでした。
髭の生えた男受けが好き!
攻めが受けに絆される話が好き!
曽母さんの母パワーを感じてみたい!(?)という方は是非検討してみてはいかがですか?
当たり前ですが、感じ方には個人差がありますので注意して下さいね...!!(あまりにもママ力をアピールしすぎて、恥ずかしくなってきた人)

3

当て馬(?)のキャラがとても好きで刺さった

受けの曽母さんのビジュアルに惹かれて購入した筈が、気づけば南無さんばかり追いかけてました。
なので、南無さんのレビューです。

まず、10ページ一コマ目の、横顔。惚れました。
「誰だこのイケメンは!?」となりまして、早くこの人の名前出てこないかな〜!と思ってました。ベタ塗り背景に、吐き捨てるような正論がかっこよかった…!

そしてついに、75ページにして、現在の南無さんご登場です。
めちゃくちゃイケおじになってます。美人さん。
78ページの二コマめの挨拶顔、堪りませんね。
本当に、南無さんは短い言葉でインパクトを持たせるのが上手いなー、と思わせられました。
かっこいい…!!

97ページ、一コマ目の南無さんの表情、みました???
憂いの浮かぶ表情と寄せた眉最高です。
102ページの南無さんの台詞が、まるで自分に向けているかのようで、切なくもあり、どこか重く感じます。最高。

105ページから、南無さん推しへのご褒美ページが始まります。
咥えタバコです。咥えタバコですよ!!!!絵になる!!!かっこいい!!
105ページの下から覗くアングルの無言の南無さん、美です。
106ページの横顔も綺麗ですよね。ずっと見てたい。
109ページのラストの一コマのセリフ、胸にズンと来ますね。この短い一言に、南無さんの曽母さんへの一言では表せないないような、ドロドロとした何かを感じます。深い。
110ページの、自分の優位性を疑わない立ち振る舞いも、グッときました。何度も読みたいページです。

134ページからの、南無さんと港。
なんだ、ご褒美か???となってしまう程の、かっこいい南無さん祭りでした。
飼い犬だと思ってた城に、手を噛まれたときの南無さんの表情、最高ですね。
最後まで足掻いて台詞を吐き続けるのも、自分が優位だと思っていた時の表情のギャップが最高です。個人的に一番の萌えポイントでした。

そして、電子限定書き下ろし特典の、若かりし頃の南無さん。
皆さん、ご覧になりました???
あのポーズなに〜〜!?かっこよすぎる〜〜!!
城に対して、親近感を覚えていた筈の南無さんの表情、ニヒルでとても素敵です。

以上、南無さん主役のスピンオフを心待ちにしている、南無さんへの思いが溢れまくった一読者の感想でした……!

2

怪獣と懐柔をかけているんでしょうか?

画力が高い。
めちゃめちゃ好みの絵柄なのでそれだけでも買って良かったなと思いました。

登場人物の名前も面白いです。
そもさん、せっぱ、なむ……笑 一休さん?
ジョーは何ですかね?城?



ヤクザモノですが、そこまでヤクザらしくはないです。受けが優しすぎるというか、ヤクザキャラ特有の血なまぐささや冷酷さがなかったからです。
贖罪の気落ちがあるとはいえ、毎回毎回自分に暴力振るってくる男(攻め)になにもやり返さないのはな~。
なので、ヤクザモノ大好きな私ですがあまり入り込めなかった。

自分の追い込みのせいで心中を図った夫婦の息子を助けてしまい、数年後に再会するという王道ストーリーではありますが、受けの心情描写が丁寧なので面白かったです。引き込まれました。

攻めは…何考えているのかよくわかりません笑
すぐ手が出る。
狂犬のような男ですが、しだいにほだされていき……。
ラストは爽やかで良かったです。助けた子どもが道を外れたヤクザとして生きていくのも何だかバッドエンドな気がしますが、まあ攻めにとっては好きな男のそばにいれることは幸せなのでしょう…。

オマケとしてエロがありますが、個人的にはこの2人の絆にエロはなくても良かったなと思いました…w
あくまで個人的意見ですが…。

3

“怪獣”と呼ばれた青年

<秒で分かるBL>レーベル第2弾の“人を愛したバケモノ”シリーズの中でも
本作で描かれた“バケモノ”は斬新で、目からウロコでした。

青年誌を彷彿とさせる画風に、がっしりとした体躯の男たち。
内容もラブよりは人間ドラマ的要素が強く、少し渋めで、
重みのある読み心地が個人的にはハマりました。

ヤクザの曽母はある日、路地裏で倒れている男・城を見つけ、
その顔のひどい火傷痕にある古い記憶を呼び起こされます。

借金の取り立てを苦に一家心中を図った夫婦と
火事の現場から救い出された生き残りの子供。
その面影が目の前の城と重なり、罪の意識から曽母は城を拾うことに―。

けれど、引き取ってみたものの、噛みつき、暴れ、手負いの獣のような城。
体も大きく寡黙で、火傷痕の残る顔やすぐに手が出る凶暴さのせいで
なかなか周囲にも馴染めず、“怪獣”のようだと言われてしまう始末。

そんな中でも曽母だけは根気よく城と向き合い続けます。
ヤクザなんて物騒な職業でありながら親切で面倒見よく、
噛みつこうが、首を絞めようが、笑いかけてくる曽母。

今まで自分を拒絶する世界で孤独に生きてきた城はそんな曽母のことが
理解できず、最初は戸惑うばかりでしたが、少しずつ打ち解けてゆきます。

怖々と距離を保ちながらも、曽母について歩く城がなんだか可愛い…
多分、近所の野良猫を手懐けたときってこんな気持ち♬

ぶっきらぼうで拙く、それでも曽母に懸命に心を開こうとする城は純粋で、
城の凶暴性も孤独と暴力の中に置き去りにされた後遺症で、本当は恐怖や
寂しさの裏返し。
それがわかると怯えたり、傷ついたりする城の表情がまるで小さな
子供みたいに見えていっそう不憫で、いとおしくなっていきました。

一方、あんたといるのは嫌じゃない、と自分にだけ心の内を曝け出す城に
喜びを感じ、曽母の中でも新たな感情が芽生え始めていました。
その反面、城への後ろめたさが消えることもなく、
罪悪感と城への特別な感情との板挟みとなっていました。

さらに、そこに曽母の兄弟分兼城の元の飼い主である南無が現れ、
二人の過去の因縁を暴露してしまい…

結局、南無は自分にないものをもつ曽母に嫉妬していたのかな?
昔、城を拾ったことといい、根っからの悪人にも見えなかったけれど…
ただ、城のことは心身容赦なく傷つけてたしなぁ…複雑な人でした。
最後は城が南無から解放され、自分の人生を歩み出せてよかったです。
曽母との出会いが城を強くしてくれたのね。

曽母と城のラブは少し唐突な感じがしました。
二人の間にある感情は曽母のそれは母性愛のようで、
城の場合は雛鳥の刷り込みのような印象だったので、
いざ二人が唇を重ねる段になって、あ、ちゃんと性愛だったんだな~と。

でも、昂ぶりを抑えきれず、必死になって曽母を抱く城と
苦しいのに、いとおしげに城を受け容れる曽母に愛を感じました。
曽母を抱きしめながら涙を流す城はやっと救われたんだなぁと思えて、
ぐっときてしまいました。

描き下ろしでは本編では見れなかった甘めな二人が見れました。
仕事のご褒美にと、城のおねだりにキュン♡
無知で、健気で一生懸命って破壊力抜群でした!
手ずから教えてやる曽母と城のぎこちなさに萌えました。
曽母もどこからどうみてもおっさんなんですが、可愛く見えてくる不思議よ…

あと、登場人物たちの名前、曽母・セッパ・南無で
一休さんを思い浮かべてしまったのは私だけじゃないはず(笑)

8

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