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shiritsu teijo gakuen
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
待ってましたの第3巻!もう、いろんなことがありすぎて、いろんな要素が多すぎて。4巻が待ち遠しい!そんな展開でした!
那治の部屋でヒートになり、泣きながら那治を拒む春太。これは嫌とかいうより、恐怖というのかな…でも拒否された那治はすごくショックを受ける。那治はなんとか理性を保って春太に抑制剤を打ち、大好きだよ、と春太に告げて黙って部屋を出ていく。
この時の那治、すごいかわいそうなんですよね…那治は春太のことがすごく好きだから、拒否されたことにもすごくショックだし、前巻から続いているお兄さん絡みのいろいろもあって、春太に本当のことを伝えられずにいる様子…。
春太も春太で突然あんなことになり動揺もあったし、那治をがっかりさせたことや、傷つけたであろうこととか、もういろんな想いが交錯して、どよ〜んと沈んでなかなか浮上できない。
春太はまだまだ子供なんですよね…。
そんなとき、春太のお父さんが画家でチャリティーパーティーに出品することになり付いて行くと、そこには葵木先輩が!!
パーティーの客と少しトラブルになりそうになるんだけど、またまた葵木先輩がスマートかつクレバーにフォロー入れてくれるんですよね〜。私は葵木先輩が大好きなので、相変わらずのかっこよさに、すでに悶絶。
そのパーティーで択一生にならないか、と葵木先輩から誘われ悩む春太。そのパーティーの帰り道、今度はバイクで颯爽と現れる葵木先輩!!そして、蓮宮から電話が!
那治がスイスに行ってしまう話を蓮宮が教えてくれ、どうしても会いたいと言うと、葵木先輩と蓮宮がバイクとヘリコプターで春太を空港まで送り届けてくれるんです!
もう、葵木先輩のかっこよさもすごいし、蓮宮がなんでここまでしてくれたのか?とも思うけど、空港で那治と会えた春太は那治に択一生になることを伝え、好きになってよかった、必ず那治が誇らしく思えるような男になると力強く伝えるんです。
ここね。なんか、春太が那治を好きだった気持ちって、もちろん本物なんだけど。恋に恋しちゃったっていうのか、おままごとみたいなものだったのか。那治は本当に好きだったけど、春太の中で那治は、憧れとかキラキラしているものだったのかもしれない。
春太ってまだまだ子供で素直で表裏がない本当にピュアな子で、きっと那治も葵木先輩もそういう春太に惹かれてるんだと思うんだけど、無自覚だから那治は傷つくよね…となんか那治がかわいそうに思いました。も少し大人になれよ、春太…。
那治がスイスに旅立ち、春太は葵木先輩の択一生になり、葵木先輩から手解きを受けることに。
葵木先輩の家はめちゃめちゃ大手の製薬会社を経営していて、まぁ、桁外れのデカさなんです。葵木先輩、もう生粋の超セレブ!!
ここでの執事さんと春太とのやりとりがめちゃめちゃ面白いです(笑)
そこでいろいろ際どい(笑)実験をやろうとしたときに、他方、四逸の他のメンバーが、葵木先輩の秘密を探ろうと画策するんです。
ここすごいなって思うのは、蓮宮や四逸のメンバーがなんでこんなことするのか。それは情報と秘密を共有し、ある種の共依存状態になることで均衡が保たれ力を維持する為。それは葵木先輩もまったく同じことを思っている。
子供のお遊びとかじゃないんですよね。権力を持つ側で居続けるために何をしなければいけないのか。これを高校生がやってるって…。権力社会がどうやって構成されているのか、すごく的確に描かれているんです。この作品の一貫したスタイルというかテイストというか。この世界観を絶対に崩さないところが、この作者様のすごいところだなと。
葵木先輩の秘密とはどうやら何かの薬品らしい。それをミッションインポッシブル並みの鮮やかさで手に入れる四逸メンバー。お金もあるし、彼らにできないことってないんですよね…。
返してほしければ仮面パーティーに春太を連れてこいと言われ、本意ではないけど春太を伴って訪れたパーティー。春太は菊谷を探すように言われるが、その最中、好色オジにヤられそうに。それをモニターに映し出され焦る葵木先輩。
葵木先輩はショットグラスチェスをやらされるんですよね。またもう、こういうところがこの作品が隅々まで世界観を出していてめちゃめちゃかっこいいんです!
焦る葵木先輩は、明らかに過去1番動揺していたと思います。
春太は蓮宮に先に助けられ無事。そこにようやく葵木先輩がチェックメイトして手に入れたキングのショットグラスを蓮宮に投げるんです。こういうちょっとした場面も本当にかっこいいし、めちゃめちゃ考えられてると思います。
無事の春太を見つけて思わず春太を思いっきり抱きしめ、良かった…とつぶやく葵木先輩。もうお酒も入って、立っていることもできず、ベッドに倒れる。
春太は菊谷の居場所を教えてもらい、菊谷から葵木先輩の会社から盗んだ薬を返してもらう。葵木先輩のいるベッドには、何やら考えている蓮宮が…で、3巻は終わり。
葵木先輩は春太のことを特別には思っていると思うけど、まだ恋愛感情とかそこまではいってない感じなんですよね。でも、那治がスイスに行ってしまった今、葵木先輩と春太はかなり急接近してると思います。
葵木先輩、春太をどうしたいのかなぁ…春太は葵木先輩は尊敬すべき憧れの先輩って感じでしか見てないので、ここから2人はどうやって進展するのかなと。
そして、やっぱり蓮宮が謎すぎる。那治のこともあるし、那治兄と仲良しなところもまだ謎だし。蓮宮はもっと何か、すごいことを隠しているのかもしれないし。
恋愛要素だけでなく、セレブリティ高校生の非日常的な日常の中で繰り広げられる様々なこともたくさんあって、なかなか話が進まない!そろそろ葵木先輩、お願いしますよ!と思わずにいられない(笑)でも次巻は動くかな?超期待です!!
ヒートになった春太も、なんとか襲うのことを思いとどまることができた那治も涙してて切ないです。ここ、ページ数は短いんですけど、登場人物の表情の描き方がうまかったりで伝わってくるものがあります。
そんなことがあり落ち込んでいた春太ですが、父親に誘われたチャリーティパーティで葵木先輩に出会います。そこで、とあるアルファに話しかけられ、Ωを下に見るような発言をされ、春太はキレそうになります。そんな春太を葵木先輩は止め、「何かを変えたいならその力を持て。そのために、択一生にならないか?」というふうなことを春太に言います。
その後、那治がしばらく日本に帰ってこないだろうという情報が舞い込み、急いで那治に会いに空港に行った春太は那治に択一生になることを告げます。
わかってはいましたが、きっと那治とくっつくとはないですよね。春太は那智を支えるために入学しましたが、択一生になってやりたい事を見つけると宣言したことで、春太の中で区切りがついたようで少し寂しかったです。ないだろうなと思いつつ、心のどこかで那治×春太でくっついてほしいと思ってたので少し残念でした。ですがお話も面白いし、葵木先輩×春太(になると思いますが)も萌えるので問題なしです!
新刊が出た~と思って楽しみに開いた、この一冊。
大好きなシリーズで、このレーベルの中では圧倒的なクオリティ(失礼)です。
前巻では、大好きな那智に襲われかけた春太。どうなるのか、と思ってワクワクしながら読み始めた第3巻。
那智との関係が一段落する一方、葵木先輩とはますます仲が深まっていく展開です。そんなとき、四逸の他のメンバーがしかけた度が過ぎる悪ふざけで、葵木&春太ともにピンチに。。。
というハラハラドキドキなストーリーなのですが、そのせいかあっという間に読み終えてしまいました。
本編で140ページ程度とやっぱり少し短いようです。。
相変わらず格好いい葵木先輩。
続きが気になりすぎる~。早く読みたいですね。
次巻へのブリッジとなる本作は、これからの展開を予感させて。終わる。
とても読み足りないのだ。
前巻の終わりで、那智と春太は互いにヒートを起こした。那智はそんな時にも何とか理性を保ち、春太に抑制剤を打ち、事なきを得る。2人は付き合っていて別れた筈なんだが。どうやらセックスの経験が無いのか。それとも。春太がただヒートセックスに怯えたのか。
判然としないのだが。とにかく。そんな事があった後、那智はスイスへと発つ。しばらく向こうに滞在するかもしれないという。
その一報を葵木先輩を通じて、蓮宮会長から受けた春太は、空港で那智を見送る。
ただ那智を追いかけて、学園に入学したけれど。自分が空っぽな人間では、意味が無い。那智にいつか「好きになって良かった。」と誇りに思って貰える男になること。その為に、葵木先輩の元で、択一生になる事を決意する。
ちょっと待って。那智との恋は、終わったのか。この「好きになって良かった。」という言葉が、過去形なのが凄く気になるんですよ。
葵木 × 春太 のフラグ立ちまくりとはいえ、やはり私は、那智 × 春太を推したい!
那智に春太を諦めて欲しく無いし。春太の一途な想いの成就を願いたいんですよね。
帝城学園が、人脈作りに重きを置いていて。四逸はその最たるものだと言える。
四逸の行なっている事とは、情報の共有。情報とは時に秘密と同義だ。
蓮宮会長は、常に済ましている葵木の秘密を暴きたいと考えている。
葵木の生家は、製薬会社。葵木は α だが、Ω 性の人たちが自由に生きられる社会を目指して、その為の活動もしている。
蓮宮会長のしている事は、遊戯に過ぎない気もするが、ミッション・インポッシブルばりに作戦に巻き込まれる、椿や菊谷も見どころ。
何より、葵木先輩が後輩として以上に、春太を想っている事が見れた気がする。
悪ぶってるけど、情に厚く、ちょっと何考えてるのか分からない蓮宮会長の真意は何か。
葵木の家が開発している薬とは何か。
サイドストーリーで、追っ手を巻く為にカップルを装って抱き合っている椿先輩と菊谷を見てしまった辻くんはショックを受けている。椿先輩は実は腹黒い執着攻め。辻くんの嫉妬も次回、利用しちゃうのかなぁ。
物語の進行上、エチは無し。前巻までは付いていた「奥様は α 」の番外編も無く。ちょっと寂しい。
3巻は那治と春太のやりとりは冒頭のみなので、このカップル推しの方にはちょっと物足りないかも。私は葵木も好みの攻めなので、それなりに楽しめました。ただ久々に読んで感じたのは、いろんな要素があまり上手く絡んでいないような気がするということ。世界観や設定の作り込みの丁寧さ、情報操作という映画のようなシビアな会話、西洋人めいた端麗な顔立ちのキャラクターたちといった高度な要素に対し、春太の幼さ、普通の高校生らしい砕けた会話、葵木にゲームを仕掛ける動機やゲームそのものの低俗さといった庶民的な要素がいつも唐突に投げ入れられる感覚なんです。金持ちの世界で奮闘する庶民の主人公はいつの時代も応援したくなる良い題材。ただ、夏下先生のタッチが美麗すぎるが故、2つの要素の調和がとれていない気が余計してしまうのかな。庶民的な要素がもう少しこの貴族世界に馴染むように描かれると、もっとこの世界に入り込めるんじゃないかなと思いました。