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厭世的な王国軍将軍×転生した美少年の、輪廻転生ラブ
senaka wo azukeruniwa
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
こちら、輪廻転生もので、全3冊で完結のうちの1巻目になります。
このボリュームでまだ1/3だし、決して気軽に手を出せる作品では無いんですけど。
どシリアスだし、胸がつぶれるほど切ないし、かなり痛い描写もあるし。
ただ、もんのすごく読み応えのある壮大で骨太なお話なんですよ。
切なく、苦しく、そして泣ける。
実はムーンライトノベルズさんの方で先に読んでまして、もう大好きなお話なんですよね。
書籍化を知って狂喜乱舞しましたよ。
過去と現在が交錯する壮絶な愛や執着の行く末に、主人公が果たそうとする使命。
なにより、一人の男が命をとして守ろうとしたものー。
ぜひ、皆様も最後まで見守っていただきたい!
ちなみに、ムーンライトノベルズさんで既読の方も、かなり加筆修正されてます。
大きな変更点とかは無いんですけど、内容が分かりやすくなってたり、より心を打たれるエピソードになってたり。
記憶力が大変残念な上に、1ページずつ見比べたワケでは無いので、間違ってたら申し訳ないですけど。
それにしても、表紙のレオリーノとグラヴィスの瞳が美しすぎて、もううっとりとため息しか出てこないですね。
えーと、二人の瞳の色が重要な意味を持つお話でもありまして、文章で読んではあれこれ想像してたのです。
想像してたのですが、それを上回るこの美しさ!
一夜先生、素晴らしいわ。
で、ザックリした内容です。
辺境伯の四男として生まれた、絶世の美貌を持つレオリーノ。
実は彼には、かつて身をていして国を守った騎士・イオニアの記憶があるんですね。
イオニアが死の直前に知った、仲間の裏切りとその裏に隠れている真の国賊の存在。
それを暴き、かつての親友で王弟であるグラヴィスに伝える事が自分の使命だと決意をしてー・・・と言うものです。
えーと、こちら繰り返しになりますが、過去と現在が交錯する壮大な愛の行方が見処でして。
今作だけで480ページ、しかも上下段とたっぷり使って、現在の主人公の幼少期から始まり、徐々に記憶を取り戻して行く様、そしてかつての親友・グラヴィスとの再会まで語られます。
並行して、騎士イオニアの人生が語られるって感じでしょうか。
で、個人的にめちゃくちゃ萌えるのが、レオリーノの前世であるイオニアと、まだ若かりしグラヴィスとの切なすぎる恋。
う~ん。
イオニア少年ですが、実は鍛冶屋の息子と、普通ならグラヴィスとは一生交わる事の無い運命だったんですよ。
それが幼い時分にたまたま知り合い、二人は友情を育んだ。
ここから、彼が触れた物を砕けると言う異能を偶然持っていた事もあり、グラヴィスとともに高等教育学校へ。
やがて互いに友情以上のものを覚え始めるも、イオニアは立場の違いから想いを封じ込めるしかなかった。
で、そんな彼の辛い恋を知り、全てを理解した上で共犯者として慰めをくれた、もう一人の親友・ルーカス。
これね、危うい均衡の上に成り立ってる、三人の関係と言うのにとにかく萌えるのです。
また、イオニアの、自分は決して恋人にはなれない。
でも、自分の血と忠誠は永遠にグラヴィスにー。
と言う、強い意思がとにかく切ない。
この巻で彼が戦死するまでが語られますが、その最期も壮絶すぎて。
最後の最後まで、彼はグラヴィスを想い、そして彼が守る国を自分も守り抜こうとした。
何だろうな。
彼の人生を思うと、もう涙が止まらないんですよね。
グラヴィスとの出逢いさえなければ、彼は鍛冶屋として平穏な一生を終える事が出来たであろうと。
それがグラヴィスの人間の盾となり、その手で人を殺し、過酷な戦場で戦い、やがては悲惨な最期を迎えた。
またそれでも、グラヴィスと出会えない人生より、彼と出会えたこの壮絶な人生の方が、イオニアには幸せだったんだろうなぁと。
もう、胸がつぶれそう。
悲しくて悲しくて切なくて、マジで胸がつぶれそう。
で、今作の最大の萌えですが、そんなイオニアの記憶を受け継いだ青年・レオリーノと、イオニアをそんな経緯で失いすっかり厭世的になってしまったグラヴィスとの再びの邂逅。
えーと、タイトルである「背中を預けるには」ですが、とても深い意味を持つんですよ。
かつて「力」と頑健な肉体を持ち、グラヴィスが唯一背中を預ける事が出来た騎士・イオニア。
しかし今生のレオリーノのですが、幼い頃の事故で足が不自由。
身体も繊弱。
レオリーノにとって、背中を預かる事が出来ない今の自分は、とてもイオニアの生まれ変わりだとはグラヴィスに伝えられないんですよね。
しかしイオニアと全く同じ瞳を持つ彼を見て、イオニアの生まれ変わりを疑うグラヴィス。
更に、レオリーノが一人で秘密裏に追おうとする、かつての裏切り者とその裏に隠れた真の国賊の存在。
果たして、イオニアの無念は晴らせるのか。
そして、二人の恋の行方はー?
って所でしょうか。
とりあえずですね、ここから更に物語は深みを増し、壮大な広がり見せます。
驚きの真相も明かされますし、めちゃくちゃ痛い展開も来る。
でも、とにかく面白いし萌えるんですよー!
多少歪んでしまった、ルーカスの執着愛とか。
彼もまた、気の毒な男だよなぁと。
失った恋人を18年も想い続けるって、なんて哀しい。
萌えちゃうけど。
過去と現在が交錯しと、かなり複雑なストーリーなんですよ。
で、登場人物がやたら多い上に、彼等の関係もこれまた複雑。
お話自体もビックリするほど長い。
そんなワケで、なかなか気軽に癒しを求めてってスタンスでは読めないと思います。
ただ、とにかく心を揺さぶられる、壮大で凄まじいお話なのです。
本当、ぜひ、最後まで読んでいただきたい。
最後になっちゃいましたが、ムーンライトノベルズさんの「背中を預けるには」シリーズで、番外編やスピンオフ、登場人物相関図等みれます。
ルーカス好きさんは「この恋の涯てには」が必見ですよ。
今度こそ、彼を幸せにしてやって!
ちなみに、順番としては「背中~」→「この恋~」です。
めっちゃ分厚い本なんですよ。
この厚さの本て、持ちづらくて読みづらいので苦手なんですよ。
なんですが。
やっば!
めっちゃ面白かった…!
本の厚さなんてなんのその、読んでも読んでも終わらないこのボリュームに感謝。むしろこの厚さでありながら息もつかせぬ展開で一気に読ませる。素晴らしい…。
素晴らしすぎて、読後しばし放心しました。
でもね、レビューが難しい。
凄く緻密に練られたストーリーで、いたるところに伏線がまかれています。ネタバレし過ぎちゃうとよろしくないと思うのですが、何をどう書けばネタバレになりすぎず、この作品の面白さをレビューとして書けるのか。
と、少し悩みましたが、なるべくネタバレしないようにレビューを書こうと思います。
主人公はレオリーノ。
ファノーレン王国の国境に領地を持つ辺境伯の四男で、天使のような風貌を持つ彼は、裕福な家で、末っ子で、しかも母親が望み続けた麗しいビジュアルを持つことで小さいころから蝶よ花よと育てられた。
そんなレオリーノは、子どものころから見る夢がある。
今の自分とは異なる逞しい身体。
何かを守るために、命を張って闘う男性。
レオリーノは、それが誰なのか、感覚的に理解していた。
そして12歳になった日、彼はとある出来事に巻き込まれ瀕死の重体に―。
というお話。
えっと。
あらすじにも書いてあるのでここでも書いてしまいますが、ここから激しいネタバレ表現がありますのでちょっと下げます。
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レオリーノは、ファノーレン王国の王子であるグラヴィスを守った、今は亡き騎士のイオニアの生まれ変わり、なのです。
この国には不可思議な能力を持って生まれてくる人物がいて、イオニアはその能力を持っていたのですね。で、その能力を買われる形で騎士になるのですが、能力云々ではなく、グラヴィスの希望によってイオニアは騎士となった。
幼少期に接点のあった二人には、他人が入り込めない絆ができていたから。
が、グラヴィスは王族。しかも次期国王になるべき王太子である兄がいながら、グラヴィスの方が王に適任であるという理由で王になることを望まれている。そんなグラヴィスと平民のイオニアとでは釣り合うはずもなく。
そんな中、敵に攻め込まれ、イオニアはグラヴィスを守る戦いの中で命を落としてしまう。そして、そのイオニアの生まれ変わりが、レオリーノ。
屈強な身体を持ち、特殊な能力を持ち、闘いの前線で闘い続けた騎士・イオニアとは全く異なる容姿をもつレオリーノ。けれど、レオリーノには、秘めた想いがあってー。
序盤に書きましたが、めっちゃ分厚い1冊です。
が、この分厚さに見合った内容が、この作品には描かれています。しかも、タイトルに①とついているようにまだこれで完結ではない、という。
レオリーノのバックボーン、イオニアとグラヴィスとの切ない想い、と萌えも面白さもMAXですが、いやいや、これで終わりじゃないんです。
彼らの間に割って入る人物がいます。
それは、イオニアの学生時代からの友人のルーカス。彼はイオニアがグラヴィスを愛していることを知ってなお、イオニアを深く愛してるんですね。
イオニアがグラヴィスをどれほど愛していても結ばれることはない。
イオニアがグラヴィスを愛していても良い、身体だけでも手に入れられることができたなら。
そんなルーカスが間に入ることによって、彼らの想いは交差していく。
イオニアを深く愛していたグラヴィスとルーカスは、イオニア亡き後失意の底に突き落とされますが、だからこそ、イオニアの生まれ変わりであるレオリーノに対する想いも複雑。二人が、レオリーノがイオニアの生まれ変わりなのでは?とすぐに気づくのもまた、愛ゆえか。
レオリーノはとある事情により、イオニアの生まれ変わりであることを誰にも告げられずにいますが、その「事情」も、伏せていることによって引き起こされる「こと」も、面白い。
面白いっていうと語弊があるかな?
けれど、グラヴィス、イオニア、ルーカスの三者三様の恋心という恋愛ベースだけを描いた作品ではなく、たくさん盛り込まれたバックボーンがめっちゃ面白くて一気読みしました。
主要キャラの3人、というか、レオリーノも含めると4人ですが、とにかく魅力的。が、脇を固めるキャラも素晴らしく魅力的。
個人的には、レオリーノの父親のアウグスト伯に萌えツボを刺激されました。愛情深く、賢く、強く逞しい。彼が「辺境伯」というところにもきちんと理由が存在しているのも良い…。
イオニアの意思を継いだレオリーノが、今後どう動いていくのか楽しみです。
レオリーノ、めっちゃ可愛いのですが、イオニアがドツボキャラでしんどかった。
特殊能力を持ち、グラヴィスを守るために彼は自身のすべてを投げうつ。
けれど、それと相反するように葛藤も抱え、心身ともに疲弊し。
グラヴィスを愛しているから。グラヴィスのために、イオニアは存在している。
筋肉ムッキムキの身体で、でも受けというのも良い。
あれだけカッコいいイオニアの生まれ変わりが可愛いレオリーノ、というところがまた良い。レオリーノが、今後どれだけ成長していくのか楽しみです。タイトルの「背中をあずけるには」の意味が、じわじわと読者に流れ込んできて、素晴らしいタイトルにも悶絶しました。
レオリーノのお相手となる攻めさんはグラヴィスなのだと思いますが、ルーカスも幸せにしてあげてほしいです。
イオニアは、間違いなくルーカスの事も愛していたのだと。救われていたのだと。ルーカスに伝えてほしい。
恋愛という観点も面白いですが、ストーリー自体素晴らしく練り上げられています。イオニアが持っていた「能力」ですが、この特殊能力もまた、今作品のキーワード。そこに絡めた展開も秀逸でした。
今から次巻が待ちきれない。
正座して、お待ちしています。
美麗な表紙につられますが、中身はそれ以上に素晴らしいと思いました。
元はネットのBL小説なんでしょうか?
ネット小説→商業化本って普通の商業誌と少し雰囲気が違うので、あまり読まないようにしてきたんですが(値段高いし)、読んでよかった。いや、続きが気になりすぎてもう少し後に買えばよかったかもです。
主要キャラたちの心理描写がとても丁寧にかかれていると思います。
1冊なのにかなり長いので3冊分読んだ感覚です。
出会って〜一悶着あって〜くっつきました〜みたいな「内容薄い!」「あー展開早すぎる」は一切ありません。
そして転生ものによくあるモヤモヤ「前世好きだったから必然的に生まれ変わりも好き」っていう感じでもなく、しっかり双方葛藤が描かれて、その葛藤もまだまだ序章なのが嬉しい。
2巻、3巻はすぐ発売されるんですかね?
待ちきれない!!!
表紙と、あらすじと、大作の予感がしてぽちっと購入。
こういうの待ってた―――!!
ファンタジーBL小説好きならはまっちゃうんじゃないでしょうか!
受さま超絶美青年というのも個人的に大好物。
もし好みがわかれるとしたらこの受さま、強い系じゃなくて体が弱くて守ってもらう系ってとこかな。いろいろ事情があってしょっちゅうHPとMP消費してぐったりしちゃってます。
作中での描写も相まって本当に深窓の姫。白くて細くて折れそうで、日にも当てられなさそうというか、ちょっとしたご無体されたら死んでしまいそう。挿絵で「おっと!しっかりした男の子だった」と引き戻される感じ。
それでも芯が強くて自分は好印象です。
しかし久々に出会った骨太大作です。ただダラダラと長いだけじゃない。雰囲気だけじゃない。満足!
続きが気になりすぎてフライングしてムーンライトさんで読んじゃいました。いや、それでも続刊買いますけどね。これは紙でゆっくり読みたい作品。
あと、フライングした印象ですが、こちらの作家さんは徐々に明かされる物語の暗い面、残酷ともいえる設定に抜かりがない。う~ん、この潔さが良き・・・!
もうね、文句を付けるとしたら、
挿絵の数~~~~~~!!こんなにぶ厚い本なのになぜ挿絵4枚!?
最初の人物紹介で脇キャラも見えたのは嬉しいけど、それにしても4枚・・・!ガックリ_| ̄|○
自分の場合は挿絵込みでBL小説買うタイプなのでさびしい~~~。
攻様達がほれ込む魅力的キャラであるイオニア君(受様の前世)、人物紹介で横顔だけ・・・!(T_T)しかも作中でも口元とか背中とかだし~~~!
あーーんもっと見せてくださーーい!
大人の事情?大人の事情なの?出版社さんよーー!
それでも次巻さっそく予約しますけどね・・・。
すごく面白かったです。
ちるちるで評価が高かったので気になっていたのですが、このレーベルさんの御本はあまりにも分厚くて…
手に取るのをちょっと躊躇っていました。
試しに買ってみたら、行も2段で、これはかなり読み応えあるなぁ…。ハードル高いかなと思ったのですが。
読み始めたら面白くてどんどん物語に引き込まれました。
先が気になって止まらなくて、一気に読んでしまい、次の日には2巻を買いに走りました(笑)
裏表紙に書かれている範囲の説明ですが、転生もので記憶も甦る部分があるので、時々差し込まれる前世の記憶が個人的には若干焦ったく感じました。早く先の展開を知りたい!と前のめりになっていたので。
とは言えあの大ボリュームを飽きずに引っ張れるストーリー展開は見事です。
一冊の値段だと思うと一瞬高く感じるけど、あのボリュームであの値段は安すぎる…
文庫全三巻を今日読み終えてこのレビューを書いていますが、読み終えた充足感とロスがごっちゃになって、うわアアアアアと叫び出したい気持ちです。
それくらい物語にのめり込みました。
間違いなく、生涯のベストBL小説3作に入ります。
私はこの作品が話題になった後に読み始めたのですが、正直分厚さと異世界モノということがハードルになり、面白いと言っている知り合いも普段から沢山本を読めるタイプで私の場合は読み切れるか怪しいな…と思いとりあえずは様子見で一巻だけ買いました。
が!一巻の終盤に差し掛かると、一巻読み終えた時に2巻をすぐに読めないのはかなり辛い!!と、特典付きで売られていたコミコミさんで2.3巻をすぐに注文しました…!
最初から一巻も特典付きで買っておくんだった〜と今でも後悔しています。
あまり前情報は入れずに読んでいただきたいのでキーワードだけ…前世の記憶、王族、身分差、国家。
前世のイオニアの記憶を持ったレオリーノの少年時代から物語はスタートします。イオニアの記憶を紐解くことで前世と関係のある人物達と出会っていく…。
人物、地名は全てカタカナなので最初に少し抵抗があるかもしれませんが、1〜3巻とも頭に人物紹介がイラスト入りで入っているのでわかりやすかったです。(殆どのキャラは全巻通して同じイラストなのですが、イオニアは巻を増すごとに表情が変わっていくのがもうね…!憎い演出…!!)
愛とは、正義とは、そんなことをこの作品に教えられました。原作はムーンライトノベルズで掲載されていたというのだからすごい…。これを担当編集もいない素人の方が一人で、しかも人生で初めて書いた小説というのだから驚きです。
でも文章はとっても読みやすかったです。
背中を預けるにはに出逢わせてくれた小綱先生、出版社さん、ムーンライト時代から応援されていた読者さん、Twitterでオススメしてくれたフォロワーさん、皆さんに感謝です(*´∪`)
まず、この本を読むきっかけになったのはちるちるさんの記事で紹介されていたからなのですが、心からお礼を言いたいと思います!この本を紹介していただいて、本当にありがとうございます!という気持ちです。
(ネットで注文していたので)本を手に取って、3巻にもかかわらず、1冊ずつがとても厚いのに驚きました。なので、大丈夫かな、ちょっとレビューを信じすぎて大きな買い物を失敗したパターンかな、と思いました。
ですが、読み始めてみたらグイグイこの世界観に引き込まれます!物語の背景もさることながら、一人一人のキャラクターも魅力的に描かれています。イオニアとグラヴィスの若い頃の話だけでも十分面白いし、レオニーノとグラヴィスの年の差の話でもそれぞれ独立して十分面白いと思うのに、イオニアの記憶を持ってレオニーノが生まれてくるところが…!この作者さん、神様ですか?と思わずにはいられません。
厚い本だと思っていた1巻をあっという間に読み終わり、早くも続きが気になるところです。2巻、3巻のあらすじも読みたいところですがもうこうなったらネタバレなしに読み進めたいと思います。
まず始めに、ひかりTVブックを利用したことがない方は、3冊60%オフクーポンでかなりお得に全巻買えます。半額以下!!
一冊のお値段がお高いので手を出しにくい方で、ひかりTV初めての方はこちらで購入するのが断然お得です!笑
3冊読み終えてから書こうかと思ったんですが、このボリュームだと読み終えるまで時間がかかりそうなので1巻ずつにします。
まず読みごたえがものすごい!!
読み進める度にページ数を確認して、まだこんなにある!と噛みしめられる幸せ。笑
それほど濃厚で骨太な内容となってます。
イオニアの産まれかわりであるレオリーノが、その人生を夢に見ることで過去を知りながら物語は進んでいきます。
イオニアはグラヴィスにその人生を捧げ、最後まで国とグラヴィスのために力を尽くします。
ただ国を危機に追い込んだ内通者をグラヴィスに伝えることが出来ず、その使命をレオリーノが引き継ぎ、内通者を見つけ出そうとします。
レオリーノの想像を絶する美貌に茫然自失になる男達の様子を読むのは爽快でした!笑
その美しさでそこにいる全員を虜にする、まさに総受け状態!
ここまでくるといっそ清々しい。
ただ肝心のグラヴィスとは会う機会が少なく、なかなか二人の距離が縮まらない!!
だからこそ後半からラストにかけて、グラヴィスがレオリーノに対する執着や独占欲を感じ始めた時はゾクゾクしました。
レオリーノへの感情を自覚したグラヴィスが、これからどう迫っていくのか続きが楽しみすぎる。
ただ主要人物から脇役まで、視点がコロコロ変わるのでそのキャラが何を考えているか分かるのは良いんですが、慣れてないので若干読みにくさは感じました。
ちるちるさんのレビューランキングでも徐々に上がって来て、今は1位になっています。
分厚い上に2段組でハズレだったらどうしようかと心配していましたが、読んでみたらそんな事は全くありませんでした。
お話の構成も分かりやすくて、レオリーノとイオニアについて無理なく頭に入って来る手法に脱帽しました。
レオリーノの現在になるまでが長いし、イオニアを巡るグラヴィスとルーカスの三角関係はどちらの攻めに感情移入するかで、かなり評価も変わって来ると思います。
私はグラヴィス派なのでルーカスのイオニアの隣りにいようとする強引さとか、レオニーノをイオニアとして扱おうとする無神経さが好きにはなれません。
壮大な物語と因縁とも思える人間関係に読む手が止まりませんでした。
敵国との開戦が迫る中、イオニアが伝えようとした事もまだレオニーノは伝えられて無いし、レオニーノの記憶を消したラガレア侯爵の真意も分かっていません。
王族などが持っている異能や、イオニアと同じくグラヴィスを呼び寄せる事が出来たレオニーノの心話とか、好きな人には堪らないと思います。
グラヴィスがレオニーノの父親のアウグストに大事な一言を告げたところで終わってたので、早く2巻が読みたくて仕方がありません。
2巻も辞書みたいな厚さなのかとても気になるところです。
ちるちるさんでのレビューを拝見して、まずは様子見でムーンライトノベルさんにてちらっと読んでみるつもりが、先が気になって結局読みきってしまいました。
小冊子付きをやっと買えました(≧▽≦)
紙の本になったら、分厚いわ〜
受け様は、辺境伯の四男レオリーノ。
菫色の瞳で、天使のようと称される絶世の美貌を持つ少年。
攻め様は、ファノーレン王国の王弟であるグラヴィス。
レオリーノは、幼い頃から自分がイオニアという1人の青年である夢を見るようになる。
イオニアの人生をたどる内に、それが自分の前世であると確信を持つ。
イオニアには、心を捧げた愛する親友という立場のグラヴィスと、共犯者だと笑って全てを受け止めてくれる恋人のルーカスが傍にいて。
先の戦いで戦死したイオニアが、死してなおグラヴィスに伝えたかった裏切り者の存在、大切な想い。
過去と現在が交差して進む中。
イオニアとグラヴィス、ルーカス。
レオリーノとグラヴィス。
登場人物の想いもからまって、とても面白いし、続きが気になって、ページを捲る手が止まりません。
受け様攻め様だけではなく、周りの人達も魅力的です。
グラヴィスとルーカスの、イオニアへの盲執とも言えるくすぶり続けている熱い想いが、たまらなくいい。
戦士として優れた身体と能力を持つイオニアに対するレオリーノの劣等感。
自分を通してイオニアを見ているグラヴィス達に、真実を告げられない葛藤。
レオリーノの苦しさが切なかったです。
過去の3人が辿った道もまたツラい。
でも、攻め様の後悔や贖罪の想いって大好きなので、ツラい分だけ萌えでもあり。
これから、真実がどう暴かれていくのか、3人の愛はどう着地していくのか、紙本にて楽しんでいきます(*´ω`*)
書き下ろしは、グラヴィスとイオニアの最初で最後の夜のお話で、この2人の先を知っているだけに切なかったなぁ。
イラストは一夜人見先生。
人物紹介ではイケメンをたくさんありがとうございます。
でも、挿し絵は少なくてちょっぴり残念。
こんだけたくさんのイケメンが出てるのに。