ファン必見の番外編を収録した、大ボリュームの小冊子付き。

魔道祖師 4

madou soshi

魔道祖師 4
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神217
  • 萌×25
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない1

54

レビュー数
20
得点
1115
評価数
227
平均
4.9 / 5
神率
95.6%
著者
墨香銅臭 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
千二百 
媒体
小説
出版社
フロンティアワークス
レーベル
ダリアシリーズユニ
発売日
電子発売日
価格
¥1,980(税抜)  
ISBN
9784866574158

あらすじ

ファン必見の番外編を収録した、大ボリュームの小冊子付き。

蘇った夷陵老祖を討伐するため、四大世家が再び決起する。
けれど、今の魏無羨の隣には、迷いない瞳の藍忘機がいてくれた。
彼への想いを募らせる魏無羨だが、互いの肌に触れ口づけた夜、
どうしようもなく惹かれる自分と、その想いが叶わぬことを知る。
そして過去の謎が紐解かれる時、何度も重なってはすれ違い続けた二人が辿り着く愛の形は――。

その後を描いた番外編は、魏無羨が少年たちを率いて夜狩に繰り出す「鉄鉤」、
忘羨が淫靡な夢の世界に迷い込み情欲に溺れる「香炉」など、八つのお話を収録。
あの日の旋律が、永遠に続く誓いへと変わる。

表題作魔道祖師 4

藍忘機,五大世家・姑蘇藍氏の次男
魏無羨,禁断の呪術によりよみがえった修行者

その他の収録作品

  • 家宴(番外編)
  • 香炉(番外編)
  • 悪友(番外編)
  • 朝暮(番外編)

レビュー投稿数20

BLは国境を越える

タイトルのとおりです。
干杯!

1

多種多様なジャンルの入り交じった作品

なかなかの長編で、かなり気合いを入れて読まないと挫折しそう…ということと、そこそこのお値段から二の足を踏んでいましたが、ようやくかの有名な中華BLを読むことができました。1巻ずつ完結ではなく4巻まですべて繋がっていることから、寝る間を惜しんで一気読みしました。

これをすんなりBLというくくりに入れるのは、少しもったいない気がします。中華ファンタジーであり、ミステリーであり、アクションであり、時代ものであり…。しかし主役2人の関係性が男同士ということで、ライトノベルのBL小説枠になってしまうんですよね。もちろん、そこが重要な点でもあるのですが、それを除いてもその他の要素で読ませる勢いと内容です。

さて、あらすじは複雑なので置いておいて。

読む前にいくつかのレビューを見て、かなり取っ付きにくい作品なのかなと思っていました。特に名前に関しては、中国の歴史的、文化的な背景を設定に織り込んでいることにより、1人に複数の呼び名があります。でも注意はほとんどここだけ。少し考え方を変えれば、西洋ファンタジーにおける魔法使いと死霊使いのお話なのです。その内容はハリ○タに勝るとも劣らぬ本格派。

なので、とにかく長いです(笑)BL抜きで読んでも面白いと言いつつも、どこまでも恋愛要素の見えにくい過去話が続き、進展の遅い関係性に焦れ、BLとして読んでいる身としてはつらかったです。中盤辺りでもうちょっと、恋愛のドキドキとかハラハラがあっても良かったように思います。しかしそのつらさを乗り越えての想いが通じ合う様は、カタルシスにも似た快感を覚えました。でもあの……終盤、ちょっとはっちゃけすぎじゃない?「………」×3以降ははっちゃけすぎてて草生えました(笑)

しかし少なくとも3巻まではBLとしては物足りない。そしてひとつ気になったのが、他人の身体なのに、ってところです。いろいろな行為が「でもそれ別人の身体よね?」ってなるところがあって。どうせなら身体も復活して欲しかったな…。

どうしてもBL以外の要素が強すぎて、いろいろな登場人物の生い立ちや環境に同情したり、嫌な人物像が多かったり、謎解きストーリーの方を追ってしまい、それだけで最後まで読んだ感覚です。みなさんの評価との違いがなぜ起こるのか、不思議です。BLでなければ読んでないだろうし…。うーん、難しいですね。

1

とんでもない作品に出会えた。

ずっと気になってはいたんですが、なんとなくアニメを見てみた結果、さらに強く興味を引かれ購入しました。

普段は電子書籍派なのですが、中国が舞台のお話は私にとってはまだまだ難度が高く、何度もページを遡ることもあるだろうと見越して紙の本を。
そしたらまずは分厚さに驚きました。本編(分厚い)×4+冊子×1て。

だからずいぶん読み終えるのに時間がかかるだろうなと覚悟して臨んだんですが、ルビは豊富だし、お話も過去現代といったりきたりするわりにはすんなり頭に入ってきました。なによりストーリーが面白くてページをめくる手が止まりませんでした。主人公カップル以外の子たちもみんな魅力的で!

謎が一つ一つ解き明かされていくスッキリ感はたまらないですね。
少しずつ真相が明らかになっていく一方でBL要素も決して唐突ではないところもまた良くて。
そもそも二人には一度悲しい別れがあり、その前にも積み重ねた時間があるのですが、それでも再会してすぐにどうこうってわけじゃなくて、じわじわ焦れ焦れもだもださせてくれます。
魏無羨、普段とても頭がいいのにこと恋愛になるとどうしてこうもお鈍さんになってしまうのかwwでもそこも面白かったです。

ラストは本当良かったなあという感じで。
本編だけで大満足な読了感なのですが、さらにこの先に番外編もつけてくださるという大盤振る舞いです。これは冊子とは別です。この番外編のほかにさらに冊子もつくんです。感謝しかない。

たっぷり幸せな時間を味わえて、どうして今まで手に取るのを躊躇っていたんだろうという気持ち。出会えてよかった。

2

最高の幸せな結末で満たされました

本当に素晴らしい物語でした‼️
最後の最後まで目が離せない…黒幕は斂芳尊ですが。全ての出来事を動かしていたのは…いや〜予想外の人物でした。
本当に面白い
江澄と魏無羨の彼らの関係も胸が締め付けられるほど深い繋がりがあって…もう涙が止まらなかったです
今回も藍湛の酔った後の行動が本当に面白かった…そして遂に魏嬰と
長年の想いが結ばれて藍湛、良かった❗️その後は予想以上のいちゃいちゃのえちえちで、なんか赤面しちゃいました笑
番外編では彼らのその後の日常が描かれていて、やっと共に歩んで過ごせていることに幸せを感じましたし、思追や金凌たちの面倒をみたりと充実に日々を過ごしている姿に暖かな気持ちになりました
最高の作品です‼️本当に✨

2

まさかこの人が!

長い作品をようやく読み終えました。
作品の細かいレビューやあらすじはいろんな方たちが書いてらっしゃいますね。
あまりに長い作品だし、中国ベースなので、この名前は誰だったかな?とか、この言葉の意味は何だったかな?と思うことが多くて、スマホで検索しながら読みました(笑)

4巻は流石に集大成で伏線をたくさん綺麗に回収されてたので、忘れていた出来事や、チラッと出てきた人が再度話題に上がるのでスマホ必須でした。

最後の最後に出てきた人物には驚きました。みんなビックリしたと思う。気付いていた人、いるのでしょうか?
BLというより作品として面白い。今度はドラマやアニメも観てみたいと思います。

思いの通じ合った2人はとても可愛くて。ちょっと日本人では言わないような事とか言ったりして。
番外編も甘くて楽しかったです。藍忘機が色欲が強かったのはびっくりです(魏無羨限定でしょうけど)。藍忘機が魏無羨に甘過ぎるのが心配ですが、夫婦仲が良くで何よりです。

とにかく素晴らしい作品でした。

2

読み終わっちゃった(´・_・`)

最終巻!
ゆっくりゆっくり大切に読んだつもりでしたが、ついに終わってしまいました…。
長かった、けどあっという間に読み終えた感が強いです。

これまでの巻に散りばめられた伏線を回収するように次々と謎が明かされる展開が圧巻でした。
あ、こんなことそう言えばあったな、みたいな部分も多くて再読したい気持ちでいっぱいです。

壮大な歴史ファンタジーでありながら、BL部分は切なく、熱くかなり満足度が高いです。
魏嬰からの告白には思わず声を出して笑ってしまいましたw
もっとなんていうか、しっとりとしたモノになるかと思っていたので裏を突かれてヤラレタって感じでした。
そんな面白さもあり、濡れ場の描写はかなり濃厚でこれまたヤラレター。
クールな無表情スパダリ攻めが荒ぶるシーンがもう言葉になりませんな…ハァ。好き。

5

ただのBLじゃない。神BLです。

最高オブ最高でした。。。ありがとうございます。マッッッッジで面白すぎました。。。やばかったです。。。

墨香銅臭先生は天才です。マジで。BL要素抜きにしても、人生で読んだ本の中では完全にトップクラスの面白さでした。やばいです。今すぐ国民全員に読んでほしい!!!!!!!



《以下、ネタバレあります》









江澄の金丹復活の真実が明らかになったときは、『嘘やろ……!?』と頭を抱えましたし、彼が逃走中なぜ無謀にも蓮花塢に戻っていったのかの理由が、最後に明かされたときには胸が苦しくなりました。
(どちらのエピソードも、初見のときにものすごく違和感があったので、その謎がこういう形で回収されるなんて……と呆然とし、感動しました。)

終盤、観音廟での怒涛の展開がとにかくものすごくて……何度も何度も、どこまでも何度でも予想を覆していく緻密かつ壮大なストーリー展開に圧倒され、胸を打たれました。最後の最後に……アイツが、今まで散々呆れられてたアイツが……実は……なんて、誰が想像ついたでしょう。。。

《追記》
なんともいえぬ後味を残す江澄と魏無羨の関係性とか(お互い、与えたものも奪ったものも多すぎてもう清算しきれないよね……)、最後までお互いを憎み切れない金光瑶と藍曦臣の関係性とか、藍思追と温寧の切なくも温かい関係性とか……登場人物それぞれの過去から現在に繋がって出来上がっていく複雑な関係性が、特に印象に残りました。
番外編は、薛洋と金光瑶のやりとりが見られた『悪友』がお気に入りです。こういう、互いの利害の一致によって生まれた繋がりだけど、でもそれだけじゃない……何とも言えぬ関係性っていいよね……って、読みながらうんうんと噛み締めました。

あと、超個人的な要望?ですが、屠戮玄武から剣を取り出して、陰虎符を生成したエピソードと、温晁のせいで乱葬崗に突き落とされた魏無羨がどうやって夷陵老祖として復活したのか、そこの詳しい経緯も知れたら嬉しいな、と思いました。

5

読み終わって心に穴がぁぁぁぁぁ

本当に素敵な話でした。1巻と2巻は話の行方が分かりそうでわからなかったです、そして今でも覚えてる1巻を開いて字の多さと絵がないことの2つに気づいた時に本当に読もうか迷った事…
読んで本当によかったです。でも難しかったのは事実です。

話が進むにつれて正直誰を応援(?)するべきなのか分からなくなる事がありました。
1巻2巻3巻であれって疑問に思うことも、あまり気にしていなかった事も全部伏線で回収されていくのを読んでると「あっ」って声に出して驚きました。

そして何よりも藍忘機と魏無羨の行方に泣きそうになりましたが、魏無羨の性格のおかげで泣くことはありませんでした。

魔道祖師は私が初めて最後まで読んだ分厚い小説です。これまで小説に全く興味のなかった私に小説の凄さを教えてくれる本でした。もしかしたらMXTXさん独特の表現の仕方もあるのかもしれませんが、ともかく小説の凄さを教えてくれる小説でした❗️

藍忘機と魏無羨カッコ良すぎです!!!

5

あらゆる方面からの真相


魔道祖師4巻であり最終巻。

『誓おう、愛は傍に在ると』。

帯の言葉いいですね。今更だけど全4巻の装丁どの巻も本当に美しい。正しく魏 無羨と藍 忘機2人のイメージぴったりのイラストだと思います。(イラストっていっていいのかな、、?)
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とうとう黒幕の金光瑤との決着。
最終的に金光瑤も憎めない人だったなあ、番外編の薛 洋とのエピソードでもなんだかんだ面倒見いいんだよな‍
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4巻は事件の真相、まさかの黒幕を知る巻にもなりましたが、もう一つの柱として藍 忘機と魏 無羨の関係性が一気に急上昇した話にもなりました
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私はあの、例のシーン、金光瑤や藍 曦臣もいる緊迫した場面で居ても立っても居られない魏 無羨が大声で叫ぶシーン...まじでこの人、頭おかしすぎる!!!いや、この人達!!!!という感じで読んでるこっちが恥ずかしくて本を閉じたり開けたり閉じたりを繰り返しながら息絶え絶えで読みました
((((( 2人の時にやって〜〜 )))))

まあ、あの例のシーンはあれとして藍 曦臣が魏 無羨に、魏 無羨の知らない藍 忘機の過去を話すシーンはもう苦しい、、そして切ない、、んでもってめっちゃいいいい。一途という言葉では計り得ない藍 忘機の魏 無羨を支えよう、救おうとする姿勢に心が震えました。
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後は江澄の金丹の話。真実を知った時、江澄の本音の本音を聞いたなあと思いました。江澄が本当に魏 無羨を恨んでいるのは、雲夢江氏が崩壊したきっかけを作った事でも、姉や姉の夫の死の原因でもなく、2人の約束を守ってくれなかったことなんだな、、と(勿論それもあるけど)。作中で金 凌の心情に描かれていたように江澄も誰を憎めばいいかわからず、行き場のない気持ちに混乱してるようにも見えました‍。金 凌と江澄本当に似てるなあ、、。
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他にも序盤〜中盤にかけて起きた出来事がクライマックスにドドっと明かされ驚き情報過多でした‍
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最終的に魏 無羨の入れ物である莫玄羽の事はほぼ序盤だけ触れるくらいで、事の始まりの真相の仮説だけが立ったような感じ。聶懐桑視点の話や心情も知りたかったけど、長くなりすぎちゃうから描ききれなかったのかなあ。
.
最後は、前世では相容れない関係だった藍 忘機と魏 無羨が今世で一緒になることができて心から拍手喝采です番外編は、同人誌ですか?といいたくなるようなパロディになってます

4

長い長い一途な愛に感動

ついにこの長い物語も完結ということで、まだまだこの世界観に浸って二人の未来を読んでいたい気持ちが強すぎて寂しい!
そのくらいストーリーもキャラも魅力的で素晴らしかったです。
中華BL侮るなかれ!

とにかく魏無羨という人物が魅力的で、自由奔放でチャラチャラしてるようにみせかけて芯があって男前なんですよね〜そして強い!
さらに床では誘い上手!というより煽り上手!笑
こんなときまでどこまでも煽っていくのね、と藍忘機が不憫になるほど。笑

告白の台詞もどこまでも魏無羨らしくて爆笑でした。
あの緊迫した状況でのあの台詞の破壊力半端ないです。笑
そりゃ一同ポカ~ンだわ。

藍忘機の魏無羨への執着は最初から明らかでしたが、背中の戒鞭の痕や胸の烙印の理由が語られて、思っていたよりずっと深くて重い愛だったんだなととても泣けました。
長い長い一途な愛が成就して本当に良かった…!

成就してからは今までの抑えてた激情が溢れんばかりに!片時も離れたくないとばかりに!イチャイチャしてます。
藍忘機の控えめだけどわかりやすい愛情表現が、今までとのギャップも相まってとても良いです。
あ〜この夫婦の会話ずっと聞いていたい…

エロも思ったよりエロくて満足でした。
魏無羨がひたすら煽って藍忘機が理性との戦いという攻防戦の繰り返しですが、あの冷静沈着な藍忘機が絶倫という事実だけで萌える。笑

全体通して、ストーリーも読み応えあり、かつちゃんとBLもしてたのでとても満足感ありました。
濃厚で読み応えある話の場合、BLそっちのけで話に夢中になることが多々あるんですが、この作品は二人の関係性に何より萌えながら、かつ世界観やストーリーにも夢中になって読了できました。

勢いのままラジオドラマも聴き終えたので、アニメとドラマもこれから堪能したいです。

4

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