青色契約

aoiro keiyaku

蓝色契约

青色契約
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×29
  • 萌26
  • 中立3
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
21
得点
157
評価数
47
平均
3.4 / 5
神率
17%
著者
池玲文 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
スーパービーボーイコミックス
発売日
価格
¥571(税抜)  
ISBN
9784862630407

あらすじ

恋のはじまりは盗難事件。画廊オーナー・安藤は、代表作を奪われ失った青年画家・香川紲焔を囲っている。が、こと芸術に関して行動の読めない紲焔に振り回されがち(笑)
森の中の奮い洋館に二人っきりー、池の画力を堪能できる極限設定。セックス描写の最前線から密やかに…
(出版社より)

表題作青色契約

画商でパトロン
若手画家

その他の収録作品

  • ボルドーの扉
  • アイボリーの誘惑
  • 青藍のベル・エボック
  • 措別のメセナ

レビュー投稿数21

加賦さ〜ん!

天才画家とパトロンのお話です。
17年前の池先生の作品ですが、今も昔も絵が美しいです^^
そして、いい男がいると思ったら加賦さんじゃないですか!
昔から素敵ですね♡

さて、本作の主役は画家の紲熔とパトロンの安藤。
作品はオムニバス形式で続いており、
一冊まるっと安藤×紲熔カップルです。
少しコミカルな展開からシリアスまであり、
二人が離れ離れになる場面は切ないですね。

各話の途中にある豆知識講座も興味深く、
細部まで飽きさせない工夫がされていました。
古さを感じさせない素敵な作品です!

0

芸術家にとって理想の支援者

一般人には、価値がきっとわからない、ただひたすらに蒼い絵を創作し続ける若い美貌の画家。その描く蒼に魅せられた資産家が注ぐ支援と愛について、色に因む短編物語

裏から見たら、著者が求める理解者や支援者の理想が、コレなのかな?と思ったり。
芸術家を育てる気持ちを長く持てる、底無しにお金を注げる、作る作品に今以上の出来を信じて期待を注ぐ、とあるお金持ちのお話でした。
掛け値なしにそそぐ愛が美しかった。

0

惜しい

香川の絵の才能のすごさはもう「絶対」で、
なんかすごい羨ましいなぁ・・・という気持ちになりました。
膠(にかわ)やキュレイター等の用語の解説とかもあって、
興味のある人にはなんだか親近感の感じられる本かも。

しっとりとした描写も、溢れる切なさも好みでしたが、
若干、設定や展開の急さにとまどうところがありました。
帯に「若きパトロン」とある画廊のオーナー安藤が、凄すぎて。
特に彼の家関係などについての説明が無いまま、森の中の洋館に、闇オークションに、拳銃に撃たれたり。

美しい世界観でかなり好みではあるのですが、
現実的に描かれているのに、突如挿入される現実離れした展開との差が気になりあまり集中して楽しむことが出来ませんでした。

7

パトロン安藤×画家香川紲熔の話です。

安藤がヘタレっぽいくて、紲熔は健気だと思いました。

泣きそうになった話でした。

始めは、らぶらぶだぁと思っていたら、シリアス気味になっていって、
びっくりしました。

お互いが好き合っているのに、お互いを思って離れちゃうんです。

何だってしてあげたいほど好きで好きなのに、無理して離れるところがすごいきました。


間にある四コマ漫画が可愛いっ


是非読んでみてください。

5

連載で描かれていたらまた違っただろうな

丸ごと1冊同じカプのお話なんですが、連載ではなく、読み切り4編と描き下ろしという形です。
描き下ろしの「惜別のメセナ」が50ページあって、内容的には最初の3編は完全に読み切り、4本目と描き下ろしでストーリーを広げて完結させている感じです。

これ連載で読みたかったなぁ。
1冊にまとまった状態で読むと、ひとつひとつは面白い間の読み切り2編が流れ的には要らなく感じてしまうし、逆に後半2編はもっと丁寧に描いて欲しかったな〜なんて思っちゃう早足展開で、読み応えありそうなストーリーなだけになんだか勿体ない感じなのです。
商業ベースで作品を発表するって色んな制約との戦いなんだろうなぁとしみじみ思ってしまうコミックでした。

とはいえ大筋はすごくロマンティックなお話です!
若き天才画家〔紲〕が描いた「青い絵」を中心に展開していきます。
紲が芸術家として成功をおさめるまでの物語。
ラブストーリーとして読めるのはもちろん、芸術家とパトロンの絆のお話として読んでもグッときます。

“鮮烈な青”
“網膜に突き刺さるような青”
“青藍”
そんな表現で思い浮かぶ紲の「青」はやっぱりラピスラズリの青。瑠璃色。夜が明ける間際の紫紺の空の色。
色からの連想ゲームで辿り着いた「夜明け」というキーワードはストーリーにも自然にリンクしていきます。
池さんの作品だなぁと思えるとても綺麗な終わり方でした。
池作品に魅了される理由のひとつは間違いなくラストの美しさだなぁ!

ところで、安藤のお祖父ちゃんと加賦さんのパパはお友達みたいです。2ファミリーで集合したとこ見たいな(^o^)

3

パトロン×絵描き

どこか天然な絵描きに惚れ込んだ若きパトロンのお話。
絵や世界観はさすがの池さんですが、唐突な展開や、唐突な時間経過などストーリー的にちょっとぎこちない感じはぬぐえない……かも。
地位もお金もあるけど、受に振り回されるオーナーのへたれっぷりは楽しい。
ラストの数年後でなんだか手強くなって戻ってきた受に以前とは違った意味で振り回される攻の姿が目に浮かぶようで、おもわずにやにやしてしまった。なんだこの男前受!!

2

意外と…

この本はマイミクさん(mixi)の感想記事に惹かれて購入しました。
まー池さん作品なんでいずれは攻略予定でしたけどねヾ(≧∇≦)

表紙だけで判断するなら安藤さんって綺麗で冷たそうな印象なんですが、甲斐甲斐しいし振り回されてるしヘタレだしwww
もうね~紲熔にベタ惚れなのが丸分かりなのです(●´艸`)ムフフ♪
カラーの口絵からしてお世話焼いてますからね。

安藤さんが密かに怖がりと判明した「ボルドーの扉」の話は面白かった。
二人でガクブルするのかと思いきや、まさかの紲熔GO主張w
男らしい紲熔とは逆に、一人で待つのが怖くて「髪でも洗ってあげようと思って…」だなんて尤もらしい言い訳と共に乱入しちゃう安藤さんが可愛い(*´∀`)♪

紲熔パ パ…ものすごいスパルタで気難しそうな印象だけど、4コマの息子ラブっぷりに和んだ。
思えば紲熔が小さい頃に描いた素描をずっと残しているような人なんだから態度は厳しくても息子が嫌いなわけないよね。
ってかあとがきの前オーナー(安藤さん祖父)に笑ってしまった。
是非その後のやり取りを見たかった~!!

『閑雅なスプーン』『媚の椅子』の登場人物が出ているそうで…未読なので近いうちに両作品ともに読みたいです。
リンクしていると聞くと俄然興味津々になります。

2

​ 作品と作者がリンクして始まる関係

 一冊まるごと同じカップルのお話です。才能溢れる若き画家とそのパトロンの画廊オーナー安藤。初めて紲熔に会った時の衝撃は、まるで彼の絵を見たときそのもので・・・。
 圧倒的な作品と作者がリンクしてしまったら、芸術を知る者はそのすべてを欲することに抗うのは無理だと思う。それが可能になるのであれば特に。パトロンと言う契約に基づいた関係だけど、最初から二人には好意が丸見えなので、そういう関係に至るまでの描写が描かれていたら、もっと物語に入り込めたと思います。
 『 青藍ノベル・エボック』では、才能だけでは生きていけない絵描きが、本当の芸術家に成長して、それを喜ばなくてはいけないのに苦悩する安藤と、「描けなくなっても、俺を見てくれる?」という紲熔の寝顔が切ないです。だけど紲熔は描けなくなったりしませんでした。安藤の元を離れて、描いて描いて描いて、世界的な賞を受賞して安藤の前に現れます。今度は自分から彼を捕まえるために・・・。
 こういうストーリーは好きです。ただどうしても盗難にあった絵を取り返す秘密のオークションや、落札してお金を払ったのに執拗に狙われる意味がよくわかりませんでした。
 ベッドシーンは池先生らしく綺麗でエロティックで、お風呂でのHも萌えなんですが、『アイボリーの誘惑』で紲熔が伸びた髪を乱してお好きにされちゃうSEXが最高によかったです!この回では紲熔の制作中の姿も見られるのですが、無造作に纏めた長髪と、真剣な顔が格好良くて、後に父親に会いに行くために髪を切ってしまうのが残念でした。長髪の紲熔をもっと堪能したかった(笑)

 紲熔のお父さんもイケメンで面白いキャラなので、この人と安藤の祖父(前オーナーで素敵なの♡)でスピンオフとか描いてほしいです。渋いおじさん同士のBLとか、読みたいです!

2

まるで色を詩にしたかの様な、彩りのストーリーズ。

その絵の端に書いておきたくなる様な、詩の様な作品です。丸っと表題作なんですが、青色〜ボルドー〜アイボリー〜青藍と続き、最後だけメセナ、と締めくくります。
その色名が指し示すようなエピソードで綴られており、目の前にその色彩が拡がるようです。
物語は30過ぎの金持ちで目利きの画商がその才能と美しさに惚れ込んで、若い画家のパトロンを務めるというもの。しかし彼はそこに愛情を抱く。これは契約上の関係なのだと自分の役目を全うしようとしているのだが…。と言った、大人の少しセンチメンタルが入っています。
「私は森の中に画家を一人囲っている」から「私は森の中に恋人を一人囲っている」に成っていくまで。また、この美しい恋人同士の睦み合いも池玲文先生ならでは。細い指先で扱く様子。絡まり合う姿態。汗。尖った乳首など。池先生の作品の中では比較的、描写が少ない方とは言え、とてもセンシュアルに描かれているかと思います。
高価な絵は資金洗浄に使われるという事もあり、ヤクザ絡みのエピソードもあり、梅崎組の加賦さんがカメオ出演(‼︎)しています。いつ頃なんでしょうね。この時加賦さんは韮沢を連れておらず、ロスコがどうとか言って、絵画に明るいところも見せています。インテリヤクザなのか。
駆け出しの若い画家が一人前に成長して行く、守られているだけの存在では無い、という成長譚にもなっていて、とてもロマンティックな作品です。惜しむらくは、ショートストーリーの連作?ブツ切り感が否めないので、彼らのこれから、もしくはサイドストーリーでもって膨らまして頂きたいかな、とも欲張りたくなります。

2

池先生の作品にしては

他の作品に比べて、ライトでシュールな感じのお話だったかなと思います。
過去読んだ作品も頭の中だけなので、そうでもなかったら申し訳ないですが。
今回のお話は、若手の絵描きさんと、そのパトロンのお話。
寡黙で至極真面目な男前の癖に、実は受にメロメロという設定の攻は実は嫌いじゃない。
受もそれを受け入れていて~という話も嫌いじゃない。
ただ、過程が省かれすぎていて、私個人としてはわかりにくかった部分がちょっと多いかなという印象。
「好きになる」過程が省かれてるために、感情移入が薄くなってしまったかな。
キャラクターとしてはすごくどちらも好きなんだけど。
エロさは、今回は抑え目かなと、最近のドエロっぷりを見て思ってたんですが、中盤、アイボリーの回の濡れ場シーンのあのアングルはヤラレマシタ(ノ′∀`*)ドエロスバンザイ
自分から攻に乗っていく受も嫌いじゃない。絵的にもさすがです。
深読みしなければ面白いかなという作品

1

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