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hanafuru machi no shinkonsan
タイトルのごとく、ふんわりと温かくなるようなお話に癒されました〜( ´∀`)
素敵なストーリーに花を添える木下先生のイラストがこれまたよろしくて、「花降る町の新婚さん」のイメージそのまんまで、作品の世界に没入でした。
同級生同士で結婚する設定なので、同性婚が許容されている世界観なのかと思ったら、リアルな現実的世界と同じく認められてはいない世界観です。(パートナーシップくらいはあるのかも?)
犬猿同士にある家業を改善させるため、昔ながらの老舗旅館の家の子と振興ホテルの家の子とが結婚するお話となっていて、本来なら娘と息子同士をお見合いさせて姻戚関係になろうとする親たちの目論見があったのですが、それを反故にさせ、息子同士で結婚しちゃうという、予想外の展開から始まる新婚生活開幕が楽しいストーリーでした^ ^
温泉町の更なる活性化を促すために"新婚さんごっこ"を打ち出すことになった瑛人と昴流でしたが、どうやら瑛人の方は別の感情で昴流を意識していたようで、2人の新婚さんごっこがいつしか"ごっこ"ではなくなっていく関係変化は非常に読み応えがありました。
本気なのか冗談なのか分かりかねている昴流の戸惑いと、瑛人の本気がうまく噛み合わずすれ違ったり誤解を生むシーンにはちょっぴり切なくなってしまうことも。仮初が本物にのパターンにはあるあるの展開ですが、この2人が良いのはわだかまった気持ちをそのまま置き去りにしないで、ちゃんと話し合って解決することです。
このテの話の場合、大抵は受け側の方がウジッたり、引いたりすることも多いんですが、昴流はそうじゃなかった。むしろ、自分から瑛人の本心をちゃんと理解しようと前向きに考えて行動してるところは好感度大でした!♪( ´▽`)
老舗旅館とホテルの御曹司の長男同士が結婚となったら、何をばかなことをと親や周囲から大反対されそうなものの、親からの反対は最初の方だけで、あとは皆好意的に受け止めてくれる懐の広さも良い読後感に繋がりました。
この温泉町が活気付くようなアイデアを出しながら地域貢献していくところも、2人が町の人たちにすんなりと受け入れられている理由でしょう。古くさい派閥の対立をなくし、町が一丸となって盛り立てていくキッカケ作りとなった2人の結婚が、瑛人と昴流の関係だけでなく皆を幸せにしていくところが素晴らしいなと思いました。
誰も嫌な思いをする人がいないのもGOOD!強いて言えば、瑛人が嫉妬しまくることくらいでしょうか(笑)
ようやく片想いが実り、昴流が自分だけの奥さんになった瑛人の嬉しさが微笑ましい独占欲からたくさん伝わってきました。
2人がおんなじくらいの好きになっていくラブラブっぷりにたくさんの幸せをもらった作品です。素敵な町と素敵な人たちに囲まれながらたくさんの愛を育んで欲しいなと思いました^ ^
電子書籍で拝読しました。面白かったですー!
政略婚を防ぐため、幼馴染と「ラブラブカップル」を演じることになってしまったふたりが、本当のラブラブな新婚さんになるまでを堪能させていただきました…
大親友で、大好きな幼馴染。「新婚」を演じてるうちに、友情と思っていたそれが恋だと気づくー。
学生時代、親友に彼女ができるたび「早く別れろ」と思っていたとか、もうたまりませんね。それはね、恋だよ…とニマニマしながら、ふたりの恋を応援して読み進めました。すれ違いも美味しかったです!
しっかりお仕事もしてます!お仕事も恋愛も楽しめて大満足なお話でした。おもしろかったー!
古き良き温泉街で派閥争い、そして子供たちの恋。ちょっとロミジュリを思い出すけど、明るくて可愛くて情緒があってすごく良かった。
派閥を解消したい両家の父親の提案は両家の子供達の結婚。中々最低やと思った所に、瑛人の提案が最高で。トントン拍子で同棲(同居)が始まり、友達の距離を超えた事で違う一面が見えてきて想いが変化していく様子はドキドキしました。
瑛人の態度は思わせぶりな所もあったり、冗談にも見えたりで昴流が悩むのも解る。瑛人もああするしかなかったんだけど。2人の想いが通じた時は嬉しかったです。友達から恋人に変わる2人が可愛かった。
瑛人は昴流と一緒にいる為に妹さんと結婚する事も受け入れようとしてたけど、不幸な結果しか産まなかったと思う。瑛人が勇気を出してくれて良かった。
その後の新婚さんで友達が祝ってくれるのも和む。ほのぼのとしみじみと幸せを感じる作品でした。
あっと驚くような出来事は起こりませんが、ほのぼのとしていてかわいらしいお話を読みたい時にぴったりの作品だと思います。
そこまで栄えているわけではないけれど、ものすごく寂れているわけではない。ちょっぴり味のある田舎の温泉街を想像しながら読みました。
花降る町。響きも文字の並びもなんだか素敵ですよね。
親、もしくはその上の世代の中にあった因習めいた凝り固まった考えから来る過去の線引きによって、長年対立状態にある家同士。
小学生からの気安く親しい仲だというのに、それゆえに学校以外では表立って会うことも叶わなかった子世代の2人。
町の衰退を防ぐためにも和解の道を模索した結果、両家が出した案はお互いの家の者同士を結婚させようというもの。
全編受けの昴流視点で語られますが、読み始めてすぐに攻めである瑛人の気持ちにも昴流の気持ちにも気が付いてしまうので、そこからどうゴールに向かっていくのかを楽しみながら読み進められた1冊でした。
冗談のようで本気の交際宣言からの新婚生活は、きっと瑛人にとっては躍るような毎日だったと思うんですよ。
昴流視点から見える瑛人の姿が健気な一途さあふれるもので、早く昴流への想いが成就してほしい…なんて思ってしまいます。
昴流への気持ちを垂れ流しつつ、ちょっぴり臆病な部分もあるいじらしくてかわいいやつでした。
そんな瑛人からの気持ちにも、自分の中にあった気持ちにもなかなか気が付かない昴流。
彼の気持ちの変化だったり、瑛人と送る日常の中で何かに気付いていく描写がむず痒いやら微笑ましいやら初々しいやらで本当にかわいらしくって!
無意識に瑛人のツボを突く昴流もかわいいんですよね。
甘酸っぱい思春期の初恋の行方も、自分たちが育った土地のためになにか貢献出来ないかと、膝を突き合わせて地域復興を真面目に考える新しい世代の奮闘も描かれていて、ゆるやかな変化が楽しめる作品でした。
優しい読み心地で安心して読めました。
良かった!
初読みの作家さんですがもう幸せに溢れてて。
温泉街のロミジュリ?
小学校三年生の時に転校してきた瑛人とそんな彼にグイグイだった昴流。
でも瑛人の家のホテルが温泉街の組合に挨拶もなく勝手に工事して開業しちゃって、組合長の昴流の祖父は怒ってしまい長年温泉街で派閥が出来てしまい…。
二人が遊ぶのは町の外。人に見られないように。
そして祖父が亡くなりもう派閥とか止めましょうの結果、昴流の妹と瑛人の縁談が持ち上がり。
もう瑛人が冗談か本気なのかわからず。いや、長年の決して実るはずのない片想いだと思い込んでるから。
告白もプロポーズも些細なことも昴流はドキドキなのに。
本当の新婚さんになってからはもう甘々で、お互い幸せで、そんな相手を見てさらに幸せで。
好き好き言い合って、お互い初恋で。
二人とも良い子で良かった。ちゃんと真っすぐで相手の気持ちを聞き出したり、ズルさがないというか。
エッチも慣れちゃえば昴流も積極的で。
いつまでも新婚さん、町一番の仲良し新婚さん。
家業と町に誇りと愛着を持って、一緒にこれから先ずっと頑張っていくんだね。
お互いがお互いの宝物。
両家にお願い!二人にまた旅行に行かせてあげて!
好きな作家さんの好きな設定のお話。
タイトルや表紙や帯、そして犬猿の仲だった家が和解するべく新婚さんを演じるというあらすじ。
見るからに好きしかないお話ですが、展開や描写も素敵でした。
一見恋に慣れていそうな瑛人が常に昴流の予想外の言動に振り回されているのが可愛い!
振り回されてもそれが彼には嬉しいみたいだし、長年の執着が花開いて昴流に甘々に尽くしているのが最高に理想の攻めなんです。
彩東先生のお話は周りの人々までギュッと温かい。ホカホカと胸のあたりが温かくなる優しい雰囲気は微笑ましく、ほっとする1冊です。
あと二人がイチャイチャするそのシチュも全部チョイスが素敵で…!
ロマンチックを確実に責めていくスタイル!
風景描写も綺麗で好き、蜂蜜のような色合い…なんて表現が出てきて分かるなぁとうなづいてしまった。
文章が好きな作家さんはなかなか巡り会えないので、こういう作家さんと出会うと1ページを大切に読んでしまいます。
けい子先生挿絵目当てで購入。ビジュアルが超カッコいいんですよ、攻めが。なんだけど中身はややヘタレ気味、可愛いです。お話全体として可愛くって微笑ましい~と思うものだったので萌2より萌にしました。本編150p弱+その続き70P超+あとがき。リゾートホテル後継ぎ×温泉旅館後継ぎで、ほんわか話がお好きな方におススメです。
高校卒業後、昴流(すばる)は実家である老舗温泉旅館の若旦那として働いていましたが、ある日、長年の確執があったリゾートホテルオーナーから話が両親にあったとのこと。なんでも関係改善のために両家の娘、息子を結婚させてはどうかというもので・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
攻め姉、受け両親・妹、地元商店街の若旦那衆ぐらいかな。みんないい人。
++ 攻め受けについて
攻めはキラキライケメン間違いなし。押しがめっちゃ強いとかではなく、静かにただ受けのことを思っていたという印象。いざ受けの妹との縁談が出た時に、にっこり「昴流さんと恋人同士なんです」と言っちゃうところはきっとすごーく頑張ったんだろうなあ・・と思います。よく頑張った!
受けさんは多分小学生の時から印象があんまり変わらないまっすぐさん。ちゃんと自分の想いに気付いた後は、自分からも歩み寄りを見せる、こっちも頑張り屋さんですね。
2人対等にお互いの想いを摺り寄せていくという感じで、地域活性化の方も良い状況みたいなので、ほんわか嬉しくなっちゃうお話でした!
今回はリゾートホテルの専務と老舗旅館の若旦那のお話です。
対立していたホテルと旅館組合の仲を取り持つための
攻様の結婚宣言から本当の新婚さんになるまでの本編と
その後のお話と幕間的な短編を収録。
受様は百年以上続く老舗温泉旅館みやの跡継息子で
高校卒業と同時に稼業につき、
若旦那として日々忙しく働いています。
数奇屋づくりの本館、和風モダンな別棟の他に
風呂付気の離れが5つあるみやのは町でいちばんの
老舗かつ、大きな宿です。
受様は生まれ育った町が大好きですが
この町には長く続くある確執がありました。
それは受様が小学生の時に山を切り開いてたてられた
リゾートホテルと温泉旅館組合の対立です。
そのホテルは
受様の祖父が組合長をしていた時に営業を開始ししますが
祖父はホテル側から組合に挨拶がなかった事に憤慨し、
受様は同級生だったホテルの経営者夫妻の息子の攻様との
子供同士の付き合いにまで制限され続けたのです。
そんな祖父も去年亡くなり、父が組合長になると
過去の諍いを引きずり続ける事を良しとせず
まずは夫婦2組で話し合いがされる事となります。
しかし、彼らの話し合いがもたらしたのは
攻様に受様の妹が嫁ぎ、親戚関係になると
言うものだったのです!!
受様は祖父と一緒になって
攻様との付き合いに口出ししていた父の口から
もたらされた縁談話に憤慨して飛び出し、
攻様をいつも利用する隣町の喫茶店に呼び出すのですが
縁談話は受様に攻様の姉が嫁ぐという話もある
ダブル縁談だと言われてさらに憤ります。
しかし攻様は
「今は彼女もいないから悪い話じゃない」と言い
「もし結婚して受様の義理の兄弟になったら
こそこそ会う必要もなくなる」とまで言い出すのです。
攻様がモテ過ぎて沢山の女子と付き合って過去を知る受様は
結婚相手もとっかえひっかえできると思っているのかと
攻様にも憤慨します。
思わず「結婚は大好きすぎる人とするものだ」と
解いてしまうのですよ(笑)
そんな受様の言葉から
攻様は「最強の縁談回避法を思いついた」と言い、
両家の顔合わせの日にその回避法を決行するのですが
攻様が2組の両親と姉と妹の前で口にしたのは
「俺たち、付き合っているんです」という爆弾宣言と
受様への「結婚しよう」というプロポーズだったのです!!
果たしてて攻様にプロポーズされた受様の未来とは!?
雑誌掲載作のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で、
対立していたホテルと旅館の派閥を無くすために
攻様と結婚宣言をすることになった受様の
ドタバタラブコメディになります♪
攻様の取った縁談回避の方法が
受様との交際宣言&結婚宣言だった事は
その場の全員にとって寝耳に水な爆弾宣言でしたが
子供同士の付き合いにまで制限する考え方も
仲直りしたら側縁組という考えも片も理不尽すぎて
攻様の捨て身の作戦にのってプロポーズにも
「イエス」と応えてしまうのですよ (ӦvӦ。)
そんな2人の結婚宣言は2家族だけでなく
2分していた町の人達をも巻き込んいくのですが
読者にはうっすら攻様事情が見えていて
受様も無意識に攻様への独占欲をにじませる
両片思い状態なのは丸わかりです。
受様への恋が実るわけがないと
このかりそめの新婚生活を楽しむ攻様と
攻様の本気を演技だと思いながらも
ドキドキの止まらない受様の
恋の行方に読者のワクワクも止まりません♪
2人が本当の新婚さんになるまで
とっても楽しく読ませて頂きました (^O^)/
攻様の意識的なセリフもドキドキでしたが
受様の無意識の攻様好きアピールに
けっこう萌えさせられました♡
木下先生のイラストもお話の雰囲気に
ぴったりでとっても良かったです。
もの凄く好きな内容でした。
彩東あやね先生作品は「愛を召しあがれ」に続いて2冊目です。
あちらも好きだったけど、こちらの作品の方が好きでした。
読みやすい文章に加えてストーリー運びも秀逸で、瑛人と昴流の幼馴染が友達から恋人になるまでをじっくりと読ませていただきました。
確執し合う両家が和解して、両家が中心となった派閥を無くす為に親達が子ども同士を結婚させようと画策します。
昴流の妹は乗り気なのですが、密かに友情を育んでいた昴流が激怒するのです。そして両家の顔合わせの場で瑛人がとんでも告白をするのです。
読んでいて瑛人の思いには直ぐに気が付きますが、腹が立った理由からも昴流が同じ気持ちでは無いかと思ってしまうのです。
昴流が自分の気持ちに気が付くまでと瑛人に伝えるまで。そして両家の親に2人の関係を納得させるまで。ここら辺のやり取りが破綻が無くて自然で、彩東先生の凄いところだと思いました。
瑛人が昴流を好きな理由、昴流が瑛人に惹かれた理由、2人の信頼関係とか萌え要素が沢山ありました。
そして2人の関係をフェイクだと思っていた友人達に本当の事を告白した後に、友人達がお祝いを持って現れたのも素敵でした。
新婚旅行先でも、それから暫く経っても仲の良い2人のやり取りがとても可愛らしくて好きでした。
初読みの作家さまですが、木下さんの可愛らしい表紙につられて購入しました。
一言でいうとドタバタコメディなんです。
受けの昴流が、小学生男子みたいな感じっていうのかな。いい意味で、子どもっぽいの。明るく、前向きでガッツがあって。そんな彼が主人公ということもあって、終始笑いに包まれた、そんな作品。
彼視点で進む展開ということもあってか、どうしても彼目線でストーリーを追ってしまいますが、昴流という男の子はすごく応援したくなる可愛い子なのです。
でも、昴流視点で進むストーリー展開でありながら、今作品が描いているのは攻めの瑛人の恋の成就のお話。イケメンでモテ男の、彼の秘めた恋を描いた作品で、そのギャップに痺れました。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
主人公は温泉街にある老舗旅館「みやの」の若旦那・昴流。
彼には瑛人という幼馴染がいるが、彼らは子どもの時から友人であることを隠さざるを得ない状況だった。瑛人の両親が経営するリゾートホテルと、昔からある旅館(「みやの」を含む)とが対立していたためである。
が、このままでは町の衰退につながるということで和解することになるが、和解する一つの手段として、昴流、そして瑛人が、それぞれの姉妹と結婚するという算段がとられることになり―?
というお話。
序盤から、昴流、そして瑛人が、それぞれお互いに恋心を抱いていることは読者にはバレバレなんですよね。が、彼らの想いが若干すれ違っている。
昴流は自分の瑛人に対する恋心を自覚していない。
瑛人は、昴流への自分の秘めた想いが成就するとは思っていない。
から、なんです。
瑛人はね、この状況をうまく使って昴流への想いを昇華させたいんですよね。
あわよくば、付き合いたい。
でも、そう思ってはいても、自分の恋を諦めている節がある。
視点は昴流なのですが、彼の目を通して見えてくる瑛人の深い愛情と一途な想いにめっちゃ萌えました。
んー。
この作品の挿絵を、木下さんに描いていただくって誰が決めたんですかね。
もう、木下さんの挿絵がぴったり過ぎて慄きました。
木下さんの描かれた昴流、そして瑛人が、脳内で動いていくんです。あれ?これって木下作品?と読書中何度も思ったりしました。
終始コミカルに進むストーリーですが、きちんと萌えどころも抑えられています。彼らの、すれ違いだったり、勘違いだったり、そういった切ないポイントもきっちり描かれているために、笑いあり、切なさあり、萌えあり。
そのどれも過不足なく詰め込まれた作品で、多くの腐姐さまの萌えを呼びそうな、そんな可愛らしいお話でした。