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一人でいるほうが楽だ。 誰かに否定されることもない――。
tonari no otoko
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
空腹のときに一番抗えない匂いって何だろう。
カレーは結構来るな。イカを焼いて醤油を垂らしてる匂いも魅力的。
でも焼きそば。
ソースの匂い、たまらないですね。
飲み会帰りに小腹が空いて、具はもやしのみの焼きそばを作っていたら、イケメンが釣れたという話です。
自分が男を好きになる人間だと気付いてから、周囲に対して取り繕ったり、合わせたりしないで済むというだけで、ひとりでいる方が楽になったリーマンの須藤。
アパートの隣に越してきた大学生のユキは、気まずい場面を目撃した相手に対してグイグイ来るゼロ距離なタイプで…。
「1人の方が楽」は、「1人が好き」とは全然違う。
出会いを求めて外に出る手間や時間、知らないひとと知り合うためにする気遣いなんかと天秤にかけたら、こっちの方がいいというだけのことで。
傷付くことはないけれど、楽しいこともない。
何も変わらない毎日の中で、ただ生きているだけという無気力な感じが漂う須藤。
「1人でいるよりマシ」は、「みんなといるのが好き」とは全然違う。
寂しいから誰かと一緒にいたいけど、その「誰か」は誰でもいい。
寂しさと天秤にかけたら、誰かといる方がまだ「耐えられる」というレベル。
そういう考えだから浮気もするし、相手に何かをしてあげたいとも思えないんだろうな、というのがユキの印象。
そんな2人が出会って、ユキの軽いノリが発端で体の関係になって…。
外に対してカチカチに構えていた須藤が柔らかくなっていくのが、とことん可愛いんです。
しがみついたりしておきながら、初めての朝はテンパって0.5秒でユキを追い出したり、最中は積極的なのに、致した後、恥ずかしさにいちいち丸まったり。
初めて経験した人肌のあたたかさと快楽に溺れたい衝動に理性でセルフツッコミするのも可愛い。
回を重ねるごとに、相手を知るごとに、「欲求不満解消の相手」「つなぎ」「セフレ」という言葉が重くのしかかってくる辺りの、核心を突かずに、周辺をもやもや回るような心理描写がさすがです。
須藤は心理描写で、ユキは表情の描写で見せるやり方も憎い。
後半、ユキの母、須藤が高校時代好きだった親友に元カノまで登場します。
元カノの登場の仕方は「そんな偶然ある!?」という流れでしたが、詰め込みすぎ感もなく読みやすかったです。
hagiさん初のR18作品(あとがき参照)ですが、いきなり濃いえろす!ではなくて、修正いらずのテレビで放送できる範囲。
作品の雰囲気を損ねない、甘さしか伝わってこない描写にときめきました。
「1人でいる方が楽」だったのは、誰かといる心地良さを知らなかったから。
「1人でいるよりマシ」だったのは、一緒にいたいと思える相手に出会っていなかったから。
孤独に慣れるのではなく、孤独から逃げるでもなく、「一緒にいたい」と思える相手に巡り逢う幸せに浸れる作品でした。
hagi先生初のエロあり作品ということで、とても価値ある一冊になりそうな予感。
相変わらず、微妙な心の揺れを描くのがお上手です。
身体から始まった2人の間で恋が芽生えていく様子、地味で真面目な受けが快感に溺れていく姿が見どころ!
チャラい大学生・ユキ×クローゼットゲイのリーマン・須藤
ひょんなことから隣人・ユキを家に上げた須藤。
須藤はずっと隠してきた秘密…ゲイである事をユキに暴かれ、流されるままに体の関係を結んでしまい……と、いう展開。
「気持ちよかったでしょ?セックス」
「今後ともよろしく」
…と、一方的にセフレにされてしまった須藤。
ユキの事を理解できないと憤りながらも、セックスの気持ちよさを思い出しては体を火照らせていきます。
真面目な須藤がセックスを知り、身体からユキに溺れていく様が妙に色っぽいです。
タガが外れたっていうんですかねえ。
男に抱かれたい──これが、須藤の本来の姿だったんですね。
チャラく見えたユキですが、二股はしないし優しいし、それでいてどこか寂しそうで……
これはモテる男ですよ!
初めは軽そうに見えたユキが、実は恋に期待していなくて、それでいて相手に捨てられることに怯えてるのだと分かりました。
自分の性的嗜好・過去の恋愛に後ろめたさを感じる須藤と、本気の恋を知らないユキ。
きっと、2人とも恋愛下手なんですよね。
わざと距離を置いたり、気持ちをセーブしたり、勘違いですれ違ってしまったり……と、ここがもどかしくて切ない。
身体だけの関係のはずが、いつしか相手を独占したい、失いたくないと思うようになります。
意外だったのは、告白が須藤からだったこと。
頑張ったねー、という気持ちでいっぱいです。
ユキにとってもこれが初めての恋なんだろうなあ。
大きな波はたたないけど、ずっと水面がゆらゆら揺らいでるような感覚の雰囲気ある作品でした。
ラブラブな描き下ろしも良かったです。
エロも綺麗で萌え。
優しい気遣い溢れるユキも、ぎゅーっとしがみ付いてくる須藤も可愛かった♡
これからも先生のエロがもっと見たいです!
初めましての作者さんの作品でした。
作画が好みで、キャラの表情が良いです。
隣に越してきたイケメンが彼女に振られた日、自分も酔っていてなりゆきで部屋に入れたことから身体の関係が始まるというお話。
須藤の欲望を見抜いて、人肌恋しいからといって躊躇いなく男に手を出すユキに「生粋のヤリチン」を感じましたが、案外優しいところに須藤と共にコロッとやられてしまいました。
イケメンのギャップずるい。
共通点も無くただ隣に住んでるだけの2人が引き寄せられて、若干の誤解もありながら…という王道展開でした。
ユキの母親や、須藤の元カノ、女性の脇役の絡ませ方が程よく効いていて良かったです。
ユキ目線のパートもあるのですが、女性と付き合うより須藤のほうがいいってなる理由にもう少し何かあればなぁと思いました。
エロに初挑戦されたそうですが、玄関でいたすのが良かったです。
1番初めの時の、ネクタイをシュルッも「ああッ」ってなりました(//∇//)
ゲイを自覚してから、他人と深くかかわることを避けていた主人公が、女性と修羅場を繰り広げていたアパートの隣室のチャラい大学生と、なりゆきで、つい、うっかりセックスしてしまい、、、。
身体から始まった関係が、ちゃんとした両想いに落ち着くお話。
主人公が、自分がゲイだと自覚するきっかけとなった高校生時代の話や、隣室の大学生(ユキ)の人格形成と母親との関係の話など、エピソードもバランスよく加過不足ないし、スッキリした品のある絵柄とサッパリ目なエロ描写とのバランスもいい。
オマケマンガの、寝ぼけてしてしまう癖のお話も可愛かったです。
2人とも不器用。慎ましくも不器用。
だって、これが初めての恋だから。
人肌恋しくて。または、今フリーだから。欲求不満解消の相手。
何度も何度も自分に言い訳をして。意識して、頭も心もいっぱいになったら、それはもう恋。
お隣の部屋に住んでいる、という以上の事は無い。ただ行きがかりで。押し切られて、流されて。真面目で、自分の性癖に悩んでいた須藤さんは、恋人を作るとか、恋人と出逢うこと自体を諦めていた。きっと上手く行かないと決め付けて。
酔った勢いと、チャラくもイケメンなユキが優しく抱いてくれるから。
一夜のことと割り切れなくて。人懐っこく迫るユキに、もう一度触られたい。そんな気持ちがユキにも伝わったのか。互いにこの関係は何なのか?と、問うのが怖くて。気恥ずかしくて。セフレなのだと思い切ろうとしていても。嫉妬や独占欲には支配されてしまう。
何のことは無い。モダモダ〜ジレジレ〜。可愛いです。
チャラくて、女の子にはモテるユキにしても。実は本気の恋はコレが初めて。一見ダラシなそうな彼も、バイト先の女の子に迫られても。意外にも。『今は須藤さんがいるから。』と、まだ互いの気持ちを確かめ合ってもいない内から、結構キチンとしているのだ。
ただのセックスとそれは違うと如何にも言いそうでありながら。二股とかそういうのはしない。ちゃんと彼氏、してるのだ。
生真面目で、会社でも淡々としていた須藤さんの、ちょっぴり物腰が柔らかくなるのも。恋の力。これは定番的な温かさ。
人としてまあるくなった須藤さんは、色気増し増しになって。ユキはこれからハラハラすれば良いよね。描き下ろしには、そんな須藤さんの『エロく進化している』事にドギマギのユキ。
セフレ始まりの割にはエチはぬるめ。と、hagi先生も書いてらっしゃる通り。抱き合う上半身と、エロい顔、くらい。
表紙に一目惚れして購入。
色味・表情・デザイン等、バランスもスッキリしていて好きです。
ストーリーは、優しい印象が残りました。
良い意味でアクの強いキャラがいないので穏やかに読めるというか。
個人的な嗜好で言えば少々パンチ不足が否めないのでこの評価で…。
『ただ、「となり」というだけ。』
『ただ、「丁度よかった」だけーーー。』(帯より)
この距離感からセフレを経て関係がかわっていきます。
受け:須藤はとても真面目。
冷静にというか、客観的に物事を見る人という印象です。
なので、
隣人が自分なんかとなぜセフレになるのか。
自分はなぜこの隣人を受け容れてしまうのか。
ーーーと考えるのが帯に繋がるのですね。
そして女に困ってなさそうなチャラい隣人は、
須藤を抱く手が優しいこと、実は見た目ほどチャラくないこと、という本質にも気付く。
初めての人肌に絆されていく自分にも気付いています。
須藤視点だと心のどこかに冷静さが残る印象があります。
しかし攻め視点になると須藤の違う面がチラ見えするのが良きなんですよ~!
攻め:ユキは"来る者拒まず去る者追わず"という印象。
(顔が良くてモテるので結果的にヤリチン状態;)
(でも興味本位で須藤を抱いた時点でヤリチンか…?)
(利害一致のセフレ案持ちかけてる辺りチャラいw)
でも、そのチャラさの理由も透けて見えてくるし、
須藤への優しさも伝わるのでクズ男って感じはありません。
きっとね、ユキも淋しい男だったんでしょうね…。
で、須藤自身も知らない須藤の一面。
エッチの時にちょこっと甘えたな部分がニヨニヨするんですー!!!
ユキ視点の須藤は真面目さが不器用で可愛いし、最中のギャップキュンとしました♡
(いいよねぇ~年下攻めが年上受けを"かわいい"と感じる瞬間って。萌えるわ~!)
そんなこんなで
「ただの隣人」「丁度よかっただけ」から変わる。
心の変化が自然で"いつの間にか"って感じが良かった!
あと萌え的に一番ズキュンときたのはユキの嫉妬!
急に子供っぽい意地張るのめっちゃ萌えた(゚◇゚///)ドキュ-ン
(年下攻めの嫉妬ってなんでこんなに美味しいんだろう)
須藤が長年引っかかってたトラウマも綺麗に解消され
イイヒトばかり登場する作品になっているんですが、
良い方向へ歯車が回り出す展開はストレスなく読めました。
アクの強さはないですが冬の人肌が感じられる作品です。
隣人BL。
ひとりが角部屋ならそこでいたせばあまり音漏れを気にしなくてもいい。
ご飯を一緒に食べる機会が増える。
出先で気まずい雰囲気になっても帰る場所は同じ。
なんて、改めてお隣ならではのメリットデメリットを感じながら読ませていただきました(笑)
距離の詰め方がちょっと強引なユキと周りに一線を引くように過ごすクールな須藤は隣人同士。
ある日、ユキの修羅場を須藤が目撃したことから、一気に物理的距離が縮まり、さらには人肌が恋しいと迫ってくるユキに流されるまま抱かれてしまう須藤。
ユキがあの見た目でチャラそうなのにバイトがスーパー店員というギャップ。
クズそうなのに中身はいうほどクズくない、実は寂しがりやな無自覚天然人たらし。
ユキの人の良さは須藤への態度や抱き方で現れていて、須藤はそんなユキと身体を重ねるたびに徐々に強張っていた態度が解れていき、セフレや隣人といった関係以上の感情が芽生えて…
大半は隣同士のふたりの部屋の中でお話しは展開していき、ユキと須藤のどこかぽかんと空いていた心の隙間がお互いの存在で埋められていく過程がゆるやかに描かれていて、エッチシーンも適度なエロみで、読後は気持ちがほっこり温かくなる作品でした。
ちょっぴり冷たさを感じるようなタイトルで、無機質な関係を表しているのかと思いきや。
隣の部屋に住む男たちの話というストレートさが新鮮だなと感じました。
チャラくて軽そうな大学生のユキとゲイを隠しているサラリーマンの須藤がひょんなことから身体の関係をもつ…というBLらしい展開ではあるのだけど。
そんな偶然の出会いすら運命的だったのかも、と思えるくらいあたたかいお話で
激しく惹かれ合ったり求め合ったりはないけれど、少しずつ気持ちが変化して彼ら自身も変わっていくのを見守れて良かったなと思いました。
幸せそうな本編のラストシーンにほっこりし、描き下ろしの須藤の笑顔にはキュンとして。
最後まで穏やかで優しいお話だったなと思いました。
隣に住むチャラ男くんといい仲に、というお話。
まあ、BLでよくある設定ではあるのです。
はじめてご挨拶した日が彼が降られた日で、いきなり自分のうちにずかずかと入り込んできてのH,という現実にはあり得ない幸運(?)が降ってくるという。
この辺りがすっと入り込めるなら大丈夫。
チャラ男くんが以外に優しくてまじめとか、割と何の変哲もなさそうな地味リーマンが抱いたらかわいいとか、そういうやつです。
絵がきれいなので読んでいて目が潤うし、出会いなくやさぐれつつあった主人公がハッピーになるのは、お約束とはいえ嬉しいものですね。
チャラ男くんの過去がもう少し本当は掘り下げられたような気がしますが、1巻分だと入らない感じかなあ。
その人の歴史を知って今があると、二人の関係を理解するのにさらに良かった気がします。
色々書きましたが読み終えてほっこりするような二人でした~