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エッチな粘着系幽霊にハメられる!?
reikan apartment
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
不思議なバランス
ヒノアキミツ先生の作品はアンソロジーで単話をお見かけした事があり、なかなかにぶっ飛んだお話しだったので印象に残っていました。
今回はエロ幽霊、ということでどう振り切ってくるのかなとドキドキしつつ、あんまりにもホラーテイストすぎたら深夜のお布団BLタイムに読むのはちょっと怖いな、と思い一応日中に読みました(笑)
担当ホラー作家・喜多川のわがままで次回作の着想集めのために霊が出ると噂のアパートに期間限定で住み込むことになった編集者の水嶋。
管理人の暗狩の陰圧に怯えながら生活をスタートさせたものの、初日から肌の上を這い回る謎の黒い手に服を脱がされあっという間に犯されてしまいます。
果たしてエロい幽霊の正体は…
もっとねちねちねっとりと焦らされ攻められていくのかと思いきや、まあまあな即インでちょっとびっくり。
お話しはだいぶとコミカル強めで暗狩の過去の事やラストで若干のホラーみもあり、ぶっ飛び気味で独特なテンションかつテンポとの不思議なバランスがとれていました。
同時収録は喜多川の番外編『嘘から始まる恋』と無人島で育ったサイードと医者のオリバーの『SOSから始まる恋』の短編2作品。
どちらも表題作に比べるとやや切なさが加わりますが、喜多川は憑依セックスをしたり、無垢で無知なサイードの巨根の存在感がすごかったり、おまけに描き下ろしも4P？…と、どれもひとクセあるお話しで楽しかったです。
ドタバタホラー
表題作は幽霊が出るというアパートの管理人である暗狩とそこに住むことになった編集者・水嶋とのお話でした。
担当作家さんのお願いを聞いて幽霊アパートの住人となった水嶋は初日の夜から幽霊に犯されるという、衝撃的なスタートだったけれど。
特に恐怖を感じることはなく、むしろギャグ寄りだったのでそのトンデモ展開も楽しむことができました。
水嶋にエッチなことをしかけてきたのが暗狩の生霊で、その後きちんと両想いになるオチまでついていたのでスッキリ。
あり得ないことは度々起こるけれど全部に理由があるのでモヤモヤするところはないし、笑えるところも多かったので楽しい作品だったなという印象でした。
