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hayatochiri wa rachi ga akanai
デビューコミックス『無自覚ラブファクター』から全作読んでいるので、それ以前の作品を読めて嬉しかったです!
表題作+一作が収録されています。
表題作よりも、同時収録作のストーカー攻めが強烈すぎてインパクト大でしたけどw
【はやとちりは埒があかない?】
はやとちり介護福祉士・叶×絆され看護師・武者小路
女世界の中に男2人……医療現場、特に看護師社会ではよくある現象。
そのため、普段から仲が良い2人。
しかし、あることをきっかけに〝もしかしてコイツ俺のことが好きなの?〟と意識し始めた叶による、勘違いから始まるラブです。
普通のラブコメだと思って読み始めたのですが、気持ちが通じるまでのギクシャク感がリアルで、意外と真面目?なラブストーリーでした。
Hの時の潤滑剤として食用ゼリーを使うので、これは大丈夫なんだろうか?と、普通に疑問が湧きましたよ;
武者小路が痛がっていたので、まぁそういうことだよね。
2人を引っ掻き回す医師・小田切は、王道の当て馬。
嫉妬から勘違いしてして武者小路に無体を働いた叶は、ちょっと狭量だと思う。
それを許す武者小路は男前で、クールすぎるが故の伝わりにくさにもキュンとしました。
【一途なお前はタチが悪い】
ストーカー大学生・平×流され先輩・甲斐
平のキャラがなかなか!
可愛いわんこみたいな顔して、時々目が怖いですw
度々流され、ついには最後まで漬け込まれてしまう甲斐が不憫。
それでも、幸せを感じてキラキラ目を輝かせる平をみて許してしまいそうになるあたり、甲斐はお人好しですね;
平が甲斐のことが大好きなのは伝わってきました。
無理矢理ヤった後に、泣きながら「しあわせ」とつぶやく場面は、甲斐には悪いけどキュンとしてしまったよ。
このポジティブストーカーとどうなっていくんだろう?
なんだかんだ、甲斐が流され続けて続いていきそうw
一冊を通して、Hがすごくエロかったと思います。
特殊なプレイはないけど、これはあって欲しい!という基本のプレイがしっかり描かれているので、満足度高めでした。
『めぐとつぐみ』シリーズに続いて読んだS井ミツル先生の作品です。
こちらは、表題作の他に『一途なお前はタチが悪い』が同時収録されています。
介護福祉士 叶 太一と看護師 武者小路 徹男のお話。
女性だらけの職場で男2人、さらには同じ年ということもあり仲良しの叶と武者小路。
夜勤シフトでは、膨大なカルテに手書きで「武者小路」とサインする武者小路から簡単な名字の叶が「結婚してくれ」と言われるのがお約束。
ある日、叶のアパートの隣で改築工事が始まり、一週間だけ武者小路の家で同居することになりました。
手料理に洗濯とあれこれ世話を焼いてくれる武者小路に叶は…。
S井ミツル先生のデビューコミックス以前の商業デビュー作品とのことで、現在とは絵柄が若干異なりますが丁寧なので読みやすいです。
今回の発売にあたり描かれた描き下ろしやカバー下と読み比べる楽しみも味わえました。
手作り弁当まで用意してくれる武者小路に驚く叶。
おまけに、自分が貸したボールペンを大切?にしまってあることに気が付き、ある考えが浮かびました。
「こいつ 俺の事好きなんじゃ」
もちろん叶の完全な勘違いなのですが、一方的に武者小路を意識して挙動不審になるパターンです。
さらに、勢いで武者小路にキスと告白をして、それが叶の勘違いだと判明すると気まずくなって無視をする…。
叶は暴走する中学生みたいなタイプだった(笑)
一方、武者小路は叶から「何もなかった事にしてくれ」と言われてモヤモヤしています。
叶から借りたボールペンも返せないまま。
なかったことにするのもキツイ…それって何で?
叶の勘違いからお互いを意識するようになった2人。
このまま気まずくなってしまうのか?…と思ったら、叶が頑張りました。
しかし、ようやく気持ちが通じ合えたのも束の間。
後半は、恋のライバル出現でまた叶が暴走します?!
このお話には当て馬が登場します。
整形外科医の小田切先生です。
武者小路とは前の病院も一緒だったそうで、何かと武者小路にベタベタ…。
脇キャラとしては、2人の同僚 花島さんを含め数人がモブで登場します。
描き下ろし『イチャイチャするのも埒があかない!?』
本編のその後のお話。
叶の汚い部屋を見て絶句する武者小路…。
ウサギのぬいぐるみに癒された(笑)
同時収録『一途なお前はタチが悪い』
大学生 平と大学の先輩 甲斐のお話。
何故か大学の後輩 平から慕われている駄目人間の甲斐。
日に日に増す平の異常なストーカー行為にドン引き。
ある日、友人の池谷を宅飲みに誘ったら、なんと池谷と一緒に平まで来て…。
どちらの作品もラブコメディでテンポよく読み進められました。
ストーリー展開もキャラも被らないので楽しめます。
商業デビューでこのクオリティはさすがですね ( ๑>ω•́ )ﻭ✧
Hシーンは、甘さは薄いですが想像以上にエロかったです。
攻めが暴走して強引な場面もあったのですが、受けもそんなに嫌じゃなかったみたい(笑)
それぞれ異なったテイストでS井ミツル先生らしさを感じられましたが、続きがありそうなENDで気になりました(笑)
いつか続編が読めたら嬉しいです。
S井ミツル先生がお好きな方はぜひ読まれることをおすすめします!
「無自覚ラブファクター」以前の商業デビュー作を一冊ににまとめたのがこちらのコミックスのようです。
こちらの本には2作品収録されていました。
S井ミツル先生は勢いがあるのが特徴の作風ですが、こちらの2作品も荒削りながら一気に引き込まれました。
まず表題作の「はやとちりは埒があかない?」ですが、叶の勘違いから始まる恋が成就するまでが見事な展開なのです。
私だって武者小路は叶のことが好きだと思ってしまいましたから。罪深い男です。www
当て馬整形外科医にはちょっとイラッとしましたが、これからも叶は武者小路の尻に敷かれながらも幸せになるのだと思いました。
そして妙な迫力のあった「一途なお前はタチが悪い」ですが、ストーカー男の平の表情がたまに怖くて、追い詰められる甲斐が不憫に思いました。
話の通じない相手って怖いですね。
でも結局は絆されてしまうのだと思わせるような最後でした。
S井先生の初期2作品をまとめたボリュームのある一冊。
今と比べると少し絵のタッチが違いますが、お話しはテンポがよく楽しく読めました。
表題作「はやとちりは埒があかない?」
武者小路の無自覚世話焼き…。
あんな自然に甲斐甲斐しく世話を焼いてもらったらそりゃはやとちりもするし、勘違いしちゃうのも仕方がないよなあ…、という言動と行動でした。
はやとちりからのスタートですが、喧嘩もしつつなんだかんだすんなりと安定カップルに落ち着きそうなふたり。
ちょっかいをかけてくるチャラおじ先生がいますが、それもいいスパイスになりそうです。
叶の下ろした時の髪は私も好きですけど、あの髪型とピアス、病院的にOKなの?と、ちょっと不思議に思ってしまいました。
同時収録「一途なお前はタチが悪い」
ズレポジティブで話し通じない系全力ストーカーの平につきまとわれる甲斐。
平がなりふり構わずとにかく甲斐にぶつかっていくので、嫌がる甲斐とどちらが正しいのかちょっとわからなくなっちゃうという謎のマジックにかかりました(笑)
キスしたら諦める、なんて…、ねえ〜?(絶対それ以上する)。
平が普段はキラキラわんこなのにちょいちょいキマっちゃってる目をするので、あ、この人ガチだなって感じで面白かったです。
自らのダメ人生に辟易していた甲斐ですが、甲斐がいれば幸せだと熱く語る平の姿を見て、自分が平のそんな存在になるならいいのか?、と妙な納得をしたようなしないような…、というラスト。
描き下ろしやカバー下のおまけ漫画は今のS井先生のタッチで描かれていて、どちらの絵も楽しめてよかったです。
ストーリーは好き好きあるでしょうけれど、漫画レベルがデビュー作とは!ってビックリしました。稚拙感無いです。
他の作品同様心の声描写が凄く面白いですよね。
皆さん書かれているように、後半のお話の攻めのぶっ飛び具合は確かに凄いです。
新作かと勘違いしてましたが、商業デビュー作だったんですね。
確かに絵もちょっと違うし、ストーリーも言われれば荒いような気もする。
2作品収録です。
「はやとちりは埒があかない?」
小さな出来事を、自分のことが好きなんじゃないか?と結びつけてはやとちり。
自分だけ意識してグルグルする叶。
一方全く恋愛的な好意は抱いてなかったはずの武者小路は、今までの友人関係を続けたい気持ちを「多分好きなんじゃねーかな」と…
超絶展開系?ですかね…
ただ、武者小路はすごく淡々とした人で、この人がこう言うのならこういうのもアリなのかな、という感じで読んでしまう。
その後はテンション高めの叶との温度差によるすれ違いとか、チャラい当て馬登場とか、言ってみれば王道的でもある。
ラストはもしやリバる⁇と期待しちゃったんだけど…無かったね。
「一途なお前はタチが悪い」
これはどんどん怖くなっていくお話。
なんか…私は笑えません。
はじめはね?ストーカー君も可愛い感じがあったんだけどね?
全く話を聞かないイッちゃった目つき。異常者ですよ…
甲斐さん…取り込まれちゃいましたね。コワイコワイ。
表題作は、普通に同僚だった相手を、勘違いと思い込みで好きになって、ドタバタと独り相撲した挙句すれ違ったりするけど、ちゃんと話したらお互いに思いが通じて、結果、両思いになる話で、こっちはちゃんとハッピーエンドだと納得できたから結構面白かった。
でも、同録作の方は、怖すぎた。
パッと見たところは、絵がきれいだし、ドタバタしたギャグみたいにも見えるんだけど、この話の通じないストーカー、怖すぎ。
最悪な恐怖は笑顔でやって来て、逃げられるはずと思っていたのに、もう、絶対無理なの。
動悸するほど怖かった。
久々に、トラウマレベルで怖い攻めにぶち当たっちゃったな。