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doku wo kurawaba sara made
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
BLでは小説を読まなかったんだけど、コミカライズ版を読んでから原作が気になり、アルファポリスアプリでレンタルしました。
世界観が緻密で文字を読んで色や風景や音が浮かんできます。
強かで周りを手の平の上でクルクルさせる受のアンドリムが最高に好き。
攻のヨルガが次第に激重溺愛になっていくのがタマラン。
レンタル7日間だけでは読み足らず、Amazonで電子書籍と紙版を小説全巻(4冊)購入しました。
発酵歴30年にして初のBL小説でしたが、大変良き出会いでした。大感謝。
ジュリエッタが清廉潔白な女性でないところがすごく好きです。
聡くて無垢な聖女を演じることができるジュリエッタの行く末がどうなるのか、最後に贄になるのか…、その山場となるシーンでアンドリムは同行できないというのが、この物語が(アンドリムの物語なんですが、)アンドリムだけの物語ではないという感じがして、とても引き込まれました。
そしてアンドリムとヨルガの最期まで描かれていて…。
一巻を読んだときには、続巻が発売されていたので、まさか最期まで描かれているとは思わず驚きました。
最期もその後も締め方も綺麗で、物語として完成されていると思いました。
続巻は、ぎゅっと数行で省略されたところの穴埋めという形で、一旦話を終わらせて、ハマった読者が求める二人の日々についてを追加で読ませてくれるという手法はすごく有難いです。
アンドリムとヨルガが、いったいどこでそういう感情が芽生えるのかと思っていましたが、なるほどねという感じでした。
ヨルガはまぁアンドリムにより正しく誤解して堕とされたって感じですが。
ヴィラでの交わりとかよかったなぁ。
アンドリムに堕ちたヨルガいいよねぇ。
あと、個人的には、うん…そうだよな…そうなることもあるよね…復讐としていいね…と思うのですが、アンドリムがヨルガが堕ちたことを確認した場面はさすがに姉妹が可哀想に感じましたし、メリア…ナーシャ…いや因果応報なんだけど…、意に沿わない交わりが苦手な方は気をつけた方がいいかもしれません。
マラキアは…。意に…。まぁ…
リュトラとのエッチが良すぎるので…。うん。
貞操など鼻で嗤うようなマラキアが、愛を伝えるリュトラを、騙し切ろうとするところが最高でした。
短気そうな子から可愛い狗に変わってるんですよね。
コミカライズがSNSで流れて来て、そちらが物凄く面白くてこちらにたどり着きました。そうしたら最新刊が間もなく発売されるとあるではないですか!
なので取り敢えず最初の巻を読んでみたのですが、めちゃくちゃ面白かったです。
悪役が改心して新しい運命を切り拓くお話は沢山ありますが、悪役のままで策略を巡らせて復讐を果たして行くのが凄く好みでした。
個人的にはヒロインとその妹を表舞台から引き摺り下ろす様はスカッとして拍手喝采でした。もっと酷い目に遭わせても良いのにとも思っていました。www
アンドリムが攻略対象者を味方に付けて行く過程が凄く面白く、このお話が凄く練り込んで作られている事が伺えました。
そして、エピローグでは綺麗にまとまっているのにどうして続編が…と思ったのですが、続編のあらすじを読むとエピローグで語られていた内容が飛び飛びだったのでそれを補完する内容なのでしょうか?
時間が出来たら古い順に続編を読んで行きたいと思いました。この作品はアンドリムの魅力に尽きると思います。彼の娘も魅力的でした。こういうお話大好きです。
長かった…。挿絵がなく登場人物の区別が最初のうちは判別できなかったのですが、読んでるうちにわかるようになりました。
途中までは、これどうやってBLになるの?
アンドリムは何をしようとしてるの?
アンドリムの目指すところや、そもそもの動機がわからないまま読むことになります。
娘が死を宣告された時点で前世の記憶が戻ったとのことで、娘への愛情はいつ育まれた?前世で家族仲が良かったから無条件?
娘を愛してるから復讐するとしたら、王太子やナーシャが相手でいいのでは?
そのための攻略対象全員を味方にしたのかな?せめて一人くらい思い通りにならないキャラがいたらどうだったんだろう。
そしてすごい入念な計画をあっという間に思いついたの?
次々とオセロのようにひっくり返るアンドリムの悪行。アンドリムと神官長のしてきたこと全ては国の為にしたことになって。
でも、どんどん変わる情勢に引き込まれ、ナーシャへの仕返しに震えます。
悪役たちがなぜか清らかな性格になって、むしろこの方が自然な自分となり。
また、リュトスと神官長のところがすっごく良かったです。リュトスが全て俺のせいだ!と謝るところ。出会うのが遅くなって悪かったって、こんな台詞初めてですよ!感動しました。
千年後の国の行方もアンドリムの計画通りだったのでしょうか?
カリスとヨルガとアンドリムはどこへ向かったのでしょう。
ヨルガがどんどん変わっていくのもゾワゾワしました。
すごい壮大なお話なのですが、そもそもなぜ?が解消出来ないまま終わってしまい。
シリーズがあるようですが、この謎は解けるのでしょうか?
途中からすっかりBL味が溢れましたね。
登場人物みんながアンドリムの駒のようで。
むしろこっちのエンディングやエンディングのその先のほうが本来のものより良かったのかな?
実は全てのルートを攻略するとプレイできる裏ルートだったとかだと、こんな乙女ゲームはプレイしてみたいですね!
断罪イベントや悪役が前世思い出して~っていうのは所謂流行のテンプレなんです
でも、悪役が悪役令嬢の父親で陰謀巡らせて回避したりざまぁしたりするんですね
ムーンライトノベルズ(BL小説サイト)でも少し読んだ記憶があります
書籍化したんだなーって今更ながらに知りまして
BL小説サイトの小説は割と読むほうなのですが女性キャラ出すと地雷っていわれて嫌われたりしやすいんですよね
しかしこの作品娘の存在感があります
あと、流行のざまぁも印象的ですね
敵対する女キャラがこれでもかと貶められる展開で、身の振り方が下品で~みたいなのから、デバフつめられた指輪はめて「おげえっ」って悶絶したり、麻薬漬けで男とヤりまくったり
そのあたりは嫌悪感抱く人いるんじゃないかなーっておもったり(麻薬漬けにするのは商業で描写していいものなのかな?ともおもったり)
陥れていくざまぁなので、悪役が悪のままーってレビュー書いてる方いましたが、本当にそれだなと…
それが嫌な方もいれば、それがいいって方もいる、そんなスパイシーな作品ですね
全体的にダークな雰囲気で、R18な性シーンも表現が大人っぽくて上質です
他のレビューで書いてる方もいますが、私もサブカップルの騎士(息子)×司教好きです
むしろ主人公よりそっちメインに萌えました…
サブカップルが好みだったので萌2ですw
キャラがいっぱい出てくるとどっかツボに刺さるので(非BL作品もそうなんです)だいたい脇キャラが刺さる私にはよかったかなと~
乙女ゲーの世界に転生もの…という設定だったので、乙女ゲーが苦手だけに非常に心配でしたが、帯の「BL読者圧倒的支持!」が物語るように完全に取り越し苦労でした。
竜の加護を受けたファンタジー世界での華やかな貴族社会の策略陰謀ものですが、乙女ゲー要素も入っているので、BL小説に無い味わいがあり新鮮で非常に面白かったです。先が気になる展開で続きが気になり、夢中になって読み進めました。
特にアドベンチャー(ノベル)ゲームが好きな人には、ニヤリとする要素が多くて楽しめます。世界観が凝っているだけに、コレ実際ゲームでプレイしたいなー!!と思ってしまった。
毒成分高めなダークファンタジーもので残酷な面もあります。女性キャラに容赦ない展開も…。
主人公も相手役も既婚で子供がいる設定…とか特殊ですが、ストーリーや設定が練られていて面白いので、世界観に没頭してしまい気にならなかったです。エピローグも印象的でとても良かったです。兎に角盛りだくさんな内容でした。
難を言えば、息をつく間もなく次々に色々な展開が起こりすぎるので、一つ一つのシーンが印象に残りにくかったのが気になった点です。主人公アンドリムの蜘蛛の糸のように張り巡らせた策略こそがこの小説のウリだけに仕方がない面もありますが…。
広げられた風呂敷は作家さんの力量で巧妙に畳まれていました。物悲しさもあるけれど、物語の終止符も綺麗に打たれている…。それなのに、まだこのシリーズの続編が2冊出ているようで、どんな展開か予想がつきません。
BL小説レーベル自体は減っていますが、WEB発小説や海外小説も増えているので可能性が広がっているのかもしれません。最近WEB発の分厚い本は読み応えがあって失敗がないのでハマっています。商業と違った面白さがあり、これからも楽しみな分野です。
「毒を喰らわば皿まで」シリーズの最初の巻。
web系作家の本は価格が高い、値段なりの価値があるのか様子を観ていたけど、これは面白かった。
主人公は美貌の中年、悪役。乙女ゲームの悪役・宰相アンドリムに転生していた。
気付いたら、浮気をした王太子から、娘が目の前で婚約解消をされていた。
王太子は、龍の巫女だった主人公の娘との婚約を解消、そして龍の贄巫女(龍の餌)にする。
・・・前世?の記憶=ゲームシナリオだと・・このままだと、娘と一緒に非業の死。
そうはなるかと、シナリオの記憶を元に悪役の智慧を極めた奸計開始、
娘の破談を機に、龍を味方に付けて、王太子派へ復讐を展開していく。
龍の贄巫女だった美少女ナーシャは双子。
ゲームシナリオだと不憫系ヒロイン、でも実は思い込みが深い性悪。
貧乏な親に売られて、贄巫女になったことを知らないナーシャ。
ナーシャは、世界中が不幸な自分に同情すると思い込んでいる。
先読みできない、うぬぼれが強いヒロイン側のキャラ達。
ゲームシナリオを知る主人公は、特性を踏まえ行動の先を読み、裏をかいてほくそ笑む。
読み進むにつれ、悔しがる善人キャラ達を、主人公と同化して喜ぶようになっていく。
主人公の奸計進撃は痛快。悔しがる相手の様子が、徐々に痛快になってくる。
悪役思考に染まると、通常生活に支障が起きるかも?、
難をいうなら、よく似た登場人物が多いのと、
王太子の裏切り等、どうしてそうなったのか経緯が分かりにくい、独りよがり。
著者は心情描写が多分苦手。棒読み調で淡々。
それを踏まえて脳内補足しながら読み進むと、悪役の活躍が面白くなっていく。
レビューを参考にすると、シリーズ最初の今巻が一番面白いみたい。
と、いうことだけは分かりました。文体も少し変わっていて、主が「俺」アンドリムだったり、他の登場人物だったりするのですが、テレビのナレーションを聞いてるような感覚でした。
残念ながら私はゲームをしたことがないのでいまいちピンと来ないところもありました。攻略対象とか○○ルートとか、○○エンドとか…。なんとなくこういう意味かな?と思いながら読んでいってあぁ、合ってたんだと理解する感じ。
このお話は乙女ゲームへの転生もので、攻略方法が分かっているけどゲームの主人公ではない悪役令嬢(主役の娘)を生き残らせなければならないこと、娘が想い人と結婚するあたりでゲームが終わるのでその後があまり分かっていないことが見どころなのかなと思います。
転生ものなので、転生された世界の現状把握が続き、アンドリムの目的は分かるけど誰を攻略したい、誰が敵なのかが分からないまま話が進むのですごくハラハラしながら読めました。結局誰を排して誰を利用するの?がホントに見えなかったので最後まで王太子をどうしたいんだろう?が見えず、面白かったです。
そしてアンドリムがやりたいことのために必要な「犬」としてヨルガが出てくるけどゲームの攻略のために抱かれるの?と、BがLしてるのかな?という謎です。そういう意味では別CPのリュトラ×マラキアの方がしっかりLが伝わってこちらのCP推しになりました。が、エピローグまで読むとアンドリムがちゃんとヨルガと想い合ってたことが分かり、良かったです。ただ恋愛小説的に読みたい人からすると、アンドリムがヨルガと添い遂げたのは「使える人」だったからで「愛した人」ではなかったのかな?そのあたりの描写はあまりないので少し消化不良な感じもしました。ただ、BL小説としてはそれでいいのかな、とも思えていて。
なんだかとりとめなく書いてきましたが、文体や主人公の胸の内が見えにくい、結末も全く読めない…など、ホントに今まで読んできた小説と「何だか違うぞ?」と思えるところが多かったので、とにかく印象に残りやすいお話だなと思いました。再読すればまた違った印象になるのかな?
そしてやはりアルフォポリスさん、挿絵なしなのですねー( ;∀;)。斎賀時人さんの絵が雰囲気あって好きなのですがこれも登場人物のところだけで挿絵がなくて悲しかったですー。
いろんなところでタイトルを拝見するので買ってみました。
レビューと人気に偽りなし!
アンドリム様にがっつりはまってしまいました。何この最高の悪役受けさん。
ページ数は結構あったのですが、まだまだ読み足りないと感じさせるほどの内容。序盤は「BLだよな?」と確認したくなるほどファンタジーでしっかり楽しませてくれる作品です。
予想をたくさん裏切られ、本当に最後まで飽きずに楽しませていただきました。一本の映画を見終わったような読後感です。
ラストもすごくよかった。続編もあるようなのでそちらも買いたいと思います。
面白すぎて一気読みしてしまいました。
気がついたらゲームの中の悪役になっていた。
その上、身の破滅間際から始まる起死回生 & 復讐物語。
主人公は悪役令嬢の父である悪辣な宰相、危機迫る追い詰められたところからどう逃げ切るのか次々見せられる展開に目が離せない。
BLな展開が見られず進みましたが実はほぼ忘れていました。
中ほどまで来て誰と誰がどうなるの?とは思いましたが、それよりどう切り抜けていくのかの方が気になってしまいました。
惡の華こと悪辣な宰相様がなんとも魅力的なのです。
麗しくも艶のある顔(かんばせ)も目的のためなら手段を選ばないところも、案外情が深いところも…。
終盤で解き明かされた事情や悪事を犯してまで守りたかったものが明かされた時、1人で戦っていた宰相にも救いがないものかと願いながら読みました。
イラストをご担当されている斎賀先生きっかけで楽しみにしていましたが、読み終えるのに約3ヶ月。第一章を読むのに一週間掛かっている時点で本作が自分に向いていないのは明らかだったんですが…せっかくお金を払って期待感込みで買ったので、少しずつ読み進めてこの程やっと読了しました。
この作品がBLとしても小説としても読んでいてしっくりこなかったのはさておき、アルファポリスが推すBL、BL小説をラノベと位置付けて書籍化販売するその商法が自分には合わないんだなと思いました。未知の作家が書いた優れた作品はたくさんあると思います。それを選んでくる方と自分の趣味が合わないだけのことかな…。(まだチェックはしていませんが、最近新レーベルが創刊されたそうで、おめでとうございます。)
ということで、作品についてもBL観が全く被らなかったせいか萌えるところがよくわらからなかったうえに、物語の構造から作者が何を書きたかったのか、読者に何を伝えたかったのかが全く見当がつかなくて読んでいて苦痛でした。
乙女ゲーム内に転生したアンドリム役の前世の「俺」って、このゲームの中で一体何をどうしたかったのでしょうか。途中からすっかりアンドリムになりきって使命感に駆られるように役割を全うしていますが、その原動力とは…?
冒頭からずっとゲームシナリオの解説を聞かされているような印象で、どこに重点を置いて読んでいいのか…。読み手側の視点の置き所がわからなかったのが一番苦しかったです。読み方がイマイチわかってないだけなんですけど…
小説の楽しみ方については読む側の技量によりますが、外せないのはBL部分。どのカプもラブに至るのが唐突に感じました。アンドリムの気持ちが一番わからなかった。ジュリエッタとシグルドの関係もなんとなくわからないでもないけど、そこはいるのかな?と思ってしまったり。ウィクルムは後半存在感薄いし、ナーシャへの愛情があんまり伝わってこないんですよね…
ストーリー描写はビッシリあるけど人物のエモーショナルな部分が希薄に感じました。ゲームシナリオの辻褄合わせに力は入っていますが、わたしが読みたいのはまさにキャラのエモーショナルな部分で、そこに萌えが…。
キャラとしてはマラキアがBL的に最も色気があると思うのに、どのカプもいきなりラブが始まっていて、どれも同等に扱われてるのでちょっと待って〜って。好みの問題ですけど、エロもあんまり色気を感じられなかったです…。
結局はゲーム内のお話だし、読んでいて「○○ルートでは〜」と、そもそもメタ設定だと気付かされると冷めてしまうのもありました。地の文と会話文の落差も気になってしまって集中しにくかったですし、残念ながらわたしにはハマれなかったです。
王太子に婚約破棄された令嬢の父であるアンドリムが前世の記憶を思い出し、現世が前世で攻略したゲームの世界と酷似している事に気づきの復讐していくお話。
長編(530p)ですが面白くてあっという間に読了。
復讐劇でしんどい表現もあるけど、復讐の様子は鮮やかで楽しい!キャラも設定もお話も丁寧に書かれていて読み応えある。確かにBLだけどお話に自然に組み込まれてて、幅広く受け入れられそう。他にもcpが出てきて、そこも楽しかった。オススメです✧*。
最近流行りの、転生覚醒したら恋愛ゲームの悪役令嬢でしたのBL版?
とりあえず主人公が、恋愛ゲームの定番敵役の悪役令嬢の「父親」で、彼の一人称でお話は進んでいくから、いずれBLになるのであろうと読み始めたはいいけれど、前半は、普通に前世の記憶を駆使して復讐していく系のファンタジーで、まあ、これ系のラノベ自体嫌いじゃない、むしろ好物だったりするから、これはこれででもいいのかも、でも、この本、BLカテゴリーなんだよね?って思いながら読んでいくと、、、。
おおぉっと、主人公である元悪宰相や、主人公と最初に共犯関係になる神官長のビジュアル設定は、こうやってBL的展開に持ち込むための布石だったのね!って納得。
攻略対象と添い遂げた上に、真の復讐を果たすラストには、ある意味感動もの。
転生ファンタジー系のラノベに耐性がある方には、この変化球BLは十分楽しめると思う。
逆に言えば、これ系のファンタジーになじみがない方が、普通に恋愛物のBLとして読むと???の嵐になりそうだから、あまり無理にはお勧めしない。
いろいろツッコミどころはあるけれど、グイグイ読めておもしろかったわ。
ただし、さらっと書かれているけど悪い宰相の復讐は本気で悪辣だったりするので、ゲームのヒロインのその後については、あまり深く想像しない方がいいかも。
小説投稿サイトって凄いなぁ。
この間読んだのは『ほら話』で今回は『ピカレスク』だ、百花繚乱。
主人公は『気がついたら前世で良く知っているゲーム世界の悪役になっていた』のですけれど、こういう場合、得てして前世のキャラクターである凡人に戻ってあたふたすることが多いと思うんです。
でもこのお話は違うのね。
別に現代日本っぽい前世でも悪人だったわけじゃないんですが、動じず、記憶にあるゲーム攻略をなぞって、悪人のまま形成逆転を図って行くという形になっています。
なので、主人公はあくまでもゲーム感覚のまま。
感情表現が記載されないまま、謀によって物語が進んで行くので、非常にドライです。この読書感覚が非常に「おおっ悪漢小説!」って感じで、ぐいぐい読めました。面白い。
ただですね、感情の描写が少ないために、主人公に一貫性を感じられない所があるのですよ。
例えば自分の子どもに対してとか。
彼は自分が転生したことに気づく前は、娘を道具として使っていたみたいなのですけれど、その後は「愛する娘」と公言し続けます。で、これが謀の為にこう言っているのか、それとも前世のキャラクターに戻ったからこう言っているのかが判らないのです。なので、彼の人格がブレる様に見えて違和感を感じました。
これは彼が自分の『犬』を確実に手にする場面でも感じたのよね。
利用するために誑し込んだのか、それとも最初から何か別の感情を持っていたのか……うーん、良く解らん。
もうひとつ良く解らないのは、彼は「復讐」と言うのですが、何に?
覚醒してからの彼は『因果応報』的な感性を持っている様に見えるのですね。とすれば、覚醒前の自分が追い詰められたことを恨むのは筋違いと言うか、そういうことを恨むようなタイプに見えないんですよ。
ひょっとして『片方の側からしか見ない社会に対する復讐』なんでしょうかね?
彼は、自分が随分(良い方向に)変わったと言う愛娘に対して「ジュリエッタ、それは違う。お前たちが変わったのではなく、周りが変わったのだ」と諭しています。
確かに、敵対する者の側から社会を見れば、それも一つの真実です。
残念ながら、主人公がいかにしてこの様なものの見方を獲得出来たかは書かれていません。
そこがね、本当に知りたい部分なんですけれどもね。
ムーンライトで知って読んでいたのですが書籍の方も購入しました。
マジで面白いです。
BLの異世界転生モノでここまで重厚なストーリーなかなか読めないです。
物語の運びに全て納得できます。
残酷ですし主人公に慈悲はないですが、彼の感情にも納得がいきますしそこがむしろ魅力というか…その暗い魅力にずぶずぶ攻めと共にハマっていくので、攻めにも感情移入できます…。
カップリングもいくつか出てくるのですが、私は騎士(息子)×司教がめちゃくちゃ刺さりました…。
本編では省略された話が今連載されているので、そちらも必読です…!!
今までで1番性癖にぶっ刺さりました
よくある悪役転生更生ものとは違い、転生しても主人公が最後まで悪役を貫徹している所が素晴らしい。定番物にマンネリを感じている方にピッタリかも?
ストーリーもテンポがよく、無駄な所がなく飽きさせない。また文体も美しく、引き込まれます。逆に言えばかなり詰め込まれているので追いつくのに少し大変かもしれません。
結構ストーリー重視かな?でもBL要素が浮いているということはないです。ストーリーもBLも楽しめます。設定も細かく、ご都合主義的なところが目立たないので個人的にはすっきり入ってきました。
ざまぁはそこそこハード。グロとかはあんまりないです。脇カプ、NLカプもあります。NLカプはストーリー上重要ですが、そんなに気にならないと思います。濡場はBLだけです
本題のメインカプ
清廉潔白な騎士団長×(元)悪の宰相
です。最高でした。主人公がまさに惡の華。
大人の落ち着き、執着、溢れ出る色気
性癖にぶっ刺さるぶっ刺さる
攻めを堕とすシーンは圧巻でした
眼鏡受け、美人受け好きな方オススメです
両方とも子持ちです。攻めの方には一応過去に別の人を愛した描写があります。が、後に引きずらないので気にならないかと思います。
実は、イメージ画像の帯の下に、、、
ここまでありがとうございました。
とても読み応えがあり、本当にオススメです
ぜひお手に取って読んでみてください。
(アルファポリスでも読めるみたいですよ)