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灼熱の王宮で、美形王子に執着されて――。
Arabian harem night
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
作家買い。
今作品はゆりの先生のアラビアンシリーズの5作目。順番としては、「アラビアン・プロポーズ」→「アラビアン・ウェディング」→「アラビアン・ロマンス」→「アラビアン・スウィートキス」、で今巻に続きます。
「アラビアンシリーズ」はアラブの「デルアン王国」の王族たちと、日系人との恋を描いたお話で、王族たちが兄弟だったり叔父(王の弟)だったりと繋がりはありますが、それぞれが独立しているお話なので前作未読でも読めます。
が、前巻の登場人物たちがそこそこ出てきますし、さらに結構重要なキーパンソンでもあるので、興味のある方はぜひ前4巻を読まれてから今巻を読まれるともっと面白いかなと思います。
5冊目にあたる今巻はデルアン王国の第七王子のお話。ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
ロンドン大学に留学中の律は、4年間の留学生活も終わりに近づき、卒業を控えている。そんな律には親友がいる。デルアン王国の王子のリドワーン。そしてリドワーンの姉の(もちろん彼女もデルアン王国の王女だ)のアニーサ。二人とも王族でありながらフランクで、親切で、律の大切な友人。
が、日本に帰国した律を追いかけてアニーサがやってきた。アニーサの父である国王の反対を押し切り、駆け落ち同然に結婚した二人だが、結婚生活はたったの半年で破綻を迎える。アニーサが国に帰ってしまったのだ。
茫然自失とする律だったが、アニーサの意向をくみ離婚。しかし4年経った今、アニーサが亡くなったとの知らせを受け―。
というお話。
アニーサのお墓参りにデルアン王国に来て欲しいと依頼を受け、律はデルアン王国に向かうが。
律はロンドンに留学に行くことができた、というところからもわかるように大手文具メーカーの息子で、文具の売り込みも兼ねてデルアン王国に赴くが、律はできうることならデルアン王国に行きたくなかった。なぜか。
それは、親友であったリドワーンの存在。
反対を押し切りアニーサと結婚したこと。
それなのに、たった半年で離婚に至ったこと。
それをよく思わないリドワーンに、嫌われてしまったのではないか―。
そう、律は思っているからなんですね。
これね、何が凄いって、伏線とその回収の仕方。
読み進めるごとに、少しずつピースが嵌まっていく感じ。
視点は律とリドワーンの交互で進んでいくために二人の感情の機微は読者にもきちんと分かるんです。けれど、「リドワーンはなぜ律を避けているのか」という一点についてはなかなか見えてこない。このストーリー展開が実に秀逸です。
ロンドンにいたときから律を愛していたリドワーン。
律は姉と結婚したことで、永遠に手に入らない存在へとなってしまった。
けれど今は姉はいないわけで、なぜリドワーンが律の手を取らないのか、わからない。
そこにヒントを与えるのがアニーサが遺した息子のアミンの存在です。
アミンの存在を介して、リドワーンの想いが見えてくる。
そして、アニーサの想いも。
先述しましたが、今巻は前巻までのキャラが大活躍します。その中で、慧(『アラビアン・プロポーズ~獅子王の花嫁~』の受けさん)が律に愛について話すシーンがあります。
本当にいろいろな形の愛が描かれています。
家族への愛、友情、はたまた忠誠心。
「カタチ」だけではなくって、想い方も様々。
たとえそれが誰かを傷つけることになっても、自分の想いを貫きたい。
相手を傷つけるのであれば、想いに蓋をしたい。
どれもが、正解・不正解もなく、善でも悪でもなく。
アニーサの壮絶な想いは賛否両論ありそうですが、彼女の想いもまた、誰かが否定できるものではないのでしょう。
そして律も。
恋をするのは異性。
そう思い込んでいた律にとって、あの過去は致し方なかったのかな。ましてやリドワーンは王族なわけで、子を成す必要がある。
時に遠回りしながら、時に失敗もしながら、けれど人は生きていく。
そこを、サポートしてくれるリドワーンの周囲の人たちのなんと優しいことよ。リドワーンを愛すればこそ、なわけで、そこにもきちんと愛が存在している。
既存のキャラを絡めるって、なかなかハードルが高いと思うのですが、無理がない展開で登場させていてゆりの先生の手腕に脱帽しました。
全体を通して面白く萌え滾りましたが、しいて言うと律がなあ…、ちょっとなあ…。今までの今シリーズの受けさんたちが好きすぎて、いや比較したらダメなのかもですが、もう少ししっかりしてよね!という気分になってしまった。
ということでちょびっと評価が下がってしまいました。
ごめんなさい。
今回も溺愛・ワチャワチャ・エチと三拍子揃った上、お子様の可愛さまで加わって大満足でした(*´艸`*)
アニーサにしてやられたと言うか女の執念を見た気分。アミンの存在を考えたらこれでいいのかも。
リドワーンが拗らせてて焦れったかったけどある意味粘り勝ちだし、律の思い切りが小気味よかった。リドワーンの為なんだけど、結束して2人を応援する王子さまやパートナーが出てきたのも楽しかった。今までのcpが仲良く出てくるの嬉しい。上手くいった瞬間から執着心発揮するリドワーンに笑った。兼守美行先生の美麗なイラストにも拍手。
架空の砂漠の国・デルアン王国の王族と日本人青年との恋を綴った「アラビアン」シリーズ、第5作目です。
単品で問題無く読めるんですけど、シリーズ中の他キャラがちょこちょこ登場するので、既読だとより面白いと思います。
で、こちら、個人的に大好きなシリーズでして、今作も発売を楽しみにしてたんですよね。
いつもの甘々コメディテイストやロマンチックテイストとは違いややシリアス寄りながら、切なくほろ苦い再会ものとしてとても萌えはしたんですよね。
こう、想いが伝わらないもどかしさみたいな感じで。
ただそんな萌える部分がありつつも、どうにも引っ掛かって仕方ない部分もありと、ちょっと評価が難しい。
や、購入前から元妻の弟と言う攻めの立ち位置に微妙に「ん!?」となりはしたけど、きっとどうしようもない事情があるんだろうと!
きっと、ネタバレで「あっ!」と言わせてくれるのであろうと!
ゆりの先生マジックを期待してたのです。
これね、確かに「あっ!」と言わせてくれたけど、悪い意味ででしたよ。
いや~、ビックリ。
元妻を同じ母親の一人として許せないし、そんな女と結婚してしまった律も許せない。
流されるにも程があるだろ!
いや、う~ん・・・。
元妻に対する好き嫌いで大きく評価が分かれそうな気がするんですけど、個人的にはダメでした。
や、共感出来ちゃう部分もあるから難しいんですけどね。
内容です。
デルアン王国の王女で元妻であるアニーサ。
大手文具メーカー社長令息である律ですが、彼女が亡くなったと聞き、墓参りの為にデルアン王国へとやって来たんですね。
そこで、かつての留学時の友達で、アニーサの弟であるリドワーンとの再会を、恐れつつも待っていた律。
しかし、リドワーンは完全に律を拒絶してー・・・と言うものです。
まずこちら、個人的に一番萌えた部分ですけど。
想い合いながらも、気持ちが伝わらないもどかしさだったりします。
えーと、元々この三人ですが、仲の良い友人だったんですよね。
ロンドン留学時の。
それが日本まで追いかけてきたアニーサの猛プッシュにより、律は彼女と結婚。
そこからなんと半年で、アニーサは突然デルアン王国に帰国。
訳も分からないまま離婚を突きつけられた律ですが、仕方なくそれを受諾した。
ここから4年が経ち、今回のリドワーンとの再会劇となる。
かつての友人でありながら、律を冷たく拒絶するリドワーン。
アニーサを幸せに出来なかった自分に対して怒りを覚えるのは当然だけど、どうしてもかつてのような関係に戻りたいと切なく望む律。
そんな中、アニーサが遺した子供・アミンの存在を知りますが・・・と言う流れ。
で、果たしてアミンは自分の息子なのか?
そして、リドワーンが頑なに律を拒絶する理由とはー?
と、この謎解き部分が見処になるんじゃないでしょうか。
こちら両視点で進む為、リドワーンが出逢い時から律に強く惹かれていた事、そして律が自分でも気付かぬまま、リドワーンを男として意識していた事が分かります。
律ですが、再会してようやく自身の本当の気持ちに気付き、今度こそ側に居たいと想いを伝えるんですね。
なのにリドワーンは、律の気持ちを一向に信じようとしない。
この、想いが伝わらないもどかしさみたいのがとても丁寧に綴られていて、切なくも萌えちゃうんですよ。
また、同じように愛していたのに、選ばれたのは女性であるアニーサの方。
律の幸せを願う気持ちと抑えきれない恋情の間で苦悩するリドワーンの姿には、胸が苦しくなる。
幸せを願うからこそ想いも伝えず身を引いたリドワーンと、彼はすごくいい男だと思うんですよ。
当時10代なのに。
本当、このへんのスレ違いはね、めちゃくちゃ萌えてしまう。
再会もの好きとしては。
と、こちらすごく萌える部分もあるんですよ。
あるんですけど、同時にどうにもこうにも許せない部分もある。
えーと、このアニーサですが、一見かわいそうなんですよね。
や、元夫が本当に愛してたのは自分の弟と。
このへんに気付いてしまったから別れたんかなぁ的に。
が、そんな悲劇の女性じゃ無かった。
ひたすら自己中な自分勝手女だった。
これね、愛に生きるとか情熱的と言えば聞こえはいいけど、ひたすら自分の気持ちを優先してるだけだよなぁと。
すごく厭らしい。
何より、子供を自身の愛を叶える為の道具として利用する所に、強い嫌悪感を持ってしまう。
これだけ自分勝手で嫌な女でありながら、終盤でいい女風にまとめるのもどうなんかなぁと。
自分でこれだけ引っ掻き回しておきながら、「リドワーンをお願い」って何だよ!?
またね、押されるままアニーサと結婚しちゃった律もどうなのよ・・・。
それで本当に愛してるのはリドワーンって何なのよ。
リドワーン、かわいそう。
思いやりがあって分別もあっただけに、一人で貧乏クジを引いてるリドワーン、めちゃくちゃかわいそう。
まぁそんな感じで、萌える部分とモヤモヤする部分で評価が非常に難しいんですよね。
でも、切ない心情には萌えたので「萌」で。
アラビアンシリーズ第5弾とのことですが、このシリーズでは今作が初読みになりました。
感想を一言で言うと、「評価が難しい…」。
あらすじは、英国留学時代にアラブの王子(リドワーン)とその姉(アニーサ)と出会い、仲良く過ごした律は、帰国後アニーサと結婚してスピード離婚した過去があり…更に離婚後にアニーサは事故で亡くなって…というもの。
5作も出ているシリーズということはそれなりに人気があるのでしょうし、シリーズ既刊と比べてどうなのかわからないのですが、この作品から読み始めた身としては引っかかってしまうポイントがいくつかあるというのが正直な感想です(;′Д`)
・攻めの姉アニーサの振り回しっぷり
→倫理的に無理な人もいるのでは…
・周りが2人を取り持ち過ぎ?!
→これは私が天邪鬼かつ既刊を読んでいないので面白さ半減な部分もあるかもしれませんが、今までのキャラクターたちがあれやこれやと2人のためにお節介をしてくれます。ここまで家臣や親戚たち(しかも王族)が頼まれてもないのに2人の意を組んで動くのすごいw
・攻め、拗らせすぎw
→これはまあ…読んでみてください笑
そういった小さな違和感をスルーして読めるタイプの方はとても楽しめると思います!
両片思いパターンだし、アラブの世界ですが攻めがとっても一途で健気で、全体的に切なさに萌えます!!
そして、エロパートではさすがゆりの先生、エロエロ甘々です!攻めが受けへの情熱を伝えるシーンでは胸がきゅうううと絞られました。
ゆりの先生の攻めの受けへの愛の伝え方、大好きです〜(*´ω`*)
これは本作でも健在でした!
細かいことを気にせず読める方にはオススメです!
アラビアン5作目。前作までのカプが出てこられるので、読んでいた方が面白いと思います。今回の攻めはちょっとシンクロしにくかったので中立よりの萌にしました。最後の方や番外編ではゆりの先生通常運転!と感じて良かったんだけどな。本編250P弱+あとがき。
大手文具メーカー社長の三男である律。父の会社に入社して4年目、ある日、会社に戻ると「父のところへ行け」と長兄から言われます。社長室に行ってみると、そこにはデルアン王国第7王子であるリドワーンの従者であるタリーフがいて・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は
アニーサ(デルアン王国王女、故人、うーん・・・)、アミン(アニーサの子)、タリーフ(攻めの従者)、第5王子アルディーン・晴希、第6王子シャディール・慧、王弟ファルラーン・直哉、受け兄二人と父。慧と晴希が援護射撃してくれてます。
++攻め受け+アニーサについて
受けはゲイなんて全く頭になかった愛され三男坊さん。いいようにアニーサに言い寄られ押しかけ結婚させられ、目的達成したらさっさと離婚され。ねえねえ、いいとこある?君・・?優しい善人なんだと思うのですが、ぽややん坊ちゃんという印象をぬぐえませんでした。アミンの良いお父さんにはなりそうだなあという点がアピールポイントかな。
攻めは、受けを好きすぎて、ひねくれ横道に入って出てこれなくなったのでは?と思う方。彼もアニーサの被害者という点があるのかと思いますが、さっさと素直になって、「ストレートであろうが関係ない、絶対惚れさせてみせる」ぐらいの気概を持ってくれれば良かったんじゃないのと思うのです。さっさと日本に帰れだの、監禁するぞだの、分かりにくい・・・。最後になってようやっと強気な部分が出てきたので一安心でした。
アニーサがねえ・・・強い女性だったんでしょうね。好きな人のためなら一直線、短い人生、やりたいようにやってやる!という感じです。そのおかげでかなり遠回りしてしまった二人ですが、アミンが産まれてきたのはアニーサがいたおかげ。可愛いアミンと三人で仲良く暮らしていければよいなと思ったお話でした。
うーん。これは…。初めてのパターンかも。地雷の方もいるかもしれません。
読みはじていきなりお話が始まって、あれ?続きものだったのかな?と不思議に思うと、過去のエピソードの回想に入ったり、と順番が凝ってますね。
大学生の頃と現在と律が別人になっちゃったみたい。アニーサとの離婚があったからなのかな?
うーん。いきなりアニーサが押しかけてきて、親友みたいな存在だったのに、押し切られて結婚しちゃって。反対されたのに…。しかも半年で国に帰られ離婚すると聞かされそのまま4年。
リドワーンも気の毒ですが、何もそこまで思いつめなくても。というかアニーサ、罪な女だなあ。結婚の動機がなあ…。そして離婚後の取引も。ちょっとなあ。実はアニーサは子供を…。
律もリドワーンと再会して周りの人に色々言われたら、急に僕は本当は!ってなって。
うーん。そういうものなのか?
甘々が欲求不満かな。すれ違い長すぎ。
あと、これはシリーズの順番通りに読んだ方が良さそうですね。
今までのシリーズの中で1番無理矢理感があったと思いました。
まずリドワーンが律を避けたり遠ざけようとする理由が苦しくて、律に対する誤解がこじ付け過ぎて盛り上がりに欠けました。
律がリドワーンへの恋に気づかずにというか、男性故に恋愛対象から無意識に外してた点は理解出来ました。
しかし律が恋心だと気が付いて必死で告白したのにも関わらず、抱いておいて信じないで拒絶するのが余りにも不自然過ぎました。
それでいてファルラーンが登場してからの律の再告白をあっさり受け入れる辺りが解せませんでした。
私はアニーサが律の元を急に去ったのは、律が本当に好きなのはリドワーンだと気が付いたからだと勝手に想像してました。
だからファルラーンに託した手紙は、2人の仲を邪魔して来た事に対する謝罪だと思っていたんです。
そしたら何と謝罪ではあったけど驚愕な内容で、一気にアニーサが大嫌いになりました。
やむに止まれぬ事情があったとしても許されないと思いました。彼女は母親になるべきじゃなかったです。
こういう登場人物作るからBLに女性は要らないって思ってしまうんですよね。
それでもエピローグでのリドワーンの律の実家での話とか、律の兄たちに対するリドワーンの挑発はとても面白かったです。
でも面白かったのがエピローグだけでは中立にしか出来ません。