笠井あゆみ画集 媚薬

kasai ayumi gashu biyaku

笠井あゆみ画集 媚薬
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神20
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
3
得点
103
評価数
21
平均
4.9 / 5
神率
95.2%
著者
笠井あゆみ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
パイ インターナショナル
レーベル
発売日
電子発売日
価格
¥3,800(税抜)  
ISBN
9784756254474

あらすじ

ファンの皆様、お待たせしました! 笠井あゆみ先生が手掛けた過去約10年に及ぶボーイズラブ小説の装画を中心に、オリジナル作品「旦那はんと痴話喧嘩」シリーズ、本書描き下ろしも含む250点以上のイラストを収録した300ページ超えの画集が遂に出来。ページをめくるたびに、美とエロスのクリティカルヒット! まるで、めくるめくBL春画絵巻。そんなTHE 笠井あゆみワールドな1冊をご堪能ください。
※本書収録作品は男性同士の性描写を多く含みます。
※「麗人」の表紙イラストの収録はありません。
※全作品を網羅収録しているわけではありません。

表題作笠井あゆみ画集 媚薬

レビュー投稿数3

買って良かった神画集

笠井あゆみ先生の絵が魅力的過ぎて、挿絵が笠井先生だと分かると漏れなく買ってしまいます。

今回の画集を開くと出版社の枠を超えて収録されているので、あの作品のあの絵!と狂喜しながら拝見していました。時間を忘れて見入ってしまいます。

ですが悲しいことに知らなかった作品もあったんですよね。泣。
でもちゃんとクレジット一覧に表記されていたので、探して読んでみたいと思いました。

笠井先生の描かれる攻めが素敵で大好きです。
あの眼差しがゾクゾクするんですよね。

作品が完成するまでの過程も掲載されていて、とても興味深かったです。
Twitterでも拝見している棒人間が美麗な人物になるんです。

オリジナルの「旦那はんと痴話喧嘩」シリーズもとても楽しめました。

私はこの画集しかありませんが、同じ時代に生きてこのタイミングで手に入れられたことに感謝しています。

増刷されて書店に並んだそうなので、まだ手にしていない方は是非購入してみて下さい。

1

間違いなく神

小説の挿絵で先生買いされる方は多いと思います。その好きな神絵ばっかり、なんと290Pほどあるわけですよ。勿論、斜めにしたら、なんか滴ってくるのではと思うほど、笑うほどの濡れ場続き。刺激が強いよなと思うので、「取り扱い注意」です。

内容は。
描きおろし4、コミハグWEB連載作品55、小冊子や雑誌の表紙、小説の表紙、口絵、挿絵などが208.モノクロも少しありますが99%カラーという印象です。
それから最後の方に先生の作成過程解説図があり、先生のTwitterで初めて知ったあの爆笑棒人間ラフが!あの棒人間が超絶美麗図に変わっていく過程を楽しめます!

以下好きだった絵10選。
1.蠱蝶の純情 表紙 見開きで広がってます。
  ほんというと中に入っていたツインシニョンの絵の方が好きだけど
  こっちの絵もめちゃ好き。
2.ニライカナイ 表紙 
  この黄色い衣装がすっごく好きで。見上げている表情も好き。
3.影の館 カラー口絵 金髪の!!ルシファー様の貴重なカラー!見開きです!
4.猫耳探偵の助手 表紙 この柔らかな色合いと、ふざけた猫耳攻めが大好き。
5.すべてはこの夜に 表紙 たなびく紫煙がカッコよすぎてゾクゾクする・・
6.さよならトロイメライ 表紙 
  お話とあいまって、この絵は一生忘れないと思います。
7.蜜を喰らう獣たち カラー口絵 
  着衣二人のジュース飲ませあいしている立ち姿!
  笠井先生なのに、脱いでない!なんだこの青春映画みたいな絵は!と
  驚愕した思い出が。二人めっちゃ可愛いの。
8.スクランブルメソッド、コンプリートセオリー 表紙 
  お話が猛烈に好きで、続きを熱望しているのもあるし、
  可愛らしい絵なのに実は変人というギャップが最高。
9.狐の告白 狸の添い寝 表紙絵 何回見ても可愛いっくそ可愛いっ
10.猫屋敷先生と縁側の編集者 表紙絵 
   これも何度見ても癒される絵です。
 
先生の絵を見ただけで読んだお話がぶわっと蘇って、思わず登場人物の名を叫んでしまうものもあり、堪らない画集でした。出版社の垣根を超えて載せて下さって、本当に有難うございました。夢のようです。

5

素晴らしき神作品。

待ってた…。
笠井先生の画集の刊行を、どれほど待っていたか…!笠井さんの書かれた「はじめに」という文言が序盤に収録されています。それによると今作品が4冊目の画集だそう。私は1冊だけ持っていますが、もちろん、その画集も素晴らしい。素晴らしいですが、今作品はもう圧巻です。

満を持しての、今画集。
もうね、笠井さんファンの皆さま。これを買わずにどうします、って感じ。3800円(税抜き)というややお高めなお値段ではありますが、読後はそのお値段に納得。むしろこのお値段で良いのですか?という気持ちにすらなりました。

美しい…!

出版社の枠を超え、複数の出版社さまから刊行された作品の、その表紙、扉絵、挿絵が収録されています。過去10年間にわたる作品の数々。厚さにして2.5cm、描き下ろしも含めて250作品以上。分厚いです。

分厚いのですが、めっちゃ開きやすい。コデックス装を用いた製本なので、隅から隅まで、端から端まで、がっつり拝見できるという素晴らしい造りなのもナイス。肌質、衣類、背景。どこをどう切り取っても描き込みが凄く、その細部までしっかり拝見できます。

これ、版元さんのこだわりを感じて、いかに笠井あゆみというアーティストが多くの人の心を掴む方なのかといっそ感心します。コデックス装だから、でしょうか、カバーがまた良い…。帯がいい仕事をしてますが、手に取った暁には帯もぺらりと外してじっくりと眺めていただきたいです。

内容は多岐にわたるので収録作品のすべてをここで書くことはできませんが、まず収録されているのが「旦那はんと痴話喧嘩」。Twitterでも挙げられている、笠井先生のオリジナル作品です。これがとってもエロティックです。いや、笠井作品なので当たり前と言えば当たり前なのですが、それぞれの作品につけられたタイトルがまた素敵。

そして、なんと言っても「旦那はん」。旦那はん、ですよ。
この形容詞一つで、彼らの関係性をうっすら魅せる。素晴らしいです。
そして今画集で、この青年の名前が判明するのも良き。なんというお名前か、ぜひとも手に取って確認していただきたいです。
これ、どなたか小説をつけてくれないかな。雑誌「麗人」の表紙もそうですが、絵からスタートする小説があってもいいよね。

そして、既刊本の表紙の数々。
あの、美麗イラストがこの大きさで拝見できるというこの眼福さよ。

え、え、ちょっと待って、これって修正かけなくてOKですか?

というイラストも収録されています。

あと、「描き下ろし作品製作工程」も。
ほほう、こうやって美麗イラストは完成していくのか…。という裏側も収録されています。

肌色率が高い作品はもちろんですが、着衣であっても醸し出すエロスもまた良き。
「笠井あゆみ」という絵師さんの才能を、これでもかと見せつけられる。エロスだけではなくって、彼らの内面や、性格、関係性。そういったものがイラスト一つで読者に流れ込んでくるって、これ、すごくない?

感嘆のため息しか出ません。

とにかく、手に取ってみて。
それしか言えないですが、手に取っていただければわかる素晴らしさ。お値段とか、表紙とか中身とか。もしかしたら手に取りづらい方もいらっしゃるかなあ…。でも購入を迷ってる方にはドーンと背中を押してあげたい。

実は保存用、観賞用と数冊購入しました。お値段ゆえに若干ためらいもありましたが、実際に拝見して自分の複数買いした先見の明をほめてあげたいです。

いやー、素晴らしかった。
神×10くらいの評価をつけたい。

文句なく、ぶっちぎりで、神評価です。

19

レビューランキング

漫画(コミック)

人気シリーズ

  • 買う