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koi no haji wa kakisute
月村さんが書く後ろ向き受けちゃんにちょっと意地悪な攻めが大好きなんですがまさにドンピシャでした。琳央全然変態じゃないよね。かわいいぞ!!2人とも言葉が足らなさすぎてすれ違うけど拗れもせず平和なものでした。平和なお話好きです、2人だけでわちゃわちゃしてるイラストがめちゃくちゃ綺麗でとっても合ってて良かったなぁ。
心にドMを飼っているお姉さんいませんか?
モブレやSM調教物にハマってしまっているあなた!
そう私です!
腐りきってしまったその心に、デコピンを喰らわせられた気分になりました。
童貞処女が妄想拗らせてる、そんな受ちゃんが主人公。
豊かな妄想力と、変なネガティブ。あと無駄な行動力ね。
自分見てるみたいで凄い恥ずかしくなっちゃう腐女子も多いハズ!
そしてドMな妄想は妄想でしかなく、痛い目見ちゃうところにね、何かもう、あーぁぁぁ!!!となりました。
えっちは好きな人じゃないとダメなんだよね。
ましてSMなんて信頼してるめっちゃ好きな人じゃないと気持ち良くなるわけないのよねー。
っていう初歩的なところを反省させられました。
つまりね、痛いのとか恥ずかしいの喜んでる受ちゃんは、
攻様のことをめっちゃ愛しちゃってるってことなんだよ!‼︎
ってことを踏まえてドMに浸りましょう。フヘヘ。
久々に萌え転がって満喫する作品に出会えて嬉しかった〜〜!出だしから最後まで定番な流れを汲んでいつつ、萌えツボ全押しされたように鳩尾と指が痺れました〜
・何考えてるか分からない寡黙攻め(世話焼き)
・外面はリア充だけど、ゲイで大柄の男に襲われたいのをひた隠しの受け(内心ビクビク)
・寮の同室で攻めの身体を見る度に捗る受けの自慰
・攻めに自慰を管理&真顔無言で見守られながら興奮&事後落ち込んで泣く受け(このギャップ可愛い〜)
・受けのM気を盛り上げるナチュラルソフトS攻め
・付き合ってからより相手を強く意識して恥ずかしさと敏感さ倍増な受け(このクライマックスって意外と書くのも読む方の感じ取り方もなかなかここまで盛り上がらないと思います)
月村さんの作品で読んだ中ではここまでエロ強めなのが珍しく、そこに安定の劣等感強過ぎ受けが安定の勘違いで進むのが最高でした。杉山の性癖を渡良瀬が親身に肯定するのに、嫌悪と怯えが強過ぎてなかなか自分事として把握出来ない。それを他人とのアクシデントから自分の欲望を理解する流れの筆致が読ませるので流石月村さんだなぁと思いました。
あとラブホテルで玩具の自販機を二人で眺め&首にキス&その後の行動も最高でした。
でもイラストはちょっとイメージより香り高くて、個人的には合いませんでした。
自分を変態だと思っていた大学生が同室の男に性癖がバレ、それに付き合ってもらううちにお互い本気になってしまう話。
普通じゃないことにコンプレックスを持つ大学生・杉山琳央(受け)は自分の被虐趣味を嫌悪しながらも、性欲には勝てず、色々な道具を購入し自慰に浸ることで折り合いをつけています。
寮で同室になった渡良瀬(攻め)は大きな男にひどくされたいと思う自分にとって好みのドンピシャで、最近は渡良瀬を妄想のネタにして、賢者タイムにはいつも自己嫌悪しているのです。
そんなある日、鍵をかけていつものとおり自慰していたら、帰ってこないと思っていた渡良瀬が帰ってきてしまい、見られてしまいます。
「おわった」と思った琳央に渡良瀬は「危ないから自分がいる時にすればいい」と言ってくれるのです。
琳央はみかけは王子様そのもので、女子の多い学部なこともあって周りの女子から王子扱いされています。
自分が変態だと思っているのでそれをひたすら隠すため、常に周りに気を遣っており、それが王子様に拍車をかけています。
渡良瀬にばれてしまってからは、渡良瀬が自慰の日程まで管理され、定期的に自慰するようになります。
実際には渡良瀬には渡良瀬の事情があって全然負担に思っていないどころか好きでやっていたのですが、あくまでネガティブ思考な琳央は「このままではいけない」と思ってしまいます。
琳央はネガティブ思考なのですが、内にこもってうじうじするタイプではなく、突っ走ってしまうタイプなので、自ら危険に飛び込んでしまうのです。
結局、すんでのところで逃げ出すのですが、渡良瀬はさぞかし肝を冷やしたことでしょう。
その後もネガティブ思考を展開させては明後日の方向へ思考を飛ばしてはすれ違ってしまうので、「気になることがあったら話し合う」を合言葉にこれからも仲良くやっていただきたいものです。
琳央は自分のことを変態だと称していますが、結局のところちょっと強引にされたいという性癖の一つのようでした。
好きな人を快感で泣かせたいというのと変わらないと思う。
そして、泣かせたいと思うタイプの渡良瀬とはまさに「割れ鍋に綴じ蓋」でしたね。
前半は「お道具特集」掲載だそうで、確かに「お道具」というノルマは果たしてるなぁって感じであったけど……。
個人的にキュンとくるところもなく、終わってしまいました。
王子様キャラで通ってる琳央は、実は「誰にも言えない秘密の願望」を抱えていて……というやつなんだけど、そんな後ろ暗いところもなく(色んなBLを読みすぎたせいで麻痺してる私からするとですが、)そんなに悩む必要もないんでは?と思ったけど、10代なら悩むのも当然だよなぁとも思ったりして。
月村作品といえば、ときに過剰なまでに受けがぐるぐるしてたり、自己嫌悪に陥ってる印象があるんだけど、それと今回の題材が妙にピッタリしてて、ぐるぐる悩みすぎてウザいわ……とは感じませんでした。
自分がゲイということだけでも受け入れがたいのに、そこにプラス、性のお悩みまでもが加わるなんてアップアップしちゃうよね……と思えたので。
だけど後半、両思いになってから、「好きになればなるほど、渡良瀬の前で乱れるのが恥かしい」と思い始めて「自分の変態性と感じやすさが呪わしい」とまで思いつめてしまった琳央のことを、可愛いなぁと思うよりも、えーっ、前半であんなに渡良瀬同室オナニーしてたのに、今更ぁ?と思ってしまいまして……。
多分なんですが、基本的に「エッチに対して恥ずかしがる受け」を愛でる才能が私にはあまりないんだと思います。
うまく言えないんだけど、エッチにノリノリよりも多少恥ずかしがってくれたほうが、股間にくるという男性あるあるみたいな感覚が私には備わっていないんだなーと改めて思ってしまいました。
ちょっと恥ずかしがってる姿とかは可愛いと思うけど、余りにも恥ずかしがってる姿とか見ると、シラけた気持ちになってしまうんですね……。
なので、今更恥ずかしがって、斜め上の思い込み&行動をする琳央に対して、なんかめんどくさい……と思ってしまいました、ごめんなさい!
お道具モノですが、月村先生らしいピュアさが感じられて好きなお話でした。電子版もあとがき&挿絵あり。
玩具を使って1人プレイをするのが好きな受けが、寮で同室の攻めにその場面を見られてしまう…というのが物語の発端なので、共感性羞恥の方はご注意を。
そのシーンを見た攻めが気持ち悪がるわけでもなく、「これからは俺がいる時にしろよ」なんて言っちゃうので、読者的には、受けに惹かれてることはバレバレ。
が、受けは自分のことを「こんな変態の俺が、まともな恋愛なんてできない…」と思い込んでしまっているので、自分の気持ちにも相手の気持ちにもなかなか気づかない。
王子様っぽい見た目の受けが、女の子にモテモテで一見リア充なのに、性癖のことで真剣に悩んでいるっていうギャップも可愛いかった。
何より、攻め君がかなりいいムッツリ具合!
無骨で無愛想、強面なのに実は面倒見が良くて優しいっていう、個人的に好きなタイプのムッツリだった。どんな気持ちで受けのソロプレイを見守ってたんだろう…と思うとついニヤニヤしちゃう。やはりムッツリ攻めは大正義!
攻めのその優しさゆえに、受けのモダモダぐるぐるがどんどんエスカレートしちゃうので、ハラハラする展開もありましたが、最後までほっこり微笑ましい気持ちで読めました。
欲を言えば、わたし的には攻めが自ら受けにお道具でアレコレしちゃうシーンがあればもっと良かった。けど、これくらいが苦手な人にも読みやすいのかな。
想いが通じ合った後のイチャイチャはとにかく甘々。攻めのムッツリ加減と、受けの恥ずかしがりっぷりに萌える。
左京先生の表紙、挿絵もキレイでよかったです。
想定していた以上にエロ要素多めでしたが、書いているタッチが軽めでテンポもよく、読みやすかったです。テーマは割とハードめなのに、攻めの包容力が高くて嗜虐的に感じませんでした。キャラクターは高身長のキラキラ王子様受けというのが何ともツボでよかったです。後半には続編というかスピンオフが収録されていて、そこでは純粋にデートを楽しむ二人が読めます。エロと純愛のバランスが1冊通すと取れていて、そこが結構好印象でした。
琳央と一緒に悩めばよいのか、恥ずかしがればよいのか、恋の成就に喜べばよいのか……シーンごとに自分がどう対応するのか惑っているうちにお話が終わってしまいまって、困っています。
月村さんが書く『性癖に悩む受け様』。
一体どんなキャラクターなのかワクワクして読みましたとも。
琳央は『淫靡な欲望を持つ自分を隠していること』に罪悪感を感じているんですけれど、その罪悪感の感じ方自体が、なんちゅうか、善良なんですよ。
大概、こういう二面性を持っているキャラクターって後ろ暗い気持ちを長いこと抱えてきたわけですから、どこか歪んでいる部分がある様に思うんです。
でも琳央にはそれがない。
いや、本人が後ろ暗い気持ちでいるのは良く解るんです。
でも、その気持ちは彼を歪めていない。
良い子のままで大学生になりました、っていう感じです。
たぶんそれがね、冒頭に書いた私の混乱を生んでしまったのだと思います。
恋が実ってから、どんどん可愛くなっていく琳央はピッタリ来たのですけれど、お話の始まりの方の彼は、やっぱりどうも違和感があって馴染めませんでした。
「作者は月村奎さん」って思いすぎちゃったのかなぁ……
神評価です。
全てがツボ。
王子様だけど実は陰キャな受けのキャラも、
ワイルドで懐の深い攻めのキャラも、
甘々な展開も全てが大好物。
ここ最近、自分の萌えどころと離れた作品ばかりだったので、グッときました。
そして、攻め視点のSSがおさめられてるのも、秘かな私の萌えポイント。
これね、重要。
受けの可愛さを攻め視点で愛でたい。
やっぱり、この作家様の作品は相性がよくて、ハズレがない。
ストレスだらけでツラい日常から離れて、とても、ホッコリと素敵な気持ちにさせて頂きました。
ありがとうございます。
月村先生のツンツン受けでは無い作品そうだったので購入。今回は甘くて受けが可愛がられて素直に喜んでるので読んで楽しかったです。
いいエスは気遣いとサービス精神が旺盛なんだよねと改めて思いました。
身体的には攻めすぎない、精神的にジワジワと羞恥、我慢させる系のエス様で上質攻め様です。
イラストは攻めのビジュアルが文とがっちり当てはまらなくて残念。
を大量摂取出来ました。
受けも攻めも好きな組み合わせで、読み進めると共に高まる萌えと可愛さの嵐が吹き荒れる。
ハーーー、これは萌え転がってしまった。大寒波も乗り切れる萌えでホカホカしています。
細部にしっかりと月村先生らしさもありつつ、意外な設定とお話のトーンにまた新しい扉がパカッと開いた感じ。切なさはやや控えめですが、肩の力を抜いて安心して読めますよ。私はすごく好きでした。
2人とも人を悪く言わない子だったのも好印象。
「秘密」と「性癖」+お道具がテーマの作品。
大学と大学寮を舞台に、同じ部屋で共に暮らす琳央と渡良瀬のなんともおかしな生活と性活、そして焦ったくも甘いもだもだがたっぷりと楽しめました。
いえね、テーマがテーマだけに、もっとSM感の強いエロッエロな感じなのかと思っていたんですよ。
ところが、確かに色っぽいシーンは沢山あるのですけれど、なんというか「エロ」ではなく「えっち」なんですよね。「エロ」ではなく「えっち」なんです。
同じ意味の言葉でも、ひらがなにするだけでなぜか可愛らしく感じませんか?日本語って不思議。
ちょっぴり笑えてえっちで、可愛くてとびきり甘くて優しい。そんな印象が強いです。
こちらの作品、萌えどころがぎっしり。
その容姿と人当たりの良さと爽やかさから、女性からは憧れの眼差しで見つめられ、同性からは羨望を受ける王子様っぷりが目立つ受け・琳央が抱える「人には言えない秘密」の部分。
琳央の秘密が学生寮の同室者・渡良瀬にバレてしまうことから始まるお話なのですけれど、脅し脅されの関係になるかと思いきや、めちゃめちゃに甘くてどうしようもなく可愛さが漂うんです。
みんなの王子様なんてパブリックイメージのある彼が、無骨で無口な大男の前ではちょっとネガティブで可愛らしいお姫様になってしまう。
そして、無骨で無口な大男・渡良瀬。外での姿とは違い、琳央限定でどろどろに甘やかす包容力とタラシっぷりをこれでもかとストレートに出してくる。
もう、"その姿を知るのはお互いだけ"というところにときめきが止まらないんだなあ。それこそ、みんなが知らない「秘密」の姿じゃないですか。
この時点でたまらないというのに、そんな2人がBLの定番・誤解と思い込みを繰り広げてくれるわけなのですが…頭にも書きましたが、これまた萌えと可愛さの嵐が吹き荒れます。
こんなに可愛い2人の秘密を覗き見ちゃっていいのかななんて思いつつ、大変気持ちの良い破れ鍋に綴じ蓋カップルの可愛さを堪能いたしました。最高でした。
最後に、個人的な萌えどころ。
女性から好意を寄せられやすい受けが、実は男性にしか興味がなく、攻めからとろっとろに愛されることに喜びを感じている様。
それから、玩具のスイッチを切るつもりが、間違えて強くしてしまう攻めの図に萌えた。
クリームピンクと肌色の甘くセクシーな表紙カラー
イケメンなのにメス猫感あふれる左京亜矢先生の魅力的なイラスト
リア充風大学生の寮生活を背景に、序盤から電動ディルド・手錠・視姦プレイというアグレッシブなストーリー展開
もうこれまでの月村作品では見たこともないくらい色々デラックス感満載なんです。
描写は丁寧だし、話もわかりやすく、面白いとは思うんです。
それは間違いないんです。
しかし物足りない……。
まるで老舗レストランの期間限定メニューみたいな感じ。
話題性抜群、インパクトあるビジュアルで、有名コラボで、限定の高級食材を使用しました、みたいな。
美味しいんだけど、でもやっぱり定番とは違うアレンジレシピだなー。
1回でいいかなー。
次は定番がいいなー。
と思ってしまうあの感じ。
もちろんいつもの月村先生らしさはきちんとあるんです。
例えば、受の思考ぐるぐる暴走パターンで勝手に詰んで行くあの感じは、今回も引き込まれつつキュンキュンしましたし、
攻キャラだって月村先生にしか書けないようなノーブルで性格イケメンなセリフや振舞いのオンパレード。
なんですけど……
このソフトSMお道具プレイというテーマに月村先生の文体がどうしたって爽やかすぎるんです!
どんなに受が変態的でエロいオナニーをしていても、
攻が非常識で突拍子ない発言をしていても、
月村先生の文章が持つ圧倒的清楚かつ謙虚な雰囲気に、テーマの持つ淫靡さが飲まれちゃっているんです!
特殊系やエロ特化小説にありがちな、強引さ、不条理さ、陰湿さ、意外性は目立たず、むしろ十分すぎる説明と合意の元に進んでいく半予定調和な演出。
そこにあるのは、目に入る単語はしっかりエロいのに、流れや雰囲気は爽やかで秩序的というギャップと混乱。
それはそれとして楽しめれば良いのでしょうが……うーん、ちょっと集中できませんでした。
パーソナルカラーとか骨格診断みたいに、やっぱり文体にも持ち味とか得意不得意は出ちゃうと思うんです。
左京亜矢先生の色っぽく艶感のあるイラストはテーマにはぴったりなんですけど、月村先生のこの風通しの良い文章にしっくりハマってるか?と言われるとやっぱりちょっと違うと思う。
これまでの作品のテーマ、文体、イラストのマッチ感が素晴らしかった分だけ、どうしたって差が目立ってしまう。
そういう些細な違和感が積み上がった結果、やっぱりアレンジやデラックスじゃなくて定番がいいな……という贅沢な願望を持ってしまいました。
定番とアレンジの隙間に爽やかさの功罪を感じた一冊。
「いつもの」を一旦忘れちゃうくらいが楽しめるコツなのかもしれません。
最初にぱらぱらっと見て、えちシーンの挿絵の迫力にぎゃっ!となりました…しゅごい…左京先生さすがだー…内容もえちいっぱいですごかったですw
学内では王子様だけど結構なヤバ性嗜好(ちょいM入ってる)のリオが主人公のお話で、組み敷かれたいと妄想してた同室の渡良瀬にバレるとこから二人の関係が動き出します。
このバレシーンがもうコントか?ってくらいおかしくてw渡良瀬はとぼけたセリフを言いながら、たぶん強面のままやってるんだけど、どんどんえちな方向へw
そこからの流れも面白すぎる…普通ってなんだっけ?と読んでるこっちは何度も思っちゃったよ…w一人Mプレイより人に見られながらスル方が普通じゃないと思うんだけど…渡良瀬の妙に説得力のある言葉にリオはころっと流されちゃうし、筋トレする渡良瀬の横で一人シコってるしでシュールすぎ!!もうもう、この子たち一体何してんの!?っていう笑いの連続w本気で悩んでジタバタしてるリオには悪いけど、おかしくてずっとニヤニヤしっぱなしでしたw
はー…それでずっと笑ってると、いつのまにか渡良瀬の気遣いとか嫉妬とかが見えてきてキュンとしたり、そのままのリオを受け入れる包容力に惚れたりしてた。困ったリオを迎えに来るとこなんかキュンキュンでやばかったー!『SOSで助けに来てくれる』攻め様!カッコ内が重要!このシチュエーションに弱いんだ。
一話目ラスト付近のセリフもやばい!!
「外では取り澄ましていればいい。俺の前でだけかわいくなればいい」(要約)
とか言う渡良瀬!無口な男から出るこのセリフの破壊力!他にもすぱん!と小気味よく放つセリフの良さよ…いや、冷静にそのセリフだけ反芻すると変だな?と我に返るんだけど、渡良瀬に萌え萌えしながら読んでる流れで出てくるとたまらないのです。
しかも!実はムッツリ!バリバリ嫉妬もするよ!それでいて包容力もばっちりだ!あぁなんて理想の攻め様なんだ…
タイトル通りリオは恥ずかしいシーンばかりだったけど、客観視して読むタイプなので、ただ「楽しい」しかなかったです。渡良瀬が好きだー!と惚れました。一人で悩み続けて突飛な行動に出ちゃうリオもしっかり受け止められる、良き攻め様だと思いました。
久しく作者の作品はご無沙汰だったので、新作が読んでみたくなりました。イラストも意外な作家様だったので、好奇心から購入したのですが…、萌と中立の間くらいの印象です。
蓋を開けてみれば、大学生同士のソフトなSM関係でちょっとびっくり。学生寮暮らしの主人公がルームメイトにM性癖を知られて自慰を手伝ってもらうようになるという、一見不穏な展開です。しかしそこは月村作品ですので、終始優しいトーンに包まれていてホッとするような、物足りないないような読後感でした。
ほんと、序盤に渡良瀬が見せる、杉山の性癖を知ってからのそこはかとない支配的な自慰のお手伝いのくだりは、ちょい放置が入ってて素晴らしかった…。その後にすれ違いを経て二人がどういう関係になるのか期待感が高まっていったのに、普通に甘々の展開は安心感しかなかったです。
雑誌のお道具特集に寄稿された企画作品なので本編は短く、他甘々後日譚と渡良瀬視点のSSが収録されていましたが、どちらも個人的には微妙でした。渡良瀬があまり感情を出さないタイプだったので捉えどころがなく、杉山への思いがあんまりよく伝わってこなかったのがもどかしい〜。
どうやらわたしは月村作品にエロは求めてないみたいです…。
久しぶりに常連のお店に行って定番メニューにするつもりだったのに、季節限定メニューにそそられてそっちを頼んだら、映えるかもだけど味的にそこまで好みじゃなかった、みたいな悲しい冒険に終わりました…。
うーん、年末年始は時間がありそうなので、近年刊行された作者の作品を遡って復習しようかなと思った次第です。
カバーあらすじを読んで表題作の冒頭を読む限りは、受けの琳央がとんでもない性癖の持ち主だと思っていました。
それにプラスして悪い方向の自己完結型で、突っ走るわ突っ走るわでハラハラし通しでした。
ところが琳央は突っ走った挙げ句に、ようやく渡良瀬以外ではダメだとようやく気がつくのです。そしてやっと渡良瀬に対して自分の気持ちを正直に言うっていう困ったさんでした。
読者はたぶん渡良瀬の気持ちに気が付いているし、彼が先に気持ちを伝えてくれないかとヤキモキしちゃうと思います。
渡良瀬が言わなかった理由を言えば成る程と思うのですが、そこまでが長過ぎてちょっと中弛みした印象がありました。
逆に両思いになってからの初心な琳央と率直に言葉で伝える渡良瀬に萌えました。
勝手にまたグルグルしてしまう琳央と、それもお見通しで甘々な渡良瀬には更に萌えました。
琳央の取り巻き達に嫉妬する渡良瀬や、2人でデートしてる時に逆ナンにあってさり気無くかわす琳央の渡良瀬以外には余裕な様子をもっと読みたかったです。
当て馬は特に登場しなかったので、渡良瀬に現れてスッパリと断って琳央を喜ばれるようなエピがあったらもっと萌えたかもしれないと思いました。
ちょっと物足りなかったです。
先生買い。個人的に苦手だと思う部分が最初にばばーん★と出てきたので、気分が地にめり込んでしまった→後半激可愛い部分もあるので大混乱・・・そのため萌にしました、先生ごめんなさい。エロもりもりversionじゃないですか!とびっくりしたお話、3編+あとがき。どうやら雑誌の「お道具特集」で書かれたお話との事。納得です・・
大学入学して2か月。明るく楽しい大学生活をおくるため、天使でキラキラ王子様キャラを演じている琳央(りお)ですが、心の中では寮で同室の渡良瀬に押さえつけられ犯される妄想を繰り広げていて・・・と続きます。
攻め受け以外の登場人物は、大学の友人(♂1♀多数)ぐらいかな。目ぼしいのは思いつかず。
++混乱した理由
お道具使っての自慰、これが超苦手!恥ずかしくって、その上、攻めに見られてしまうなんて、いたたまれなくて読めないよう!!!!!
月村先生のお話でこんなエロもりもりツユダクお話読んだのは、初めてかも。
ということで前半、メンタル大打撃を受けてしまい、なかなか立ち直れなかったのですが。レビュー書く為にもう一回読んでみたら、やっぱり月村先生、後半は激可愛いんです。最初中立にしようと思ってましたが、後半の可愛さに盛り上げられて、萌まで盛り返しました。
受けはリアルなきらきら王子なんですが、自分よりガタイある男に押さえつけられてイかされたいと思ってしまってまして、それを悩んでいるという、ぐるぐるさん。可愛いんですよ、ぐるぐる部分は。
攻めはS傾向ありのちょっと強面+優しいところのある方で、後半、想いが通じ合ってからのやや強く押してくるところは、とても好きでした!
ただ前半のダメージがあまりに大きく全体として「自慰の本」と覚えてしまいそうな一冊でした・・・
雑誌掲載時、お道具特集で月村先生!?とびっくりしてしまったのですが、これまたとっても好きなお話で、文庫になるのを心待ちにしていました。
受け様は、王子様キャラと大絶賛中の大学生の琳央。
女子にきゃいきゃい言われているけど、実は自分より大柄な殿方に無理やり快楽を引きずり出されたい、という願望を抱えたゲイ。
最近、そんな琳央の妄想に登場してるのが今回の攻め様であり、寮で同室の渡良瀬。
大柄で無骨ながら、気遣いのできるいい男。
ある日、渡良瀬のベッドで道具を使った自慰をしているところを見られてしまった琳央。
自分の変態さが露呈してパニックになる琳央なのに、渡良瀬は冷静に対応した上に、これからは自分が見てる所で自慰をするよう提案してくる。
初回は琳央がやりやすいよう、普段しないドライヤーをかけてくれたりしてさりげない優しさを見せてくれる渡良瀬ですよ。
琳央と一緒にきゅんとなったけども、トイレの流水音の装置じゃないんだから‥との琳央の内心のツッコミにふふっと笑いが(#^.^#)
きゅんと笑いを織り交ぜてくれる先生、大好きです(≧▽≦)
渡良瀬に言われるがまま自慰をしては、気持ちよくなってしまう自分自身が恥ずかしくて落ち込む琳央。
このままでは渡良瀬に好きだという想いをぶつけてしまう、と他所で性欲を発散することに。
いざとなったら怖くなって逃げ出した琳央。
無理やりされてそれが快感になるのは、信頼できる好きな相手だからこそ。
誰でもいいわけなく、好きな人に強引に求められたい、という本当の願望に気付く(≧▽≦)
ここからの、2人のやりとりがとっても好きなんです。
攻め様の嫉妬とかが大好物なので、この時の渡良瀬の胸中を思うともうたまらない( ☆∀☆)
書き下ろしでは、恋人同士になって、改めて最初からやろう、とデートを繰り返してるラブラブっぷり。
でも、相手が欲しいってことを遠慮して言い出せず、ぐるぐるしちゃってる2人でした。
渡良瀬ってばえっちでは強引だけど優しい。
気遣ってくれるけどやめないっていうね。
渡良瀬、けっこうなムッツリでした( ・∇・)
イラストは左京亜也先生。
渡良瀬は無骨な男らしくかっこよく、琳央は色っぽい。
えちシーンのエロく色っぽいことよ( ☆∀☆)
ありがとうございます!!
今回は寡黙で強面の大学生と王子様キャラな大学生のお話です。
特殊な性癖で恋愛を諦めていた受様が攻様の恋人になるまでと
恋人同士になってからの続編短編2本を収録。
受様は自分よりも大きな男に半ば無理やりに
快楽を引きずりだされていというほの暗い欲望を
抱えたゲイです。
田舎では周囲から浮かないようにと無個性を心掛け
神経を使いましたが
女子率が比較的高い文学部に通う今は
外も内も女子も手を意識した風なキャラを心掛け
人当たりの良さで女友達が多くできます。
その結果、
受様はイケメンで親切な王子様キャラという
キラキラな存在とみなされるようになります。
受様の大学の1、2年次のキャンパスは
都下でも長閑な場所にあり
男女それぞれに学生寮が併設されています。
大学進学で田舎を離れるまでは
具体的な相手を思い描く事もなく
その場限りの妄想で欲望を処理していましたが
今の相手は同室の同級生になりました。
そのルームメイトこそが今回の攻様です♪
受様もさばを読んで180センチな男ですが
攻様はさらに10センチほど上回る長身でいかつい体格
強面な上に自分からはしゃべらないタイプのようで
好みのタイプど真ん中だったのです。
しかも見た目がちょっと怖いけれど
親切で面倒見がいい性格のギャップにやられる女子も多く
受様と別の意味でモテる男なのです。
とある金曜日の昼前、
履修に空きのある受様は午後の講義までの2時間ほどを
いつもこっそりと寮に戻って過ごしています。
というのも人気のないこの時間こそが
危険な1人遊びにうってつけだからなのです♡
受様はローションを垂らした細いディルドを身に入れて
2段ベッド下段の攻様のベッドにバスタオルを引いて横たわり
ベッドの手すりに手錠のチェーンを絡めて手首を拘束し
電動玩具のリモコンのスイッチを入れて
一時の快楽に身を委ねていましたが、
もう限界と手錠を外そうとした時に
抗議中なはずの攻様が帰ってきてしまいます!!
しかも攻様は受様が誰かにこの状況を強いられたと思い込み、
「誰にやられた?」と険しい顔で見つめてきて!?
雑誌掲載作のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で、
変わった性癖の受様がルームメイトの攻様に
自慰を見られた事から始まるラブコメディになります♪
パニックになった受様は
攻様の誤解に乗りたい誘惑にかられつつも
いもしない犯人捜しの事情聴取でボロがでたら
更なる悲劇に見舞われるだろうと
攻様に正直に自分でやった事、
Mで変態な性癖を持っている事を打ち明けます。
すると攻様は「人の好みはそれぞれだからな」と言い、
これから道具を使ったオナニーをする時は
「俺が部屋にいる時にやれ」というのですよ (ӦvӦ。)
攻様曰く、
1人の時にあんなことをして誰かが部屋に入って来たり、
手錠が外せなくなったりしたら大惨事だから
事情が分かった自分がいる時にしろとの事なのです。
受様は攻様の言葉に押されて頷くのですが
読者にしたら何かが腑に落ちなくないですか?
そうして受様は
攻様のいる部屋でオナる事となり
受様にとってかつてないほどの快感をもたらしますが
受様は自身への嫌悪感も高まっていくのです。
そんな受様との関係を攻様も変えようとしますが
攻様に嫌われたくない受様の必死の防御が
へんに話を拗らせる事となり、
2人がお互いの気持ちを知るまで
攻様の言動にワクワク&萌え萌えし、
受様の言動にハラハラ&ドキドキしながら
たいへん楽しく読ませて頂きました ヾ(≧▽≦)ノ
受様が自分に自信がない人なので
攻様に「普通」とか「人それぞれ」とか
「問題ない」とか言われたらすんなり信じそうなので
これから色々すごい事をされそうです♡
まぁ、受様と攻様の性癖は凸凹で合致してるから
問題はないのかもしれないですけどね(笑)
左京先生のイラストもお話に合っていて良かったです。
普段の王子様な受様もベットでのエロい受様も
すごく美味しかったです。
このパターン大好物なので”神”評価に迷いはありませんでした。
斜め上のネガティブ発想でモダモダしてる美人受と、強面で感情がわかりにくい溺愛攻、左京先生の美麗な絵との最強タッグ(好物てんこ盛りなんですよ)で、年末の疲労とストレスを溶解するような、糖度高めな作品です!エロ度高め(比;他の月村作品)だと思います。とりあえず、最初から最後まで頬の筋肉は緩みっぱなしでした。
王子キャラの大学生・琳央は、ゲイであることの後ろめたさと、自分より体格のいい男に抱かれたいという欲望を汚いものだと思うあまり、自分のことをドMな変態と思い込んでいるため、 ”自称” Mで変態!と勘違いしているわけですが、この性癖の勘違いという設定が地味に新鮮でした(笑)。
琳央の欲望の対象である体格のいい男=ルームメイトの渡良瀬に、道具を使った自慰を見られてから、なぜか時々視姦されるようになるという展開がもう可笑しいです。世間擦れしてない琳央が、渡良瀬にいいように操作されてる感が楽しすぎます。筋トレしてる攻の横で、片手をベッドにつながれて自慰をする受って、めっちゃシュールなんですけど!いやもう、これ普通に両想いなんでは?(特に性癖)って、壁は気づいてしまいますよね。しかし、壁は為すすべもないので、着地までのモダモダが続くわけです。勘違いしたままの琳央が、渡良瀬への想いを断つべく、出会い系で探したS気質の人と事に及んだ際に、初めて”あれ?”と気づいくのですが、それ以降の怒濤の展開にはキュンキュンしました。
琳央にとってメンターみたいな渡良瀬がかっこいいんですよ。心にささる渡良瀬語録にも注目です。しかも、性欲つよくて変態って悩んでる恥ずかしがり屋の受に対して、物怖じしない常に直球勝負の絶倫攻というのは、最高級の”割れ鍋に綴じ蓋”です。
協力書店のペーパーは、クリスマスのバカップルでした。(渡良瀬のコメント”まさかあんなことまでさせてもらえるとは”の”あんなこと”が知りた過ぎます。)
スラスラ一気読みしました。
久しぶりの月村さん。主人公が少々不憫ですが明るい展開になってます、安心して読めますよ!
主人公琳央は誰にも言えない性癖ゆえに普通の恋愛を諦め嫌悪感と自虐でいっぱいで自分を恥じて生きてきました。
田舎を出て都会でやっと少しは自由に過ごせるかと思いきや、大学の寮の同室が妄想相手どストライクのタイプの渡良瀬で。
渡良瀬のおかげで妄想と現実の違いを身を持って知ったり、初めて恋を知ったり、興奮と自己嫌悪とグルグル忙しいですね。
主人公も可愛いのですが、渡良瀬がまたいいんですよ!
包容力が半端ないです。
主人公の自慰を見ても動じず、促し、煽り。
恥じる主人公の全てを肯定して受け入れ好きになってくれて。
どんどん渡良瀬を好きな気持ちが溢れて自意識にがんじがらめの主人公と、そんな彼を見守り付き合い本音を引き出させ殻を破らせ更に強い絆を繋いでくれる渡良瀬。
もう主人公が乙女で自虐で気の毒なのですが、外では王子様キャラで女子学生をあしらい引き連れてるのに、渡良瀬の前では恥ずかしがりの可愛くてたまらないお姫様で。
主人公が可愛くて仕方ない攻めと攻めが好きすぎてたまらない受けの甘〜いお話でした。
渡良瀬と同室になれて良かったね!
やはり攻めには包容力があって欲しい。受けをまるごと受け止めて愛でて欲しい。満たされました。
寮の同じ部屋内で巻き起こる、勘違いジレジレラブになります。
こちらですね、主人公が性欲過多気味のドMで、片思い相手である攻めのベッドを使ってお道具で自慰。
と、初っぱなからかつてないアダルトさなんですよね。
いや、月村先生でこんだけエロいの、初めてじゃないでしょうか。
で、これが月村作品らしくないかと言えば、もうめちゃくちゃ月村作品。
主人公の空回りっぷりとか、攻めの包容力とかムッツリぶりとか、初々しすぎる恋模様とか。
とにかく最高に可愛くて終始ニヤニヤしっぱなしでしたよ!
ついでにあとがきが面白すぎて吹きましたよ。
月村先生、好きすぎる。
それにしても受け、最初から飛ばしすぎー!
やめろおぉぉぉ!
ああ、言わんこっちゃない!!と、こっちも悶えまくっちゃいましたよ。
賢い姐さんがここで教えてくれましたが、こういうの共感性羞恥って言うらしいですね。
まぁ、旅の恥はかき捨てちゃいけませんが、恋の恥はどんどんかき捨てていいと思います。
ザックリした内容です。
周りから王子様キャラと言われる琳央。
実は自分より大きな男に力づくで押さえつけられ、無理矢理いやらしい事をされたいと言う隠しもった性癖があったんですね。
その欲求を解消する為、好きな相手である寮の同室・渡良瀬のベッドで自慰をする日々。
そんな中、当の本人である渡良瀬に自慰をしてる所を見られてしまいー・・・と言うものです。
で、その現場を見た渡良瀬。
琳央から理由を聞き出すと、このことを水に流すかわりにこれからは自分の目の前でオナニーをやれと言ってきて・・・と言う流れ。
と、ここまでの流れだとエロエロダーク系を想像しちゃうんじゃないかと思うんですけど。
いや、脅して受けを言いなりにする攻めに、被虐趣味のあるドM受けなので。
が、実は全然違います。
もうこれ、めちゃくちゃ可愛いしキュンキュンな片思いものなんですよー!
そもそも、渡良瀬が目の前ソロプレイを要求した理由なんですけど。
実は、一人であんな事(手錠を使ったお道具プレイ)をやってたら危険だからと言う、非常に男前と言うか面倒見の良い理由なんですよね。
で、これ、琳央がチョロいと言うか素直と言うか純粋と言うか。
や、羞恥にまみれつつも、半ば強引に渡良瀬に誘導され、彼の前で一人オナニーをやる事になっちゃう。
いやこれ、何だろうな。
布団を被って自慰をする琳央の横で、ドライヤーをかけつつ見守る渡良瀬・・・。
みたいな一見カオスなシーンが繰り出されるワケですが、これがやたら甘い雰囲気と言うか可愛いと言うか。
だってさ、実はドライヤーをかけてるのだって、琳央の羞恥心をまぎらわせる為なんですよね。
乙姫じゃないけど。
で、そんな彼の気遣いにあとから気付いて、キュンと胸をトキメかせる琳央みたいな。
甘い。
片思い相手の前で自慰という(受けにとって)ハードすぎる展開なのに、めちゃくちゃ甘い。
すごいよ月村先生、さすがだよ!
月村ブランド、絶対ブレないよ!!
と、妙な感動しちゃったりして。
ちなみに、毎度の事ながら受けが超ネガティブな為、おかしな方向に暴走して危険な目に遇っちゃったりします。
渡良瀬にこれ以上、自分の気持ち悪い自慰シーンを見せまいと、行きずりの相手で自分の性欲を解消しようみたいな。
なんかね、今回の主人公である琳央。
超後ろ向きなのに、やたら行動力だけはあるんですよー!
こう、心情描写が上手いからだと思うんですけど、もう完全に琳央に共感しちゃってるんですよね。
初っぱなから。
ここでも「やめろおぉぉぉ!」と。
言わんこっちゃない!!と。
まぁただ、ここからの展開が本当に神で。
そうなのよね。
恋愛って、キレイで純粋なだけじゃないのよね。
嫉妬だったり、不安だったり、もちろん性欲だったり。
でも、心と身体は繋がっていて、好きな人だからこそ、満たされるし気持ちいいんだよ。
と、すごく感動しちゃいましたよ。
ちなみに、個人的に一番萌えた部分。
終盤で分かった渡良瀬の真意でした。
おおっと、すごく親切で面倒見の良いいい男だと思ってたら、実は策士だったかと。
ついでにムッツリだったかと。
まぁ、普通に考えて、ただの同室者にそこまで面倒見ないよね。
琳央、チョロいなー。
と、ここまでが雑誌掲載作。
ここから書き下ろしで「恋の恥を上塗り」+雑誌掲載のSSで「恋の恥は大歓迎」になります。
なしくずしで一気に身体の関係まで進んでしまった二人。
恋人同士として最初から手順を踏んでやり直そう!と、まずはデートから始めてー・・・と言うお話。
いや、琳央が相変わらず超ネガティブでして、またまたおかしな方向に暴走しています。
まぁただ、渡良瀬のかなりの執着ぶりとか分かってニヤニヤと。
この二人、つくづく可愛いです。
あと、最後の一行に思わずニヤリとしました。
今年3作目の月村作品!
今回は、結構変化球じゃない?
切ない系かと思ったら、笑わせてくれる甘い一冊でした。
タイトル通り、恥ずかしい思いをする受けが主人公で、とにかく恥の上塗りの連続で〝あちゃー〟って感じでした(笑)
自分だったら恥ずか死ぬよww
美人で女子の扱いも上手い琳央は、大学では王子様扱い。
しかし世渡り上手なのは外の顔で、実は誰にも言えない秘密があり……と、いうお話
実は隠れMな琳央は、誰かに無理やり犯されたいという願望も。
自ら手錠で拘束して、ディルドを使って一人拘束オナニーを楽しむ自称〝変態〟なんです!
そんな琳央の妄想相手が、寮の同室・渡良瀬。
寡黙で硬派。それでいて面倒見がいいガタイのいい男。
そんな渡良瀬のベッドでオナニーしている姿を、本人に見つかってしまったからさあ大変!!
速攻で窓から飛び降りたいと考えてしまう琳央に、気持ちは分かる……と、共感w
しかし、怯むことなく手を差し伸べる渡良瀬。
そして理由をつけ、今度から自分がいる時にやる様に言われてしまい、琳央は大混乱(笑)
二人の噛み合わないやり取りが面白いし、渡良瀬が琳央にオナニーを促す所に変態味を感じてニヤニヤが止まりませんでした。
渡良瀬に視姦されてイっちゃう琳央も、めちゃめちゃエロい♡
渡良瀬の行為を、親切なボランティア精神だと思っている琳央が純粋過ぎるよ。
自分を受け入れられず、自己肯定感が低い琳央。
目立つ見た目と違って心は謙虚なんです。
もちろん、渡良瀬の方にもギャップがあり……と、いう展開。
渡良瀬のギャップは想定内なのですが、想定以上にはムッツリSでした。
得意技は「言葉責め」でしょうか(笑)
「ゴムも道具も必要ない。生身の俺で、死ぬほどよくしてやる」
どんな顔でこんなセリフ吐いてんだか。
でも、ゴムはして欲しいよね;
恋人同士になって甘々な描き下ろし?と思ったら、ここでもすれ違ってしまう二人。
渡良瀬の嫉妬が全開で、そこに萌えました♡
デートを重ねる描写も可愛くて、その裏で性欲を滾らせているところもいいんですよw
別にSMものってわけじゃないんですよね。
Sだと自覚していた琳央も、実は愛する人に愛されたいだけの普通の男の子なんです。
そもそも恋なんて、お互いの恥ずかしい面を曝け出してナンボですよね。
ましてHなんて、男女だって恥ずかしい格好の連続ですもん(笑)
すれ違いが焦ったく、羞恥プレイの数々も中々楽しめました。
それでいて、恋を諦めていた琳央の素敵なラブストーリーでもあります。
二人のHは意外にも?普通なので、SM苦手な方もご安心を。
そして、左京先生のイラストがこれまた素敵でした。
あとがきの渡良瀬に笑いましたよ!