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royal favorite
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
すごく面白かった。
500Pを超える分厚さがありながら、あとこれだけでどう締めるのだろうかとページを捲りながら不安になってしまいましたが、全くもって杞憂でした。
これだけのページ数を夢中になって読ませてしまうストーリー展開が見事な1冊。
読中にあれだけハラハラとしたのにもかかわらず、なんて心地良い読後感なのでしょうか。
もしかしたら別れてしまうのではと思うほど、幸せなお伽話のように上手くはいってくれないベンとジェイムスの恋。
一国の皇太子との身分違いの恋というのはこれほどまでに難しいのかと、厳しく苦しい現実という困難に立ち向かう2人の心情が生々しく、けれどもとても好ましかったです。
前作・今作と両視点で描かれていたものの、私はてっきり主人公はジェイムスだと思っていたのです。
読み終えた今、物語の主人公はきっとベンなのではないかなと思えてなりません。
ものの見方を変えてみようと考えることが出来る、ベンという人が大好きです。
作中に登場するチェスが印象的なシリーズでしたが、なんだかまさにチェスのようなお話だったなと感じます。
生まれや育ちがあまりにも異なる2人が一緒に居るために、向かい合いながら大切なものを手放したり、何かを得たり、時には迷い悩み進んでいく。
彼らが最後に取るのはもちろん…ですよね。
読後に見るyocoさんのカバーイラストが本当に素晴らしく、2人の背後に気が付いた時の幸福感たるや。
躍る恋から手を取り繋ぐ愛へ。
3カップルともずっと幸せでいてほしくなる、エピローグまで素敵な1冊でした。
前作では時期国王の皇太子と記者の大人の秘密の恋の物語だったのですが、最後の最後で2人の関係をカミングアウトする事が決まり、今作はその続きから始まります。
最初は2人の勇気ある決断に感動し、どんなことでも乗り越えられると思っていたのですが、そんなうまいことは行かず、困難が多すぎてハラハラしました。
一般人だったベンが皇太子の恋人と報道され、パパラッチに追い回されプライベートを面白おかしく晒され、仕事も上手くいかなくなり、そんな中、昔の悪い恋人から連絡があったりと、次から次へと困難が立ちはだかります。
2人の心の機微を見事に表現していて、最後までハラハラしながら読みました。
真実を伝えると決意した2人。
本人たちの意思とは関係なく、生活の変化を強要され、大きな決断を迫られます。
お互いの立場と思いを気遣ってもなかなか通じ合えないもどかしさと、切なさ!
簡単に答えが出ない展開。
恋愛だけではなく、人生について、考えてしまいます。
読み終えれば、王道と思えますが、途中はどうなるのか心配して、涙が出ました!
読み終わった充実感は格別です!
ただ、1番大事な場面の和訳がわかりにくいです!残念。流れでなんとなく了解しました。
物語が大きく動いていく下巻です。
ジェイムスが、ベンが、インディゴが、自らの人生を決断し、歩んでいきます。
上巻から引き続いて非常に骨太で、計算された物語。
人物の繊細な心の動きが丁寧に描写されていますので、何度も涙腺が緩みました。
大きな波乱のあった二人が日常を過ごす描写に微笑ましくなってしまいます。
エロは上巻ほどしっかり描かれているわけではないのですが、雰囲気というか、匂わせが上手だと思います。ダンジョンでの再プレイはぜひ見たかったですか…
前作ロイヤル・シークレットは、出会いから交際、まさかの王子様のカミングアウトまでのロマンティックストーリーで、ドキドキが詰まったお話でした。
今作はその続き、さて王子様がゲイとカミングアウトしたらどうなるのかの現実のお話。
とても苦しくて、2人の行く末が気になって仕方なかったです。
産まれた時から、マスメディアに晒されて生きてきたジェイムスと王子様のお相手として急にプライバシーが無くなってしまうベン。
信頼していた編集長のフィオナの裏切りは、悲しかった。人としてより編集者としての欲が勝ってしまったのか。残念。
公になって得たモノと手放さざるを得ないモノがあって、2人でずぅーーーっと葛藤する。
プライバシーがなくなる事で、薬局でローションとかコンドームを買うのも悩むようになってしまうなんて、本当に大変。以前はパートナーに調達して貰っていたらしい、ジェイムス。今は、ベンもマークされてるからすぐスクープネタにされちゃう。(結局どうしてるんだろ?カサンドラに買ってきて貰ってるとか?)
ハートリーの急逝は、とてもショッキングで悲しい出来事でした。そこで大きく物語が動くので必要な事態だったんだけど、失くしてから更に大切さがわかるってやつだな。
もっと早く、ハートリーが薦めた病院に入院してたら
インディゴの結婚式をハートリーも迎えられてたかもしれない。
ハートリーがインディゴの為に病院のリストを用意してたってあたりの話で想いに込み上げて思わず泣いてしまいました。
2人が決心した後は月単位のショートエピソードで綴られていて、その話もう少し詳しく!って思わされました。(ケニアの2人の思い出の場所に旅行した時の事、恐怖でリタイヤしたお城でのごっこ遊びのリベンジ←これは、本当に読みたい!)
ジェイムスがカサンドラの結婚祝いに母親のティアラを贈ったエピソード、とても好き。
2人の今までの恋愛ではないけどかけがえのない絆を感じられてよかったです。
とにかく、『セレブと付き合うとは』を考えさせられ2人が出した結論に胸が熱くなりました。
ちょうど、我が国のお姫様がご結婚されるこの時期に読んでいたので、現実のお2人の大変さが思い知れました。
日本のBLとは違って、ナチュラルにリバだし性描写はとてもサラッとしてる。お互いの気分でポジションを決めたり、今日はアッサリと抜き合いだけとか、挿入に拘らないスキンシップがリアルな感じがしました。(知らんけど)
実際にある作品名(デューン砂の惑星)や、人名(ベッカム)が出てきて、それ有りなんだと驚きでした。
ロイヤル・シークレットの興奮冷めやらぬまま、続編のこちらに。
もー最高でした!!
ロマンチック度はロイヤル・シークレットの方が相当高いと思います。
こちらはもっと現実的な問題を二人がどう乗り越えていくか、というのが主題になっているので、少ししんどいです。
お互いのことが大事、愛している。でもやっぱり自分の事も大事。
この辺の葛藤が苦しくも面白かった!ベンの気持ちすごくわかる!
王位の行方と二人の関係が揺れ動き、ぐいぐい読ませます。
ラストは、こう落ち着いたか〜と私は満足でした。
タブロイド紙の見出し「ビッグ・ベン!」に、めちゃくちゃ笑いました!紙面がリアルに想像できる。作者さま、これやりたかったから名前ベンにしたんでしょ?って思っちゃった。
未読の方に全力でオススメしたい作品です。
序盤の摂政王子の民衆に向けた告白とその準備にはこちらまで心臓バクバクでした。
「私たちがどのように生まれてきたとしても、私たちはどこにいても名誉と尊敬に値する」
彼のためだけでなく、英国民だけでなく響く言葉に泣きました。
この作品が甘く描かれた訳では無くても、現実はもっと入り乱れ厳しいかもしれない。けれどももしこんな王子がいたら応援したいと思わずにいられません!
そして英国王室にときめくこと必至!
前巻の躍る様に情熱的な恋よりも、愛をじっくり試され確認し熟成する巻でした。
生き方が全く違う二人に折衷案は無く、どちらかが必ず諦めなければいけない。双方が相手に譲り合うように思い悩むのは切ないけれど、相手は人生でただ一人の人と迷わないところが熱いです。
ジェイムスは相手に有無を言わせない地位であるのに、ベンと至極対等に一つの道として考えさせ、またそう描かれているのも素晴らしい…!
ジェイムスもベンも不安要素が大量。
ジェイムスは自分が王と認められるのか、ベンは側にいてくれるのか、妹のインディゴは、と。
けれど二人抱きしめ合っている時は腕の中が安心できる場所だとハッキリしているので読んでいてこちらも安心でき、またyocoさんの素晴らしい表紙を信じながら結末まで読み進めました。
途中読み留まったり、妹パート長いなぁと思ったり、羨ましさやコンプレックスが邪魔をして感情が動かなかったりしてしまう部分がありました。あと誤字が・・・
けれども沢山の人の動きが伏線となり結実した華々しいラストは拍手しかありません。
容赦なく仕事できて褒め上手なキンバリーさんかっこいい。リチャードおじも、途中からベン担になる威厳ある王妃も良き。
前作よりエロは少なめ。
「流石に王子がゲイバーなんて」と思っていたのにまさか行くとは!しかも王子のカリスマ性ではなく一人のセクシーな男としての注目と、客全員分の奢り!カッコ良すぎる。
ベンの妄想再現その② 城に捕らえられたベンは、残念ながら途中退場。こちら、特に伏線でもなく尻すぼみな印象でただベンが可哀想なだけだった…
マスコミに「人生最高の◯◯◯」と見出し付けられたジェイムス、“一番気に入った”発言からの、ベンに“本当?”と可愛く直接確認、からのベンの返答は爆熱でしたね。言葉は誠に使い方次第ですね。
そして読みやすく新しい世界を見せてくれた翻訳家と作家さんに感謝です。
緊張感を煽りながらのカミングアウトから始まる続編。
気持ちを確かめ合ったところで終わった一巻の余韻は、序盤はまだ楽しむ余裕が残されている。偽名を使ったやりとりなんかは、秘密の恋を盛り上げるエピソードとして、とても良かった。
大筋は王道だが、スケールが大きいとこうも面白さが増すのかと、引き込まれるように読んだ。今になって相手のことを何も知らないと気付く、なんてラブストーリーのお約束だが、その意味が深すぎる。
事が動き、ベンがマスコミに追い回される日々が、かなり長く詳細に綴られている。夢から一転、付き合った後の現実が襲ってくるようで心が痛い。状況的にも心理的にもどこまでも追い込まれ、どう決着をつけるのかハラハラした。
ジェイムスとベンの価値観の違いも当然ながらすさまじい。「自由」という言葉を使い、その単語一つとっても解釈違いが起きているのを表していて、二人の違いが分かりやすかった。
様々なことを乗り越え、完全な一致でなくても、ゆっくりじっくり歩み寄っていく二人。ベンは自分の中にある一番大きな矜持と信念を曲げるくらいの覚悟が必要だったように見えた。それほどよく考えていたし、ジェイムスへの想いとの間で葛藤する様子が伝わってきた。
ジェイムスはベンへの気持ちに迷いはなく、立場的に必要な決断について考えを巡らせていた。不安になる場面もあったが、ベンの全てを受け入れ尊重して待っている懐の深さと純粋さがカッコ良かったし、安心感を持って読めたので良かった。たまに喜びを素直に出し過ぎるところは可愛くて好き。
ベンはずっと自分の内面との戦い、ジェイムスは自分を取り巻く環境とのせめぎ合いという感じだった。
本編は、ベンが過去と対峙し自分自身で決着をつけ、ジェイムスに告白するところで終わる。長いページ数をかけ、それがベンにとってどれほどの事かを見てきただけに、感動もひとしおだった。
その後のエピローグでは、気になっていた事柄がぽんぽん流れていった。物語が綺麗に畳まれていくことに清々しさと寂しさを感じる。
ラストシーンもとても良かった。不安定だが迷いはなく、決めた道に前向きになるベンの心理描写に泣きながら情景を思い浮かべて萌えてまた泣く。読後に見る表紙もまた素晴らしく、心地良い余韻は長く続いた。
惜しむらくはBLらしく校正・校閲が甘い。一人称の表記揺れや、一巻と統一されていない訳し方などが気になってしまった。直訳に近い訳文も一巻より増えており、ところどころ雑。せっかく素敵な作品なので、翻訳ももう少し頑張って欲しかった。
全てが最高の一冊。少し駆け足気味のところもあったけど、このページ数で収めるなら丁度いいと思う。
人々の興味と好奇心の目に晒され続けるジェイムスと共に生きることの意味が詰まっていてよかった。
二人がこのまま一緒に人生を歩むのかをすぐに決めない(決められない)のがいいなあ。
ベンの情報をリークしていた人物には正直驚いた。信頼し、友人だと思っていた相手にもいとも簡単に裏切られる。でも多分目の前に渦中の人物がいてそれを黙っておくことが出来る人間って超少数なんだろうな。
エピローグが特に好き。
文章もとても綺麗で何度も読み返したい。
2冊両方読みました。
yoco先生買い。イラストは素晴らしかった…今回もとても素敵でした!!
内容は王道なストーリーとして面白いとは思います。が、訳が直訳に感じてしまう事が多々ありでのめり込めなかったです。
また、妹(王女?)の結婚までの展開が早く…あれ?この間まで入院してたけど、トントン拍子過ぎないかなー…と、思ったり。攻め様と王妃の仲が非常に良いのはいい事だけれど…あのやり取りで一気に信頼関係結べてしまうのね。など、最後の方にかけてバタバタとまとめていくような感じがしました。
多少の山場はありますが(執事のところは涙…)王道ストーリーだと思います。攻めも受けも好感が持てます。訳が良ければもう少し良かったかな。直訳に感じてしまうのが気になってしょうがない。残念。
BL以外の本の和訳はスムーズに読めるのに、BLでの和訳でいいのに当たらないので…BLの海外のものは買い渋ってしまいます。
裏切で消えて行く人物。
酷い日常の中で信頼できる人物が浮き上がって行く様。
敵だと思っていた人物の思いがけない愛情。
次々にやって来る困難や出来事にベンとジェイムスが一つ一つ乗り越えて行く様子にホッとしながらも、彼等が悩みや苦悩の果てにどの様な未来を選択するのかと夢中になって読みました。
インディゴと彼女の執事の話では涙を堪えるのに大変でした。
またベンが答えを決めるまでじっと待ち続けるジェイムスがとても切なかった。彼の深い愛情に感動しました。
ベンが思っているよりワーナーの洗脳が強かったのが、ベンだけが分かってなくて読んでて焦れったかったです。
それでも最後にはベンが真実に気が付いてホッとしました。
あのクソ野郎にはツェンにベンには内緒で制裁して欲しいです。
ベンが真実に気が付いてジェイムスと共に帰宅してからの展開が素晴らしかったです。
月が進む度に彼等の結び付きが深く強固になり、新たな展開や喜ぶべき出来事が次々にやって来て、彼等が上手く暮らしている様子を知る事が出来ました。
お話の進め方がまた秀逸でした。
特に女王がベンをとても気に入ってて、ジェイムスとリチャードの言い争い時に言ったセリフは最高でした。
その時のジェイムスとリチャードの顔を見てみたいとどんなに思った事か!
分厚い2冊ですが読んで間違いないのでお勧めします。間違い無く神です。
表紙を見ただけで感極まるものがありましたね。
待望の続編だったので、きちんと前作を読み直してからページを開きました。
程良い厚さでしたが、あっという間でしたね。
今回も夢中になりました。
英国皇太子がゲイだとカミングアウトしてからの物語となります。
生半端な気持ちでは書けないストーリーだと思うのですが、作者の力あってこそなんですよね。
様々な困難を予想し戦略を練り挑んでいく…。
その確かな物語展開や描写力、土台がしっかりしているからこそこのロイヤルな物語にリアリティが増し…もしもの世界を魅力的に見せてくれる。
そこにはもちろん主人公となる二人も含まれます。
二人できちんと心の内を伝え合い(だからこそどんなに愛が深くても誰もが望むハピエン展開に直行せず悩むことばかり)それでも共に歩んでいこうと奮闘する姿にはたっぷり勇気と愛をもらいました。
各所で二人の愛を深く感じるんですよね。
体を重ねるシーンも多いですが、毎回新鮮な気持ちで読ませてくれる。
それは互いが互いに興奮していることがよく分かるから。
インディゴちゃん関連はポロポロ泣きましたが、終盤はハッピーラッシュでニコニコでした。
シリーズとして綺麗にまとまっているのですが、完結という文字にはとても寂しくなります。
番外編とかないんですかー!?
二人の過ごす日々をもっともっと知りたいよぉ。
待望の続刊
シークレットも読み返して、準備万端で挑みました!
◾️ベン(ベンジャミン・ダーバン)×ジェイムス(英国皇太子)
序盤のワクワク感!ベン視点とジェイムス視点が交互にあることが嬉しい。序盤のまだベンが現実を実感していなくて、皮肉ったりして遊んでいる様!どんどん現実が襲ってくるわけですけど。「バッキンガム宮殿?」なんてほぼコント。でもジェイムスが幸せなら嬉しいベン…愛…まぁこのあとまだまだ非現実のような現実を喰らっていく序盤も序盤です。
今回はベンとジェイムスが感情を爆発させるシーンは少なかった気がします。2人の間では浮気がどうののシーンぐらいかな?努めて冷静な2人の一方で、世間は熱狂していました。
世間の熱狂との対比で、ごく親しい周囲の素晴らしさが眩しかった。言わずもがなのキンバリー・ツェンに始まり、スーツを選んでくれるポールソンや、ベンの同僚のロベルト、正直この本で最も自分が感情を揺さぶられたハートニー…彼らがいて良かったなぁ。フィオナも途中まではこのメンバーに名前を連ねると思っていた自分は純粋すぎた。
ジェイムスが生きる世界に溶け込もうと努力をするベンに、どれほどジェイムスに"理想の相手"がいたとしても、やはりジェイムスの隣にいるのはベンだなと確信します。王妃が「一族の中に合理的な議論が…」と言った時の高揚感といったら!
本当にプリンスがゲイの世界だったら…と想像しないわけにはいないストーリーでした。意外と受け入れられるのかな?とか、こんな風に(或いは"こんなに上手く")進むかしら?と考えながら読み進め、彼ら一人一人が望む道を進む…幸せに包まれ余韻に浸れるエピローグ。リアルとファンタジーが上手く合わさって最高の読み物でした。
神よ!と大興奮した「ロイヤル・シークレット」の続き。大団円までの長い長い道のりで、ごめんなさいちょっと読むの大変だったわ・・と思ったので萌2にしました。内容は完璧、素晴らしかったです。本編なんと510P弱。
前作最後で「ジェイムズの側に立つ、闘う」と決めたベン。最強戦士キンバリー・ツェン(ジェイムズのメディア対策要員)と共に頑張ろうと思ってはいるものの、宮殿で生活するジェイムズの近くに長くいればいるほど自分の立ち位置を見失いかけ・・と続きます。
++当作内でご活躍された方(気に入った順)とにかく多い。最初は名前メモ必須。
ハートリー!(インディゴの執事、活躍というかなんというか。執事の鑑、泣)
キンバリー(この女子恐るべし、敵に回してはダメ、城一個あげていいと思う)
アメリア王女(=インディゴ、ジェイムズ妹、本当によく頑張った)、
ゼイル王子(個人的には神、有難う、この方にも城一個あげて)、
カサンドラ(=キャス、ジェイムズの元恋人役、ティアラ一個もらってるけど、それに値するナイスフォロー)+スペンサー(キャスの恋人)、
ルイーザ王妃(一般人には想像不可能な思考としか思えないが最後に逆転満塁ホームラン)、
その他、ロベルト(ベンの同僚)、ポールソン(ジェイムズのスタイリスト)等々。
以下は、気に入ってない方々。
リチャード(ジェイムズのおじ、微妙。でも必要な人材だったのかも)、
ワーナー・クリフトン(ベンの昔の恋人、理解不能な宇宙人)、
フィオナ(ベンの上司)。
**好きだったシーン
一件落着となるまで、そりゃプリンスオブウェールズであられる方の事ですし、まあ関係各位、メディアからの攻撃、援護射撃の多い事多い事。気が遠くなるのも辞めたくなるのも当然でございます。
各種フォロー(最大の功労者はキンバリーと思う)とジェイムズ、ベンの粘り、頑張りが、彼らの最も望む形での将来を呼びこむというお話なので、一緒にハラハラどきどき、きゅーっってしんどくなって辛い。
その中で一番好きなシーンは。
ハートリーの献身、インディゴの苦しみ、再生が重なって、インディゴの苦しみ最大な時は、ジェイムズと同じように心が引き裂かれるよう。ベンがジェイムズの側にいてくれて本当に良かった。病院でジェイムズを抱きしめるベンの姿をyoco先生が描いてくださってます。このシーン、是非ご覧いただきたい。
二番目は、ゼイル王子がインディゴと面会するシーン。ここも泣いたなあ。何が正解かわからない中、どうやったらあの「すべてを受け入れる」という感じの言葉が吐けるのか。深い愛情のなせる業なのでしょうか。インディゴ、ほんとに幸せになってほしい。
三番目は最後の方、キンバリーが旅立つところ。心配性のおかんみたいに、あれやこれや確認してくるところがとっても可笑しく、そして感謝の念に堪えないでした。素晴らしきthe仕事人!だと思うのです。
そして全部を超越して、勿論表紙のシーン。ここに至るまでの全てのキリキリした思いがぶっとぶこのシーン。そしてそれを導いたのが王妃ってところが有難うといいたいところでした。ここを目指して頑張って読んで下さい、皆さま。
彼らの人生はまだまだこれから。続きあるのかな、とググってみましたが、見つけられませんでした。王様になってからのジェイムズもちょっと読んでみたいなあと思ったのですが。長い長いお話ですが、この続きを読めて本当に良かったです。この本に関わられた全ての方に感謝を。有難うございました。
24日に電子発売されたこちらの作品は、私にとって最高のクリスマスプレゼントとなりました。
今年も終わりに近くなりましたが、こんな素敵なお話が読めるとは感謝です。
ウィットの効いた会話
皇太子として国民に向けた声明文
テレビでのインタビュー内容
お見事すぎてこわいくらい。
王になるとされている立場の人間の性的指向と宗教と国が絡んだお話なんて、考えるだけで禿げそうなのに書ききっててすごいなと思いました。
しかも作家のご都合主義が許される架空の国や宗教じゃなくて、実在する「英国」「英国国教会」が相手ですからねぇ……。逃げ場がない。
それにしても、なんど読んでて袋小路に陥った気分になったことか!
綺麗事では済まされない、予想以上にヘビーな現実が次から次へと押し寄せる。
それらに直面したベンとジェイムスの心が一進一退を繰り広げる様子が丹念に描かれているので、どちらの気持ちにも寄り添うことができるんですよね。
どっちの気持ちもわかるし、何が正解なのかわからない。
私自身、何が彼らにとって幸せなのか彼らと一緒になって悩みました。
それだけに最後に出した結論が胸に迫るし、読み終わってから表紙を眺めると格別の思いがします。
群衆からは見えないけどもちろん想像できるし、鏡に握ってる手が映ってる!
ベンの表情も萌え転がる〜。
それにしてもベンかっこいーなぁ……文句なしで、痺れた。かっこいい……。
元からいい男ではあったけど、いまや無敵のかっこよさ!
あの王妃様のお気に入りになるとは、さすが。
「善意の筋肉質」には思わず笑ったわ。ベンには申し訳ないけど。
それにジェイムスも国を背負って立つ男としてかっこいい……。
皇太子として自分を律し続けてきた男だけど、素顔はとてもラブリー&チャーミング。
そして妹の危機の際に見せた脆さや苦悩……。
それを包み込み、「ジェイムスが真実を知っていればそれでいい」と思うベン。
ぎゃーー!!ベンがかっこいいよぉぉ〜!!!と萌え転がった。
あんなの全世界が惚れるわ。
かっこいい男二人の真摯なラブストーリー、最高でした。
夢中になって読み耽りました
今年のナンバーワン小説はコレです。
前作『ロイヤル・シークレット』を読み終わった後に、私はこれよりももっとガチャガチャした(事件が多い)続編を想像していましたが、それは見事に外れました。
どっちかって言うと、じっくり書き込まれています。だからベンとジェイムズの心情に寄り添って、ジレジレしながら読めるんですよ。
これがねー、つらさもあり、それ故の輝くような喜びもあり。
心をあっちこっちに連れて行ってくれます。
まあホント、面白い本ですなぁ……
お話の中に出て来るのですが、本のタイトルは『王族の恋人』の意だそう。このタイトルの通り、今回はベンの葛藤が読みごたえがありました。
彼がどうして特定の恋人を作らず、一ヵ所に定住せず、いわゆる一匹狼的な生き方をして来たのかが良く解りました。
ジェイムズが慎重で、我慢強く、恋に臆病であった理由が『彼の今まで』から形成された様に、ベンだって『今まで』があったんです。そこから発想すると、ベンがロイヤルファミリーに『閉じ込められて生きていく』のは不可能に近いと思わざるを得ないのよね。
2人は今後の人生を共に過ごしていきたいと切望しているんですよ。
でも、ジェイムズは自分が生まれた家が持つ責務を果たすべきだと考えていて、ベンは何物にも縛られないで生きていきたいと思っている。
2人の願いはぴったりと重なり合うことはないのです。
ジェイムズのカムアウトを国民が支持してくれるのか?
英国国教会がゲイの国王を認めるのか?
王位継承2位のジェイムズの妹、インディゴの抱える精神的な問題は?
ベンはこんな事件が起きる度に、パパラッチから執拗に追いかけられる日常からジェイムズを連れて逃げ出せるのではないかという希望を抱きます。
だからこそベンが『(ジェイムズの)務め』について話す457pのシーンで、私はとても感動してしまったのね。
ベンは『ジェイムズが譲ってはいけないもの』を解っている。
で、自分が自分の為に守ろうとしているものについてずっと考え続けるんですよ。
ジェイムズを失うほどの価値なのか、ということを。
全体で512pのこの本。
「457pでこんな感じか……終われるんかいな?」と激しく心配したのですが、ライラさん、伏線の張り方がお上手!
人は変わることが出来るんですよ。
大切なものを守る為に。
過去を理性的に振り返ることによって。
今まで捕らわれていたものの見方を変える努力で。
そういう意味で、とても勇気づけられる本だと思います。
濡れ場は控えめ。
でも、この手の抑え方は余計エロく感じますねぇ。
メンタルとフィジカルのリンクが大層お上手に書き表されているのが好みでした。
想像を超えてきました。
2人で共に歩むことを決めたけれど、その先にあると分かっていた苦しみを描きます。様々な人物が様々な出来事を通して登場します。全員が惹きつけられるキャラクターです。そして2人のカミングアウトによるバタバタから一息つけるところまで展開していく技量に改めて驚かされました。主人公2人のキャラクターは一巻目のそのままでも十分魅力的でしたが、2巻目になると更に感情豊かでリアルです。2人の心中を思うと涙が出てきました。特にジェイムズ!こんなに情熱的なのに忍耐強く正しいことをしようと24時間戦ってる。愛する家族とベン、国民の為に。イラストも更に男性らしいジェイムズが描かれていて、yoco先生最高…。
ひさしぶりにBLジャンルの小説を読みました。
自分このみの本がすくないので、しばらくはなれていたんですが、続きが出ているとしって、あのひどいラストはやっぱり続刊があったせいなのかと購入。
前半はおもしろくよめましたが、後半になるにつれて駆け足すぎて、ざんねんながらおいていかれてしまいました。
前作とあわせて、たのしくよめるぶぶんをおおかったので、せめて今回の後半をもう一冊分くらいかけて読めたらよかったかも。
私、モノロマ文庫は面白いけどちょっと高くて残念といつも言ってるけど、これは高くないです。だって普通の文庫2冊分位のボリュームだからめっちゃお得!もちろん内容も充実してます。
冒頭から甘々でニヤニヤ読んでたんですが、やはりプリンスとの結婚は大変。今回はベンの方がたくさんの物を失い信じていた人に裏切られ苦難の連続でした。それでもプリンスを愛してるんだよね。カッコいいもんね。ベン以外の人の前でジェイムスが自然にプリンスモードになっちゃうのが萌えた。ベンがプリンス降臨の時惚れ惚れ見つめているのも。
2人はベッドでは対等でその日の気分で受けと攻めが入れ替わりますが私はプリンス攻め・ベン受けのシーンの方が萌えます。今回ベンには仕事も自分の住んでいた場所も失い王家という未知の世界に飛び込み、心細い上に元彼の影にも怯え…っていう受けっぽいシチュが揃ってましたし。yocoさんのイラストもベンの方が体格いいにも関わらず可愛らしく見えてしまいました。
でも最終的には王家の中にも自分の居場所が出来、周りの人々からも人望を得るようになるベンはさすが元エリート記者という感じでした。ジェイムスの妹とか秘書みたいな女性とか他のキャラクターとの関係性も魅力的なので話に厚みがあり、前巻に続き楽しめました。
個人的にベンの元彼にはもうちょっと暴れてもらっても良かったけどね。ベンが目隠しされて縛られてるイラストもてっきり元彼の仕業かと思っていたので。
すごいボリュームと読み応え‼︎
前編にあたる、『ロイヤル・シークレット』からの続きです。
最後までどうなるか分からない展開にハラハラドキドキが止まりませんでした。
前作で、ジェイムスのそばにいる事を選んだベン。
ジェイムスは国民にゲイであることをカミングアウトし、パートナーがいることも明かします。
そして、ベンの生活も波乱に満ちたものになっていきーー…
覚悟していた以上に生活が一変してしまったベン。
自由が欲しい、プライバシーが欲しい、一瞬一瞬を正直に生きる権利が欲しい……と、思っていた以上にベンの心は蝕まれていきます。
そんなベンの葛藤に怯えるジェイムスは、ベンが離れていくことを何よりも恐れているのです。
前作ではジェイムスへの想いを貫くベンの姿に感動したのですが、本作では言葉と行動全てでベンへの愛情を伝えるジェイムスに心打たれまくりました。
王位を継ぐことよりも、ベンとの未来を選ぼうとする愛の大きさに泣いた。
すれ違う2人が切なくて、その恋の行方から目が離せませんでした。
序盤から終盤にかけての感傷的でシリアスな展開から急転するラスト。明るく幸せいっぱいなエピローグは見所です!
意味深な表紙にも繋がっていて、胸が熱くなりました。
特に際立っていると感じたのが女性陣の存在。
ベンの背中を押すカサンドラ、2人を助ける超有能な秘書・ツェン、病気と戦う決心をしたインディゴ。
そして、ベンを気に入った女王──と、とにかく女性達の存在感が大きかったので、そこにも注目して欲しいです。
叔父の策略、宗教の問題、民意……
様々な壁を乗り越えて2人が選んだ未来に感動しました。
人生において、何より大切なものは『愛』だとハッキリ示している作品だと思います。
英国王室を舞台にした独特の世界観で、忘れられない一冊になりそうです。
本当にただ最高の一言に尽きます。
内容が盛りだくさんなのは、本の厚みで分かる通り。その内容ひとつひとつが本当に素晴らしい。
ひとつひとつの問題を、2人で解決していく様は本当に素敵でした。
特に妹 インディゴの問題のシーンは涙が出ました。本当にベンが素敵です。男らしく愛する人を支える姿に胸を打たれました。
本当に辛いシーンではありますが、何度でも読み返したいシーンです。
幸せになれて本当に良かったです。
基本リバは読めません。でもこれは読めます。そんなに性的表現が少ないからかもしれませんが。
それに!もうゲイクラブのシーンは悶絶モノです。ニヤニヤが止まりません。
あと、私キンバリーがめちゃくちゃ好きです。かっこいい!ベンの次にカッコいいです。
この作品の凄いところは嫌味なキャラも最終的には全員愛してしまうことでしょうか。キャラ ストーリー ともに素敵でした。
あり得ない内容?もしかしたらそうかも?
でも最後には納得してしまう。この世界を愛してしまう。ヤバく最高にあり得ない(かもしれない)結末をどうか堪能してみてください。