お伽噺は泡と消え

otogibnashi wa awa to kie

お伽噺は泡と消え
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神176
  • 萌×293
  • 萌38
  • 中立4
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
33
得点
1370
評価数
317
平均
4.4 / 5
神率
55.5%
著者
じゃのめ 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
幻冬舎コミックス
レーベル
バーズコミックス・リンクスコレクション
発売日
電子発売日
価格
¥660(税抜)  
ISBN
9784344847880

あらすじ

ラーメン屋店長の丘は、高校時代からの親友・朱巳と長年セフレ関係を続けている。お互い好き合う気持ちは確かなはずなのに、丘は不完全燃焼だった初恋の思い出を引きずり、朱巳はヤクザの息子という立場からか人を寄せ付けず、孤独の影をまとって生きている。こんな関係いつかは終わる、終わらせなきゃ――そう思っていた矢先、ラーメン屋に丘の初恋に関わる男・駿河が現れて…!? 共依存めいた二人の両片想いアダルト・ラブ。

表題作お伽噺は泡と消え

深海朱巳,高校生→26歳,キャバクラの支配人
丘雪也,高校生→26歳,ラーメン店店長

その他の収録作品

  • ever after(描き下ろし)
  • あとがき(カバー下)

レビュー投稿数33

美しいのなんのってじゃのめ先生の作品で
また推しをつくってしまった…ʅ(◞‿◟)ʃ

朱巳もカッコいいし…
なんていっても駿河がめっちゃ好みです!
水が滴るワンシーンで…結ばれてくれって
切ない気持ちになりました。。。
じゃのめ先生の描く人々は、
本当に喋らなくても表情で
「愛おしい」とか
「切ない」を感じさせてくれて
お互い好きっていうより愛してるが溢れてる。


1

両片想い、かな?

表紙をめくるといつものじゃのめさんの絵がありちょっとほっとするなど。
(カバーのイメージがなんか違った~)

割と無邪気なラーメン屋店主、雪也。幼なじみで同級生の朱巳とはセフレ。
朱巳はヤ〇ザの家に生まれ、それに雪也を巻き込めないと思っている。一方の雪也は、気心知れた朱巳とは惰性で続いているけれど、その関係に名前を付けられないで要る。。
という設定です。

じゃあ、俺にしとけば?という一言で始まった体の関係ですが、長くなればなるほど本心が行方不明、というちょっとこじれた二人でした。

どっちかというと雪也が自覚なしなのが罪深くて、彼の成長物語というのが正しいかもしれない。
ただただかっこよくクールで、自制している朱巳がせつないです。

1

タイトルがとても綺麗です。

こちらBLアワードで高得点だった作品だと気になってました。なんといってもタイトルがステキすぎる!
両片思いの切なさが泣けます。やっぱりモチーフは人魚姫なんですね。最初のシーンで、いっきに引き込まれました。泣いてる少年と波打つカーテン、海の中を揺蕩うようなとても綺麗なシーンだと思います
攻君→人魚姫 受ちゃん→王子様といったところでしょうか?
じゃのめ先生は宵々モノローグというお話が1番好きだったのですが、こちらの作品読んでみてとても好きになりました。
実は反社物って少し苦手だったのですが、あまりその辺には触れてなくて、ただただ2人の純愛がすばらしかったです。
朱巳くんのたとえ泡となって消えたとしてもって言葉が泣けます。家がヤクザだから丘につらい思いをさせたくないから、身を引こうとする朱巳はまさに人魚姫やん
お互いの孤独を知ってるからこそひかれ合うう二人
少女漫画みたいで、少女漫画にはない魅力が、BLにはたくさんあると思うのですが、片方がもう片方にもたれかかるのではなく、お互いがお互いのことを考えて行動する姿は素敵です。沖縄で再会してこれから2人の物語が始まって行くのでしょうね。
続編出ないかな?コマという男の子に興味ありますとうとう最後まで顔出ませんでしたが、あとセフレが何人もいるっぽい駿河とか
あと朱巳くんが非常に色っぽかったです筋肉のつきかたが美しいHシーンは濃厚ですが、なんだかさらっと読めました。私にはちょうどよいですとても画力のある先生だと思います。

2

まるで一本の映画のよう

初めて読む作家さんです。
上手く言えなくて申し訳ないんですが、なんだか映画みたいなお話でした。

駿河が現れて、あれこれどうなっちゃうの?と途中ドキドキしましたが、ただの良いやつでした。
濡れ場は多いけど一つ一つがサラッとしてるので胃もたれしません。そしてこんなに爛れてるのに純愛…なんだか邦画っぽい…。

ヤクザはヤクザでも、変に血が流れるような話ではないのでそこは安心して見れるんじゃないかなと思います。

絵が綺麗で繊細な描写がとても好きです。

1

良いお話ですね

評価がとても良くてタイトルにも惹かれて読んでみました。

良いお話ですね。遠回りと思いきや気持ちを積み重ねて。
丘の引きずったままの初恋の相手は実は…で。
しかも相手だと思ってた人は、全然違ってしかも大学デビューで別人のようになってて。
しかし彼のおかげで色々助かりましたよね。

なんだろう、とっても良いお話なんですが、スラスラ〜と目が滑ると言いますか。
絵柄や人物のポーズや等身の比率?とか表情とか…。
うーん、これは好みの問題なのかなあ。

住む世界が違ってもなんとかなる!

1

泡にならなくてよかった

初読みの作家、著者は絵が上手。素描が上手くてデッサンがしっかりしている。
手足首の関節が上手く描けているので、後ろ姿がエロ綺麗。
構成=伏線の仕込みも上手いので、観ても読んでも楽だった。 

自分の性癖を隠すのだけで精いっぱい、恋もできずに高校を卒業する丘、
たった一人、自分を受け入れてくれたのは、友人の朱巳。
そのままずっとダラダラと朱巳と関係を続け、仕事もバイトの延長でラーメン屋の店長職に就く丘。

二人が一歩踏み込み「家族」を意識しだすと、ダラダラが変わりだす。

朱巳は「人魚姫を読んでくれたコマ」を「使い捨ての駒」として当たり前に使う家族たちの考え方が嫌いだと丘に話す。
でも「図書館で人魚姫を読み、涙を流す」丘の初恋の人は誰なのか、コマの話を聞いても気づかない丘。
(著者の作品の主人公は総じて鈍感です)

朱巳の問にコマが語る 「怪物と人間 住む世界が違うってこと・・」を思い出して、朱巳は泡のように消えても、丘を守りたいと思っていた。朱巳の想いはとても深い。
朱巳に密かに庇護されていたことに気付かない。鈍感な丘君は幸せ者。


★この物語は、本当に仕込みが深い。
著者がを題材にした「人魚姫」。アンデルセンは、実は同性愛者。
パトロンの貴族へ失恋した失意を寓話にしたのが「人魚姫」だったのは、有名な話。
アンデルセンは国外追放を受ける、それでも諦められない気持ちを物語に込めて作った。
朱巳の気持ちも同様に深いって意味なのだと思う。

参考:アンデルセンの名作『人魚姫』に隠された秘密  https://bit.ly/3lFAkJQ

4

人魚姫はしあわせに…

高校生から始まった二人の恋
いや、恋なのに全く気づかなかった二人

この『お伽噺は泡と消え』なんだか脆く消え去りそうで、ドキドキしながら二人の跡を追いました。
本当に丁寧に丁寧に筆致が重ねられて行きます。
この絵にこのストーリー、本当に美しい。
本当にじゃのめ先生の絵は心に優しく美しく刺さりますね。
このストーリーにぴったりで、余計切ない。
攻めも受けも真っ直ぐ前を向き、お互いを思い遣り、そしてそれ故離れてしまう事もあったけど、それは全て長いこれからの二人の人生への踏み石で。
受けの見た図書室でのあの涙のシーン、何回も何回も想います。
そしてデカダンスな絵柄なのに、怠惰にならないストーリー運びの上手さ!攻め受け以外の登場人物の巧みさに、その人生の背景。
いやぁ凄いです。
惹き込まれ全てが愛おしい。

1

その恋は泡沫か本物か

ゲイである自分が後ろめたく、将来への希望が持てない丘。
ヤクザの家の子である自分は人を不幸にすると、意識的に人と距離をとって生きている朱巳。
高校時代からずるずるとセフレ関係を続けています。

お互い好きな両思い同士。
初恋相手との再会を経て、ずっと朱巳のことが好きだった自分を再確認し、丘は朱巳に「恋人になりたい」と告白しますが…
丘のことが好きだからこそ、ヤクザ一家の自分ではなく普通の人と幸せになってほしいと、その告白を拒む朱巳が凄く切ない。

愛の逃避行、音信不通、そして再会。
ある意味テンプレートな展開ではありつつも、2人のお互いへの愛が丁寧に描かれていてとてもよかったです。 

Hシーンも丘のエロ可愛さと朱巳の色気ダダ漏れドSっぷりが最高でした。

執着・共依存・両片思い作品がお好きな方は是非。

1

男の色気むんむんの朱巳に萌え〜!!

絵が更に更にパワーアップしていますよね!!

じゃのめ先生、キライの恋人、曲がり角に〜、カラフルな君と〜、黄昏2作、残像〜、と読んできまして、本作がいちばん好きです!!

なんてったって、朱巳がいい男〜〜めっちゃタイプ♡
大人の男の色気むんむんじゃないですか!!

で、実は朱巳の方が先に丘を好きだったってのが、萌え〜萌え〜です。

丘の初恋の相手が朱巳だったというのも、タイトルは朱巳がよく読んで涙していた人魚姫からというのもいい。

「おまえだって俺のこと好きだろ?」と言われて、黙った後「……うん」と手で顔を抑えて認める朱巳がいい。

家にけじめつけて丘を迎えに行く朱巳がいい。
(丘もいい奴で好きなんですが、朱巳萌えがすごくて朱巳いい、しか出てきませんすみません)

再会の場面もよかった(しみじみ)

沖縄に丘に会いに行った時、お姫様抱っこする朱巳がいい。
こういうの好きでしょと言う朱巳に
「大好き よし行け(キラキラ)」
「フハッ イエッサー」
の場面、すごく好き。

や〜、朱巳はもちろん、丘もいいし、何より2人のやりとりがいい。
どちらか1人でもキャラ萌えできればその作品を読むのが楽しくなるんですが、本作のように、ストーリーが良くて、CP萌えできるのがいちばんうれしい!作品ごと大好き!となってテンション上がります。

いい作品を読めて、いい2人を見られてよかった〜、先生ありがとうございます!という気持ちになる。

ツボったのは、駿河のオフ時のチャラ男っぷり。すごい豹変に笑ってしまいましたw

3

色気

じゃのめ先生って結構カメレオン作家だったんだな〜という嬉しい驚き。

全作品読めてる訳ではなく、デビュー前の個人サイト、デビュー頃の作品、黄昏&残像って流れで見てますけど、黄昏と残像の雰囲気があるのは最初の3ページぐらいだけでした。絵柄まで違って見える。デビュー前から濃かったのが、黄昏で線の細い青春感、今回でなんと言えばいいのか…退廃とまでいかない裏社会…軽薄感…
ペン(デジタルだろうけど)でも変えてるのかな?

朱巳の色気がずっと垂れ流されてる。絵のオシャレさと色気が良い。一方でストーリーはあまり癖がない印象。

ちょっと昔の某先生やあの頃の某先生を感じてみたり既視感が。

萌〜萌2

1

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