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TIAMボーイ、それは「TIAM」というビールのキャンペーンボーイ。
仕事で疲れて、たまには外で大好きなTIAMを飲もう、とグリルバーに立ち寄った不動産業リーマンの吾妻。
そこでTIAMボーイのミチルの蠱惑的な魅力と酒の勢いに負けて、その場で関係を持ってしまった…
吾妻は可愛いミチルにどんどん夢中になるけど、結局ミチルは平気で客を誘う子であって。他にも、今でもそういう事をしている。
なぜなら、ミチルは過去に強く囚われていて、いつでも心がカラッポだから。
だから吾妻はショックを受けて会うのをやめるけれど。
これまではいつも自分を後回し、自分もそばにいる人も軽視していたような吾妻が、初めて何を押しのけても欲しいと思ったのがミチルだった…という展開になっていきます。
そんな吾妻と出会ったミチルの方も、苦しみながら過去と決別していこう…という夜明け的なストーリーと言えるのかな。
ミチルの過去は結構壮絶で、今の行動もいわば自傷行為というか自罰的なものにも思えて、読んでてキツい。
現実にはミチルの「回復」はそう簡単な事ではないと思うけど…
吾妻もミチルも頑張って。「萌」で。
バーで働く美しい青年が印象的な作品。
絵がきれいなので、美形でモテるというところに説得力があります。
バーの青年ミチルに誘われ、いきなりワンナイトしてしまった主人公。
後悔しながらも、後日なかなか借り手がつかなかったいわくつき物件に、なんとミチルが入ってくれることになり、お仕事上でもつきあいができます。しかしここはあまり発展しない。
むしろ、ミチルにはまってしまった主人公がバー通いをすることになるので、あまりいらなかった設定かもしれない。
だけどミチルは他にも色々な人を相手にしているし、自分のものにはならないことを悟ります。
ここからの展開がよかったですね。
今は薬中毒になってしまった昔の恋人を忘れられないミチル。
(自分はやってないと言っていますが、後にバーでキメHらしいシーンもありよくわからず)
いったん二人は離れます。
しかし数年後、ミチルはようやく自分を思ってくれる主人公に心を向けることができます。
このじっくり(時間軸で)した展開が、なんとなくすさんでいた中編を和らげてほっこりしました。
また、純情な頃に激しい恋をした、ミチルの高校生時代のエピソードもよかったです。
この物語は、もっと評価されてもいいと思う。
不憫な受けの救済物語だけど、サラリーマン攻めも、受けの思いに1度は諦めて引きます。
サラリーマン攻めが、一旦引くと言う、設定がかなり良かった。
ここで、強引にいく攻めが多い中、改めて受けに向き合う時間が出来て、また再会する。
他のコメントにもあるように、DV、レイプ、ドラッグ、裏切りがあるストーリーです。
ビッチ受けが、ビッチになった理由。
サラリーマン攻めが、一途。
ビッチの元彼が、クズ攻め。
かなり地雷だけど、すごく良かった。
最後、ハッピーエンドだけど、ラブラブな2人の私生活を見たかった!
かなり、刺さったな!
スタンディング・オベーションだったわ!
一つ前の恋愛を引きずる受けの救済BLが読みたいなあと思っていたところでたまたま出会った作品で、想像よりもだいぶ重たかったけれど、お話が面白くて大満足でした。
ネオンやプラネタリウムとかの暗闇の中の光の表現とか、みんな器用じゃなくて全部が全部ハッピーエンドじゃないリアルさとか、一本映画を見たみたいで面白かったです。
高校時代の回想シーンがしっかり描かれていて、その後のミチルの状況とのギャップを感じれてよかったです。日中のシーンだからか画面も明るくて、幸せからのどん底というのを感じて、胸にきました(それがいい)。キメ○○シーンの視覚的な異様さも、やるせなくて、すごく痛い…(それがいい)。
あと主人公のモノローグがよくて、前のにかかってるものとかには「おお…!」と感動しました。
すぐにじゃなくて、ちょっと時間をおいて大事に再読したいなと思う漫画でした。
地味リーマン×バー店員のお話。
衝動的に始まった関係だったけど、どんどん心がミチルを求めていく吾妻。
きっと同じ気持ちでいてくれるだろうと思っていた吾妻だったが、ミチルは他の男とも関係を持っていると知る。
誰にも埋められない風穴があいている、という意味深発言からミチルの過去が明かされていく…。
いつも明るく振る舞う子の闇は本当に切なくなりますね…。
吾妻に明かした過去は壮絶で、簡単には乗り越えられないもの。
そして、簡単には埋められないし奪えないと悟った吾妻がミチルにかけた言葉がかなり刺さりました。
それがミチルを支えたのかもしれない。
そして直哉にも幸せになる道を是非あげてほしい!彼の寂しい背中が本当に切なくて、胸が締め付けられました。
あらすじにあるようにDVや乱交、そして薬物を使った輪姦……と、辛いシーン満載で胸が苦しくなりました。
けっこう痛い作品なのですが、受けの救済のストーリーでもあるので読後感は悪くないです。
今まで読んだ先生の作品の中では一番好きでした。
真面目なサラリーマン×ビッチなバー店員
不動産屋に勤務する吾妻は、偶然入ったバーの店員・ミチルと一夜の関係をもちますが、後日ミチルが客として会社に現れーー…!?
奔放で美しいミチルに惹かれていく吾妻と、好きだけど恋はしないというミチル。
吾妻と会いながらも他の男達と関係を持つミチルは、心に誰にも埋められない穴があります。
元カレ・直哉からDVを受けつつ、その彼を忘れられないミチル。
クスリを使ってミチルが輪姦されても助けてくれない直哉。
大好きで仕方なかった直哉の堕ちていく姿と、変わってしまった二人の関係……ここが切なかった。
直哉の形に空いた穴を埋められず、それでもミチルを否定せず受け入れる吾妻は、堅実で健気な男だと思いました。
暴力的で胸クソ悪くなるシーンが多いのですが、その描写によってミチルの寂しさや、吾妻と直哉の対比を表現しているのだと思います。
優しくて穏やかな吾妻がミチルの気持ちを変えていくのですが、すぐに結論が出ずに2年後に持ち越す構成もよかったです。
ゆっくり時間をかけてつのっていく──そんな恋も素敵だと思わせてくれました。
ミチルの星空のように美しい瞳も見どころの一つ。
〝素敵なものに出会った瞬間の目の輝き〟という意味を持つ『TIAM』という言葉通り、吾妻に出会った瞬間のミチルの目も輝いていたと思います。
描き下ろしはラブラブな吾妻とミチルが可愛いのですが、一番注目して欲しいのはカバー下。
その後の直哉が描かれていて、切なくて泣きました。
バカだね直哉は。
一番大切なものを失った直哉は、これから一体どうやって生きていくんだろう。
直哉の救済のお話も是非描いて欲しいと思わせる、心揺さぶられるカバー下でした。