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boku no happy akumachan
職場でゲイだとばらされてクビになり、生きる希望を見失った自殺志望者の幸志郎(攻)と、ちょうど腹を空かせて人間の魂を探していた悪魔のリンジー(受)の、二人の思いを確かめあう、ふっわふわ、でもちょっと切なくなるラブコメディです。
天使の矢に打たれてお互い意識して恋が始まるという唐突な強制力に「この恋愛は…大丈夫なのか?」と若干ソワソワしながら読みました。
幸志郎がすごくしっかりしていて、かっこいいんです。そして、リンジーがとにかく幸志郎のためにいじらしくて健気。色々考えた挙げ句のリンジーの決断が切なかったです。
幸志郎が「人間界のルールがわからなかったら俺に聞いてくださいね」と言って、リンジーの思いを受け止めて、その上で、ここで暮らす上でより良い方向を二人で目指そうとする気持ちに、安定感を感じました。
同時収録は本編の3年後、リンジーの元使い魔のモモとウェズリーの元使い魔カイの、幼なじみ(?)同士のかわいい恋模様でした。
人間も悪魔も、いい奴もいればやな奴もいる。
このお話をみていると、彼らは確かに人間が定義する種族的な意味では「悪魔」なんだろうけど、悪魔らしいって結局何だろうって考えましたね。中傷したり、保身に走ったり、自分の欲に溺れてひどいことをする人間もいるわけで。
個人的に、平喜多先生の作品は、砂糖菓子のようにフワフワで甘いのかと思いきや、時々ピリッとスパイスが効いている所が好きです。
余談ですが、もうどうしようもないくらい幼体の悪魔たちが可愛いんです…カバー下のリンジーがもう本当にほんとうに…!
かわいくて切なくて、面白かったです!
死にたての人間の魂を食べるために彷徨ってた悪魔のリンジーと、自殺しようとしていた青年・幸志郎。
そんな二人が、へっぽこ天使が誤って放った「恋の矢」に射抜かれて……。
「恋の矢」の威力は絶大で、二人とも即、ラブラブモードに陥ります。
職場でアウティングされクビになり生きる希望を失った幸志郎。
それが、リンジーと恋に落ちたことで生きる希望を取り戻していくんですね。
愛するリンジーと一緒にいたい!と。
だけど……。
それはあくまで「恋の矢」のおかげ。
生きるための活力となっているものが、まやかしでしかないという……。
側から見れば、相思相愛のラブラブカップルそのものなんですよ。
本当に幸せそうなの、二人とも。
だからこそ、恋の矢の効力が切れた時を考えると切なくて……。
いっときの儚い幸せみたいなもんを見てる気がして。
そしてリンジーはこの恋は期限付きだと知ってるんだけど、幸志郎と一緒にいるうちにどんどん本当に好きになっていくんです。
期限が切れても、好きって言ってくれるかなぁ……と思うリンジーが切なくて。
で、大好きな幸志郎の幸せを祈るリンジーが健気で。
悪魔だけど天使か?!って感じ。
おまけにリンジーは淫魔じゃないんだけど、淫魔級のエロ可愛さでした。
スピンオフは、リンジーの使い魔だったモモとその幼馴染とのお話。
幼年時代は、真っ白まんまるなモフモフ姿なんですね。
そのモフっぷりがぬいぐるみみたいでかわいいの、二人とも。
上から目線だった幼馴染が、実は……!ってところがかわいかった。
大好きな作家さんの、大好きなファンタジーです。そんなの、面白いに決まってます。ということで、読むのを楽しみにしていました。
自殺を今まさに決行しようとした青年と、死にたての魂を探して彷徨っていた悪魔ちゃん。この2人がたまたま恋のキューピッドの矢に射られたから、さぁ大変です。
お互いがお互いを強烈に想い合い、新婚のようなイチャイチャ甘々が、矢の効果がなくなっても続くのか…。
その想いがなくなり嫌われること、自分のせいで好きな人が不幸に見舞われることがツラい、そんな悪魔ちゃん・リンジーの想いがヒシヒシと伝わってきて、読んでいて切なかったです。
だって、悪魔なのに好きな人のために身を引こうと離れちゃうんですから!!こういうギャップと健気さって、やられちゃいますよね。
でも、幸志郎は諦めずにリンジーを探してくれて、本当に良かったです。だって、リンジーってば空腹で死にそうなのに、幸志郎以外からはエネルギーをもらわないなんて我慢してたんですもの。どれだけ、健気なんですか…。
そのせいで幼体になったリンジーに、ちゃんと気付けた幸志郎にも萌えました。
とは言え、幸志郎を追い詰めた相手に軽く復讐したり、淫魔のようにHだったり、悪魔らしい一面も。そんなトコロも魅力的なんですが。
チラッと登場した悪魔のモモちゃんカップルも可愛くて、こちらもスピンオフでじっくり読んでみたくなりました。
訳あり青年・幸志郎と可愛い悪魔ちゃん・リンジー。
悪魔、恋の矢、使い魔、魔法陣…などなど、人外要素たっぷりでしっかりファンタジーなんですけど、キャラ達が発する平喜多先生の紡ぐ言葉が真っ直ぐでスマートで、あたたかさを感じられて心にすっと沁み入る優しいお話しに仕上がっていて、リンジーと幸志郎のお互いを想いやり合う気持ちの深さに何度もじーんとさせられました。
きっかけは恋の矢だったのですが、ふたりが恋に落ちたのはきっと運命だったんだなあ、と思います。
序盤ではよく泣いていて暗い表情をしていた幸志郎…。
ラストシーンのふたりの笑顔にはハッピーが溢れていて、胸がぎゅうっとしてぽっかぽかになりました。
悪魔のリンジーの淫魔コスプレもあり、リンジーの尖ってツン上向きの耳がしゅんとした時やえっちの時に垂れるのが好き。
リンジーもモモも、みんながみんな幼体の時のフォルムの可愛さがとんでもないですし、天使のポポエルもめちゃかわ。
モモの成体姿のエピソードもあり、お相手は個人的には意外な彼(ポポエルなのかなと思っていたので)でしたが、ピュアで可愛らしいお話しでした。
【僕のハッピー悪魔ちゃん!】
可愛らしい絵柄で痛い、苦しい表現の一切ないハッピー展開の人間×悪魔のお話です。
コミカルでツッコミどころもあるけれど始終、甘々な雰囲気。
というのも、恋の矢に打たれて最初からラブラブな二人。
死にたがりの攻めが受けに出会って一緒に暮らしているうちに明るくなり幸せな同棲をしているのがとても良かったです。
ピンチな時もご都合展開だったり正直、先の展開は読めるのですがそれを超える二人の可愛さがありました。
悪魔だけどエネルギーを精液から摂取できたり、淫魔コスをしたりと二度美味しい設定です。
【純情悪魔ちゃんの初恋】
エロなしのスピンオフ。
リンジーの使い魔でモフモフのキャラクターだったモモが、人間に成体したお話。
本編のその後がモモ視点で読めたのが良かったです。