スーツの下はこんなにやらしいのにどうやって隠してたの

アンダーマイスキン

under my skin

アンダーマイスキン
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神76
  • 萌×292
  • 萌30
  • 中立1
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
33
得点
839
評価数
205
平均
4.1 / 5
神率
37.1%
著者
薄井いろは 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
竹書房
レーベル
バンブーコミックス moment
発売日
電子発売日
価格
¥740(税抜)  
ISBN
9784801970984

あらすじ

脱久遠は順風満帆なエリートリーマン。
けれど、本気の恋を知らないことが、ずっと後ろめたかった。

年下なのに、不敵で雰囲気ある大工・佐藤に出会い、
〝愛される側〟なんて男として屈辱的なはずが、
身をゆだねる心地よさに溺れていく久遠。

しかし、本気だと隠さない佐藤は、
これまで久遠が女性とダメにしてきたような仮初めの恋愛関係は結びたくないと
一歩を踏み出すことを促して…?

初めて誰かを本気で好きになった時の気持ちを鮮やかに呼びさます。大人の初恋がここに。

描き下ろし「休日デート」収録!

表題作アンダーマイスキン

佐藤蓮,家具職人
久遠武,25歳,会社員,広報部

その他の収録作品

  • Bonus track(描き下ろし)

レビュー投稿数33

久遠さんのとろりとした表情がたまらんかわいい!!

もう大大大好きです!!

最初、食わず嫌いだったんです本当にごめんなさい!!
でも、試し読みしてみたら久遠さんはクールビューティーめちゃめちゃ初心で、虚勢すらかわいいっていうね。ちょっとめんどくさいようなところもスマートだし顔がいいから(スーツ姿最高)つい「だよね~」って味方したくなるんです。
そこへきて、蓮のがっしりしたプロポーション、ラフでワイルドなファッション、無骨な手、なのに柔らかい表情や髪の感じがまたいい!!眉をハの字にして優しく笑うのに、割と押しが強いところがすごくよかったです。不慣れな分、わがまま言っちゃう久遠さんをすんなりいなしてあんなセリフ言っちゃう。そうして久遠さんは蓮の愛の坩堝に…たまらんな~~~!!!

おそらく、久遠さんは女性と付き合うということが普通にできなくて、好意や愛なんかをあまり信じられない、なのに他人の目が気になって女性にそれなりに興味があるフリをしてきた。愛なんてそんなものなくったって生きられると努力を重ねて自分のスタイルを作り上げてきたひと。
そんなひとの、山より高いプライドを性差を超えてあっさり崩したのが蓮。大工(家具職人)であり、恵まれた肉体と大きな手。優し気な顔で相手に威圧感を与えない雰囲気のいい男。
蓮は久遠に初めから質問や尋ねるようなことばかりを言い、久遠を知りたいというところを隠さない。悪酔いした久遠を介抱するシーンもとても紳士的。蓮はとてもバランスの取れたひとだと思いました。だから、久遠がヤダヤダしてもわがままな子猫をあやすように扱える余裕がある。けっしてバカにしているわけではなくて、ちゃんと相手の気持ちを尊重して久遠をきちんと愛してあげるのです。

その扱いや心遣いに、いやむしろ与えられた性感が忘れられなくてもう一度久遠が連絡を取るところからの流れが最高です。本当に初心でかわいい。わたしは蓮と一緒に久遠を好きになっていきましたね。

薄井いろはさんの作品はこちらが初めてでしたが、絵が素晴らしく美しく、特に肉体の描写や表情が本当に素敵です。それからドはまりして他の作品もコンプリート済みです。
「まゆ毛」の個性がたまに囁かれていますが、それがむしろ表情を豊かにしていていいんです!!「俺しか」の良平だってイケメンに拍車をかけているのはあのまゆ毛ですから!!

この「アンダーマイスキン」は続編をぜひ読みたいです!もっとラブラブなところやちょっとしたすれ違いなんかも歯ぎしりしちゃうほど読みたいです!!あー素敵。
これからも薄井いろはさんを応援します!!
大好きです!!

0

映画みたいな空気感

身体から始まる関係のお話でしたがガツガツしてなくて、空気感が大人のエロスって感じでしっとりゾクゾクしました。

心理戦がすごい。
合コンで知り合った久遠の眠っていたセクシャリティを呼び起こす、グイグイ攻める佐藤の迫り方がえげつないです。尋問に等しい突き詰めに身体が陥落しちゃう久遠。ワンナイトで終わらせようとするも、身体がそれを許さずその後会っては身体を重ねていく2人…


最初、取り調べ官みたいな隙のない佐藤に怖さを感じましたが、その後はそんなことはなく。むしろ久遠の背負っているものを受け止めて愛していく様は頼もしい限りでした。久遠はビシッとしていてカッコいいんですが、人目を気にして行動するところがあって、それが弱さというか危なっかしいんですよね。だけどそれをふんわりと包み込んでくれたのが佐藤で、久遠の本来の姿を曝け出してくれました。
…もちろん心も身体もね(笑)

心の重石が取れた久遠が佐藤に好きと伝えたシーンはとても良かったです。久遠は割と分かりやすいので顔や身体は正直なんですけど、やっぱり言葉で聞きたいですよねー。佐藤が嬉しかったのは言うまでもありません(*´∀`*)


心の駆け引き、心理描写が巧みで一本の映画を観ているような気持ちになりました。
スクリーンにのっている様子が頭の中に見えるよー見える…見えました!(笑)
エロティシズムが豊富でセックスシーンは濃厚です。ベッドシーンは多いのに美しくて品があります。
大人の官能を楽しみたい方におススメします^^

1

良かった

エリートサラリーマンの久遠さんと、大工の佐藤さんのお話。

最初、佐藤さんが何を考えているのかさっぱりわからなかったのですが
心を鎧でまとったような久遠さんが、佐藤さんと出会ったことにより
だんだんと絆されていくのがたまらなく良かったです。
弱さを誰にも見せることが出来なかった久遠さんが
佐藤さんと出会えてほんとに良かったと思いました。

久遠さんのタトゥーの意味も、最初よくわからなかったので
そこもちゃんとわかって良かったです。
『良かった』を連呼していますが、ほんとに良かったとしか言えないんです。

これからは佐藤さんに溺愛されながら生きていって欲しいです。

1

”脱がせたいリーマン”、、たしかに!!

たまたま参加した合コンで一緒になった、
会社員の久遠武(受け)と、大工の佐藤蓮(攻め)。
そんな初対面の二人が、ちょっとした好奇心でのワンナイトを機に、ひたひたとお互いがお互いにハマっていくお話でした。

久遠の色気がとにかくすごかったのです……!!

人の目が気になるので外面が良い、でも内心は毒舌で神経質でプライドが高い久遠。
そんなお堅いエリートである久遠に、ちぐはぐな部分を見つけ興味を持った、楽しいこと好きフィーリング人間の佐藤。
「ゲイですよね?」と佐藤に指摘された久遠は、
なんでそんなこと言われなきゃいけないんだ、自分はゲイじゃない!と佐藤に嫌悪感を抱き、警戒します。
そんな二人がラブホテルに。起こりえるとしたら、抵抗する受けをとりあえず無理やり組み敷いて…みたいなのを想像してたんです。

でも全然違った…!!
断れば良いのにそうできない自分と葛藤する理性が残っていながらも、佐藤の誘惑に抗えない久遠。
これ、佐藤が抗えない力で抑えつけてるとか、断れない状況とかじゃ全くないのが、、////
めちゃいい!!
そして、致してる時の久遠の表情やら体のしなり具合やらが、、大変なことになってるのです。

しかも久遠は、想像を遥かに超えるとんでもなく可愛い人だったんですよ。
2回目会った日の帰りの車内でのシーン。久遠が「もう興味なくなった?」って…
それだけで既にうぅっ//ってなったのに、
そんなわけないって佐藤が返したら
「今日も抱いてくれるのか」って
…なにごとっっ!?!!
逆によく今まで無事だったねってくらいのポテンシャルを秘めていた久遠。

攻めの佐藤も、ノリも恋愛観も軽いタイプのキャラなのかなと思っていたら、真摯に久遠に向き合う真面目さ、甘やかして大切にする包容力を見せ、いい意味で裏切られました。

そして気持ちが通じ合った後の二人の空気ったら甘々で、ベッドシーンもより色っぽくて、目がやられました。。
唇から垂れてる唾液、トロトロの表情、色々なアングルで体勢が変わるのが全て写っていて、
なんだか隠し撮りみたいで、それがまた艶かしい。

同時収録の後日談では、二人が彼氏って言葉に喜んでる姿を拝めて、大人なのにピュアで可愛らしい部分にほっこり癒されました♡

3

You can't tell a book by its cover.

Who can ever imagine Kudo-san is so sweet and lovely from this cover!?いやわかる人はひと目見てでわかるのかもしれませんが、浅薄な私には想像もつきませんでした。薄井先生にはまって全作読んだのですが、表紙と中身のギャップでいったら本作品がナンバーワンでした。以前から表紙はお見受けしていたけど絵が好みじゃないと思っていたのに、めちゃくちゃいい意味で裏切られました。この表紙の久遠さんが可愛いことこの上ないです。性格も可愛いし、攻めの佐藤さんに心身共に拓かれていく過程も可愛いし、ベッドの上でもめちゃくちゃ可愛い。すごくエッチだけど上品で嘘ぽさがないセックスシーンに目が釘付け。ちゃんとBLだけどリアル。そしてただのエロを見せる話ではない。読ませる。おしゃれだし、間もいいし、各話の終わり方がトレンディードラマ?みたい、オサレ。テンションがそんなに高くなくて読んでも疲れないし、いい話で読後感がいい。パーツ、パーツで見るとテンプレに沿っているのに全体でみると読んだことないこんなの、と思わせてくれます。とにかく推したいです。

1

謎だらけ。でも攻めが好き

色々混じってて一読では私には難しいかな?

えーと、久遠の自意識になぜそこまで?と理解が追いつかず。
両親の不仲からのピアス開けて、それが知られるのが恥ずかしいの?

本気の恋愛できなかったのは自意識の高さから?
恋愛してこなかった自分が恥ずかしいの?

佐藤はなぜそこまで久遠を気にかけるの?
久遠はイケメン設定なの?
イケメンで脈ありげで、性指向に気付いてなさそうだったからほっとけなかったの?

佐藤はなぜそこまで久遠が可愛く思えるの?そんなに好きになったの?

久遠があがきながら自分を少しずつ佐藤に見せて、気もちを寄せていって、好きになって幸せになって素直に良かったと思えます。

どっちかと言えば佐藤の方が興味深いですね。
なぜそんなに久遠にはまったのか?そんなに良くしてくれるのか?救世主みたいですね。

1

絵…瞳、体つきから色気が

先生作品3作目です。
絵がやっぱり好き。
表情、瞳、体つきの描き方がいい。
キスや絡みの場面のコマ割り、角度の違いを見せてくれるのも好み。

先生の作品は静かに、しかしじわじわ確実に盛り上がっていくのがたまりませんね。

本作では、臆病ながら本能では求めている久遠を佐藤がゆっくり攻めていく…そして久遠が少しずつ自分が恥ずかしいと思っていた内面をさらけ出したいと変わっていく過程がエロチックでございました。

表紙の彼、久遠が実はエロいんだろうなと思いながらも、佐藤に触れられることによってかわいらしさと、エロさを見せられていくのがよかったです。

佐藤が年下ながら、久遠をよく観察して、逃げられないように慌てず騒がず、それでいて着実に包容力をもって距離をつめるのもいい攻めさまっぷりでした。

1

初めての作家さん

でしたが久々にドキドキというかワクワクというか楽しくページをめくりました。
大人のエロスが溢れています。
絵柄がちょい地味にも思えたけど悪くないです。
びっくりしたのがほぼ事件イベント起こらない、、、
受けのちょい暗い家庭環境がアンダーグラウンドにあったものの、それくらい私にだってあるわ、って程度。
でひたすら攻めに可愛がられて愛されてなんだか素直に柔らかくなっていく受けを眺める話です。
それもいいかなぁ、いいかもって思えるくらいエロもラブシーンも癒されます!
他の作品も是非読みたいです。

2

感じるポリシー

◾️佐藤(家具職人)×久遠(会社員)
薄井先生の作品のレビューでまま見かける「眉毛」への言及。こちらも表紙から今時のBL作品ではかなり珍しいビジュアルに思えました。実際中身も古くささこそなかれ、全体的にトレンディな匂いがして、逆に新鮮さすら感じます。「眉毛」が苦手って意見も散見する中ポリシーを変えない先生が好きです。回を増すごとに溢れ出る久遠の色気が見もの。

現実だと佐藤は危険な男だったり、男女なら結婚詐欺臭さすらありそうな笑

萌か萌2か迷いましたが、これが皆様に評価されないより評価された方が嬉しいので。

1

もうちょっと双方向の何かが欲しい

発売当初にたくさんレビューがついていた記憶があって、気になっておりました。
『俺しか知らないカラダ』の作者さんだったのか!と今頃気付いて、遅ればせながら読んでみました。
ぐぬぬぬぬ…。

会社の同僚に誘われて行った合コン。
初対面の佐藤に「ゲイですよね?」と言われた久遠。
佐藤の言動にイライラして、つい飲み過ぎた久遠は気が付いたらホテルにいて…。

誰にも見せずに隠していた内側を暴かれるというストーリー。
ビジュアル至上主義には厳しいことに、久遠の外見が…ちょっと苦手。
作画に印象を左右されがちなので、ちょいワイルドイケメンな佐藤には萌え要素がたっぷりあるのに、肝心の久遠に萌えないというトラブルが発生してしまいました。
表紙の表情は、カタブツリーマンが暴かれて、期待が募って色気がだだ漏れになった状態を表現しているんだ!と思っていたのですが、本編がほぼこの表情。
ふつうの状態でも伏し目がちというか、何だろう、まぶたが常に存在感をすごく主張していました。

不仲だった両親に嫌気がさして、自分の感情や欲望も押し込めてきた久遠に「何か」を感じた佐藤が、隠していた本能を暴き出すのは良かったのですが、佐藤側の軽さが気になってしまって。
相手の重い部分を暴いた方の反応が、軽いんですよね。
そもそもが声をかけたのもノリ?
そしたら何となくうまくいっちゃっていただいちゃったら可愛かったー、みたいな。
久遠がどんどんのめり込んでいくのに対して、余裕があり過ぎるのが気になる。
別に佐藤にも相応の重いトラウマ的なものを求めているわけではないけれど、何だろうな、相当遊んでそうな佐藤にとっても、久遠は今までの相手とは何かが圧倒的に違う!というものが欲しかった。
自分はどんどん久遠の内面抉りこんでいくのに、佐藤の方には1枚薄い隔たりがあるように感じるんですよね。
あまり変わらない表情のせいなのか、自分の言った言葉に対する久遠の反応を探るような心の声のせいなのか、「本気」と言っているけど必死に見えないんだよなあ。
ラストの言葉にすらまだ余裕を感じるんだよなあ。
一番大事なものを明け渡した久遠に対して、どうにも熱量が違うようにしか見えなくて。

佐藤が表情を変えるほど、必死になる姿が見たかった。
これだと長い間固い鎧を纏って自衛していた久遠が、誘い文句で簡単に全裸になったようにしか感じられなくて、萌え切ることができませんでした。
わたしは何を見逃したんだろう。無念だ…。

3

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