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kemono wa kakushite majiwaru
続編の「獣はかくしてまぐわう 」と二冊セットで電子版を購入。
小山田先生のイラストが、作品のムードと合っている。綺麗で怖い。
家出した青少年の拉致と人身売買
半グレと反社や、不法滞在のベトナム人
・・今湾岸に近い都市で実際にそれに近い事が起きているので怖いな、と思いながら読了。
BLだから、そんなに深く情報収集せず、妄想と推測を下地にして書かれていると思うけど、
こういう闇事件はそんなに遠い所で起きていないと、震えながら読了。
★北斗七星とゼロの素性が肝。
光と闇の点が交わる、という流れ。
ここのところ、甘い系のお話を読んでいたので、久しぶりにガッツリ男臭い話に夢中になりました。
組対刑事の鹿倉は、個人的な理由もあって、半グレ組織の東界連合を摘発することにかけていた。ある時、罠にかかって手がかりを得ようとしていた鹿倉だが、すんでのところである人物に助けられる。それがゼロと名乗る得体の知れない人物で…
鹿倉はゼロから情報を引き出すために、ゼロも鹿倉から情報を得たいと二人は近づくのですが、裏切らない契約がわりに肉体関係を(最初はまぁ手で致すとこから始まるんですが、このいきなりじゃ無いところにまた萌える!)持ちます。
事件が起こりつつ、たまにゼロと逢いつつ、鹿倉はちゃっかり?(笑)ゼロに惹かれちゃってるわけです。うーん、この至るまでのプロセスの書き方が沙野風結子さん上手い。
鹿倉の負けたく無いっていうか葛藤っていうか、矜持なのか、、、でも結局ゼロに落とされちゃうところとか、もう悶えます♪
最後はゼロの正体を聞いて、二人の中には信頼関係も芽生えたかなってところに次の事件が。。。そこには新たな強敵、検察庁の桐山が参戦。東界連合の遠野と桐山、どちらも追いかけるべき相手、ってところで終わります。続編は今年出るようなので、続編の文庫も出るはず。楽しみでしょうがない!!
鹿倉が男前受だと後書きにありましたが、その鹿倉を攻めるゼロもコレまたええ男!
なにかと言えば、鹿倉を仲間に尾行させて窮地から守ったり。ゼロの得体の知れなさ加減も今後とも変わってきたりするのかな。次はカワウソ君も活躍できると面白いのにな。ま、活躍する雰囲気が無いからカワウソ君なのかw
久しぶりのヒットに読み応えあって面白かったです。
なるほど、獣はかくして交わったのですね。
男前攻め×男前受け、マウントの取り合い、いいですね!
お話はラブラブハッピーではないですが確かに交わったかな。
光と闇に惹きつけられて、守り守られ、表と裏で。
最後の事件が予想通りで…。まんまと桐山の思うツボで。まだまだ俺達の戦いはこれからだって感じなのかな?続編ありそうですね。
ゼロが鹿倉に執着するところはいいぞ!と。鹿倉もゼロにはまっていき…。
鹿倉の首大丈夫かしら?と心配になりました。
そもそも最初からゼロにねえ。飼いならすのはお互い様になれたかな?
なんか似たような事件があったような気がするような。
特別な関係、いつまで続くかな?
ゼロの嫉妬には萌えたけど、最後の事件が駆け足でもうちょっとページを割いてくれたらなあと。そしたら信頼関係も萌え所だったんだろうなあ。
刑事と、裏のある謎男とが、同じ目的に向かうお話。
なんだか久しぶりに、男くさい裏社会もの読んだような気がする。
夜って感じのブルートーンのカバーイラストも美しくて、凄く目を惹く。
早い段階から、二人の間には、何か過去の因縁があるのだろうなって事は垣間見えていて、一応本編中にその過去の因縁については解明されるのだけど、その上で、これから先の二人は…って所で終わってしまっている感があるので、これはシリーズ化して続きがあると思ってもいいのだろうか?
続編がどうなるのか、期待して待ちます。
電子版カラー口絵、挿絵、あとがきあり。
アンダーグラウンドの世界で生きる謎の男と、刑事の秘密の関係。
ストーリーはハラハラドキドキ、面白かったんですが、正直お互いに情報をやり取りする対価としてカラダの関係を…というのがなんか、わかるようなわかんないような…。そこでエッチする必要ある?と思っちゃった。要するに自覚するのは遅かったけど、どっちも一目惚れだったってことなのかな…。
一見ハードボイルドで甘さのないようなお話ですが、だんだん愛や執着も感じられて。秘密の関係を築いて危険な逢瀬を重ねる中で、関係が深まっていくのは萌え。
お話としては、後半の、カメレオン検事桐山が出てきてからの方が面白かった。受けの首筋にキスしたり、耳を舐めたりめっちゃキモいんだが(笑)、その後の攻めの嫉妬がおいしい!
ラストはカラダだけじゃなくて、極限でお互いを信頼し合う二人にグッときました。
小山田先生のイラストは表紙も口絵も、本編の挿絵も、どれも超絶美しくてドキドキ。
強引な俺様っぽいのにどこか可愛げのある攻めもよかったんだけど……うーん、なんだろう、どっちがマウントをとるか、というようなバトルセックス自体が私、そもそも好みじゃなかったわ、と読み終えてから気づきました。
アングラの世界に住むフリーライターのゼロと、国家組織に所属する刑事の鹿倉。
強い信念を胸に、違う世界で生きていた二人の男たちが出会い、やがて共通の目的の元共闘する姿を描いた、まさに男✕男の作品。
女の自分から見ると、肩を並べる男同士の絆というのはどこか憧れる。
鹿倉は、命さえ失うかもしれないと感じた時、後を託す相手に同じ警察内の同僚たちではなく、素性どころか本名さえ不確かなゼロを選ぶ。
ゼロもまた、鹿倉へ猜疑心を抱く中ですら、鹿倉の言葉を信じて行動に出る。
片一方に寄りかかるような不均衡さはなく、かといって全てをさらけ出し合う仲でもない。時おり、対抗心や戦意が顔をのぞかせることもある。それでも、根本的な部分では信頼が克つ。
ゼロと鹿倉の駆け引きじみたそういう微妙な心理が、かえって互いに認め合っていることの証左にうつる。
男女間や女同士とは一味違ったこうした関係性こそ、何故BLに惹かれるのか?という自分の原点を思い出させてくれて、個人的にはかなりの充足感が得られた。
しかも嬉しいことに、続編も決定しているそう。次回こそは鹿倉の悲願が果たせますように。
また、現実に起きた事件をベースにしているだろう点も大事だと思う。事実は小説より奇なり。
いやあ、良いですねえ。
この、作品全体から男くささがあふれ出る感じは久しぶりな気がします。
甘い溺愛ものや優しい作品ももちろん大好きだけれど、ハードで硬派な作品もやっぱり良いものだなと再認識。
最近、あまりこういった雰囲気の作品は見かけなくなりましたよね。ヒリヒリ感のある空気というか、男と男のぶつかり合いみたいな感じというか。
なんだか無性に懐かしくなっちゃいました。
糖度が高めの甘い作品がお好きな方には物足りないかもしれませんが、男同士の骨太系作品をお求めの方におすすめです。
大変失礼ながら、ストーリーに物凄く魅力を感じた!とはならなかったんです。
なぜかというと、序盤でグイッと惹き込まれかけたものの、途中で少し性急さを感じてしまったり、ゼロが何者なのかが読めてしまったり、面白かったんですけど、展開にうーん?となってしまう部分もあったのです。
ストーリーに関しては、雑誌掲載分の前半よりも後半の方が面白かったかなと思います。
ただですね、設定とキャラクターが本当に魅力的だった。恋人関係なんて甘い関係ではない、飼って飼われて…な2人ならではのちょっとしたやり取りや身体の関係、会話の数々に読んでいてワクワクする。
これって多分、鹿倉が男前受けじゃなかったらそこまでワクワクはしていないと思うんですよね。
抱かれて簡単にとろっとしてしまうような受けではなく、むしろ尻で攻めを抱いてやる感が出ているのが良かった。
と、鹿倉も魅力的なのですが、キャラクターで言うのなら、特にゼロが好きでした。
ちらほらと鹿倉に対しての好意のようなものが見え隠れしつつ、謎に包まれたミステリアスな彼が気になって仕方がない。
その辺りに関しても、消化不良気味な本編に関しても今後出版予定の続編で判明していくのかな。
まだまだ序章といった印象を受けましたので、今回は間をとってこちらの評価で。
香りの表現が大変色っぽくて好きでした。
しかしまあ、結束バンドはお値段以上の良い仕事をしますね!
それからこちらは余談なのですが、コミコミスタジオさんの特典イラストカードの小山田先生の色気ダダ漏れなイラストがとっても素敵だったので、小山田先生ファンの方はぜひコミコミさんで…!
カバー・カラー口絵とは異なる絵柄だったので、雑誌掲載時のイラストなのでしょうか。
甘いBLはもちろん大好きですが、食傷気味になると、甘さが極限まで削られたBLを読みたくなりませんか?私はなります。そんな時にこの作品が出版されて、フルコースのあとのエスプレッソのごとく、苦さと芳醇さを感じることができました。
本当に、こういう作品を待ってました……!久しぶりに男臭い作品に出会えて嬉しい。(出版社さんもYouTubeにCM動画あげてたので気合い入ってるなーと思いました)
続編も決定しているとのことですが、続編で終わらず是非ともシリーズ化してほしい作品です。
沙野風結子先生と小山田あみ先生
最強のお二人による 夜が似合う男前同士
読む前から期待しかありません。
「疵物の戀」「チェンジリング」と今年後半連続で発売された沙野先生の本。
それぞれ趣きが違いながらも どれも最上のエンターテインメントでした。
この本はBL小説を読む皆さんが 一番飢えてた本じゃないでしょうか?
ともすれば攻めよりも向こう見ずな正義感溢れる鹿倉
男前×男前のこれ以上ない 熱い本です。
「好き」も「会いたい」もなし
会うのは夜、川沿いのマンション
2人だけの暗号のようなやり取り
甘さはないが濃厚な時間
痺れます!
立場が違い本来交わる事のない2人が ある目的の為に共闘する。
恋人とは呼べない関係ですが 思う気持ちは強く繋がりを深めていく。
バディのように張り合いながらもお互いを守りたい。
とにかく こんな本に飢えてました。ずっと読みたかった。 息切れしそうな熱い本でした。
来年に続く!! 楽しみです。
作家買い。
沙野作品は個人的にハズレがないのでいつも新刊を楽しみにしていますが、今巻は挿絵が小山田さん。ということで否が応でも期待は高まる。
もうさ、表紙!
なにこれ。
カッコよすぎる。
読後にじっくり拝見すると、この作品の世界観がぎっちりと詰め込まれていることが分かるのも良き。
ダークで、シリアスで、流血もある。
性的に襲われるシーンもある。
裏社会をバックボーンにした作品、なので、もしかしたら読み手を選ぶ作品かもしれません。が、硬派な作品がお好きな方には超お勧めしたい。かくいう私もがっつりと引き込まれました。
沙野先生×小山田さん、そして主人公が刑事であることから、沙野作品の既刊と若干被る点もありつつ、けれどやっぱり沙野先生の書かれる作品は最高だ…!と激しく萌えつつ読破しました。
主人公は刑事の鹿倉。
彼は組対のデカということで裏社会で暗躍する組織を追うのが仕事。今現在、彼はとある組織を追いかけているがなかなかしっぽを掴ませない。
そこで彼が考えたのは「自分をエサにすること」。
自分が捕らえられ、そこで暴行を受ければ、それを突破口にして逮捕することができる。
そう思った彼だが、一人の男性が助けに入りー。
というお話。
鹿倉を助けた人物はゼロと名乗る自称フリーライター。
鹿倉とゼロは、お互いのメリットのために情報を交換することにするが。
ゼロという人物がとにかくミステリアスです。
鹿倉の味方なのか、あるいは敵方の人物なのか?
彼の素性は?
基本的に、鹿倉が裏組織を壊滅できるのか、という点を軸にストーリーは展開していきますが、それだけではないのがさすが沙野さんと言ったところか。
ゼロという男性の謎、鹿倉が組織壊滅にまい進する理由。
そういった彼らの内面をも追いかける展開になっているため、物語に緩急があって面白い。
裏社会、がバックボーンにあるお話なので、痛い展開になることもあり、また弱者が食い物になるシーンもあります(詳細な描写はありません)。そういった展開が苦手な方にはやや不向きかも。
で。
今作品には敵が何人も登場しますが、彼らがまた魅力的なのがなんともニクい。
いやいや、めっちゃ悪いやつなんですよ。
でも、頭が切れ、腹黒で、でも魅力的。
それをサポートするのが小山田さんの描かれた挿絵。
カッコよい。
とっても。
「彼」との闘いは、続編が決まっているらしく、はい、正座してお待ちしております。
ストーリー自体非常に面白いのですが、BL的な描写も非常によろしかったです。
ゼロと鹿倉には、序盤から性的な意味での接触が非常に多い。
そこにきちんと意味があるのでストーリーに重きを与えますが、この彼らのやり取りがね、
めっちゃ、エッロいのです…。
エロいのに、カッコいい。
まるで闘いさながらの濡れ場なのです。
どちらが上、ということはない。
イーブンな関係。
沙野先生の描く男前受けって、なんでこんなにかっこいいんでしょうね。
中身がカッコいいんですよ。非常に。
一本心が通ってる、っていうのかな。
人に左右されることなく、自分の信念を貫く。
そのために、彼は自身を犠牲にすることも厭わない。
刑事としては失格なのかも。けれど、人として、カッコいい。
ゼロもカッコよかった。
彼にも彼の信念がある。
けれど、鹿倉と出会い、彼は守るべきものが増えた。
どちらも守りたい彼に、心からのエールを送りたい。
裏社会を描いた作品であること、ゼロや鹿倉の過酷な過去がバックボーンにあること。それらから、今作品は「夜」の匂いが付き纏います。「闇」と言い換えてもいいかも。
けれど、そこに光は差し込む。
その「光」が、いったい何なのか。
非常にクールな男気と、そこに相反するように、けれど人には必ず必要な深い愛も描かれていて、そのバランスが秀逸。
小山田さんの描かれた挿絵も相俟って、非常にカッコよく、けれど時に不器用な、愛情深い世界観を放つ作品でした。
文句なく、神評価です。