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αになれなかった僕――βのフリして生きる2人のオメガバース・ラブ
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同時購入して2巻まで読んだので以下ネタバレです。
2巻では悠が蓮と出会う前にどこで何をしていたのか、どうして蓮と暮らすことになったのか明かされます。また、蓮の暗い過去も明かされてきます。
以下考察なのですが、蓮は色盲か色を判別できないという他とは違う性質で、それを本人はきづいていない、しかも周りも“αなのに”と蓮の他とは違う部分を二次性によって否定します。悠だけは、蓮のそういった部分を“おっちょこちょいでかわいい”といった風に表現して、蓮の個性だと慈しむ、それはとても救いでした。また他にも蓮の咳などもα用の抑制剤と関わっているのか、3巻以降もっとしんどくなりそうな展開がありそうですが、最後はハッピーエンドだと信じて続編を待ちます。オメガバースでこんなαが果たしていただろうか、αは絶対的に優秀で何もかも上手にできる、そんな固定観念を読者に持たせて蓮の辛さを徐々に明かす、所ケメコ先生が凄いなあと思わざるを得ない作品でした。
蓮がナツに会いに行った事により、蓮に出会う前の悠の過去、悠と蓮の出会いや2人が同居した経緯が語られていました。
そしてナツが悪い人物では無くて情の深い優しい人だと知り一安心です。
悠は蓮の洋服で巣作りしたりと明らかにΩの行動を取り始めますが、ナツの協力もあって悠をβだと扱い続ける蓮に危うさを感じてしまいました。
悠が告白して蓮も思いを伝えて2人は両思いになりますが、箱庭の様な2人だけの小さな世界がいつまで続くのかとても不安です。
ナツと恋人の有藤との交流で一見平穏そうな生活に一筋の暗い影が差し込んで来ました。
蓮の長兄のこれからの行動は何となく想像が付きますが、悠がナツに出会う前の過去ってまだ全然明らかになっていないんですよね。
今冬から続編が連載開始らしいので3巻はまだまだ先なんでしょうね…。
『αでもΩでもない僕らは 1』の続編です。
オメガバース設定です。
自動車整備士見習い 芹澤 蓮(α)とパン屋のアルバイト店員 葉月谷 悠(β)のお話。
前作では、街中で悠は自分のことを探していたと言う男性から声を掛けられました。
その男性 ナツは悠のことを「カイ」と呼び、衝撃の言葉を聞かされます。
それは「お前は俺と同じ店で売り――」という内容でした。
悠は本能でその場から去りましたが、道端でパニックになり蓮に助けられます。
今作は、その続きになります。
蓮はホテルに悠を連れて行き休ませました。
悠が眠った後に名刺に気が付いた蓮。
それはナツが悠に無理やり渡したお店の名刺でした。
蓮はネットでお店を調べ、客のフリをしてナツに会いに行くことにします。
その頃、自宅にいた悠は蓮の匂いに意識が朦朧とし、蓮の洋服で「巣作り」をしていました。
2巻では、ナツと対峙した蓮が自分はαだと打ち明けました。
そして、蓮の生い立ち、悠との出会いから現在までを回想シーンで丁寧に表現しています。
蓮は資産家の愛人の子供なのですが、一般的なαとは少し異なっていたようで家族から距離を置かれていました。
1巻を読んだ時に思ったのですが、蓮は色覚特性があるのではないでしょうか?
幼少期から色覚特性だと自分では気が付けませんよね。
だから、周りに「αなのに異なっている」と思われたのかも知れません。
蓮の性格がこんなにも優しく穏やかなのは、家族から愛されずに孤独な人生だったことが影響しているのかな…。
一方、記憶喪失になっている悠の生い立ちなどは謎のままです。
どうやら「花」に関連があるようですが…。
しかし、携帯のメモリーから本名は「葉月谷七海」だとわかりました!
つまり、悠=カイですが、本名は「葉月谷七海」です。
悠という名前は蓮がカイに付けました。
蓮が付けた名前の悠は「悠久」という言葉から取ったようです。
「悠久」の意味は、絶えることなく果てしなく続くこと。
――悠を守り、2人でβとして穏やかに生きていく
それが、悠を守ると決めた蓮の決心なのでした。
最後は、事情を呑み込んだナツが悠に勘違いだったと謝ります。
そこからナツは新しい友人として付き合うことになりました。
ある日、お花見に行った蓮たちとナツとナツの恋人。
楽しい時間を過ごす彼らは、見知らぬ車から盗撮されていることに気が付かず…。
Hシーンはまだありません(笑)
でも、蓮の匂いで巣作りをした悠が〇ナニーをする場面があります。
悠の妄想で蓮も登場しているのですが、とてもエロいですよ~。
あぁ、早く2人の愛情あふれるセックスが見たい!
描き下ろし『夏緒と有藤編』
本編には、もう1CP登場しています。
ナツこと夏緒と恋人の有藤さんです。
描き下ろしでは、そんな2人の出会いからお付き合いするまでが描かれていました。
1巻と2巻の同時発売で良かった~と思ったのも束の間…。
まさかの続編があるんですか?!
うーん、3巻の発売を待つ日々にモンモンとしそうです(汗)
前作同様に、所ケメコ先生の丁寧な絵柄と心理描写で物語に惹き込まれました。
その性質からどうしてもエロさが協調されてしまうオメガバースとはベクトルが違う作品です。
気になっている方は、ぜひお読みになることをおすすめします。
なんと‼︎ 2巻で2人の秘密が明かされ、共有され、めでたし!となるかと思っていたら。
この物語はまだ続いて行く様です。
悠の秘密。それはもちろんナツの知る過去。ナツと悠は同じ店でウリをやっていたという。
Ωだというので、蹂躙され、襲われた過去もある。忘れたいほどの過去。だから。あの日、蓮と出逢った日。悠は記憶を失くしてしまったのかもしれない、ということ。
ナツは、再会したカイが、蓮の側で屈託無く笑うのを見て、自分が知るカイの事実を話すのを止める。カイだったあの頃、彼はいつも孤立していて、寂しそうなのに何かを諦めて冷めた様にしていた。今の笑顔でいられる方がずっといい。ナツは姿を消したカイを心配していただけで。また彼にウリをやらせようなんて、思っていなかったのだ。ホッ。
そんな実は優しいナツを見守る、恋人で小説家の有藤さんのお話も巻末に。
最初、有藤さんはナツの客の1人だった。有藤さんはもちろんナツにウリを続けて欲しくなんてない。独占欲もある。ところが、ナツの「囲われたくない。」自立して生きていたいというその健気な想いに絆されちゃってて、そのままにしている。ナツの生き方を尊重しているんだけど。これは、ツラい。ナツは自分には身体しかないと思っているみたいだけど、彼にも他の生き方を見つけて欲しいなって思う。
後半にはいよいよ蓮の秘密。彼はやはり名家のα。私生児だった。愛人であり続けた母が亡くなり、芹澤家に引き取られるが、他の兄弟の様に上手く出来ない。勉強も何もかも。
何とか大学を出て自立したが、会社でも上手く立ち回れない。そんなある日、襲われかけていた悠を拾い、彼と生活して行く内に。彼を守って生きて行く決意をする。
αでも無く、Ωでも無く、普通(β)に生きて行く為に。
何気ない毎日を2人で。普通に笑って、普通に過ごせたら。
そんなささやかな願い。蓮は悠との暮らしを守れるのか。
ラストには、蓮に冷たく当たっていた芹澤家の長男らしき人が登場し、『芹澤の恥知らずが…。』と怒りを露わにしている。芹澤家から放逐した蓮に何故執着しているのか。
彼は何故蓮に執着しているのか。何やら不穏です。
蓮と悠の優しい生活がどうか守られます様に。
完結じゃなかったー。てっきりこの2巻で終わりかと思ったら続きます。
1巻の最後で、悠の過去を知る人物が現れ、過去編になるのかと思いきや、実は攻めの蓮の方の過去編でした。
連は名家の庶子。αでありながらできが悪く、成人すると家を出て自由に暮らしてよいと言われ独り立ちする。
営業職に着くが仕事が取れず現在の整備工になったという背景でした。
よくグレずに成長したものだ。
過去を思い出すこともなく、蓮の愛に包まれて暮らす悠。
過去を知るナツも協力者となります。
ナツにも小説家の恋人がいて、その出会い編が巻末に収録されていました。
どうも展開がぎこちないというか、お話の流れが分かりにくいです。
それで★マイナス1してあります。