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作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
絵はキレイでした!
話の大まかな道筋は、モデルとしてイマイチな主人公が輝くストーリー。
ちょいちょい、その設定はいらなかったんじゃないかな~とか、こうだったらなぁ~思うことがいくつかあったのが気になりました。
まず、セフレ。セフレと間違えてのキス。。
昔好きだったとかならまた許せるけど、セフレ。。ちょっとガッカリです。
次に、主人公の冴えなさ。髪型のせいなのかな。ビフォーアフターでもあまり変わらないのが残念でした。もっと魅力的に描いて欲しかったなと個人的に思いました。
色気がでるとか、大変身するような大きな変化があってもよかった。
もっと素敵に魅せられるシーンはたくさんあるのに、ちょっとズレてる気がしました。
ラストはイチャラブしますし、後日談のヤキモチにはニヤニヤしましたが、本編には若干の物足りなさは感じました。
メイクアップアーティスト・瞭 × モデル・緒都 のお話。
かなり詳しめにメイクの手順が描かれている部分などにISIKI先生のこだわりを感じました。
ちょっと自信がなくてうつむき気味な緒都が瞭の側にいることで、自分の魅せかたを知っていくところはすごく良かったです。
でも‥
志穏と間違ってキスされちゃったのに、なんですぐに「ふたりは恋人なのか?」というのを確かめないのか、すっごく気になってしまいました。
まあ、それどころではなかったということか‥。
あとは後半の展開が駆け足なのが勿体なかったな、と。
瞭と緒都がくっつくところはもう少し丁寧に描かれてほしかった。
でもお話自体はすごく好きです。
緒都は瞭のメイクで自信を持てた、瞭と出会って変わろうと思えた。
それがきちんと伝わってきましたし、
ISIKI先生自身もデビュー作と比較してかなり成長しているように感じました。(おこがましいですが客観的意見として)
モデルという仕事に自信を持てずにいる主人公・緒都が、憧れのメイクアップアーティスト・瞭と出会い、自信と輝きを手に入れるシンデレラストーリー。
さすがメイクモデルが主人公なだけあって、美しくて繊細な雰囲気がすごくよかったです。
カメラの前でするアンニュイな表情、たまらん。
主人公・緒都の性格がいい。
たしかに自信はないけど、かといって卑屈すぎず、ひたむきで頑張りやさん。
周りに評価されない環境の中でも頑張ってモデル業を続けています。
(応援してあげたくなるタイプ♡)
そこには、憧れのメイクアップアーティスト・瞭の影響がありました。
モデルにスカウトされたばかりの頃、自分は誰の理想にもなれないと落ち込んでいた時にSNSで見つけた瞭のメイクアップ動画。
理想の自分になるためのメイクを施す瞭に、緒都は強い憧れを持つようになったのです。
それ以降、瞭みたいになりたくてなんとか踏ん張っていたところ、カメラマン・志穏の紹介でなんと瞭のコスメブランドのモデルになることに。
まだまだ実力不足だけど、瞭のメイクの魅力をよく理解している緒都。
誰の理想でもない真っ白な自分だからこそモデルとして伝えられるものがあると気付きます。
だけど、瞭のメイクやブランドの良さを表現することは、自分自身をアピールする機会を逃してしまうことでもあって…
そのことをモデル事務所やライバルの直央に指摘されてしまうのですが、自分がなりたいのは、瞭のためのモデルなのだとはっきり答えるのでした。
そこまで自分に尽くしてくれる緒都を瞭が愛しく思わないはずがない。
世間ではモデルとしての自分が求められる中、緒都はアーティストとして慕ってくれて、自分の信念についてきてくれて。
瞭にとっても、緒都は側にいてほしい存在となっていました。
瞭の専属モデルとなる道を選んだ緒都に、「俺のところに来てくれてありがとな」と告げるシーンがいい。
俺がお前の才能を見出してやった的な傲慢さがなくて素敵でした。
お仕事一生懸命頑張る男の人たちが大好きなので、そういう意味では面白かったのですが、どうしても…どうしても志穏の存在を受け入れられなかった(涙)
瞭が重圧に押しつぶされないため、ストレス解消になるようにセフレやってたって献身的すぎませんか。
"瞭のために" というところに特別感がありすぎて辛いんです。
瞭に対する緒都の想いと、瞭に対する志穏の想いは違うという説明があったので、あくまで恋愛感情抜きの関係だったみたいだけど、どちらにせよこんなに献身的な元セフレが今後も身近にいるなんて嫌だぁ…
描き下ろし読んでもまだモヤモヤする…
瞭と志穏のセフレ関係さえなければ…