riht.-ライト-

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  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×23
  • 萌6
  • 中立8
  • しゅみじゃない6

--

レビュー数
5
得点
38
評価数
23
平均
2.3 / 5
神率
0%
著者
ISIKI 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
インテルフィン
レーベル
PriaLコミック
発売日
価格
¥679(税抜)  
ISBN
9784892124013

あらすじ

お互いに一緒にいることが当たり前だと思っていた幼馴染のユウとアサ。
しかし、ある日突然その当たり前を否定されてしまう。
いつまでもこのままじゃ居られないのではと感じたユウ。
それがどうしようもないほどにショックであり、次第に幼馴染以上の感情があることに気が付く。
だんだんと変化していく周りの環境に、アサに恋することで周りの人間にも迷惑になると考えたユウは、
アサへの恋の気持ちを忘れ、普通の幼馴染を演じようと決意するが・・・。

表題作riht.-ライト-

月森 在咲(大学生、アート科3年)
倉石 結生(大学生、心理科3年)

レビュー投稿数5

これも芸術なのかもしれない

初読みの作家さんのデビューコミックスです。絵がとっても綺麗なのと大好物の幼馴染み設定だったので購入しました。

大学生で幼馴染みの在咲(攻)と結生(受)。同じ大学に通っているが、あまり顔を合わせる事はない。それは学部が違うからだけではなく、結生が在咲を避けているから。在咲のことが好きでずっと一緒にいたいけれど、これが恋なのか愛なのかも分からない、不確かな感情を認めるのが怖いからだ。でも在咲は違った。変わらず自然体で結生に触れ、結生の全てが分かるかのように話す。そして展示会で見た在咲の作品は、結生への想いが詰め込まれていた。泣くほど嬉しいのに、お互いの気持ちが分かっていても、迷って避けてしまう結生。そんな時、共通の友人から在咲の留学が決まっている事を聞いてー…。

読んだ結論から言うと、めちゃくちゃ分かりづらい作品です。上記のように説明してみましたが、これは完全に私の解釈で、読み手によってはそう受け取らないかもしれません。それくらい表現が抽象的なんです。結生が「僕への想いだ」と気がつく在咲の作品も、きちんとは描かれてはいません。在咲の作品に結生が写っているのは分かるし伝わるんですが、バンッ!!と一発っというものがないので、印象が薄っぺらい。結局、どれくらい結生のことが好きなのか、在咲の気持ちも分からない。なんとも全てが中途半端なのです、悪く言ってしまえば。良く言えば、読者に考えて欲しい…かな。芸術に纏る話なので、ストーリーも芸術っぽくしてみましたー、とはっきり言われた方が納得しそうです。そして、結生が同性愛から逃げ回る理由に、母親たちの恋愛があります。かつて2人の母親は幼馴染みで恋人同士だった。でもお互い別の家庭を持つことにした。会えば今でも嬉しそうなのに。…というのを見せつけられてきているので、少しトラウマになっているようです。ですが、この設定もニュアンスのみではっきりとは描かれていません。結生たちも母親から、ちゃんと話して貰ったわけではないので、想像だけで考えているのです。母親が逃げた未来の末を勝手に想像して自分が進む道を選ぶのは、うん、そりゃ怖いよな。でもこれも解釈なのです。

…といった感じで結果、結生の気持ちそのままに、不確かで何にもはっきり描かれない作品が出来上がってしまいました。ちなみにエロもありません。盛り上がるシーンもないので、最後まで萌えそうで萌えられない、不完全燃焼どころか火もつかないまま終了。設定は悪くないし、絵は文句なしに綺麗だし、キャラも悪くはないと思うのですが。せめてデビューコミックスなんだし、もう少し分かりやすく作って、万人受けを狙っても良かったんじゃないかなと思います。唯一良かったのは描き下ろしの半年後の話。ようやくキュンとするシーンが出てきてほっこりしました(笑)

2

下を見ないで、前を見て

幼馴染が大学生になってやっと恋心を認めるお話。

個人的な好みで言うと、もっと幼い高校生とかの、「のんびり」とか「天然」みたいなワードで、恋心になかなかたどり着かないってお話は割と好きなんだけど、、、。
この作品の幼馴染は、大学生になってからようやくモダモダしだしたりするので、片や考えすぎて臆病になってやたら後ろ向きだし、片やマイペースにも程があるだろうって感じで、なかなかスッキリと萌えられなかった。
絵は繊細できれいなんだけど、なんとなく読みにくいのは、ストーリーが云々とか、キャラの性格が云々というより、一コマの中の人物と吹き出しの数と位置関係が、私の感覚に微妙に合わないみたいで、一目では内容を把握しにくく感じてしまっているのかもしれない。
もっと強く言いたかったことがありそうなお話なので、読み取り切れなくてちょっと残念。

1

繊細?だけどかなり抽象的…かな

表紙の美しさとインタビューでの切ない雰囲気が気になったのですが…

受けの結生視点の物語なのですが、彼が終始後ろ向きで悪い方へと自己完結していくタイプのキャラクターなんですね。
拒否や否定をされたわけでもないのに、やたらと後ろに後ろに下がっていく。
心理的モノローグが物語の多くを占めていて、しかもわりと抽象的なので、ストーリーがイマイチわかりにくく…
攻めの撮る写真などのアートも関わってくるため、「繊細で詩的な雰囲気の作品」を意識して描かれたのかな?と思うのですが、私にはわかりにくさが先に立ってしまいました。

幼馴染同士の片想い(両片想い)を描いているのですが、2人の関係というよりかは、お互いが(特に主人公の結生が)どう自分の気持ちを表現していくのか…その心理面にフォーカスしていくようなお話でした。

好みの分かれるタイプの作品だと思います。
私にはちょっと合いませんでした。
もう少し心的描写が効果的に働いていればよかったかなぁ。
ストーリー展開とのバランスが悪かったように感じました。
あとは2人の家族、特に母親同士の関係?そのへんもわかりにくかった…
結生の性格や感覚がわからなかったため共感もしづらく、また私の読解力の及ばない点もあり、今回は辛めの評価となってしまい申し訳ございません。

初コミックスということ。
絵は綺麗で、作品の雰囲気に合っていたと思います。
もう少し客観的に見てわかりやすいキャラ設定と、ストーリー運びをしていただけたらな〜。

5

伝わらないもどかしさ

いわゆるBL作品で言うところの「(気持ちが)伝わらないもどかしさ」ではありません。
作者の意図が伝わらないもどかしさ。

結構辛口です。

幼馴染のユウと在咲(あさ)。
クラスが離れようと、共通の友人に「変」と言われようとずっと一緒だったのに、高校2年のある日を境に、2人の道はすれ違ってしまって…。

という話がユウ目線で展開します。

2人が通うのは同じ大学の別の学科。
3年生になっているということは、すれ違いから早3年〜4年近く。
前述の共通の友人は在咲と同じ美術科で、心理学科に通うユウとも頻繁に交流あり。
さらにユウと在咲の母親同士が強い絆あり、という状況。

おそらく作者さんの中には綿密なプロットと設定があるのは感じられるのです。
だけど、それが伝わってこない…。
練りに練った構想の上っ面の部分をずっと見せられているような、核心に触れるどころか、核心の周囲を分厚い何かで包んで、さらにその上に何かを纏わせて、その表面をさわーっと描いているような心理描写やモノローグ。

言わんとしていることは分かるんですよ。
設定自体は真新しいものではないので、何が言いたいのかは分かる。
でもどれも遠回しで、最後まで遠回しなままというか。
ユウ目線のみ、匂わせる程度のモノローグや回想で、ユウ自身の心情の核心にすらじわじわ攻め込むこともないので、切なさも焦ったさも感じられず。
熱量が全く伝わってこないまま、終わってしまった。

ユウ的に決定的に思えたエピソードに関わっている人物が途中に登場するものの、そのシーンもはっきりしないというか、「あ、あのときの!」みたいなピリっとした緊張感も伝わってこないし、「もしかしてあのときの子かな?」と、こちらが気を回してページを戻って確認しないと分からない程度の扱い。
主人公2人の心の動きも最後まで熱量を感じられなかったんだよなあ…。
残念。
その後の展開も、「うーん?これはBLなの?」と首を傾げてしまうばかりで、久々にBL作品を読んでみたのですが、手応えが感じられませんでした…。
無念です。

0

多分...切ない恋心。

幼馴染とずっと一緒にいたいと思っているけどそれは無理。みたいな流れで主人公・ユウは苦しんでるけどちょっとあまりにもネガティブっぽ過ぎに感じました。
幼馴染・アサは明らかにユウを好きだしユウ本人が「勘違いしちゃいそう」と感じるほどに接してるのに、それ以上の行動に移さず受け身っぽいのがちょっとよくわからなかった。
内容的も、ユウの心情が綴られてるのがなんだかモヤモヤしていてわかりづらかったです。

読んでいて心の中で「??」ってなる事が多くて萌え切れませんでした。

4

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