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yakusai wa boku wo sukisugiru
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
シリーズの続編です。
高校2年生で一条家子孫の千隼くんと宝績家子孫で同じく高校2年生の育実くんの運命で結ばれた災厄と恋のお話。
7巻の最後では、千隼くんを逆恨みする男 木下が千隼くん家に宅配業者を装って偽爆弾を届けました。
後日、千隼くんと育実くんのバイト中にその木下が女を連れて現れました。
その女が言った言葉は…
「私は紅音 もう一つの宝績家の血筋よ」
8巻はその続きからです。
突然の出来事に動揺する千隼くんと育実くん。
紅音は「私が災厄の化身かもしれないけど」と言い残して木下と去りました。
翌日、育実くんは若木から千隼くんの祖母の遺品の日記を渡されます。
その日記は2人の前に災厄に遭った先祖の物でした…。
8巻はボリュームがある内容で、災厄の核心に少しずつ迫っています。
まだまだ謎なことも多く、ハラハラする展開に目が離せません。
二宮悦巳先生の和テイストの表紙も素敵です。
紅音が登場したことで、2人に関係する人たちを巻き込みます。
その中でも、和樹は千隼くんを襲うつもりだった木下から暴行され入院をすることに。
この事件が第八の災厄でした。
第七の災厄と同様で育実くんに直接の危害がなくても、育実くんの理性がダメージを受けたからです。
2人の前に再び現れた紅音は衝撃の事実を口にします。
「神楽育実 あなたは白夜の直系なんかじゃない」
その事実は、読まれた方が謎に思っていたことのひとつでしょう。
白夜と成鷹はそれぞれ生涯で妻を娶らなかった…つまり、子孫はいないはず。
この謎の解答を紅音が語ってくれます。
なるほど、これが久遠寺先生の言っていた「からくり」なのか…。
どんどん物語が面白くなるのに比例して、災厄はさらに過酷になります。
神無木智先生のあとがきに「クライマックスを控えて、物語は怒涛の展開へ。」とありましたが、まさに怒涛の展開ですよ(汗)
とうとう家族の一員だと思っていたニャモさえも「災厄」だったことが判明しました。
まさかニャモが災厄だったなんて…。
もう息つく暇もない状態に思考が追いつかず、今後の予測が不可能です(笑)
今作は、2人のイチャイチャはほとんどありませんでしたが、絆は深くなっているように感じました。
この2人は「災厄」がなくても、いずれ出逢う運命だった気がします。
災厄によって、千隼くんと育実くんは家族や友人を巻き込んでしまいますが、協力してくれる人たちも増えました。
この先の災厄をどうやって乗り切るのか?
うぅ、9巻の発売を待つのが辛すぎる つД`)・゚・。・
続編も楽しみにしています。
5.6巻辺りが2年に1冊ペースの発売だったため、今回は昨年夏からの短スパンでの新刊発売でとっても嬉しいです!!
神奈木先生の時空を超えるラブストーリーと、二宮先生の絵が大好きで大好きで、個人的にはずっと続いて欲しい作品です。