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kimi ga inaito owarenai
丸々一冊表題作で満足感ある作品でした。
高校の同窓会で二人が再会するところから物語が始まります。
付き合うまでと付き合ってからの比率が約3:5で構成された一冊でした。
この作品では、お互いを想うが故にそれぞれ「自信」について悩んでいく姿が描かれていました。
攻めは、再会するまでずっと受けを思い続けるほど一途で、一見イケメンスパダリ!…かと思いきや、根がとっても優しく、どちらかというとカッコイイより可愛らしいがしっくりきそうなイケメンでした。
受けは、何でも自虐した言い方になりがちで、しかし再会を果たして徐々に心は変化していき、この変化具合が物語上見ていて清々しかったです。何より、クールでいちいち照れくさそうな所が可愛い!
ひとつだけ、当て馬が苦手な人は、作品の半分くらいと結構絡んで来たので、注意した方がいいかもしれません。
でも、根は悪いやつではなく、きちんとオチもあるので、最後には好きになれるタイプの当て馬でした。
読みやすい綺麗な絵とテンポ感も相まって、とっても楽しめました!
一途って素晴らしい。
こんなに一人の人を思い続けるってすごい。
自分もこんなふうに愛されてみたいと思わせる、素敵な攻め様でした。
いろいろあっても揺るがない強い気持ち、強い愛を感じられる作品です。
登場人物は少なく、主人公二人の心情をじっくり丁寧に描いていきます。
【君がいないと終われない】前後編・番外編
【君がいないと始まらない】1〜3話
前半は、高校卒業後に渡独した吉野と、サッカー選手だった一ノ瀬が、8年越しに再会して想いが通じ合うまで。
後半は、恋人同士になってからのお話になります。
とにかく、吉野が一途で気持ちに全くブレがない。
高校時代、冴えない自分に優しくしてくれた一ノ瀬をドイツでもずっと思い続けていて、再会後も変わらぬ想いを真っ直ぐ一ノ瀬に向けてきます。
それが決して重たいわけじゃなくて、ちゃんと見守るところは引いてくれる。そこがとても好きでした。
御曹司で見た目もかっこ良くなった吉野ですが、一ノ瀬への想いだけは変わっていなくて、そこが作品の根幹になっていると思う。
真面目で不器用で、でも一ノ瀬への愛はちゃんと言葉にできる吉野が素敵でした。
一ノ瀬は、夢破れて自信をなくした青年です。
怪我をして大学も中退し、自分は吉野に釣り合わないと思っている。
自尊心が低いのですが、吉野に再会して前向きに変化していく姿がとても良かったです。
基本的に、一ノ瀬も強い人なんだと思います。
吉野に恥ずかしくない人間になりたいという思いが一ノ瀬の原動力になっている。
自分を成長させてくれる恋人って最高だよなぁ。
当て馬のように一ノ瀬を揺さぶるレオが登場したり、一ノ瀬から距離を置かれた吉野がダメダメになったりと、最後まで飽きさせないストーリー運びだったと思います。
「一ノ瀬がいてくれたら頑張れる 他には何もいらない」
この言葉にグッときたし、ここからの初Hも胸キュンでした♡
『いつかの恋と夏の果て』に続いて読んだ篠崎マイ先生の作品です。
篠崎マイ先生は絵が綺麗で、コマ割りがスッキリしているので読みやすいです。
こちらの作品は表題作と同時収録作品で構成されています。
『君がいないと終われない』 前後編と番外編
『君がいないと始まらない』 1話~3話
外資系会社の社長令息 吉野 伽依とフリーター 一ノ瀬 明のお話。
『君がいないと始まらない』
高校3年生で同じクラスになった伽依と明。
明が伽依に興味を持ち、2人は会話をするようになります。
明るくて友人も多くサッカー部主将の明とハーフが理由で苛められた経験から自分に自信がなくいつも下を向いていた伽依。
そんな正反対の2人ですが、お互い「特別」な存在だったのです。
しかし、ドイツにいる祖父が倒れたことで、伽依は卒業後に家族で渡独することになりました。
「絶対帰って来るから その時に聞いて欲しいことがあるんだ」
卒業式の伽依の告白から8年後、高校の同窓会が開催されて…。
渡独後、明を目標に努力を惜しまず頑張った伽依は、素敵な男性になって帰国します。
一方、明はサッカー推薦で入った大学で大怪我をし、サッカーを続けられなくなりました。
そして、大学も辞めてフリーター生活を送っていたのです。
明は伽依に会いたくないですよね。
今の自分を見せたら幻滅させてしまう…。
でも、伽依は全く違う反応を見せるのです。
何と言っても、伽依がスパダリに「わんこ」もプラスされているところが素晴らしい!
ハイスペックなスパダリにわんこ…萌えまくりますよ (੭ु ›ω‹ )੭ु⁾⁾♡❀.
「昔も今もずっと好きだ 一ノ瀬がホームレスになったって変わらないよ」
どんな明でも受け入れる伽依が尊すぎる…。
そんな一途で迷いのない伽依の言葉に、明の気持ちも救い出されます。
うーん、明も良かったね(泣)
タイトル『君がいないと終われない』は、伽依の恋を終わらせるのではなく、片想いを終わらせる意味もあるのかなと思いました。
同時収録『君がいないと始まらない』
父親の紹介でサッカースクールのコーチになった明。
週末は伽依の部屋に泊りするのが習慣になっていました。
でも、自宅でも夜中まで仕事をする伽依とはキスだけの関係です。
自分は負担にいないかと不安になる明の前に伽依の同僚レオが現れて…。
伽依に救われたことで前に進むもうとする明に感動し、明を好きすぎる伽依の想いにキュンキュンしました。
レオは当て馬なのかと思ったらスパイス的な役割でしたね。
当て馬じゃなくて安心しました(笑)
Hシーンは、短いですが愛おしさに溢れています。
お互い求め合っている感じが良かった~。
とくに、普段は王子様のように優しい伽依の雄顔にゾクゾクしますよ。
番外編『君がいないと終われない』
部屋で腹筋運動していたら…Hな気分になった2人。
少しずつエロくなってきました(笑)
まだまだ始まったばかりなので、この先の2人も読みたいと思いました。
一度は人生を諦めてしまった明が頑張っている姿を見守りたい!
もちろん、伽依のスパダリっぷりも堪能したいです(笑)
読後はピュアな2人に幸せな気持ちになれました。
BL初心者の方にもおすすめの作品です。
篠崎マイ先生の再会愛。
大人になった元サッカー少年の一ノ瀬と、ドイツに行ってしまったちょっとおどおどした吉野。
8年ぶりに同級会で再会を果たした2人が、
成長した今を語り合う…
…だったら良かったんですよね。
でも、実際は吉野はドイツで成功して帰国した実業家。
対する一ノ瀬は、期待していた未来の自分とは程遠く夢中になれるものを失ったバイト生活、そして何より自分を好きじゃない。
眩しい輝きの吉野が、嬉しそうにすればするほど惨めな気持ちになる一ノ瀬なんです。
でも、これは至極真っ当な反応です。
だって、辛いです。今の自分と違う昔の自分を期待されたら逃げたくなると思います。
ただ、一ノ瀬も吉野と再会してからちゃんと、卑屈な自分と向き合っていくのが良かったです。
いや~吉野がスパダリ。
攻めが、受けにベタぼれとか、大好きです!
以前のちるちるさんのマイページですと、評価したりレビューした作品の傾向って出てきましたよね。
私、再会とか、すれ違いとか、同級生みたいなキーワードが自分の好きな傾向として表れていたんです。
もう、まさにこちらの作品がドンピシャです。高校生から始まる物語が、8年後に再会して再始動するとか、私得過ぎました。
恋人になってからも、好きすぎて怖くなる展開とか、はあ…好き。
篠崎マイ先生のきれいな絵も大好きなんで良かったです。
学生時代に友人だった2人が8年後に出会うことから始まるストーリー。
学生時代は自信なさげで冴えなかった吉野は憧れだった一ノ瀬に並ぶために成長。しかし、一方の一ノ瀬は学生時代から一筋だったサッカーを怪我を理由に辞め、すっかり自信のない人生を送っていた。
再開し、一ノ瀬に会うために頑張ったんだよ!と、学生の頃と同じような憧れの視線を向けてくる彼に、一ノ瀬は後ろめたい気持ちが隠せません。
学生時代とは立場が逆転してしまったような2人。
一ノ瀬が、最初の学生時代のサッカー少年から随分印象が変わります〜
最初は普通にカッコイイ男らしい印象だったのに、自信なさげでそれでも吉野を自分に繋いでいたい…と悩む様が可愛い!だんだん受けっぽい顔になってく一ノ瀬に注目でした笑
意外と一ノ瀬が前向きになるのが早く、思ったよりさらさら〜と読める話ではありましたが、健気な受けと優しい一途攻めで真っ直ぐなところが良かったです。
ただ、せっかく溺愛攻めなのでもう少し甘さが欲しかったかも。えろも控えめかな?
絵は相変わらずとても綺麗で満足でしたが!
電子おまけは未公開ラフ1ページです。
高校時代、親友だったふたりの再会ラブストーリー。
一途攻めがお好きな方は要チェックですよ。
ハーフならではの容姿がコンプレックスで、人見知りで冴えない高校生だった吉野。
そんな吉野をいつも構ってくれたのが、サッカー部キャプテンで人気者の一ノ瀬でした。
吉野は優しい一ノ瀬に恋をして、一ノ瀬も吉野に対して友だち以上のものを感じていて…
だけど高校卒業後、家庭の事情で渡独することになってしまった吉野は「絶対帰ってくるから、その時に俺の気持ちを聞いてほしい」と告げます。
ひぇぇ、なんだこの甘酸っぱい約束は!(笑)
こんなのもう実質告白しちゃってるようなものですよね。
一ノ瀬もそれを察した上で「さっさと帰って来い」と答え、ふたりは親友のまま離れ離れに。
そして8年の時を経て、遂に再会!約束の時が訪れるのです。
この8年間、憧れだった一ノ瀬に釣り合う男になるために努力してきた吉野は、外見もすっかり垢抜け、内面も自信に満ちた魅力的な男性となって帰ってきました。
でも一ノ瀬は、あの日の続きを話そうとする吉野から逃げてしまいます。
実は一ノ瀬、怪我が原因でサッカー選手としての道を断たれていたのです。
それからは大学も辞め、すべて投げやりに。
吉野が好いてくれたあの頃の自分はもういない。
今の自分は吉野に釣り合わない。
そんな気持ちから、逃げ出してしまったのでした。
一ノ瀬の悲しい事情を知った吉野は……
吉野って、わんこ属性を持ちあわせたスパダリなんですよね。
いや、スパダリ要素を身につけたわんこと言うべきか?
一ノ瀬の心の傷に触れ、ぽろぽろと泣くシーンはわんこみが深くて可愛かったです。
ふたりの交際編にあたる『君がいないと始まらない』でも、スパダリになりきれない吉野が逆に良かったです。
一ノ瀬がいないと駄目、どんなに成長してもそれだけは変わらない吉野わんこが愛しい〜!
でも表題の『君がいないと終われない』と比べると、『君がいないと始まらない』は個人的にイマイチ萌えず。
一ノ瀬が努力し始めたのは嬉しかったけど、当て馬・レオの言葉がきっかけだったのがちょっと残念でした。
どうせなら、吉野の頑張りに触発されて…という理由がよかったな。
それにしてもこのふたり、高校時代いったいどんな過ごし方をしたの?
もちろん、好きになったきっかけとか大事な部分はきちんと描かれているんですけどね。
たったの1年で8年も思い続ける糧を得たわけですから、きっと何気ないやり取りもすごくすごく素敵だったに違いないと思うのです。
友達以上恋人未満だった高校時代のふたりをもっと覗き見したかったなぁ。
読み返し。
再会モノのお話です。
8年前の高校の卒業式に、ドイツに行くことが決まっていた吉野に「絶対帰ってくるから、そのときに聞いてほしいことがあるんだ…」と言われた明。
「さっさと帰ってこいよ」と答えます。
そして8年後に二人は再会するのですがー…。
吉野は明に会うためだけに頑張ってきたけど、
明は怪我でサッカーを諦めた過去があって
それで自分と吉野の差に劣等感とか、
落ちぶれた自分を知られたくないって気持ちがあって
なんとも複雑な気持ちになりました。
8年もあれば環境ってがらっと変わっちゃうもんね…。
そんな明の気持ちを溶かしてくれるのは吉野で、
吉野はほんとにいい人なんですよね。
晴れて二人は両思いになりますが、まだひと悶着起こります。
ちょっとハラハラする展開もあるけど
吉野が明を溺愛してるから良かったです。
執着溺愛攻めが読みたい人には良いのでは…!と思う作品でした(*´ω`*)
卒業式のあと連れ込まれた人気のない教室で聞かされたのは友人からの突然の別れ
次に会えたら
制服の胸のボタンを ねだられるわけじゃないのね…なんて からかわなきゃいてもたっていられないくらい いきなりのお別れがあまりにも素っ気ない
8年後の再会
昔の面影がなくなった彼に戸惑う
陰と陽の組み合わせ なのに再会してみれば立場が逆転
ありがちなんだけど 互いが相手を特別だと思ってた上での陰と陽だったから この逆転はパワーバランス崩すというか
容易に受け入れられない 陰湿でドロッとした何かが起こりそうで期待大ッ!←大概な病み好き
不甲斐ない自分を受け入れて必死に頑張ったヤツを 不甲斐ない自分を受け入れられず 先にすすむ事から目を背けたヤツが………すんなり受け入れるんかーーいッ!
ふりはデカかったのに ちょろかったな落ちるの 切り替えも早かったし
相手の気持ちをわかっての行動なのに どっちもそれを受け付けないってところの焦らしとか 前向きになるまでのプロセスとかもう少しあるのかと思ったんだけど
タイトル通り 終わらせたかったものと 終わらせたからこそ始められるものを魅せたいのはわかるんだけど うーーーん 恋をはじめてからの展開が思いの外いいから尚更 そこに至るまでが軽く感じちゃう?
卑下した自分を捨て 想った人の隣を堂々と立てる自分をつくる
ちょっと意地悪なヤツに引っ掻きまわされて気づいた戸惑いや すれ違い
自分に課す所業も 面白いくらいにテンプレなのに馳せるように読んでしまう
エロ導入までの話の流れがこれまた しれっとしてたけど 変に盛り上がることないお話なのでしれっとくらいがちょうどいい 逆にことごとく躱してくれても それはそれで面白かったのかな?
置き去りにした恋を終わらせ 一緒にすすめむ恋をはじめる
はじめましての作家さんだったけど うん 読後にしっかり何かが残る いいお話だったわ