一つ屋根の下で燻る、親友との恋のメランコリー♡

きみに言えない秘密がある

kimi ni ienai himitsu ga aru

きみに言えない秘密がある
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神49
  • 萌×258
  • 萌29
  • 中立5
  • しゅみじゃない4

197

レビュー数
17
得点
569
評価数
145
平均
4 / 5
神率
33.8%
著者
月村奎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
サマミヤアカザ 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784199009945

あらすじ

溢れる気持ちを封印して、八年間、
ただの友達のふりを続けてきた――。
高校卒業を機に上京し、
親友の蒼士と同居している明日真。
蒼士への秘めた恋心を抱きながら、
カフェで働く日々だ。
大企業の御曹司と天涯孤独な居候――
ずっと一緒にいられるなんて思ってないけど、
蒼士の大学卒業までは、
傍にいることを許してほしい…。
ひとつ屋根の下、親友の距離を保って燻り続ける、
絶対秘密の恋♡

表題作きみに言えない秘密がある

田辺蒼士,中学生→大学生,大企業の御曹司
吉沢明日真,中学生→カフェの店員

その他の収録作品

  • きみに言いたい秘密がある
  • あとがき

レビュー投稿数17

No Title

あまあま、ラブラブ、照れ隠しの意地っ張り、口が悪いキュートな受け、むっつり強面、溺愛の攻め、この中に好きなワードがある方は是非お読みいただきたい。

私的好きポイントは
・現状維持が目標の意味(転落しない、親友のままでいる)
・ホットプレートを買った意味
・まさかの兄貴だったくだり
・蒼士の、中学時代からの独占欲♡
・人間じゃないから、もう人語は解さないから
・今日から本音を解禁していく

お互い密かに片想いしていた同級生が、8年越しに通じ合えてひたすらラブラブするお話です
(もちろん多少の波はあります♡)

蒼士の亭主関白ぶりがめちゃくちゃツボでした^o^
明日真もずーっとずーっと大好きだったから、
もう何されてもうれしいんだよね♡

0

ほっこり温かい

大企業の御曹司の蒼士。
明日真は天涯孤独。
明日真は蒼士のことが8年間好きだけど
同性なこと、身分差の違いから好きだという気持ちを押し殺しています。
ずっと一緒にいられるとは思ってないけど、蒼士の大学卒業までは…と言う気持ちで同居している明日真。

この設定だけですごく切なくて胸がぎゅっとしました。
でも割と早めにくっついてくれるし、
蒼士の執着心がすごいので安心して読むことができます。
蒼士の母親が出てきて別れと言ってくるのですが
明日真の心は決まっているので引くことはせず良かったです。

蒼士は両思いになってからは気持ちをストレートにいつもぶつけてきます。
明日真もツンツンしてるけど蒼士のことが好きで仕方ないのが伝わってきて
ほんとにかわいいお話だなぁと思いました。

0

幸せな気持ちに

久しぶりに2回目読みました。

1度目のとき、明日真のキャラが口が悪くてツンデレであんまり好きじゃないと思ってたけど、2度目読んだ時は、あれ?あんまり気にならない……むしろ頑張り屋で、敵(蒼士の母)にも毅然と立ち向か羨ましい意志の強い子。自分の発言で傷付けた女の子にちゃんと謝ってて、悪い子じゃないじゃんって(笑)2度読みして冷静に評価できました。でも、蒼士のことをゴリラゴリラって言うのは、支持しないかなー。大好き人なのに、照れ隠しでもあんまり言っちゃダメです。あんなに溺愛されてるのにバチあたるよー!


中学のときから恋心を抱いている相手とルームシェアをしていて、片想いだったのが実は両思いで、しかも想い人はめちゃくちゃに自分のことを好きでいてくれて、、、って言う羨ましいお話でした。ルームシェア代を高額に取っていたのも、家を出て行きにくくするためっていうキュンな理由に、私の心臓もってかれました。実は相手の蒼士の方が気持ち重めだったという素敵な事実に胸躍りました。前半は明日真の拗れた片想い話が続いていたので、しんどかったですが、一気に回収されました♪

蒼士のお母さん登場に、2人の危機が…!なんてことはなく、明日真も蒼士も動じる事なくお母さんに対応していたので、結果逆に2人の仲は盤石になりました。ここはあまり重い感じじゃなくてサラッと読めました。


全体を通して、蒼士が明日真を好き好き〜って言うのが伝わってきました。エッチもまあまあの頻度でしてますし、明日真もツンとしてますが、蒼士に求められるのも嬉しそう^ ^

向上心のあるキャラクターは大好きです。1階が明日真のカフェ・2階が蒼士の会計事務所・3階が2人の愛の巣構想がとても素敵でした。羨ましい〜♪2人ならいつか実現させてくれると思います。
こんな夢を2人だけなじゃなくて,読者の私にも夢見させてくれた嬉しい読後感に浸っています。とても面白かったです^ ^


1

心が満たされると世界が明るくなる

主人公は顔しか取り柄がないと思ってる自己肯定感の低い人。確かに自分はこの恋しかなくて、そして叶うはずもないって考えてたら、周りに目も向かないし取り柄もない生活になりそう。
でもラテアートもホットケーキも上手だし、取り柄がないってこと、ないのにね。
蒼士と両想いになってから、視界が開けた感じになって、前向きな行動をとることが出来たのをみると、心が満たされるって大切なことなんだなと思った。
両想いになってから明日真がめちゃくちゃ可愛くて好き。でも気持ちをもう少し蒼士に伝えないと誤解を生まないか心配。もう少しツン少なめのデレ多めにして欲しいな。
今回の当て馬ちゃんは、最初明日真に冷たくあしらわれて、本当に可哀想だった。お母さんに言いつけても仕方ないなと思う。
そのあとにちゃんと反省して謝れて良かった。久我さんにもいい人現れると思います。意外と蒼士のお兄ちゃんとくっついたりして(笑)
恋人以降は甘々な話で大満足です。

1

受けが見てられないよと思ったら成長して良かった

きみに明後日に暴走するたちがある

評価が高いのにごめんなさい。好きな作家さんなのに。
表題作まで読んで脱落しました。
きっとこれから念願のラブラブ同棲生活だったのかなあ…。

まず明日真が生まれと母の生き様のせいで見た目しか価値がないと思い込んでて。
だったら蒼士がずっと親友で同居と上京までしてくれないよ。

明日真が片想いを拗らせ過ぎてて、自分のキャラを作って口が悪くて、何も決まってない将来に怯え、自分の全てが蒼士ってところがお腹いっぱいで。

そして山場では明後日の方へ暴走しちゃって。
受けが誤解して暴走して攻めに嫌われるようなことをするのが苦手なんです。

聞きたくなくても一旦落ち着きなよ!と。

でも高校三年生で天涯孤独で手に職もなくて途方にくれちゃいますよね。
蒼士が東京へ連れてって夜の仕事は禁止して同居もしてくれて良かった。

あれ?レビュー書いてるうちに続きを読みたくなってきたぞ。
また読んだら続き書こうかな。

きみに言いたい秘密がある
明日真が蒼士に愛されることで満たされて、色々振り返ったり将来を考えたりシャキっとしたり。

仕事も身が入りカフェ開店の目標を持ったり、当馬女子にバトルをしかけられても、自分の振る舞いを反省したり。

帰省も心穏やかでいられたのは蒼士と両思いになれたから。

いつまでもドキドキして蒼士に甘い言葉をもらってね!

2

王道だからこそ良いのです

適度な甘さの幼馴染同士のお話でした。
お話の展開的には、BL小説の王道というか、正直に言ってしまうとありがちなのです。
展開に目新しさや派手さは無いのですが、小難しくなくさらっと読めて、適度に萌えもあり、悪人すぎる人も居ない…と、1日の終わりやのんびりしたい時に読むのにちょうど良い温度の作品かも。
文章もすごく読みやすいんですよね。
月村先生作品ですが、今回は切なさは控えめかな。

受けの明日真視点で進みますが、明日真の片思いを強調しつつも、2人が想い合っているのは序盤ですぐに分かってしまう。
ど定番ですよ。でもこれが良いのです。

私は、明日真は健気受けじゃなくて乙女受けじゃないかなーなんて感じました。
中学時代からの腐れ縁の蒼士に想いを悟られないよう、彼の重荷にはならないように"ドライな友人"を演じている。
本当は大好きで仕方がないのを我慢をして、もう一緒に居られるだけで幸せを感じている恋する乙女みたいな。
ただ、このわざと素っ気なくしている意地っ張り描写がいきすぎると鬱陶しくなってしまったり、もしくは過去の境遇的に、もっと悲壮感があふれるキャラクターにもなれると思うのです。
ですが、明日真はそうではないのが良かった。
自分は母親譲りの顔だけが取り柄なんて言いつつも、なんだかんだでちゃんと自分を持っているし、はっきりとした物言いも出来るし、自分の非もきちんと認められる良い子だと思う。
それと、素っ気ない態度とは裏腹に蒼士にベッドまで運んで貰えるのが嬉しいからと寝たふりをしたり、ホットプレートを使いたがる理由がね、可愛かったんですよね。

そして、今回はお相手の蒼士が面白いキャラクターでした。
タイトルを見ると「受けの片思いね、わかるわかる」と思ってしまいがちなのですが、序盤から漂う両思いな空気に嗅ぎ慣れつつも、本当の意味がわかった時に「そっちか!」となってしまう。悔しい。
面倒見の良さそうな幼馴染の皮をベリっとひっぺがして、本音を解禁した後の姿が結構な溺愛執着攻めで好きでした。
優しいタイプの囲い攻めですね。
明日真が作る食事や淹れたコーヒーが好きだと言いながら、その後にだらしないところをあえて並べて好きだと言うシーンが良かった。

想いを伝え合ってからは甘さがパワーアップしていきますし、自分の将来や2人の関係も自分達自身で支え合いながら切り開いて歩いて行こうとする2人の姿は、なんだか読んでいてとても気持ちの良いものでした。
当て馬的に登場する女の子が引っ掻き回そうとしたり、蒼士の母親が出張ったりもしますが、芯の強い明日真がしっかりと解決してしまうのでハラハラ感はあまりありません。
スタンダードな良さを味わいたい方におすすめの作品です。
蒼士の腹違いの兄・カズマが魅力的な人物だったので、彼のお話も読みたいなあなんて。

難点があるとすれば、人名間違い。
明日真と蒼士が逆になってしまっている箇所があります。
盛り上がりそうなシーンで校正ミスがあると、一瞬ふと我にかえってなんとも言えない気分になりますね。

6

安定の両片思い

同級生、上京、同居、両片思い、とても好物な設定なんですが今ひとつ萌えきれず。

明日真がテレ隠しで蒼士のことをゴリラと連呼するところが、好みじゃありませんでした。蒼士を好きだという気持ちを悟られないように、軽いキャラを演じるにしたって冷めてしまいました。もっと違う表現なかったのかなと作者様に言いたいです。

でも両思いになってからの蒼士のデレは良かったです…今まで我慢して言えなかった分を素直に言葉に出来るって素敵ですよね。

そして何気に気に入ったのが蒼士の異母兄のカズマでした。目に浮かぶような強烈な蒼士の母親も憎めませんでした。

嫌な当て馬キャラを演じてしまった久我さんを明日真が最後に救済してましたが、あそこは蒼士に嫌われるくらいの悪役にしてくれた方が萌があったと思いました。

悪い人が居ない作品は平和だけど物足りないんですよね。

6

大切だからこそ言えない

今回は大企業の次男坊の大学生とルームメイトのカフェ店員のお話です。

攻様への想いを隠していた受様が彼の恋人になるまでとその続編を収録。

受様はビジネス街に居を構えるカフェで働いています。茶色かがった髪、
黒目がちの二重の目、小ぶりの鼻と口角のあがった唇という個々のパーツ
が収まったシンメトリーの顔でイケメンギャルソンとして人気です。

受様は母親譲りの顔立ちがあまり好きではありませんが、人から褒められ
るのは100%顔であり、唯一の長所なのだからと諦めてもいます。店には
受様目当ての客の他に芸能事務所のスカウトも度々訪れますが、受様は
全く興味がありません。

故郷の町を離れて、東京に出てきて2年、受様の野心は「現状維持」なの
です。というのも受様は大雁進学で一緒に上京して同居する親友との生活
を可能な限り長く続ける事こそが1番の願いだったからです。この親友が
今回の攻様です♪

受様の母親は若い頃、その美貌からグラビア等の仕事をしていましたが、
妊娠により仕事を続けられなくなり、相手の男にも逃げられて田舎に帰り
ます。母は自分の美にしか興味がない女で、受様に向けられる「母親そっ
くり」と言う言葉は受様も顔しか取り柄が無いと言われるようでかなりの
トラウマでした。

攻様は地元では有名な会社の次男坊でしたが、愛人だった母が本妻と長男
を追い出して正妻になりあがった話は有名で、成績は優秀ながらもいわゆ
るいい子の優等生ではない攻様は学校では遠巻きにされる存在でした。

中学に進学して間もなく、受様は夜の街で働く母親のことで虐めめいた
からかいを受けていたところを攻様に庇われた事がきっかけで、2人は
なんとなくつるむようになります。

受様はその出来事で攻様に恋をしていましたが、少女漫画めいた陳皮な恋
心が恥ずかしく、同性同士だし、大企業の御曹司地の立場の違いから、
ずっと親友と言う立場を貫いてきます。

高校卒業間近に母が亡くなると受様は母の死の悲しみと共に、自分も似た
ような人生を送るだろうなと漠然とした思いに囚われます。実際、母の務
め先の社長にホストクラブでの仕事に誘われますが、都内の有名私大に
推薦が決まった攻様に「一緒に東京にいかないか」と誘われて、一も二も
なく飛びつくのです。

受様は中学からの腐れ縁で気が合うから一緒にいる、ドライでちょっバカ
な友人を装いつつ、攻様との生活を楽しんでいましたが、ある日、攻様に
誘われて向かった美味しいけれど古くて汚いという大学近くのカレー屋で、
同じ学部の女子学生を紹介されてしまいます。

もしかして"彼女か!?"と内心激しく動揺した受様でしたが、攻様には他意
はないようで、またまた行ってみたいと言う彼女を誘ったようでした。
しかしせっかくのデート気分を邪魔された受様は彼女に態度が悪くなりま
すが、彼女が攻様狙いな事は間違いないようです。

しかも以前は電話でもメールでも受様の前で普通に受けていた攻様が、わ
ざわざ部屋から出て電話を受けることが多くなり、いよいよ受様が恐れて
いた同居生活の終わりが見えてきて!?

雑誌掲載作のタイトル作に続編を書き下ろしての文庫化で、親友同士の
2人の切ない両片思いを描いた恋物語になります♪

受様は貧しい母子家庭で育ち、母似の顔だけで言い寄られる事が多く、
頭もさほど良くなくて視野もとっても狭いタイプなので、攻様の行動を
額面道理にしか受け取らず、大好きな親友ポジションをキープし続けて
恋心を隠すので精一杯ですが、

読者的には攻様が上京して同居しようと誘ったのも、受様の退店時間に
合わせてカフェに立ち寄るのも、受様を他の誰にもわたさないためなの
だろう事は一目瞭然です。

なので攻様に"彼女"の影がちらついて受様がぐるぐるし始めても、すれ
違いはじめても、両片思いの鉄板よね♪ と安心してドキドキ&ワクワク
させて頂きました (^O^)/

受様がホットプレートを愛用する理由にきゅんきゅんさせられ、攻様が
受様が家賃として差し出さすお金を黙って受取っている理由に萌えさせ
られました♪

両片思いとはいえ、本人同士だけではハピエンにはいたらないので、2人
だけで問題解決するのではなく、周りの人達との関係も大事にして、2人
(主に受様)が少しづつ視野を広げて、変わっていく展開も良かったです。

ホストをしている攻様兄もちょっと気になるお人でしたが、彼の恋バナ
も期待しています。

5

月村ブランド

安定の月村作品。
月村さんは『何も変わらない話をずっと書いている』という様なことをあとがきによく書かれますが、それはもうココマークとかモノグラムの類だと感じます。
今作も発売日から4日しか経っていないのにレビューが8件っていうのも「月村さんの本ってひとつのブランドになっちゃっただからではなかろうか」って思うんですよ。

月村ブランドの特徴は、どんなに切なくても、胸がぎゅーってなっても、必ず幸せが訪れるようになっているところ。安心して、切なくなったり、ぎゅーってさせられます。

「今回は涙がちょちょぎれるほどの切なさではないね」とかって、結構気を緩ませて読んでいたら、同時収録の『きみに言いたい秘密がある』の方で、ちょっとグッとくる部分があったんですよ。
『子は親を選べない。逆に言えば親も子を選べないから、蒼士の母親のように~』という部分から続く『でも。』の先の部分なんですけれどもね(やっぱり自分が感動した部分をまるっと書いちゃうのには抵抗があるので、匂わすだけにします)。
これ、よく言われる言葉なんですけれども。
でも、この場所にポンッと出て来たのを読んだらやたら感動しちゃったんですね。

月村さんのお話に出て来る親(特に母親)って、かなり自分勝手な人が多い様に思うんです。彼女たちの自分勝手さって、はっきり言って『子どもへの虐待』じゃないかと。
でも、この親たちってあまり『罰』を受けない。
むしろ、子どもの側(特に受けである方の子)が許しちゃうことによって、親の支配から抜け出すっていう形をとっているお話が多い様な気がするんです。今作でもこの感動した部分で「ああ、このお話もそのひとつだぁ」と思ったんですね。

で、私は『勧善懲悪』ではなく、こちらの『月村パターン』が好きなんですよ。好きって言うか「現実はこっちだろ」って激しく思うんです。「リアルではこういう決着の付け方しかないよな」って。

明日真が幸せになったから許せるんだと思うんです。
自分が自分で伴侶を選んだから幸せになったんだし。
なんかそこで「わぁぁああああああー」ってなっちゃってね。
今、振り返ってみても、どうしてそんなに激しく揺さぶられたのかが解んないんですけれども……多分、これも月村マジックのひとつなんでしょう。

8

蕁麻疹でるらしい

先生買い。いつも通り騙されたのですが、せつないパートを短く感じ、騙された感がMAXまで至らなかったので萌にしました。雑誌掲載分120P弱+その続き110P超+あとがき。資産家の息子(大学生)とカフェ店員(中学からの親友)の長期戦囲い込み話です。読後感はふわふわ幸せで、いつもながら嬉しい。

ビジネス街のカフェで店員をしている明日真(あすま)。超美人だった母の血か、男性でもくらっとする美貌の持ち主で、中学時代からの友人である蒼士が東京の大学に行くのを機に、上京、一緒に暮らしています。明日真は中学時代から蒼士に恋をしていて、その恋心がバレないように一生懸命、バカで能天気なフリをし・・と続きます。

攻め受け以外の登場人物は
堀井(受け勤務先のカフェオーナー)、久我(♀、攻め大学知り合い)、カズマ(デリバリーホスト)、カフェの同僚、攻め母親(パワフル)ぐらい。

**攻め受けについて

攻めは強面不器用だと思っていたら、後半思いが通じてからは受けをげろ甘に甘やかし、ベッドの中ではいじめっ子傾向の出る方に変貌。あんまりにも甘やかすから受けが「蕁麻疹出る」と言ってまして爆笑。

受けは顔しかないとやや投げやりな人生をおくりそうな方でしたが、無事思いが通じた後は、照れるあまりにつっけんどんな物言いをしつつ可愛い、そんな方に思いました。最後、久我さんとひと悶着ある時も、ちょっと大人になったように感じられて、良かったあ!です。

せつない方向での盛り上がりがちょっと少なかったかなと思いますが、安定した月村先生路線だと思いました。

5

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