少年の境界 (3)

shounen no kyoukai

少年の境界 (3)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神148
  • 萌×240
  • 萌16
  • 中立2
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
25
得点
950
評価数
208
平均
4.6 / 5
神率
71.2%
著者
akabeko 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
リブレ
レーベル
ビーボーイオメガバースコミックス
シリーズ
少年の境界
発売日
電子発売日
価格
¥659(税抜)  
ISBN
9784799748190

あらすじ

夢にまで見た“番"という名の伴侶を得た倫は、大我と幸せな生活を送っていた。
しかし倫の身体は以前 過剰摂取していた発情抑制剤の副作用に蝕まれ始める。
一方ゆかと薫は学生時代には想像もしなかった未来を描き…?
運命に翻弄される大人気オメガバース作品、最終章!

表題作少年の境界 (3)

朽木 薫,α,製薬会社勤務
ゆか,Ω,薫の番

同時収録作品少年の境界

大我(α),サラリーマン
倫(Ω),大我の番

その他の収録作品

  • オメガバースの世界
  • その後の薫とゆか(描き下ろし)
  • その後の大我と倫(描き下ろし)
  • カバー下、あとがき

レビュー投稿数25

圧倒的神作品!!

akabeko先生の作品が好きで、この連休でセールになっていたのを機に電子書籍で読みました!

運命の番という本能に逆らえないものに引きずり込まれずに自分を愛してくれる人を大事にするってすごく難しいことなんだなって思い、わたしが苦しかった…!
それにりんくんの薬の副作用が大きくて、私が苦しかった!!(2回目)
やっとこの人を愛そう愛したいって思ったのにこんな辛いことある!?!?って涙ポロポロです。
4人の運命が交差していて、線がすごく入れ違う相関図。でも、運命って自分たちの意思で変えられるんだなって思いました。
映画を観たような読了感で、スッキリしつつもほんわかはしないリアルな感じがします。
そして、3巻の電子特典に救われた!

文章力がないので、まとまりのない感想ですが皆様のレビューがすごく共感できて全部にマークを押しています。あとがきに先生はオメガバースをあまり知らなかったと書いてありましたがここまで世界を掘り下げられるのはストーリー力と画力が成せる技なのだなあと感動しています。akabeko先生、ありがとうございます。

2

そして未来へ

ようやく両想いに!ここからはもうハッピーイチャイチャ祭りじゃやっほい~ ( ゚∀゚)

って思いきや、まさかの感涙モノ。

妊娠に向けてピルの服用をやめる倫。しかし、抑制剤の報告されていない副作用で記憶障害を起こしてしまう事に。物忘れが徐々に悪化していく中、いつか大我をも忘れてしまうんじゃないかと恐れる倫は、とある決断を出すのだが…

号泣っていうより、気付かないうちに涙がポロっみたいな。
まさに真愛。

せつない系は好きなんですが、やっぱり夜明けの人間なので、最後に4人の幸せな未来が見れて本当に嬉しかったです。
素敵な物語をありがとうございます。

5

泣けるオメガバース

切ない・・・っ!

2巻の終わり方からして、また2カップルが運命でモヤモヤするのかな?と思ったのですが、想像とは違う方向の切なさでした・・・映画なの?ストーリーが天才ですほんとうに・・・!

でも、未来がある。希望がある。

多数派の、力を持つ側の行動によってしか変えられないことがあり、「そんなの無理だ」「そんなの必要ない」「おかしい」と言われてもそれに立ち向かう人がいて、、!

2巻に引き続き萌ではないんですが、涙あり、幸せありな素晴らしい一冊でした。

0

この世で一番愛してる

愛か、運命か。
オレか、オレ以外か。
みたいだけど。
とりあえず表紙絵の美しい白と2人の笑顔で、多分「良い終わり」になるのは分かりつつ読む。

薫とゆかCPは子供を授かった。
大我と倫CPは番った。
だからもう収まったでしょ、とはならないのがこの3巻。
全ての発端、あの時運命のぶち壊しをした大我に、負のドラマが降りかかる…
…という展開。
大我にはまあまあザマァ。
でも倫には。
これがあるから読者にも「倫(そして大我)、幸せになって!」が発生すると言ってもいい。
そしてこの残酷がこの2組だけの閉じた話にならないところが本作の素晴らしい着眼のように思います。
つまり、薫(α)が抑制剤の副作用をきちんと調べ、Ωがもっと自由に生きられる世界を形作らなければ、と動く所なんです。
そして世界は動き出す。
薫とゆかの子供は無事に生まれ。
大我と倫はまた初めから愛を重ね。

運命、よりも自分の選択。
自分の愛も未来も、自分が選べるんだ。そういうエンディングになったのだと思います。
最後は、薫もゆかも、大我も倫も、みらいくんもランとレンちゃんも、笑顔のエンディングです。

2

最上。

三巻一気に読みました。1巻だけ読んだら佳作でしかなかった印象です。オメガバース作品に共通なのは本能によって結ばれる相手こそが運命なんだという謎の設定を、この作品は見事に覆してくれてます。運命の相手と出会いながら違う相手と番になります。本能をも凌駕する愛こそが運命の番だと、ドラマチックではなくドラスティックに描くことに因って物語の奥行きが広がっています。1巻で運命の相手であった友人のゆかをレイプしようとした大我とセフレのΩの倫の2人の過酷な運命と、運命を乗り越えようとする直向な誠実さと痛み全てが愛おしいです。薫のゆかへの愛も、αであるからこそΩに出来る最大限の努力の成果も全てが本当に読ませてくれます。akabekoさんはシリアスモードからファミリーものまで幅広い方です、小説でいうなら凪良ゆうさんみたいな感じに思いました。控えめに言って最高以上なので最上です。

3

泣ける

3巻を前にして、やはり1巻からもう一度復習しました。
最初に読んだときは、あれ、akabekoさんなのに今一、とか思っていたのですが、読み返して、特に2巻などなんて泣けるいいお話なんだろうと感慨を新たにしました。

3巻は、表紙から受ける印象そのままに、暖かいお話。
どこまでも一途なアルファ、薫と、その愛を受け入れるゆか。子供も授かり、本当によかったなあと。
そして、薫がオメガの社会的な立場を変えるというお仕事のストーリーもgood。

1巻では哀愁漂う悪役、2巻ではクールなむっつりになった大我ですが、3巻ではクールさはそのままに愛の人へと変貌を遂げました。
なぜか運命の相手が交差してしまったけれど、誰よりも幸せなカップルが二組見られて、やはりじんわりと泣かされました。

記憶喪失になった倫ですが、1巻からは想像できないほどの大きな、そして一途な愛で倫を包む大我に、心の底から応援したくなりました。
いつか倫が記憶を取り戻し、大我の大きな愛をすべて知る日が来るといいなと思います。

0

いやほんとに読んだ方がいい

感動しました、もう語れない、言葉にできない
とりあえず本当に良かったです

大我めっちゃ推せる(;;)(;;)

0

境界を越えたね!感動の3巻。

まさかの倫が!そんなことになるなんて!
大我も泣いて。
でも倫を離さない大我。愛してるんだもんね!いつまでもそばにいて!

そして薫もオメガの抑制剤の副作用の危険について、アルファのラットの抑制剤の使用について動き出して。
アルファはいつまでも獣でいいのか?
時代は少しずつ変わりだし…。

ゆかは薫との間に子どもができて。
4年後には大我カップルと食事もできるくらい乗り越えて。大人になったね!

ずっと避妊してた大我カップルもとうとう子づくり解禁!巻末はうるっときました。良かったね!

1巻では大我が悪魔のようで。でも倫と過ごすうちに別人のように生まれ変わって。
薫も運命に逆らってもゆかを守り、ゆかからも愛されて。
奇跡のような結末へ。
こんなお話とは思わなくてなかなか読めなかったのですが、読んで良かった!

ここまで体質や性や抑制剤について踏み込んで、なおかつ試練を乗り越え幸せになるまで、きっちり書かれてるお話は初めてです。

2

4人をお祝いしたい

1巻で、Ωへの差別がひどすぎる、性教育がなっとらん(何年も同じ冊子を使ってる)、大我やクラスメイトが許せん!!と思ったけど、全部、人の考え方や社会が変わっていく前段階だったんですね。
先生の術中に見事にハマりましたw

大我はあの時、ゆかになぜあんなひどいことをしたのか、と悔やんでいたけど、ラットにより理性を失っていたんですね(やっと腑に落ちた私、遅いw)

本能により、フェロモンで惹かれ合うけれども、人間には理性があり、それにより進化していく。
だから、人の考え方や、社会も変化していける、という、ここへの道筋がとてもいいです。
それをゆかと大我がそれぞれモノローグで語る。
薫はずっとゆかの後を追いかけていたけど、考え方としては、先を歩いていた、というゆかの言葉もよかった。

薫とゆか、大我と倫が新婚さんみたいに仲睦まじくて微笑ましくて。

倫が記憶を失っていくのは辛かったけど、それを見る大我が相当きついだろうなと。
倫を番にする決心が遅くなったことを自分を責めずにいられないだろうし。

その分、大我は番になる時、覚悟したわけで、倫を献身的に支える姿が…1巻の大我と別人ですよ。人は成長し、変わるものよね。
倫も記憶については不安だけれども、大我に大切にされてしあわせそうでよかった。

BLに子どもは特に出てこなくてもいい、出産なんていらんし、と私は思っているんですが、薫とゆかの子どもが生まれた場面は感動的でした。
まさに未来の象徴。

エッチの主導権をとりあおうとする薫とゆかがかわいすぎた。激萌え〜。

子どもがほしい、家族になろうね、と言う倫と大我も。
で、実際子だくさんになって、ほんとによかったね2人とも。

と、4人ともに盛大にお祝いしたい気分です。

あとがきで、先生は、運命の番はロマンスより恐怖を感じてしまった、とあり、全くの同感です。
人間としての理性や意志は無視なの?!本能の赴くままなの?!と私も思ってしまって。
なので、本作のテーマに共感できたんだと思います。

1

αの深い愛で

完結巻です。
ハッピーに終わった2巻でしたが、3巻では不穏な空気が流れています。
妊娠中にホルモンバランスの乱れで精神状態が不安定になるゆか。
一方でりんは物忘れが酷くなり…という展開です。

αやβの生活を守るために、Ωはヒート抑制剤を服用する事が普通とされている社会、ヒートを抑制させられるなら副作用や後遺症も厭わないという医師や製薬会社の考えには腹が立ちました。
薫の様な考え方を持ったαがやっと現れてくれて良かったです。
αの中の獣を飼い慣らす事ができるかどうかは、αの愛や人としての誇りに掛かってますね。

りんの症状がどんどん進んで一時はどうなることかと思いましたが、ホッとしました。
皆んな幸せに暮らして欲しいなぁ。

2

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