遅れてきた春は。

okuretekita haru wa

遅れてきた春は。
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神26
  • 萌×238
  • 萌21
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
12
得点
348
評価数
90
平均
3.9 / 5
神率
28.9%
著者
野萩あき 

作家さんの新作発表
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媒体
漫画(コミック)
出版社
海王社
レーベル
GUSH COMICS
シリーズ
遅れてきた春は。
発売日
価格
ISBN
9784796413695

あらすじ

38歳童貞。昼は会社員、夜は官能小説家。
38年間、童貞として生きてきたサラリーマンの野内。女性に興味がないわけではなく、ただ機会に恵まれずエロへの妄想力だけ逞しく育った…。昼は会社勤めをする傍ら夜は官能小説を書いている。そんなある日、通勤中に可憐なお嬢さん・チカと理想的な出会い方をして食事に誘われる。それからデートを繰り返し、少しだけ積極的なチカに流されるまま童貞卒業を迎えた……のだが、チカはなんと女装した青年で――!?

表題作遅れてきた春は。

野内 久典,38歳,会社員兼官能小説家
チカ,会社員

その他の収録作品

  • 本日〆切(描き下ろし)

レビュー投稿数12

運命と努力

官能小説を描きながら童貞のままだった久典さんと、学生時代に久典さんの小説に救われたチカくん。
女性経験が無かった事が、かえって性別での概念や偏見を抱く事なく、"人"としての魅力に惹かれて恋に落ちたように感じて、久典さんがチカくんと巡り合えたのは、偶然だと思いますが、運命的なものを感じてキュンとしました。
女装は久典さんとの接点が欲しかったから、そんなチカくんが健気で可愛くてニンマリしました。でも女装するに至るまで、というか、久典さんへの想いが募るまでには、チカくんは悩んで葛藤して、そういう内面的な部分が、凄く素敵で、号泣しました。チカくんの思いがあったから、偶然が重なって、2人を引き寄せてくれたんだと思います。女装って言うと偽っていたり着飾っているイメージがありますが、偽りではなくて、"チカさん"もチカくんの一部だと感じました。久典さんの作品と出会えたり再会出来た事は偶然だと思いますが、久典さんとの接点を持てたことは、チカくんの努力や思いの強さだと思います!!

チカくんのお姉さんが、チカくんに力を貸してくれるのですが、言葉が凄く響きました。お姉さんがいてくれたから、チカくんはチカくんの表現方法で愛情を大切に出来たんだと思います。

物凄くオススメです!
先行配信で電子版を読み、紙版も特典コンプしました。ぜひ読んで頂きたい作品です!!!

10

女装は苦手だったけど

可愛い!大好き!盛りだくさん!!
振り向いてもらうために女装しちゃう突拍子さも、ぶつかる男らしさも、ちょっとえっちなのも!!!!!
くっついてからのわちゃラブもとーーーっても元気になります。ツライ毎日に希望を見いだせたきっかけのエピも良くて、運命って素敵だなって思いました。

あとあと、個人的な性癖が詰まりすぎで…ありがとうございます!
久典さんの仕事のためと言えども一緒にtkb開発するとか!!
徐々にぷっくりしてく様がえっち!電子なので拡大しまいた!もちろん。タマまで愛してるのも、攻めからの「気持ちいいね」もあって!愛し愛されえっち最高です。

4

久典さんの作品を読んでみたい

スピンオフ「なかからとかして愛してあげる」を読んでから、こちらの作品を読みました。志島先生、スピンオフでも恋人と仲良しな感じでチカくんも可愛かったですけど、こういう風にお付き合いが始まったんですね。

志島先生が会社員と小説家(それも官能小説!)の二足の草鞋を履いているなんて、そして人気作家なんて凄いです‼38歳で童貞だとか、妄想力が激しいとか、妄想力で予知ができるようになったとか、気になるところも多かったですけども、チカくんが志島先生を好きになったきっかけに感動しました。
志島先生の小説のおかげで同級生たちとの関わり方に、息苦しさを感じなくなった。学校が楽しく感じられるって大切なことですよ。そしてサイン会で恋に落ちてしまい、それを前向きに考えて生きてきたチカくんは素晴らしい。
そして高校の友人を含め、皆を感動させられる官能小説を書ける才能を持ってるって素晴らしいですね。

志島先生はちょっと天然なところもありますが才能あふれているし、真摯な方ですよね。こういう人、好きです。
これからも、姉に応援されながら、幸せに生きてほしい。そしてチカくんはプライベート面を支えて、2人で良い作品を作ってほしいです。

1

二人ともカワイイ!

あらすじ読まずに買ったので、女装男子の話だとばっかり思ってました。
違ったのね、気を引く為に女性のフリをして出会いを演出してたなんて。
38歳しがないサラリーマン、男前で性格も悪くないしお茶目なのに童貞な野内久典さん。こんな有料物件女の人が放っておかないでしょうが!と思うけど、そんなこともあるんですね。
そんで、二足のわらじで官能小説家でもあるんだって。BL作家って兼業作家の方多い印象なんだけど、官能小説もそうなのかな?

ある時素敵な女性と知り合ってだんだん親しくなってお付き合いする事になって、さぁ致そうとしたら女性には無いものがついていて…。

同じような始まり方をする小説、木原音瀬先生の[美しいこと]って作品は、好きだ好きだと女装していた時には口説いていた攻めがいざ男だと知ったら180度態度を変えてしまうという心がえぐられる話なのですが、こちらの久典さんは違うのです。

『裸になって、うんこれが本来の君なんだね、うん何も問題ない、ほら勃ってるチカさんが男だって抱きたいよ、チカさんという人間に惚れてるんだから』って全然受け入れてくれるんですよ。
マヂで久典男前じゃい!
そんでもって童貞喪失。なんとお互いに初体験だったらしく、本当に遅れてきた恋だわ〜。38歳の久典さんと25歳位のチカくん。

久典さん童貞期間長かったからかちょっとしたチカくんのラインにも妄想滾ってしまって仕事が手につかなくなったりしてんの。久典さんってコメディ担当。間違えてえっちな下着のURLチカくんに送っちゃったりさ。でも、このこときっかけでチカくんが着用してくれてエッチな姿見せてくれたりすんだから、えっちで年下な彼氏最高じゃない!

ところで、前から好きだったってチカくん言ってたけど、どう言うこと?って思ったら後半はチカくんターンに。種明かしがあります。こういうどちらとの視点があるの大好き。

全てが点と線で繋がっていて二人が出会い、付き合うようになるのが運命的で素敵です。
二人ともカワイイし、仲良しで素敵なカップルです。

久典さん38歳までめざとい女性にロックオンされなかったのは、チカくんと運命の出会いする為だったのね、神様の計らいだったんかな。

何歳になっても恋に落ちる瞬間はあるのかもしれない、良きお話でした。

シーモアで購入
ありがたいことにほぼ見えてる感じの白線修正

0

38歳童貞の恋の行方は?

野萩先生の新刊、楽しみにしていました!
攻め視点で進むコミカルシュールな話かと思ったら、視点が受けにうつった途端、一気に切ない展開になります。
そして、全体的には甘々で濃厚なエロが楽しめる作品です。


野内は38歳の童貞サラリーマンですが、もう一つの顔は官能小説家。
ある日、可憐な女性・チカと知り合い付き合います。
そして迎えた初Hで、野内はチカのムスコ(tnk)と対面しーー…!

実は、チカは女装男子で!という驚くべき展開にも、野内は引かない。
女装がバレたチカをすんなり受け入れてしまいます。

野内は無表情ですが、妄想力豊かな愛すべきキャラです。
無表情と心の声のギャップに何度吹き出したか知れません^^;
多分、野内にとって性別は問題ではなくて、要は相手を好きかどうかが重要なのです。
この野内の人間性に驚かされますが、そこがとても魅力的だと感じました^^

童貞と処女の初H♡
そして作中のHは、どれも濃厚でエロいです。
チカが積極的で中に欲しがったり、必死に野内を求める姿がドエロかった‼︎
kindleの修正もgood job!

一話で結ばれて、その後は甘々エロエロが続くかと思ったら、四話でチカ視点に切り替わり切ない流れに。
ここからチカの一途な想いを知ることになるのですが、チカの中の野内の存在の大きさには驚かされました。
また、チカの姉がとっても素敵!

全てを無条件に受け入れる野内は大人だし、やっぱりすごい男だと思います。
よくぞ今まで真っ新なままでいてくれたもんだと(笑)

大人の男二人が初恋を実らせる素敵な話です^^
きっと、二人にとって最初で最後の恋になるんだろうと思うと、
それだけでとても幸せな気持ちになりました。

13

優しい春。

久典は昼は会社員、夜は官能小説家として溢れ出る妄想力でエロスを執筆・表現するも、38歳にして未経験のまま未だ春は来ず。
朝の通勤時に同じバスに乗り合わせる清楚なチカと出会い、お付き合いを始め、とうとう童貞卒業!というシーンでチカのチカとご対面して…。

38歳童貞・久典×女装男子・チカ。
女装男子、あまり刺さる性癖ではなかったのですが、チカが女装をする理由が健気すぎだったので、とても愛おしく感じました。いやもうほんとにいい子です。
初エッチの時に久典に男だと知られた時、帯にもある「俺のままじゃ…」と泣きながら話すチカの姿がいじらしすぎて思わずジーンとしてしまいました。
久典の反応がちょっとズレているんだけど、チカにとって必要な言葉と態度だったなと思います。

それから2回目に至るまでのすったもんだも、久典の小説のためにチカが一肌脱いで乳首が大変なことになっちゃうエピソードもエッチで微笑ましかったです。

チカ視点で過去の回想もあり、久典への想いの原点がわかります。
チカの友人たちもいい子らで、チカの真面目な人柄を知っているからこそ、高校生という多感な年齢で官能小説を受け入れてくれたんだろうなあ。

野萩先生の作品を初めて読ませていただいたのですが、コミカルなテンポに心情の描き方が丁寧で、そしてエッチなシーンがいい意味でとっても生々しくて、好きなタイプの作者様でした。
反り腰好きなのでチカの腰のラインがいい感じで嬉しかった〜。

久典の遅れてきた春は温かくて優しい春。
ふたりの幸せそうな笑顔が心にじんわり沁みる素敵なお話でした。

4

カワイイ2人♪

会社員をしながら官能小説を書いている38歳童貞の久典と、高校生の時から久典の小説のファンのチカのお話。
チカにとってサイン会で初めて会って以来久典は初恋の人で、社会人になって偶然再会して、久典に近づくために女装するチカが健気でカワイイです。
上手くお付き合いする事になるけどベッドインで実は男だとバレてしまった時、久典が「チカさんと言う人を好きになったんだから」とありのままのチカを受け入れたのがカッコ良かった!!
チカのお姉さんをはじめ周りがみんな良い人たちで、その後はちょっとしたすれ違いもありますが、お互いを大切に思っている2人の甘々でラブラブな日々と愛のあるHがいっぱいで、幸せな気持ちで読み終える事ができました。
おススメです♪

0

ほっこり癒される読後感♡

〝官能小説家(童貞)×女装男子(処女)〟と言う事でニッチなBLかと思いきや、心優しい誠実な攻め様と、一途で直向きな受け様の〝初恋人同士〟な甘々っぷりにほっこり癒される可愛い一冊でした。

女装受けですが、1話で少しだけ女装エッチがあるだけで以降は男の子なので、女装受けが苦手な方も楽しめるかと!

童貞を極めし38歳独身・兼業官能小説家の攻め様が初彼女に舞い上がっていたところ、本当は男だった…!?と言うお話ですが、男だと分かっても冷静に受け入れる攻め様の懐の大きさにキュン♡
受け様の健気な一途さも、とっても可愛くて◎

ただ、初恋人が〝女装男子〟でもショックを受けずにすんなり受け入れる攻め様は、正直なところ非現実的。
懐が大きくて漢前な反面、「BLはファンタジー」として楽しむ作品ですね。

また、当て馬等も出てこない為、ストーリーは割と平坦な印象です。
ひたすら、〝初恋人同士〟な2人の初心で甘々な日々を堪能する作品となっておりました♡
この辺り、刺激が足りないなぁ…と感じる方もいるかも。

サブキャラ含め、嫌なキャラクターが1人も出てこないので、ほっこり癒される優しい読後感でした!
(それでいて、がっつりエロいのも有難い)

▶︎Renta!/刻み海苔修正 ※48Hレンタルあり

0

妄想男と一途くん

冒頭からの物語の流れは、まさに上記のあらすじでまんまです。
で、チカさんが実は女装した男だという事を正にベッドの上で確認/理解した久典ですが、何とお互い全部脱ごう、と促し、ウィッグも女性ものの服も下着も全て取り去って生まれたまま/男性としてのチカをすんなりと受け入れるのだった!
ここで2人は第1話から恋人となるわけだけど、これまでの童貞思考が抜けきれずにその後の進展はスムースにいかない。
でも本作の場合、チカは健気だけど同時にとても積極的なので、チカのリードで1話1Hという感じの構成になっています。
第3話は小説のネタ用にという事での乳首開発やオープンブラ着用、第4話はチカが久典の官能小説を高校生時代から読んでいてずっとファンだった話、第5話で理解者である姉の協力があったこと、その姉と久典が会う話、と、毎話にエロシーンはありつつも(4話はエロ無し)各話の内容にメリハリがあり、トータルの1冊としてうまくまとまっていると感じました。
まあ〜久典がそこそこいい男なのに何でここまで童貞?とか、初Hでいきなりの女性→男なのに久典が受け入れる所とか突っ込みどころはありつつ、チカの健気さ、Hでの自然な積極性が良かったかな。
全裸Hのところもポイント高いです。

1

素晴らしい行動力

真面目で優しくて見た目もキリッとしていて
会社でも狙っている女性社員がいそうな見た目の久典は
実は童貞で、更にサラリーマンと官能小説家の二足のわらじを履いている。
物書きは変わり者なことが多いイメージですが、久典はあまりそういう感じはなく良い意味ですごく普通っぽい人でした。

チカが男だったことをすんなり受け入れたのにはちょっとびっくりだったけど
性別関係なくチカ自身に惚れてる、とさらっと言ってのけたところで器の大きい人だからなんだなと納得。
「性別は関係ない」というのはBLでは割りとありがちですが
チカにとっては絶望的な状況だったわけで、そんな時にナチュラルにしかも偽善ではない言葉をかけたのがすごく良かった。

終盤にかけてチカと久典との出会いや過去エピソード、想いが徐々に明かされていったので
最後まで新鮮に楽しめた作品でした。

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