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sonote ni yume konomune ni hikari
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
2巻ぶりに帰国して(冒頭はまだシアトルですが)、やっと医者もの復活ですね。
内容としては、いやぁ・・・『白い巨塔』的な?江南(攻)が日本の大学病院で所属する医局の教授選です。
椹野さんだし、ハッピーエンドは間違いないのは最初からわかっていましたが、こういう決着とはね~、リアリティがあり過ぎるような、ファンタジーのような。
しっかしこの2人はナチュラルに夫婦ですね。しかも新婚なのに、特に篤臣(受)にもうすでに貫禄さえ感じる・・・
表題作(教授選その他)が結構スリリングな流れだったのに対し(いや、メインの2人は相変わらずなんですが)、短編はほのぼの夫婦もの。2人で篤臣の実家のマンションの夏祭りの手伝いに行き、こき使われるんですね。
そして、江南のアホ化がますます加速してます。1巻のお前はなんだったんだ!
しかし、このシリーズもうH描写はなくてもいいとさえ思います、私は。らぶらぶいちゃいちゃしてるだけでもう十分というか、会話だけでもうムズムズして来ます。むしろあんまり生々しいシーン見たくないよ、って感じなんですよね。ほのぼのしてるところがいいと思うからかなあ。
あとは、脇で出てる楢崎先生。『いばきょー』『まんちー』のあとで読み返すと、『誰これ・・・この後数年で、ちーにいったい何が!?』と遠い目になってしまいました。
シリーズのここまででは、この巻がいちばん好きかな。
でもやっぱり江南を受け入れきれない私。読みながら、無意識にヤツの粗探ししてる気がします。このシリーズ、どうしてもCPの始まりが(個人的な苦手から)引っかかって仕方ないんですよ。
ついに留学を終え日本に帰ってきた二人。
元の職場である消化器外科に戻ってきた江南を待ち受けていたのは教授選だった。
自分の信念を追い求める江南が指示するのは圧倒的不利と評判の小田講師。
もし小田が負ければ江南の医者としての未来を棒に振ることになりかねない。
江南のために自分を支持するのをやめるように行って欲しいと小田に言われた篤臣だったが……
誰に何を言われようと自分の信念を貫く江南と、それがどんな結果になるかわかっていても江南の信念を応援しちゃう良い嫁篤臣です。
ほんと良い夫婦だなあこの二人。
BL界でもこれほど夫婦という言葉が似合う二人も珍しい。
さりげなく楢崎先生初登場の回ですが……
誰このさわやかで余裕ぶったメガネはっ?!と目玉が飛び出るほど驚きました。
茨木さん~やまんちーシリーズと別人すぎて吹いた。
外面良すぎです。先生!!
米国留学から帰国して、二人は多忙ですれ違いの日々のなか、江南は教授選で小田先生を推しているが、劣勢で。。。
今回の巻は、久しぶりに大学病院が舞台で、お医者さん同士のCPだというのを久しぶりに思い出しました(笑)そして教授選に巻き込まれる江南、本人達の思うところとは別に色々な思惑が交差し、プチ白い巨塔!
そして、当て馬(教授選のね)だった小田先生、最後は教授になっちゃいます。医療過誤でライバルが自滅しちゃうという王道ですけど、やっぱ悪いことしてるのはねー、そのままのさばらせちゃうわけにはいきませんね。
篤臣の周りには、いい人達が集まってきますね。真っ直ぐで男気があって、って小田先生が言ってたけどその通りで。同級生の楢崎も、そして大西も、実はいい奴なんだなって。
そしてじわじわと江南と篤臣の関係は浸透していってるのが、ニマッとしました。まぁ仲の良かった二人ってことで、さらに一緒にアメリカ行っちゃってるし。
でもってペアリングしてたらね〜。小田先生が気づいたのも当然かも。
篤臣母との書き下ろし、本当の意味でお母さんにもわかってもらえたようで良かった。また大阪で江南のご両親ともちゃんと仲良くなれたらな。
篤臣はもう信頼されているけどね。